(74)クラッシュに備えるバックアップ
電子機器の宿命ですが、電池が切れると動作しているメモリ内の情報が失われます。200LXの場合は、メインの電池にくわえてサブの電池がありますので、両方の電池切れのためにメモリ内の情報が失われる危険性は少ないのですが、それでも、ファイル喪失に備えておく必要があります。
一方で、フラッシュカードなどの記憶媒体に保存された情報が失われることはめったにありません。ハードディスクは振動に弱いのですが、シリコンストレージは振動にも強いですから、間違ってフォーマットをかけるなどしなければ、めったに情報を失うことはないと思います。
むしろ、200LXをどこかに忘れてきてしまうとか、落としものとして失ってしまう可能性のほうが高いと思います。
モノとしての200LXをなくしたとしても、また購入すれば、それで間に合いますが、失ってしまった個人の記録などの情報は、購入することができませんので、情報消失に対してじゅうぶん備えておく必要があります。
それについて、私がしている方法をここに書いておきます。
先に、本体のC:に入れておくファイルと、フラッシュカードのA:に入れておくファイルをどのように配分したらよいかという問題を片付けておきましょう。
C:の特徴は、(1)アクセススピードが速い、(2)読み書きに必要な電力が少ない、という利点がありますが、(3)容量が限られていて小さい、(4)電池切れによって情報を失いやすい、という欠点があります。
これらの特徴から、おおざっぱに言って、頻回に読み書きする(a)日本語変換辞書、(b)シスマネアプリのファイル、のほかに(c)起動に必要なプログラム類をC:に置いておくのがよいです。
逆に、(d)大きな容量を必要とする電子辞書のファイルや、めったに使うことがないアプリケーションプログラムなどをA:に置いておくようにします。もちろん、C:のバックアップもA:に置いておきます。
以上が原則論で、これ以降が、私がしている方法です。
I.C:に置くファイルはA:に比べて失いやすいし、より貴重なファイルが多いです。そのため、ときどきC:のファイル全体をそっくりそのまま、A:の一つのディレクトリにコピーしています。
以前、200LXでパソコン通信を通してniftyにアクセスしていたときに、PHS通信カードを差し込むたびにソフトリセットをする方式にしていましたので、一日数回リセットをしていました。そのため、リセットのたびに起動するautoexec.batファイルに、zcopy c: a:\temp と書いておいて、A:のtempというディレクトリに全体をそのままコピーしていました。その方式をいまでも継続しています。もっとも、200LXで通信することがなくなってしまったので、リセットするのは、数日に一回くらいの頻度しかありませんが、逆にバックアップの頻度としてはちょうと良いくらいです。
II. まったく別系統のバックアップとして、毎日、真夜中に圧縮バックアップするように、アポイントにbatファイルを登録しています。これは、C:の全ファイルのうちタイムスタンプが新しくなったファイルだけを上書きして圧縮保存しています。バッチファイルなので随時実行できるのですが、私が寝ている真夜中に自動的にバックアップするだけで、人為的にすることはめったにありません。
III. ほぼ毎月、月末にフラッシュカードをパソコンのハードディスクにそっくりそのままバックアップしています。これは上書き保存ではなく、毎回、新しくバックアップしています。HDDの容量の問題から、数年経ってから、バックアップしてあるディレクトリごと消去するようにしています。
なにかの折に、常用している200LXのC:のファイルを失ってしまうことがあります。また、日本語変換辞書ファイルが壊れてしまうこともありますし、たまには、アポイントなどのシスマネアプリケーションのファイルが壊れることもあります。
そういう場合は、II.→I.→III.の順序でファイルを復活させます。もっとも、III.のハードディスクから復活させたことは、10年間で一度もありませんが。


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