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2009年2月27日 (金)

(346)VZのマクロで文章を読みやすいように加工する

(346)VZのマクロで文章を読みやすいように加工する

長太郎さんから、何回もコメントをいただいて、私もお答えのコメントをつけています。
長太郎さんのアイディアの「文書の構造に着目して、文書を読みやすいように加工する」ことに関して、「VZのマクロで加工(変形)できるでしょう」とお話ししていました。

コメントでは、写真やファイルの貼り付けができないので、ここに項目をたてて、具体的なことをお話しします。

まず、VZ editer のことですが、私はバージョン1.57を使っています。1.60バージョンも持っていますし、windowsようのWZエディターも持っているのですが、DOSパソコンでもwindowsパソコンでも1.57のまま使っています。

1.60とかWZを導入して、ちょっとさわってみたのですが、スンナリと使えなかったので、1.57のことを使いにくいと思うようになってから導入しようと考えて、もう、10年くらい経過してしました。(笑)

そういうわけで、このブログで私がお話ししているVZエディターの機能は、すべて1.57の上での話です。しかし、マクロなどは上位互換ということですので、1.60でも問題なく使えるだろうと思います。

さて、「VZの内部マクロを作る」ということは、(280)の項目で詳しくお話ししているので、ここでは詳しくお話ししません。(280)のほうをお読みになってください。

(280)では、「一括置換」のことと、「キーボードマクロ」のことと、それを使って「外部マクロ」とか「内部マクロ」を作ることをお話ししました。

今回は、(280)の続編として、「キーボードマクロ」記録→「外部マクロ」作成、の話をします。

I.まずお話しするのは、長太郎さんのアイディアの
---------------------------------------
文章一般の可読性向上のために、
「句点で改行して、行頭に空白を置く」    ←(A)
「読点で改行して、1行を挿入する」     ←(B)
 というテキスト処理です。
---------------------------------------
というマクロです。

(A)は、「、」を「、+改行+スペース」に一括置換するということです。
(B)は、「。」を「。+改行」に一括置換するということです。

それぞれ、(280)でお話ししたようにキーボードマクロを実行すると、
(A) #56"、"#m"、\n "#m"AY

(B) #56"。"#m"。\n"#m"AY

という文字列です。

---------キリトリセン-----------------------------------
======== 読みやすく整形するマクロ ========

* M マクロ              ;マクロ宣言です。

85 "キーボードマクロを入れる"   ;[ESC]^で外部マクロが使えます。
                        ;ここに^K_でCTRL+\のキーボードマクロをいれます
        #56"、"#m"、\n "#m"AY

                        ;この上の行は、" "のカッコでくくったものを
                        ;" "に一括変更することを意味しています。
                        ;つまり、"、"を"、+改行+スペース"に
                        ;一括変更するわけです。
                        ;下に並べて行けば、いくつでも処理します。
        #56"。"#m"。\n"#m"AY

                        ;この上の行は、
                        ;
*                        ;ここまででマクロ終了
======== ここまでマクロ ========
----------キリトリセン-----------------------------------
ご自分で行う場合は、キリトリセンの内側をカットして、seikei.defとでもして200LXに置いてください。「seikei.def」をダウンロード

(ダウンロードすると文字化けするようなので圧縮ファイル)「SEIKEI.LZH」をダウンロード

置くディレクトリは、200LXのvzで何かのファイルを表示しているときに[esc][^]を押して、vzが読み込もうとするディレクトリです。

このdefファイル(外部マクロ)の使い方ですが、vzに処理目的のファイルを読み込んでおいてから、[esc][^]を押して、seikei.defを選んで[enter]を押します。

私の200LXでは、5~6秒間かかって、文書が整形されます。

II. 長太郎さんは、接続詞の部分で改行を入れることで、
------------------------------
ここで、
 AAA
しかし、
 BBB
そこで、
 CCC
------------------------------
というように変形・加工したり、さらに接続詞を強調したらもっと読みやすくなるというアイディアもお持ちです。

そこで、「ここで、」→「【ここで、】」、「しかし、」→「《しかし、》」というようにカッコで括るということをやってみました。

これも、「VZの一括変換」→「キーボードマクロ」→「外部マクロ作成」という手順です。

私が作ってみたマクロは、

---------キリトリセン-----------------------------------
======== 読みやすく整形するマクロ ========

