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2009年1月27日 (火)

(330)アイディアはいつ生まれるか?

(330)アイディアはいつ生まれるか?

P1030057 最近、「夢をかなえるメモの習慣」(佐藤伝著.中経出版)という本を読みました。
結論から先にいうと、残念ながら浅薄な内容の本でした

 本の内容は、

 メモには、1 リマインダー・メモ、2 アイディア・メモ、3 ヴィジョン・メモ の3種類ある。それらの3つのメモを、どのように活用していったらいいのか、ということについて書いてあります。

I. この本の中に「おすすめの筆記具」として書いてあるのが、
 鉛筆については、「いろいろな鉛筆を試してみたいなら、ファーバーカステルのパーフェクトペン」がよい。「メモをとるのなら、カランダッシュのボールペンがおすすめ」「おすすめの万年筆は、ペリカンのスーベ-レン」「万年筆ですごいアイディアを出したい人は、セーラー万年筆のクロスポイント技術を使ったペン先」というようなことが書いてあります。

 しかし「おすすめ」というわりに、(1)どのような観点からそれらの筆記具を選んだのか?、(2)選び出すのにあたって何種類くらいの品物を試用してみたのか?、(3)選んだ品物とほかの筆記具との違いは何なのか?というようなことが、まったく書かれていません。

 つまり、「おすすめ」とはいいながら、その根拠がゼロなのです。無責任な「おすすめ」です。本の内容全体がそんな調子なんです。なんだかなぁ、、、、

II. また、その本の中で、アイディアがどんな状況で生まれてくるか?というようなことが書いてあります。

 「長年、メモ習慣を続けてきて気がついたのですが、アイディアがわき出してくる時間帯というものがあります」「それは、『ホッとリラックスしている時間帯』です」「いくつか例をあげてみましょう」ということで、その例として、

 「早朝に書いたメモは、一生もののメモになる」
 「ホテルのトイレの「非日常」が、アイディアを呼び覚ます」
 「浴室でのひらめきも逃さない」
 「寝る前のアイディアはすごい!」

 というような各項目ごとに、具体的な提案をしています。(まぁ、あんまりよい提案ではないと思いますが、、、)

 さて、私自身のことについてです。
「いったい、アイディアがわき出してくる時間帯というのがあるんだろうか?」と考えてみました。

 早朝にいいアイディアが浮かぶか?---いや、朝はあわてて出勤するからアイティアはでないな。
 トイレでアイディアが浮かぶか?---うん、浮かぶときがあるな。
 浴室でひらめくか?---考えが浮かぶこともある。でも、著者がいうようなホワイトボードを風呂場に用意しておいて、ホワイトボードに図のスケッチを描くというのは、非現実的を通り越して滑稽だな。
 寝る前のアイディアはどうか?---浮かぶこともあるな。

Scrn0000_2   しかし、ほんとうに、自分の場合、どういうときにアイディアが浮かぶんだろうか?じゃ、統計を取ってみよう!と集計したのがこのグラフです。(左端が午前0時)

 私は、アイディアが浮かぶと、200LXのNotetakerに書き留めます。書き留めた中に必ず「idea)」という文字列を入れておきます。ですから、保存してある記録(todoとappointとnotetakerの記録を合体したもの)の中から「idea)」という検索語でgrep抽出すれば、全アイディアを取り出すことができます。

 そこで、1995年から2008年までの13年間のアイディアを見てみました。すると、全部で1200件くらいでした。つまり、3日に一件くらいの割合でアイディアを書き留めています。その書き留めたものには、日にちのほかに時間も記入されていますので、時間ごとに集計しました。

 このグラフを見ていただくとわかりますが、アイディアがでないのは、私が寝ていいる間です(当たり前か!)(笑)。午前2時くらいから午前8時くらいまではほとんどアイディアがでません。また、午前8時台は通勤時間なので、アイディアどころじゃないようです。

 午前9時に職場に到着して、そのときからアイディアがでています。私は、つねに200LXを身近に置いていますので、アイディアがでると(Todoもですが)即座に200LXに記入します。午後2時くらいまで、アイディアがでていますが、それ以降はアイディアの数が減少しています。その後、就寝まではほぼ同じくらいにアイディアがでているようです。

 ということで、「アイディアが湧き出てくる特定の時間帯」というのは、私の場合はありません。逆に、寝ているときとか朝の通勤時間帯などの「それどころじゃない」という、「アイディアがでない時間帯」があるだけでした。

 で、この本の著者は、「アイディアがでる時間帯」というのを、どういう方法で検証したんでしょうかね? 根拠なく、たんに「そう思った」だけなんじゃないかと思います。

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