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2009年2月12日 (木)

(339)英単語暗記は何日後に復習するべきか?

(339)英単語暗記は何日後に復習するべきか?

長太郎さんから「(126)そして、「海○力」的なアプリケーション」の項にコメントをいただきました。

長太郎さんのコメントは、「以下の書籍の方法論が秀逸であると感じています」「薬袋義郎「薬袋式英単語暗記法」(研究社)」「ほぼ、書籍の1/3を記憶の方法論の説明にあてていますが、自作の一問一答の電子データを同方法論のロジックで管理できるアプリケーションがあるとすばらしいですね」というものでした。

それに対して私は、「この方法は、無意味事象の記憶には適していると思います」「エビングハウスの忘却曲線に沿った考えが基本にあるのだろうと思います」「この方法を200LXに取り入れることは可能と思います」「必ずしも200LXの上で実行するのが最善とは限らないように思います」とお答えしています。

さて、200LXの上で、繰り返しの復習をするにしても、最初に学習(暗記)してから何日後に再学習(暗記確認)すればよいのか、計算式はあるでしょうか?

「薬袋式英単語暗記法」の本には、再学習を「一日後」「4日後」「9日後」、、、「209日後」にするように計画表を作成して、それに従って暗記の復習をするとあります。

ここの提示された数列にどういう規則性があるんでしょうか?

Scrn0001_2  そのために、この数列を上の図のように、200LXの金融電卓の List Stat に入力しました。

Scrn0002 さらに、それをプロットしてみたのがこの図です。ここでは、当てはめる曲線 Model を Power(べき乗曲線)と仮定してプロットさせています。

図を見るとわかりますが、べき乗曲線(y=(Bx)^M)によく適合しています。

同じ数列を、あらためて、lotus1-2-3 に入力してプロットしました。上側のグラフは数列をそのままグラフにしてあります。

Scrn0000_2下側のグラフは、B=1.23、M=2として、つまり、曲線y=1.23×(x)^2 としておいて、整数部分で四捨五入(@round)した数字をプロットしたものです。2つの曲線を見比べやすいように、数字を20だけ下にずらしてあります。

この2つの曲線はほとんど同じカーブを描いていることがおわかりになると思います。つまり、薬袋先生は、上記の数式で計算された日数間隔で復習を繰り返すのがもっとも効率が良いと考えたのだと思います。(これは、「薬袋先生の学習曲線」と名付けても良いでしょう)

ところで、エビングハウスの実験は、無意味事象の暗記学習で、例の有名な忘却曲線を得ています。しかし、一般の暗記は、完全な無意味事象ではなく、また完全な有意味事象(純粋な関連づけ)でもなく、その中間にあるはずです。

片方を完全な白で他方を黒とすれば、どの暗記も灰色です。ただ、灰色の濃度が異なると考えられます。外国語の単語を記憶するのは、灰色といってもかなり無意味事象に近いと私は考えています。外国語の単語の暗記は、無意味事象にかなり近いですから、そういう暗記には、おそらく「薬袋先生の学習曲線」が適しているのだろうと思います。

さて、最後に、このような繰り返し学習を、(335)でお話しした「200LXのDetaBaseを使った(単語)記憶カードシステム」を組み込むことができるかということを検討します。

そもそも、(335)でお話ししたのは、「本日から何日後に繰り返すか?」ということを、どのように計算したらよいか?ということが問題でした。そのために、LineCalcを利用することを検討しました。

しかし、「何日後?」という計算が、単純な y=1.23×(x)^2 という式で得られるとすれば、そもそもLineCalcを使う必要性がありません。もっと簡単にシステム化できると思います。

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2. 読書と知的生産」カテゴリの記事

コメント

薬袋式システムの200LXへの適用につきましては、私の言葉足らずでした。

本当に検証いただけるとは思っていなかったので話をだいぶ端折りましたが、もともとは記憶のための(1)コンテンツ閲覧と(2)作業プロセス管理を200LXで一元化できればいいなぁ、という希望がベースにありました。

具体的な仕様については、

(QA形式のテキストデータ、例えば柴田先生一問一答集や短答過去問肢別データをScanSnapでデータ化したものがすでに揃っているとして)

1.汎用的なデータ形式の入力が可能
 →テキスト/CSVデータのインポート機能があり、アプリ固有のテキスト加工は不要
2.複雑な機能は不要
 →単語カードの裏/表の閲覧機能のみで十分
 →正誤履歴機能は必要
3.一定のアルゴリズム(薬袋式等)で記憶作業を補助
 →間違えた問題のみを一定のアルゴリズム下で出題


作業プロセス管理機能のみを実装し、かつ薬袋式のアルゴリズムを採用するのであれば、わざわざデジタル化する意義は乏しいですね(日程補正機能(実行できなかった当日ノルマの他日への自動割り振り等)が実装できれば便利かもしれませんが)。


また、仮に上記を満たすアプリケーションがあったとしても、やはり必要十分なデジタルデータを用意する手間(この点は今後の検証が必要ですが)がボトルネックとなり、そもそも現実的ではないのかもしれません。

デジタル化に適した用途を見極め、限定された範囲で活用するのが吉なのでしょう。


薬袋式システムの200LXへの適用については、どうかお気になさらずにお願い申し上げます。

>もともとは記憶のための(1)コンテンツ閲覧と(2)作業プロセス管理を200LXで一元化できれば
 それができれば、表面的には合理的に思えます。

>具体的な仕様については、
 このことは、200LXにDataBaseというカード型のデータベースが装備されていますので、比較的簡単に実現できると思います。

>わざわざデジタル化する意義は乏しいですね
>仮に上記を満たすアプリケーションがあったとしても、やはり必要十分なデジタルデータを用意する手間がボトルネック
>デジタル化に適した用途を見極め、限定された範囲で活用するのが吉なのでしょう。
 私も、そのとおりだと思います。

 デジタル化が過ぎるとハンドリングが悪くなります。いっぽう、完全なアナログだと効率が悪いです。
 すべて、ケースバイケースで考えるのが良いと思います。

 とくに、各種の学習においては、個人の能力とか志向に幅がありますので、画一的な適応は難しいですね。

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