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2007年10月18日 (木)

(103)「趣味の万年筆」ではなく「実用の、、」

今回もHP200LXの話題から外れます。

Sa410523 私は、日常の筆記用具として、「万年筆」を使っていますので、それについてちょっと書こうと思います。
「趣味の万年筆」ではなく「実用の万年筆」についてです。

雑誌とかMOOKとかで、「趣味の万年筆」についての特集をときどき見かけます。そういう特集は、高価な万年筆のカタログみたいになっていますが、私は「万年筆」ってあんまり「趣味」に向かないように思うんです。

その理由を書く前に、「万年筆」の長所と短所を、一般的に使われる筆記具であるボールペンと対比して考えてみます。

万年筆の最大の長所は、ボールペンと違って、(A)筆圧を要求しないということです。そのために長時間、大量に書いても、手や肩が疲れません。だから、文筆業などの大量に文字を書く人に好まれるんですね。私は毎日大量の文字を書きますが、万年筆を使うようになって、筆圧はほとんどかけませんので、「ペンタコ」がなくなりました。

Sa410519 一方、最大の短所は、(B)インクの乾きが遅いということでしょう。ボールペンならインクが乾く時間を待つ必要はありませんが、万年筆で書いた文字は、インクが乾く前にこすったりすることで、汚れてしまいます。これはどうしようもないです。乾きの早いインクを使うと、放置したときのペン先の乾きも早いですから、いろいろ試してみて、その人にあったインクを選ぶしかありません。ちなみに私は、シェーファーやモンブランのブルーブラックを使うことが多いです。

そのほかにも、万年筆の短所はいくつも挙げることができます。しばらく使わないでいるとペンの中のインクが乾いてしまって、書けなくなることが多いのも困ります。
「趣味だから、そういう面倒なところがまたいいんだ」というなら、なにをかいわんやですが、実用に使うにはけっこう不便です。

また、1回のインク補充によって書ける文字数が、ボールペンと比べて少ないというのも不便なことの一つです。

いちばん困ることは、万年筆で書いているときに、インクの残量がどれくらいあるかがわからないことです。自動車に例えると、fuel meter がないんです。予備タンクもない状態です。ガス欠になって自動車が止まってしまってから、ガソリンがないことに気づくようなものです。

カートリッジのインクの万年筆が多いですが、文字が書けなくなってはじめて、インクが切れたことがわかります。そういうことでは、「こんなもの実用品としてつかえるんかいな?」と思います。

さらに、高級万年筆は、けっこう重量が重いものが多いです。貴重な石や、陶器や、金属を軸に使うことが多いからです。「こんなに重い筆記具を長時間使えるんかいな?」とも思います。

「万年筆」という道具にはいろんな欠点があるので、そのために今ではボールペンに取って代わられてしまったのですが、私は、そういう「欠点」がもっとも少ない万年筆として、ペリカン400番の万年筆を使っています。「実用の万年筆」としては、これが最強と考えています。

私は、実用で、毎日、大量の文字を書いていますので、ペン先が磨耗して文字が太くなって書きづらくなってくると、新しい万年筆に買い換えています。それで、こんなに何本も同じ万年筆を持っているんです。(たまたま手元にあるのを写真にとりましたが、まだたくさんあるんです)

ということで、私が、ペリカン400番の万年筆を愛用している理由を列挙しておきます。

(1)まず、軽量小型ということです。軽いので長時間書いても疲れがとても少ないです。また、小さめの万年筆のほうが、小柄な日本人の手にはしっくり合います。

Sa410521 (2)ペンの外側から、内部のインクの量が見えます。このインクの量が見える万年筆は少ないです。ペリカンのほかには、写真左のモンブランとか、イタリアのアウロラ(左から3番目)くらいしかありません。

写真の真ん中の4本も、その右側の6本もペリカンです。

(3)ペリカン400番は、あまり高価ではありません。ネットで買えば3割引くらいで買えます。国産の万年筆も含めて考えても、安価なぶるいに入ると思います。
実用で万年筆を使うということは、ペン先が磨耗したら買い換えるということです。あまり高価なものは使い続けられません。

「趣味の万年筆」の雑誌や本を見かけるたびに、「そんなもの、実際には使いものにならんのになぁ」と思うことが多いので、今回は、独断と偏見で(笑)、「実用の万年筆」について書いてみました。

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