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2008年11月19日 (水)

(306)「書くためのパソコン」(中野明著)について

(306)「書くためのパソコン」(中野明著)について

P1020800ブックオフで、「書くためのパソコン」(中野明著)(PHP新書)を見かけたので買ってきました。
情報管理とかパソコン関係のノウハウなどの本は、ほとんど目を通しているのですが、この本のことは知りませんでした。
この本は、2000年6月発行の本なので、内容的には古い本です。

     

この本の裏表紙には、
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メール、企画書・レポート作成……。文章処理マシーンとしての利用が最も多いパソコン。
 では少しでも快適に文章を書くためには何が必要か? 自分に合ったキーボード選びや、日本語入力システム、漢字変換のちょっとした工夫で、パソコン環境はずっと使いやすくなり、パソコンへの親しみも大いに増す。
 通常の比ではない利便性を持つ電子辞書や電子百科事典。単なる文章作成だけにとどまらずアイデア創造のツールとしても役に立つアウトライン機能など「速く簡単に上手な文章を書く」テクニックを身につけ、パソコンと良き友達になるための一冊。
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とありますので、ちょっと期待して読み始めました。

第一章 電子の机--パソコンと向き合う前に
第二章 電子の万年筆--キーボードとののつきあい方
第三章 電子万年筆の頭脳--目指すは快適な日本語入力
第四章 電子辞書の魅力
第五章 電子百科事典の冒険
第六章 電子原稿用紙の使い方--どんなソフトに書けばよいか
第七章 アウトラインン・プロセッサのすすめ
第八章 書くためのインターネット

という章立てです。

第二章で、キーボードのことをいろいろ書いています。キーボードによってキータッチなどが違うから、自分に合ったキーボードを選ぶのがよいというような内容です。

でも、著者はタッチタイピングができないそうで、キーボードの文字面を見ながら入力しているようです。とすると、キー入力はかなり遅いんだろうと思います。

確かに、キーボードによって、タイピングの効率は変わりますが、タッチタイプができないんじゃ、どのキーボードを使っても五十歩百歩じゃないかなぁ、と思いました。

また、タッチタイプができない人は、英文の日本文の入力の違いがわからないんだろうと思います。
英文の場合は、「(日本語)変換辞書」がありませんから、画面を見なくてもどんどんキー入力していくことができます。そのため、高速で入力できますよね。

しかし、日本語の場合は、同音異義語が多いですから、変換された文字を画面で確認しながらでなければ、文書入力ができません。そのため、タッチタイプができる人でも、高速で入力できません。

この本の著者には、そういう日本語の特性という視点が抜けています。

第三章では、各種の日本語変換システム(FEPあるいはIME)のことを論じています。
しかし、ユーザー辞書登録のことがまったく書いてありません。

実は、日本語入力するのに、一番といっても良いほど重要なことが、「ユーザー辞書登録」なんです。
自分が多用する語をどんどん登録していくことで、日本語入力はかなり快適になります。
これは、どんな変換システムを使うにしても、非常に重要なことなんです。

200LXのシスマネ上では、NORIさんが作ったFEP100を使うことができます。(もちろん、ATOKとかカタナも使えますが)FEP100は、単文節変換ですから、商業ソフトと比べると、機能としては非常に簡素な変換システムです。

しかし、ユーザー使用単語をどんどん登録していくことで、商業ソフトにじゅうぶん太刀うちできようになります。
むしろ、ユーザー辞書を鍛えてあれば、素のATOKやカタナよりもずっと強力な日本語入力システムになります。

著者には、この、「ユーザー辞書」の視点がないのが、非常に残念です。

「書くためのパソコン」というタイトルなので、読む意義がありそうな本ですが、以上のような理由で、結果的には見かけ倒しの本でした。

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