(333)FEP100の単語登録システム--addtan
(333)FEP100の単語登録システム--addtan
私は、200LXのシスマネ上で使う日本語変換システムとして、FEP100をメインで使っています。また、サブでカタナを使っています。
カタナのユーザー単語登録(補助)システムの「KAN2MAC」について、(296)でお話ししましたので、FEP100のユーザー単語登録システムのaddtanについてもお話しようと思います。実は、「(37)実験:単語登録にかかる時間 」でもお話したのですが、今回はさらに具体的な図を供覧しながら、お話ししようと思います。
私の知る限り、古い日本語変換システムでは、ユーザー単語を登録しようとするときに、2つの方式があります。
ひとつは、(A)日本語変換システムを立ち上げていて、そのシステムの上でユーザー登録単語を作成してから単語登録する方式です。
もうひとつは、(B)文章の中の単語(あるいは熟語)を抽出して、それを登録する方式です。
前者は、ユーザー登録するのにかなり面倒な手順を踏む必要があります。面倒なために、ついついユーザー単語登録がおっくうになって、「ま、登録しないでいいや」ということになりがちです。
FEP100の場合の単語登録は、さらに面倒です。というのは、1.テキストファイルでできている変換辞書(JISYO.DIC)をエディターなどで開いて、2.登録する単語を加えて、3.その辞書ファイルをソートして、4.インデックスを作成する、という何段階もの手順が必要なためです。
カタナの場合、本来は(A)の方式なのですが、「KAN2MAC」を使うことで、(B)の方式になります。(A)と(B)では、(B)方式のほうがだんぜんラクチンです。
ATOK8は、カタナやWX2+よりも変換が賢いといわれていますが、(A)の方式のため、ユーザー単語登録がかなり面倒です。
ユーザー登録単語が少ないと、そのぶん、変換効率は低下しますから、総合的には(私にとって)カタナのほうがずっと使いやすい日本語変換システムです。
FEP100でのユーザー辞書登録は、上記の1.~4.の手順をふむ必要があるので、ATOK8よりもさらに面倒です。ところが、ADDTANを使うことで、一気に(B)の方式になります。変換辞書への追加登録が簡単なので、どんどん、いくらでも単語登録できちゃいます。そして、変換辞書はどんどん賢くすることができます。(実は、辞書の容量に上限がありますが)
さて、それでは、具体的なことをお話ししましょう。
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この図は、シスマネアプリの[MEMO]です。
文章を書いていて、「論座」という語を入力しようとしたのですが、変換辞書にその語がありません。しかたないので、「論」と「座」と一語ずつ変換して、文章を作成します。
文章を作成してしまってから、その文章の中から「論座」の熟語を(クリップボードに)切り取って、その語をユーザー登録します。
私の場合は、「論座」を含む一行をクリップボードにコピーしておいて、ADDTANの上で「論座」以外の不要な部分を捨ててから、その語を登録しています。そのほうが作業として楽なためです。
(1)まずは、その単語が含まれていう行にカーソルを移動して、一行全部をバッファ(clip board)に入れます.(私の場合は一行コピーを[Fn]+[6]としてシステムマクロに登録していますので、目標の行にカーソルを移動して[Fn]+[6]を押します)
(2)ADDTANを起動すると、「単語」のところにクリップボードの内容が表示されていますので、「よみ」に「ろんざ」と入力します。
(3)[ENTER]を押して、カーソルを「単語」に移動します。ここで、矢印キーと[DEL]キーを使って、不要な部分を削除して、「論座」の文字列だけにします。
(4)[ENTER]を押します。これで登録されます。
実際に、JISHO.DICを見てみると、図のように登録されていることがわかります。
ADDTANでは、同時にインデックスファイルも書き換えてくれますから、即座にその語の変換ができます。
FEP100は、DOS窓でも使えます。DOS窓でVZを起動していれば、VZエディターの上で変換効率の良い、使い慣れたFEP100が使えることは、あまり知られていません。
実は、「光の辞典」からも、クリップボードに取り込むことができるんです。ですから、「光の辞典」の国語辞典で、たとえば「ひんしゅく」→「顰蹙」などと辞書を引いて、辞書の一行を[Fn]+[=](COPY)でクリップボードに取り込んでおいてから、上の(2)~(4)の手順で単語登録することができます。
(KAN2MACも同じように、「光の辞典」からクリップボードに取り込むことで、辞書登録できます)
国語辞典から、簡単に単語を取り込むことができるので、自分の変換辞書をどんどん充実させることができます。
これはとても便利です。
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