2024年2月25日 (日)

(1222) 日経平均最高値.バブルだと考えてます.

(1222) 日経平均最高値.バブルだと考えてます.

2月23日の日経新聞朝刊の一面に「日経平均 最高値」の見出しが載っていました。
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1989年のバブル経済でつけた最高値を34年ぶりに更新したとのことです。

サブタイトルでは「株高の恩恵は家計に行き渡らず、賃上げを起点とした好循環実現に課題が残る」とあります。
私自身のことを考えても、日本株式の株高の恩恵はあまり感じられません。

それでも、ネットや雑誌などでは日本の株高にあやかって一儲けしようという記事があふれてくるのだろうと思います。

最高値更新が永久に続くはずがありませんから、もうしばらく株高が続いてから下落に転じるのだろうと思います。

こういうバブルのときにどのように儲けるかを書いていた本を思い出します。
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吉本佳生著の『むしろ暴落しそうな金融商品を買え!』という本です。
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この本の裏表紙には、「過去20年以上の間に、株や投資信託、外貨などの金融商品に投資をしてトータルで儲かった人は、じつはほとんどいなかった」と書いてあります。

「第一章」の「これだけ読めば『本書のポイント』がわかる」には、「「それでも資産運用したい」ならどうする?」
「いまの時代、資産運用に成功する人と失敗する人を分けるのは、『どんな資産に投資をするか』ではありません。...どんな資産に投資をするかが成功・失敗を分けたのは、長期投資が有効だった昔のことで、いまはそうではありません」

「では、どんな投資法なら大きな儲けが狙えるでしょうか」
「第一に、バブルに乗って短期で大儲けした上で、バブル崩壊前に逃げた人」
「第二に、他人(政府、金融機関、企業、各種団体、個人)の失敗につけこんだ人」
だそうです。

大儲けは、なかなか難しいですね。(苦笑)

「堅実な投資」のポイントもはっきり書いてあります。
「対策のポイントははっきりしていて、相場の暴落が始まったときにすみやかに資産を売って逃げることができるかどうか、ただこれだけです」

「暴落の危険性が十分に高いと認識し、警戒している投資家は、暴落から早く逃げやすいでしょう」
「逆に、長期的な相場の上昇を信じる、楽観的な投資家は、暴落から逃げ損なって、大損しやすいでしょう」
「だからこそ、危険に思える資産に投資をするほうが堅実な投資を実現しやすいという、とても皮肉なことが起きるわけです」
というのです。

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この吉本先生は、前項でお話した山崎元や橘玲とともに私の好きな著者で、著書もたくさん読みました。

現在、吉本先生のブログにアクセスしてみると、2016年3月で連載が終了しています。

Yosimotoyosio
まだ高齢にはほど遠いですから、健康を回復して、著作を続けてほしいと願っています。

2024年2月23日 (金)

(1221) 山崎元の遺作『山崎元の最終講義 予想と希望を分割せよ』

(1221) 山崎元の遺作『山崎元の最終講義 予想と希望を分割せよ』

前項の続きですが、『山崎元の最終講義 予想と希望を分割せよ』が発売されたので、大型書店で内容をチェックしてきました。
この本が、山崎元の最後の出版物になるようです。

Saishukougi

この本の内容を読むと、ほとんどが「読者の疑問にホンネで回答」で読んだことがある内容でした。ここでの文章を本の形に編集したもののようです。

こちらの本でも、投資するならオルカン1本で良いということが書いてあります。

現代投資理論(Modern Portfolio Theory)を元にして考えればそのとおりだと思います。

私もMPTをベースにして考えて投資をしていきますが、アノマリーに注目した自分流の「投機」も並行してやっていくつもりでいます。

(ここでの画像はAmazonから拝借しました)

2024年2月18日 (日)

(1220) 山崎元の遺作『経済評論家の父から息子への手紙』

(1220) 山崎元の遺作『経済評論家の父から息子への手紙』

Titimusuko
経済評論家の山崎元が今年に入って亡くなりました。
投資に関してまっとうなことを言う数少ない経済評論家なので、亡くなってしまったのはとても残念です。

表題の『経済評論家の父から息子への手紙』は山崎元の遺作です。
(最後の本は3月22日発売の『山崎元の最終講義 予想と希望を分割せよ』になるようです)

本の内容はかなりシンプルです。
いままで山崎元の著作のエッセンスなので、山崎元の著書を読んだことがあれば、読み終わるのに30分もかからないと思います。

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4章の章立てで、山崎元の著書らしく、主張が章のタイトルにすなおに表示されています。
私は10分くらいで、立ち読みで読み終わりました。