* M マクロ              ;マクロ宣言です。

85 "キーボードマクロを入れる"   ;[ESC]^で外部マクロが使えます。
                        ;ここに^K_でCTRL+\のキーボードマクロをいれます
        #56"ここで、"#m"\n【ここで】、"#m"AY

        #56"しかし、"#m"\n【しかし】、"#m"AY

        #56"そこで、"#m"\n【そこで】、"#m"AY

                        ;次に「、」「。」を同一化する処理をします。
        #56","#m"、"#m"AY

        #56"."#m"。"#m"AY

                        ;この下で、本来の整形処理をします。
        #56"、"#m"、\n "#m"AY

                        ;この上の行は、" "のカッコでくくったものを
                        ;" "に一括変更することを意味しています。
                        ;つまり、"、"を"、+改行+スペース"に
                        ;一括変更するわけです。
                        ;下に並べて行けば、いくつでも処理します。
        #56"。"#m"。\n\n"#m"AY

                        ;この上の行は、"。"を"。+改行+改行"に変更
                        ;ここで、しかし、『そこで』、が、ため、
*                        ;ここまででマクロ終了
======== ここまでマクロ ========
---------キリトリセン-----------------------------------
です。

このマクロ「seikei4.def」をダウンロード も、私の200LXでは、うまく機能します。

(ダウンロードすると文字化けするようなので圧縮ファイル)「SEIKEI4.LZH」をダウンロード

接続詞の強調は、いろいろ試してみたところ、【そこで】というようにカッコでくくるのが、一番見やすいように思います。

このマクロがうまく動くようでしたら、「一括置換」の項目を増やしてみてください。
ご自分に合った方法を見つけることができれば、構造化されている文章がかなり読みやすくなるかも知れません。

2009年2月25日 (水)

(345)エディターだと行頭・行末を含んだ文字置換ができる。

(345)エディターだと行頭・行末を含んだ文字置換ができる。

今回の編集作業の最後に、CSVファイルをlotus1-2-3に読み込めるように、行頭と行末に「"」を加えようとすると、行頭・行末を含んだ一括置換が必要です。

文章の途中の一括文字置換なら、ワープロでもwindowsのメモ帳でもできます。
しかし、行頭・行末をまたいだ一括置換は、エディターでなければできません。

そこで、これをVZエディターで行う方法を書いておきます。

まず、項目を区切る「,」を「","」に一括置換することで、すべての項目を「"」でくくった形式に変形します。Scrn0003_5

VZエディターで、行末の改行コードは「\n」です。

ですから、たとえば、すべての行末に「"」を加えるには、「\n」を「"\n」に一括置換します。

逆にすべての行頭に「"」を加えるには、「\n」を「\n"」に一括置換すれば良いわけです。

(04)今回は、すべての行頭・行末に「"」を加えたかったので、「\n」を「"\n"」に一括置換しました。Scrn0004

(06)この2回の一括置換をするのに、1分もかかりません。ここまで変形してあると、テキストインポートの機能で、「lotus1-2-3に取り込むことができます。Scrn0006

ところで、lotus123の中では、列ごとの処理が簡単にできます。列ごとの削除とか列ごとの移動も簡単です。

列ごとの処理をしたあとで、再度、CSVファイルにすのは、ちょっと面倒ですが、できないわけではありません。

話のついでに簡単に書いておきます。

まず、すべての列と列の間に、新たに列を挿入します。それらのcellには「@」のような普段は使わない記号を埋め込んでから、ファイルへprint out します。

できあがったファイルでは、項目が「@」で区切られているわけです。これを「,」に一括置換します。また、ファイルは空白だらけなので、一括置換で空白をとります。

以上の置換をすることで、項目が「,」で区切られたCSVファイルを作ることができます。でも、lotus1-2-3とテキストファイルを行ったり来たりするのは面倒です。

やっぱり前項でお話ししたCXPが便利です。

(344)テキストファイルで表集計CXP

(344)テキストファイルで表集計CXP

私が所属しているサークルで会員名簿を作ることになりました。

会員名簿が完成したらメーリングリストで配布するつもりでいます。会員の中にはメーリングリストに参加していない人もいるためで、プリントアウトしたものも配布する予定でいます。

