(222)効率のよいテキスト入力方法 II.
(222)効率のよいテキスト入力方法 II.
前項でお話した、「ワープロ速記」の坂元さんのサイトでは、日本語変換辞書のユーザー辞書登録のことについて、非常に詳しく書いています。また、「はまかぜ」のサイトでも、ユーザー辞書登録のことについて書いています。
前者では、「残念ながら『親指シフト』キーボードは一部の専門家のみのものになっていて、一般的ではありません。いま最も普及しているのは、やはりローマ字入力です。ローマ字入力の最大の特徴は、英字キー16個を覚えればいいことと、ブラインド・タッチ・タイピングができることですね」と、一般の人にはローマ字入力のほうを勧めています。
後者でも、「ローマ字入力は子音母音の2タッチのため、かな入力の1タッチと比べて、確かに不利ですが、慣れてくると、子音母音を同時タッチしだすし、最上段へのタッチがないぶん、そんなに不利でもないです。初めての人は、ローマ字変換をおすすめします」とローマ字入力を勧めています。
このように、○指シフトを使っているような「効率第一」の人たちも、実際にはローマ字入力を勧めているのが実情です。
そういうことで、
(3)ユーザー辞書登録で変換辞書を鍛える。
(4)入力方式を○指シフトなどに変える。
(5)入力しやすいキーボードに変える。
のうちの(4)については、確かにローマ字入力よりも○指シフト入力のほうが効率が良いものの、一般的には、ローマ字入力をこき下ろすほどのことでもないのです。
むしろ、効率に大きく関係するのは、(3)のユーザー辞書登録です。だから、坂元さんのサイトでは、どのようにユーザー辞書登録するかについて、非常に詳しく説明しているのでしょう。また、「はまかぜ」のサイトでも、日本語辞書変換のことについて書いているのでしょう。
「はまかぜ」のサイトでは、「はまかぜの経験則 」として、「かな漢字変換システムのヒット率の良し悪しは、高速入力には無関係です」「いくら正しくヒットしても、国語的に無意味な変換候補がたくさんあると、選択に手間取り、かえって遅くなります」「無意味に変換するより、変換しないことが、高速入力に適しています」「 10個の間違った変換候補のなかの、1つの正しい変換よりも、まったく変換しない方が有利です」と書いています。
そうなんです。いくらキーボードを見ないで入力(タッチタイプ)できるといっても、ディスプレイ上の変換候補から選択していたのでは高速に入力できないのです。どのようにユーザー辞書登録するかとか、無意味な変換候補をださないか、のほうが効率に大きく関係するのです。
このことについては、このブログの
(186)200LXシスマネ上での日本語入力はFEP100です。 08/01/28
(150)ユーザー辞書に登録している単語のこと。 07/12/17
(140)200LXでの日本語変換の辞書 07/11/27
(139)日本語変換の使いにくさ 07/11/27
(29)日本語入力のこと。III.登録単語編集 06/05/01
(28)日本語入力のこと。II.ユーザー単語登録 06/05/01
などで書きました。
○指シフト方式の入力がすぐれているということについて、否定するわけではありません。しかし、○指シフト方式では、キーボードだけの問題ではなくて、「変換」「無変換」を使い分ける効率のよい「文節入力」に負っている部分も大きいだろうと考えています。
○指シフトを推奨している多くの方が、そこまで踏み込んで日本語入力のことを考えないで、キータッチの数が少ないということばかりに気を取られているのは、とても残念です。
最後に、(5)入力しやすいキーボードに変える、ということにも触れておきます。勝○さんが著書で書いている Panasonic の Let's note は私も使っています。確かに、移動時に持ち歩くには軽くてとてもよいノートパソコンだと思います。
しかし、このキーボードはかなり打ちにくいです。高速の日本語入力に適しているとはとても思えません。また、デスクトップパソコンに付属している一般の日本語JISキーボードも、打ちやすいキーボードではないと思います。
そういうことでは、同じローマ字入力でキーを打つにしても、自分に合った打ちやすいキーボードを使うことで、効率はグンと向上します。もしかしたら、同じローマ字入力でも数十%効率アップするかもしれません。(○指シフト方式を採用するよりも効率がよくなるかもしれません)
私自身は、デスクトップパソコンでは Happy Hacking keyboard を使っています。量販店でいろいろ試してみて、販売されている中では、それが一番自分に合っていたためです。
また、ノートパソコンで、もっとも打ちやすかったのは、ダイナブックGS001という機種でした。ノートパソコンとしては、これ以上によいキーボードに出会ったことがありません。
、、ということで、キーボードと日本語入力に関しての話は、ひとまず終了することにします。お読みくださってありがとうございました。

BlueSkyさん、はじめまして。
いつも興味深いお話をありがとうございます。
(5)入力しやすいキーボードに・・・
キー入力の快適さを極めていくと、結局HHKと200LXの二つに落ち着くという結論でしょうか。同感です。
私も、HHKでは旧版・Lite・Lite2の3種を普段使っており、これに200LXを加えた4つが手に馴染んでます。W-Zero3もなじみませんでした。
NAO
↓web急造しましたので参照ください
投稿 NAO | 2008年3月20日 (木) 20時58分
NAO さま、コメントをありがとうございました。
webも見せていただきました。
http://homepage3.nifty.com/happy2lx/
(コメントにはアドレスが掲載されていませんので、こちらに掲載させていただきました)
すばらしい! すごい!
すごく、きれいに200LXにHHKを接続しているんですね。とくに最後の写真では、コードでダイレクトに接続しているんですから、「スバラシイ!」の一語につきます。
、
>キー入力の快適さを極めていくと、結局HHKと200LXの二つに落ち着くという結論でしょうか。
私の場合、「結果的に」、200LXのキーボードと、フルサイズのキーボードになってしまっています。
中途半端なサイズのキーボードだったら、むしろ200LXのキーボードのほうが打ちやすいです。
また、フルサイズの(外付け)キーボードでは、HHKが使いやすいです。
しかし、キーボードのことは、慣れの問題もかなりあると思います。現在は、dellのノートパソコンでもあまり違和感がありません。
というよりも、dellのノートパソコンを一台買ってみて、違和感が少ないことを確認して、同型のものを3台追加購入しました。
手になじむキーボードだと、ある程度高速で入力できますが、手になじまないキーボードだと効率がかなり落ちます。
また、日本語変換辞書も、自分用のユーザー辞書だと高速に入力できますが、まっさらなime辞書だと入力の効率はかなり落ちてしまいます。
投稿 BlueSky | 2008年3月20日 (木) 22時26分