父親から息子への手紙の本としては、キングスレイ・ウォードの『ビジネスマンの父より息子への30通の手紙』が有名だと思います。
山崎元の本より幅広い領域の息子へのアドバイスが書かれています。

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とても情感の込められた内容で、城山三郎の訳も読みやすいです。

同著者の『ビジネスマンの父より娘への30通の手紙』も、『ビジネスマン、生涯の過し方』も充実した内容の本で、面白かったです。

キングスレイ・ウォードの3冊は、企業家として書かれた本なので、私にはあまり向いていません。しかし、読みなおすたびに充実した読後感があります。

山崎元の『経済評論家の父から息子への手紙』は、東大に入学した息子に宛てた手紙で、経済評論家らしく「経済」が中心になっています。
東大生に対して、もっと幅広く人生全般についてアドバイスが満載された本として『東大で教えた社会人学』があります。これも含蓄に富んだ良書です。
もちろん東大生じゃなくてもとても参考になります。
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この本は、「(1217) (雑談)2冊の老後の本.小林医師の生涯現役の勧めと、「失敗学」で有名な畑村先生の「老人学」」でお話した畑村教授元で、実業家の草間俊介の講義録を書籍化した本です。

ハードカバーはとっくに絶版になっていて、その後、文春文庫で再版されました。それも絶版になっていますので、今では古本でしか手に入らないようです。

理科系の東大生に対して、卒業してからの就職、仕事の方針、結婚のこと、投資のことなど、定年後のことまで、人生全般についての話です。

「さすがに畑村教授の教室での講義だなぁ、、、」と思われる内容で、こちらも何回も読み直しました。

(この項の図は、Amazonのサイトから拝借しました)

2024年1月30日 (火)

(1219) 雑誌PRESIDENTはかたよっている記事が多い.

(1219) 雑誌PRESIDENTはかたよっている記事が多い.

President
「金持ち家族 貧乏家族」という刺激的な(笑)特集なので読んでみました。

このPRESIDENTという雑誌は、紙の雑誌も、ネットの PRESIDENT Online も、記事は玉石混交です。中にはしっかりした記事もありますが、ヨタ記事に近いものもけっこうあります。

Mouji
この号では「年金大激変!これが最終結論」「『繰り上げ&繰り下げ』受け取りプラン」という記事を読みました。ほかの記事はたいして有用でもないし面白くもない。
目次には「夫婦のコンビネーションで考えるべし」ともあります。

以前に「(1028) 年金関連本の紹介.『結局、年金は何歳でもらうのが』」で、「この本は年金関連本には珍しく、配偶者込みでの最大限の年金受給について書かれています」とお話しました。

私の知る限りでは、どのように年金を受け取ったら良いかの解説本としては、この本がベストです。

話を雑誌PRESIDENTの記事に戻します。

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32ページに「繰り下げを使って、夫婦で長生きリスクに備える」と、「繰り下げ」の制度についての記事が載っています。

このページでは、カラダが不自由になってから生きる期間が女性の方が長いということと、その対策として年金の繰り下げ受給をするのが良いということを、男女の平均余命の違いをグラフで説明しています。

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33ページでは、夫婦間で「繰り下げ」と「繰り上げ」を組み合わることでリッチな老後を実現できる、ということを図で説明しています。

パターン(1)夫婦と飲み働き続けてダブルで繰り下げる。
パターン(2)専業主婦の年金をギリギリまで繰り下げる。
パターン(3)病気で倒れた夫の年金のみ繰り上げる。

と3つの例をあげています。図では年齢が同じ夫婦を例にしているようです。

しかし、夫婦の年齢差は家庭によって千差万別です。
また、家庭の状況もいろいろなバリエーションがあります。

非常に多くのパターンがありえるにもかかわらず、脈絡なく3つのパターンをあげて解説してみせても、ほとんど意義がないと思います。
かといって、一般論に落とし込んで論じるほどの能力も、この記者にはないのだろうと思います。

そうおいうことで、「年金戦略」としては読むに値しないヨタ記事です。

(1028)」で、「現在の日本の年金制度は、配偶者のいる標準家庭を基準にして組み立てられています」「ですから「年金をどのように受け取るのがイチバン得か?」という戦略は、本来、配偶者込みで作戦を立てるべきだと思います」とお話しました。

PRESIDENTの記事は、たしかに配偶者込みでの年金戦略を書いています。

(786) 加給年金も含めて計算してみると、繰り下げ受給では損することになる」で、「問題は「加給年金」も加味した場合です。「加給年金」は「年金の家族手当」とも言われます」「配偶者との年齢差によって受け取る金額が変わってきます」とお話しました。