また、メーリングリストで受け取る人の中には、テキストファイルで保存する人もいると思いますし、データベースとか表集計で管理する人もいると思います。そういういろいろな人が使えるように、CSV形式のテキストで配布するつもりです。

さて、名簿を編集の作業ですが、名簿は文字列で構成されているので、作成したり修正したりするのには使い慣れたエディターが便利です。また、作業中に、一覧性が良いように表集計の形でも作業をしたいと思います。

もちろん、名簿の編集作業は、lotus1-2-3のような表集計の上で作業することもできます。エディターやワープロの上で作業することも可能です。しかし、表集計とエディターを行ったり来たりできると、作業がとてもに楽にできます。

こういうときに、私は、VZエディターとCXPを使っていますので、そのことをお話しします。

Scrn0000_8 CXPのことは、「(116)表形式の表示アプリケーション」でもお話ししましたが、今回はもう少し詳しくお話しします。

STARTさんが作ったCXPは、簡単な加減乗除しか計算できません。しかし、テキストファイルを使うので、とても便利なんです。

私の200LXのファイラーでは、拡張子連動するように設定してあります。CSVファイルは、[enter]でCXPに取り込まれて表示されます。

このように表形式で表示することで、各CELLごとの変更・修正が楽にできます。

Scrn0002_2 [shift]+[enter]を押すことで、同じファイルが vz editorに取り込まれます。

項目ごとの修正はCXPで行いますが、一括して文字列の置換を行うには、エディターのほうがずっと楽です。でも、一覧性ということでは、エディターは見にくいんです。

今回は、ここでお話しするために、元のデータに大幅な変更を加えました。元の個人情報が判別できない程度まで、数字とか文字列をランダムに変更しました。

ま、これは特殊な変更作業ですが、そのような編集をするにも、エディターと表集計を行ったり来たりできると、楽に作業ができます。

(343)battlogでバックライト200LXの電池電圧を観察する

(343)battlogでバックライト200LXの電池電圧を観察する

battlogという200LXの電池のバッテリー監視アプリケーションのことをお話ししたことがありませんでした。
今回、バックライト200LXとnon-バックライト200LXの電池電圧の経過を比較しながら、このアプリのことをお話ししようと思います。

バックライト加工した200LXでは、そのぶんの電力を消費しますので、少し早めにメイン電池が消耗するのは当然です。
それがどの程度違いがあるかということです。

メインの単三電池は、現在、サンヨーのエネループeneloopという充電電池を使っています。
また、どちらの200LXも倍速8メガで、バックライト機の場合は、常時バックライトを点灯して使っています。

Scrn0003_2 図は、バックライト200LXでの電池電圧の変化のグラフです。
充電状態によって違うようですが、10時間から13時間、メイン電池がもっています。

Scrn0000_4 こちらの図は、non-バックライト機です。14~16時間、メイン電池がもっています。

2つのグラフを比べてみると、私の場合、バックライト機では20~40%くらい200LXの持続時間が短くなっていることがわかります。
non-バックライト機では、通常、5~7日で電池を交換しますが、バックライト機では4~5日で充電電池を交換しています。

電圧が下がったという警告が出たときに電池を交換していますが、実感としては、5~7日と4~5日ではあまり差を感じていません。その時々によって、交換するまでの日数が異なるからかも知れません。

2009年2月22日 (日)

(342)ビジネスエグゼクティブのためのシステム手帳--タイムシステム

日本でシステム手帳というと、メインはバイブルサイズだと思います。前項のシステムダイアリーはマイナーな存在です。バイブルサイズが主流である理由は、(1)日本ではファッション性が重視される、(2)おもに個人ユースが想定されていて、実際に個人の嗜好で選択されている、ためだと考えています。

Sa410500_2  今回、お話しするタイムシステムは、個人使用の目的ではなく、企業のシステムの一環として使われています。世界中の一流企業で、エグゼクティブ用として採用されているそうです。

このタイムシステムは「システム」ですので、システム手帳(タイムシステム)というハードだけでなく、そのハードをどのように活用するかという「ノウハウ」が一緒になっています。200LXでもそうなんですが、「これを使ってごらん」と200LXというハードをポンと渡しても、すぐに活用することはできません。

「ハード」を持たせた上で、使い方の「ノウハウ」を教えなければ、フルに使えるようにはなりません。一般に、どんなハードにしても、使い方を教えなければモノにならないものです。