今回のPRESIDENTの記事では、32ページに「加給年金」の文字はあるものの、記事本文では「加給年金」について触れていません。

そのようなことからも、この記事は夫婦の年金戦略については、ほとんど参考にならない内容だと思います。

(1217) (雑談)2冊の老後の本.小林医師の生涯現役の勧めと、「失敗学」で有名な畑村先生の「老人学」

(1217) (雑談)2冊の老後の本.小林医師の生涯現役の勧めと、「失敗学」で有名な畑村先生の「老人学」

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先日、藤沢ジュンク堂に行ったときに、新書の新刊本の棚に小林弘幸先生の『老後をやめる』と、畑村洋太郎先生の『老いの失敗学』の2冊の老後関連本がならんでいました。

私自身が年齢的には老齢期にさしかかっていますので、老後に関する本は自分ごととして興味があります。

2冊ともタイトルと目次をささっと見渡したら、『老後をやめる』のほうは立ち読みできそうでした。それで『老人学』のほうだけ買って帰りました。

今回は、この2冊のことをお話したいと思います。

I. まずはじめに、『老後をやめる』のほうです。

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この本は、とても素直な構成の本なので、目次を見れば内容はほぼわかります。
(ここの画像はAmazonから借用しました)
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「はじめに」に「『老後不安』をなくすたった一つの方法」と書いてあります。
その方法というのは、「老後をやめればいい」ことだそうです。

「老後をやめる」というのは、「とにかく動け」ばいいというのです。
目次に書いてある「動く」というのは、具体的に言うと軽労働をするということです

自分の父親を例にして説明していますが、老境に至っても自分にできる仕事をし続ければ、いくらかの収入もあるし老化も遅らせることができると言っています。

要点はそういうことなので、30分くらいかけて読み終わってしまいました。

II. 「老人学」のほうは、「失敗学」を提唱した畑村洋太郎先生が書いた本なので、面白いんじゃないかと期待して買ってきました。

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畑村先生は、「人が生きて活動してる限り、必ずついて回る宿命のようなものが「失敗」で、完全に遠ざけることはほとんど不可能なのです」「この『避けて通ることができない』という点が、老いと失敗が似ている点です」と書いています。

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本のカバーの内扉に、
「老いの問題を考える上で、当事者の話を聞くことは不可欠」
「失敗の専門家が普段から利用している『失敗学』からのヒントを、自らの『老い』を通して解説する」
とあります。

「失敗学」のように、なにか目新しい考え方が書いてあるのだろうと期待して読みましたが、読んでみたら「学」というほどの内容ではなく、「高齢になって気づいたこと」というようなエッセイ集でした。

「失敗学」からのヒント、というのは、
・老いの問題の多くは、「失敗学」のように、それなりではあるものの「対処法」がすでに確立されている。

・自分が上手に使いこなしているのは手帳。昔からスケジュール管理、データやアイデアの記録、日記など様々なことに活用している。

・自分がデジタル機器の使用に前向きになることができないのは、設計思想やプログラミングの考え方が自分の持っている理解のテンプレートに合わない、つまり理解ができないのが主たる原因。この点を乗り越えるのはなかなかたいへん。

・加齢によって生じる問題の対処としては、便利なツール以外に、他の人の力を借りる方法もある。

・トラブルの多くは、情報や知識、感情などの伝達がうまくいかずに起こっている。この途絶は多くの場合、当人たちが意図していない形で生じている。

というようなことでした。

本に書いてあるのはエッセイのような「解説」で、系統だっている「学」とは言えない内容でした。
そのため、本の内容をまとめてお話することもできないのが残念です。

さすがの畑村先生もお歳なのかなぁ、、、と思いながら読み終えました。

(1218) おいしいインスタントコーヒーを淹れるベストの方法.1000円のデジタルスケール.

(1218) おいしいインスタントコーヒーを淹れるベストの方法.1000円のデジタルスケール.