タイムシステムもまさに同じで、ハードを提供するだけではなく、講習会などもあります。エグゼクティブのために制式採用している企業では、社内講習会なども開かれているだろうと思います。

さて、この本の内容は、秘書の使い方なんかも含めて、どのように自分や部下の仕事を管理するかとか、目標を決めて、年間計画・月間計画・一日の計画をどのように立てるか、仕事の流れをどのように管理するか、というようなことが詳しく書かれています。そのためのツールとしてタイムシステムを使うということです。

そういうノウハウやスキルは、この本をひととおり読むだけでは、とうてい身につけることはできないと思います。日々タイムシステムを使って、使い方をときどき反省して、継続的にレクチャーを受けることで、次第にスキルを身につけていけるのだろうと思います。

Sa410503_2  システム手帳としてのタイムシステムには、(A)通常の年間計画や日程管理、(B)仕事リスト(アクティビティ)、(C)取扱商品などのインフォメーション、(D)住所録などアドレス、などがあります。そのほかに(E)写真のような10の見出し付きのデータバンクが特徴的です。

データバンクセクションでは、自分の仕事の主要な7つの分野ごとに必要な情報・書類・計画などをファイルしておくように推奨されています。ほかの3つ小セクションはプライベート用です。

私自身は、企業に雇用されたことがありませんが、小さな情報関連会社の非常勤役員を頼まれたときに、10人程度のスタッフ全員にタイムシステムを持たせて、社内の情報と思想の統一をはかろうとしたことがあります。

しかし、購入にけっこう費用がかかることと、ほかの役員が私の考えを理解しなかったので、採用することができませんでした。私があまり会社の面倒見てやれなかったこともあって、しばらくしてその会社は行き詰まってしまいました。

Sa410506 でも、このタイムシステムの考え方(ノウハウ)は、とても有用です。そのため、現在の私の事務所のスタッフ全員に、タイムシステムと同じA5版のシステム手帳を持たせています。スタッフに200LXを使わせるのではなく、システム手帳を使わせているのは、(298)で書いたように、デジタル情報よりもアナログ情報のほうがハンドリングが良いためです。

スタッフ全員がA5版システム手帳という同一のツールを使っていて、その中に仕事の手順書をファイルしています。また、会議録なども同一のフォーマットにしています。そのようにして、スタッフの仕事の平均的なレベルをあげるようにしています。

私個人では、システム手帳は使っていません。しかし、タイムシステムの考え方は200LXで活用しています。上記の(E)データバンクセクションの役目は200LXのTODOがしています。このことは、(23)(24)(25)(178)でお話ししたことがあります。

2009年2月17日 (火)

(341)日本オリジナルのシステム手帳--システムダイアリー(SD)

(341)日本オリジナルのシステム手帳--システムダイアリー(SD)

P1030069 「手帳」は個人情報管理の基本ですので、ときどき手帳についてお話ししています。
今までお話ししたことがなかったので、今回は、システムダイアリーについてお話ししようと思います。

今から20年くらい前に、第一次システム手帳ブームがありました。ネコもシャクシもバイブルサイズのシステム手帳を持ち歩いていた時代です。ビジネス誌でもたくさんの特集記事が掲載されました。まだ、95/100/200LX出現以前のころの話です。

ところが、システムダイアリー(SD)という日本版の小型システム手帳は、そのブームのずっと以前からありました。発表されたのは1968年とのことですが、私が購入して使ってみたのは、HP95LXが発売される直前でした。ほぼ同じこと、TimemanagerやTimesystemも購入して使ってみたことがあります。(Daytimerやフランクリン・プランナーは使ったことはありません)

システムダイアリーを購入したころは、仕事上で大型の業務用ワープロも、PC9801やダイナブックなどのパソコンを使っていましたので、すでに、キーボード入力の効率の良さに目覚めてしまっていました。

システム手帳は手書きが基本ですから、記録するのにキーボード入力の何倍もの時間がかかります。そのため、システムとしては非常に魅力的なのですが、手書きがネックになってどうしても効率が良くありません。

今と違って、スキャナでpdfにしておくということができなかったので、保存のためのコピーも面倒でした。さらに不自由だったのは、やはり検索ができないことでした。

それで、ちょっと使ってみただけで、深入りはしませんでした。今回お話しするシステムダイアリーも、試しに使ってみただけで、後日、バインダーを含めてひとにあげてしまいました。

写真で見ていただく、奈良総一郎著の「電脳システム手帳」(弓立社)の本は、数年前、たまたまブックオフの100円の棚で見かけて買っておいたものです。それまで、こんな本が出ていることさえ知りませんでした。もし、この本を読んでいたら、システムダイアリーを使い込んでいたかも知れません。

この本は1988年発行ですので、ちょうど20年前の本です。しかし、内容的には、最近の浅薄な個人情報管理本と比べても、非常によく整理された本だと思います。

P1030078 SD個人情報整理システムの基本体系のページには、
(1)人生目標に関するメモランダム

      

     

      

     

     

     

P1030082_2 (2)年/月/週等に作成/照覧するメモランダム 

   

         

     

      

      

     

    

P1030088 (3)アイディア・発想展開のメモランダム

  
(4)業務優先順位決定のメモランダム

    

    

     

     

     

P1030091_2 (5)業務ルーチン・ワーク・メモランダム   

    

        

     

      

     

    

     

P1030097 (6)プライベイト・メモランダム

 などと、図を使って、わかりやすく整理されています。

  

  

  

  

  

P1030075_2 手帳のシートとして、時間管理、情報管理、目標管理、人材情報管理、金銭管理、販売情報管理の目的別シートが提供されています。

手帳のシートは、バインダーを外せば、一枚ずつのカードとして整理・保存されるシステムです。そのため、カードの保存などの道具も用意されているんです。

つまり、全体を「システム」として構築できるように、周辺機器も用意されているます。

そのシート(カード)自体は、図書館の検索カード(3×5インチ)くらいの大きさで、バインダーの大きさは能率手帳くらいです。

なによりもすばらしいのは、全体が個人情報システムとして考えられていて、それに対して具体的な周辺道具類が提供されていることです。

手になじむ大きさも魅力的ですし、システムとして各種の道具類が揃っているのも、非常に魅力的です。

ただ、私にとって残念なのは、効率が悪い「手書き」をベースにしていることと、情報量が多くなったときに「検索」で目的とする情報を探し出せなくなってしまうことでした。

現在は、システム的な考え方を自分なりにしえて、200LXの上に展開するようにしています。

ここでご紹介したシステムダイアリーの本では、TODOの考え方と、重要度/緊急度によって行動を4分割する考え方は載っていません。そのころは、まだ一般的ではなかったのだろうと思います。

しかし、こういう本を読み返すと、個人情報管理の本質は、あんまり変っていないんだなぁと思います。

2009年2月13日 (金)

(340)記録付き足し算 List Stat

(340)記録付き足し算 List Stat

あまりにも小さなネタなんですが、、、、200LXに記録付き足し算の機能があることを書いておきます。

そろそろ確定申告の時期なので、税理士から「医療費控除になる医療費は10万円を超えますか?」と連絡が来ました。

医療費の領収書は、一カ所のファイルに集めてありますので、それを出してきて、領収書の金額を合計しました。

今年は喜ぶべきことに(残念ながら?)10万円未満でした。

Scrn0000 さて、そういう単純な足し算には、前項でお話しした「金融電卓」の中の List Stat を使います。呼び出すには、[calc]→[menu]→[a]→[l]です。

Scrn0001 左右に2列ありますので、どちらかの列に数字を記入していきます。lotus1-2-3の@sum関数と違って、数字を入力していると一番下行に、それまでの合計が表示されています。

一般的な電卓と違って、入力した数字が画面に残っているので、検算するのが楽です。

もちろん、前項でグラフを見ていただいたように、List Statでは各種の統計計算ができるわけですが、この単純な足し算に使うだけでも便利です。

2009年2月12日 (木)

(339)英単語暗記は何日後に復習するべきか?

(339)英単語暗記は何日後に復習するべきか?