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今回は、おいしいインスタントコーヒーを飲むために、0.1グラムまで測定できるデジタルスケールを買ったという話です。

コンビニに買い物に行くと、すごくいいコーヒーの香りがすることがあります。
何回もそんなことがあったので、自分で豆を挽いてコーヒーを飲むことにしていました。

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以前にアマゾンで購入したのは、1~2杯の抽出用のコーヒーメーカー(左側)と電動ミル(右側)です。
いろいろなコーヒー豆を買ってみたのですが、業務スーパーで安く売っている豆(手前赤色袋)を飲んでいました。
私は、あんまり味にうるさくないので、ほどほど満足してこのセットで毎日コーヒーを飲んでいました。

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いつだったか忘れましたが、「これがおいしいよ」と言われてスプレードライのインスタントコーヒー(左側)を買ったことがあります。

ところが、インスタントコーヒーの場合は、どういう濃度がおいしいのかよくわかりません。上手に淹れることができないので、薄いコーヒーになってしまうこともあるし、濃すぎることもあります。
ティースプーンで測って、一定量の粉を使うようにしましたが、それでもちょうどよい濃度に淹れるのは難しいです。

ネットで「おいしいインスタントコーヒーの淹れ方」を検索してみると、どのサイトも「2グラムの粉を使う」「140ccのお湯で溶かす」と書いてあります。

「2g」「140cc」が基準のようです。それで、一番上の写真のような0.1グラム単位の測定できるデジタルスケールを買いました。

実際に、このはかりを使って、インスタントコーヒーを作ってみました。
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まず正確に2.0グラムのインスタントコーヒー粉を保温カップに入れました。
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つぎに、正確に140グラムのお湯を注ぎました。

それを飲んでみると、私にはちょっと濃いめです。
私の適量は「2g」「150cc」くらいのようです。

でも、ほんとのところどれくらいの濃度が一番おいしいのか、濃度を追求しようと思っています。

2024年1月 6日 (土)

(1216) HP200LXの予備に持ち歩く電池.マンガン電池でよいです。

(1216) HP200LXの予備に持ち歩く電池.マンガン電池でよいです。

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ふだん200LXで使うのは、電池交換の手軽さとコストを考えわせて充電式の単三電池(上図の一番右)を使っています。
出先で電池切れになったときのために、リチウム電池(図の一番左)もバッグの中に入れて持ち歩いています。

充電電池(右端)は、イニシャルコストは高いものの、ランニングコストはゼロに近いので、とても便利に使っています。

外出先での電池切れに対処するために持ち歩いている(一次使用の)リチウム電池は、長期間保存できるのは良いのですが、値段が高いのが欠点です。

きょう、たまたま、リモコンが電池切れになって、中に入れてある単三のマンガン電池を交換したところ、マンガン電池がずいぶん軽いことに気づきました。

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いつも使っている充電電池の重さを測ってみたら2個で50グラムでした。

ほかの3種類の電池の重さも測定してみたのが下の一覧表です。
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この一覧表を見ると、左側のリチウム電池(30グラム)とマンガン電池(33グラム)が軽量のグループで、アルカリ電池(47グラム)と充電電池(50グラム)が重量級のグループ、というように2つのグループになっていることがわかりました。

いままでは、予備としてマンガン電池を持ち運ぶという発想がなかったのですが、マンガン電池がリチウム電池に匹敵するほどに軽いのなら、高価なリチウム電池じゃなくて、安価なマンガン電池を持ち運べばいいんじゃないかと考えるようになりました。

2024年1月 2日 (火)

(1215) 戦争についての情報の裏には情報戦がある。信用してはダメ。

(1215) 戦争についての情報の裏には情報戦がある。信用してはダメ。

ウクライナ戦争とパレスチナ戦争の本のことをお話しましたが、以前に読んだ『国際メディア情報戦 』という本のことをお話します。
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本の内容をひとことでいうと「戦争についての情報の裏では情報戦が渦巻いている」ということです。
この本を読んで、「ああ、やっぱり、われわれのところに入ってくる情報は、脚色された情報がほとんどなんだな」と思いました。

それ以降、テレビやインターネットで流される情報、雑誌や書籍に書いてある情報は、とくに国際情勢に関しては、色付けされたものが多いというつもりで読むようにしています。
また、二次情報、三次情報は、そういう不確かな情報をさらに脚色していますから、なおさら信用がおけません。
それで、どんな情報もそのまま信用するのは危険だと思うようになりました。

(この項の画像と文章の大部分はAmazonから一部編集して引用しています)

この本のAmazonの内容紹介では、
「国際メディア情報戦は「どれだけ多くの人に、自分に有利な情報を到達させ、その心を揺り動かすか」をめぐる戦いである。
急拡大する戦いの現場でいま何が起きているのか? 日本はどう戦うのか? 稀代のメディアスター、ビンラディンの驚愕のメディア操縦法から、オバマの逆襲まで、世界各地で起きている新しい「戦場」を読み解く。

著者の紹介では、
NHKディレクターとして数々の大型番組を手がける。NHKスペシャル「民族浄化~ユーゴ・情報戦の内幕」「バーミアン 大仏はなぜ破壊されたのか」「情報聖戦~アルカイダ 謎のメディア戦略~」「パール判事は何を問いかけたのか~東京裁判・知られざる攻防~」「インドの衝撃」「沸騰都市」など。
番組をもとに執筆した『ドキュメント 戦争広告代理店』(講談社文庫)で講談社ノンフィクション賞・新潮ドキュメント賞をダブル受賞。二作目の『大仏破壊』(文春文庫)では大宅壮一ノンフィクション賞を受賞した。
とあります。(一部編集しました)

本を読んで私が感じたことは、ほとんどAmazonのレビューに書いてあるのと同じようなことでした。
そこで、レビューの主だったタイトルを列挙します。

はぽ      情報戦やインテリジェンスを知る入門編として最適
l’airone   情報戦の時代〉に向き合うための作法(ルール)と気概
tomo      メディアと情報
くくくくままま メディア・リテラシーの意義を知るのに好適だが、やや散漫。
鯖鰺大根    サダマイズの恐怖と哀しみ
t-bone     今まで考えなかった視点
須賀 徹    マスコミの馬鹿さがよく分かる本です。
きんちゃん。  情報は武器
小林 正英   国際テレビネットワークは何を語ってくれるだろうか
おさる     PR能力を駆使した世界規模の情報戦についての本
上田清之    そうか、外交の裏舞台ではこういう世界があるのね。
MIYO    現代の情報戦
ささみ草    情報を大量に届けた方が勝つ現代の政治
歯職人     消費される情報の作られ方

レビューのタイトルだけ見渡しても、読んだ人たちがどのように感じたかがわかって面白いです。

(1214) 第三次世界大戦に発展しなければ良いが、、

(1214) 第三次世界大戦に発展しなければ良いが、、

エマニュエル・トッドは世界の国々は家族構造の違いによって分類できるというユニークな考え方の人です。
そういうモノサシで国々を見て、ロシアは共同体家族の国家で、ウクライナは核家族の国家だと言っています。

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この『第三次世界大戦はもう始まっている』では、ウクライナ戦争の責任はロシアよりもむしろアメリカにあると言っています。
ウクライナ戦争の後ろでアメリカが手動している戦争だというのです。

アメリカは、ロシアを追い詰めてもロシアが戦争を起こさないだろうという誤算があって、ロシアのほうは、戦争を始めても早期に決着がつくだろうという誤算があって、ウクライナも米欧の後ろ盾があればロシアに勝てるだろうという誤算があったとしています。

エマニュエル・トッドの本は、フランス人の歴史家の視点から見たウクライナ戦争ということで、興味深い本です。

その後、トッドは『問題はロシアよりもむしろアメリカだ』という池上彰との対談の本を出版しています。

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こちらの本は二番煎じのような本です。池上の無教養が表面に出てしまっているし、フランス語から日本語への翻訳も読みにくいです。

『第三次世界大戦はもう始まっている』と同じ翻訳者なのに、対談では通訳の日本語もクセの強い言い回しです。とても読みにくい本です。

前著がよくできているだけに、こちらのほうは読むに耐えない残念な本でした。買わなきゃよかった。

(1213) ウクライナ戦争については、やっぱり佐藤優の本かな。

(1213) ウクライナ戦争については、やっぱり佐藤優の本かな。

ウクライナ戦争についても、すでにたくさんの本がでています。
Youtubeにもいろいろな解説映像があります。

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多くの情報の中で、この『ウクライナ戦争の嘘』はウクライナ戦争の本質を突いていると思います。

多くの情報に接するときに考えておかなければならないことは、日本に入ってくる情報はかなり偏っているということです。ほとんどの情報はアメリカ経由とイギリス経由です。
また、プーチンが重病だなどというガセ情報も多いです。

去年、岸田総理がウクライナを訪問しました。鈴木宗男参院議員はロシアを訪問しました。
鈴木議員が戦争のさなかにロシアを訪問したことは、ロシアとの関係性を保つということでは称賛するべきことなのですが、アメリカ一辺倒の日本のマスコミは非難するばかりです。

確かにロシアが戦争を始めたことは非難されるべきことなのですが、ウクライナがミンスク合意を破ったことなども戦争のきっかけになっていることも忘れるべきではないでしょう。

ウクライナ戦争について国連での決議を見ると、世界のおおよそ半分がロシアの正当性を支持しています。そういうことでも、ロシアの正義というのもあるはずです。

ウクライナ戦争については、アメリカ・イギリス経由の情報に洗脳されて「色めがね」でものを見て、発信されている情報が非常に多いです。

そういう偏った情報の中で、この本は、ウクライナに関しての国際情勢の専門家の対談なので、じゅうぶん信頼できる本だと思います。

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