長太郎さんから「(126)そして、「海○力」的なアプリケーション」の項にコメントをいただきました。

長太郎さんのコメントは、「以下の書籍の方法論が秀逸であると感じています」「薬袋義郎「薬袋式英単語暗記法」(研究社)」「ほぼ、書籍の1/3を記憶の方法論の説明にあてていますが、自作の一問一答の電子データを同方法論のロジックで管理できるアプリケーションがあるとすばらしいですね」というものでした。

それに対して私は、「この方法は、無意味事象の記憶には適していると思います」「エビングハウスの忘却曲線に沿った考えが基本にあるのだろうと思います」「この方法を200LXに取り入れることは可能と思います」「必ずしも200LXの上で実行するのが最善とは限らないように思います」とお答えしています。

さて、200LXの上で、繰り返しの復習をするにしても、最初に学習(暗記)してから何日後に再学習(暗記確認)すればよいのか、計算式はあるでしょうか?

「薬袋式英単語暗記法」の本には、再学習を「一日後」「4日後」「9日後」、、、「209日後」にするように計画表を作成して、それに従って暗記の復習をするとあります。

ここの提示された数列にどういう規則性があるんでしょうか?

Scrn0001_2  そのために、この数列を上の図のように、200LXの金融電卓の List Stat に入力しました。

Scrn0002 さらに、それをプロットしてみたのがこの図です。ここでは、当てはめる曲線 Model を Power(べき乗曲線)と仮定してプロットさせています。

図を見るとわかりますが、べき乗曲線(y=(Bx)^M)によく適合しています。

同じ数列を、あらためて、lotus1-2-3 に入力してプロットしました。上側のグラフは数列をそのままグラフにしてあります。

Scrn0000_2下側のグラフは、B=1.23、M=2として、つまり、曲線y=1.23×(x)^2 としておいて、整数部分で四捨五入(@round)した数字をプロットしたものです。2つの曲線を見比べやすいように、数字を20だけ下にずらしてあります。

この2つの曲線はほとんど同じカーブを描いていることがおわかりになると思います。つまり、薬袋先生は、上記の数式で計算された日数間隔で復習を繰り返すのがもっとも効率が良いと考えたのだと思います。(これは、「薬袋先生の学習曲線」と名付けても良いでしょう)

ところで、エビングハウスの実験は、無意味事象の暗記学習で、例の有名な忘却曲線を得ています。しかし、一般の暗記は、完全な無意味事象ではなく、また完全な有意味事象(純粋な関連づけ)でもなく、その中間にあるはずです。

片方を完全な白で他方を黒とすれば、どの暗記も灰色です。ただ、灰色の濃度が異なると考えられます。外国語の単語を記憶するのは、灰色といってもかなり無意味事象に近いと私は考えています。外国語の単語の暗記は、無意味事象にかなり近いですから、そういう暗記には、おそらく「薬袋先生の学習曲線」が適しているのだろうと思います。

さて、最後に、このような繰り返し学習を、(335)でお話しした「200LXのDetaBaseを使った(単語)記憶カードシステム」を組み込むことができるかということを検討します。

そもそも、(335)でお話ししたのは、「本日から何日後に繰り返すか?」ということを、どのように計算したらよいか?ということが問題でした。そのために、LineCalcを利用することを検討しました。

しかし、「何日後?」という計算が、単純な y=1.23×(x)^2 という式で得られるとすれば、そもそもLineCalcを使う必要性がありません。もっと簡単にシステム化できると思います。

2009年2月 9日 (月)

(338)200LXゴム足代替品の経年変化

(338)200LXゴム足代替品の経年変化

200LXについて、「こういうことを書いておこう」と思って検索してみると、けっこう同じようなことをすでに書いていることが多いです。(笑)

「ゴム足代替品」のことも、すでに、(4),(5),(6)、(66),(238),(249)で書いています。

今回もまた、上記と同じようなことを書きます。(笑)

Img_0851 2008年5月(238)に、エラストーマから切り出したゴム足代替品が、9ヶ月経過して写真の左側のようになっています。右側は、non-バックライト機を使うにあたって、今回あらたに切り出したものです。(切り出し方は(66)に詳しく説明しています)

右側は角張っていますが、左側は丸くなっています。使っているうちに右側のようにカードがとれてきれいに丸くなるんです。こんなにきれいに丸くなります。

Img_0844 こちらの写真は、オリジナルのゴム足(右側)と、新しく切り出したもの(中央)と、その9ヶ月後(左側)です。

     

    

    

Img_0849 こちらの写真は、上から見たところです。真ん中がオリジナルで、左側が丸くなったもの、右側が切り出した直後です。影の長さを見ていただくとわかりますが、切り出したものはオリジナルよりもちょっと長くしてあります。

ゴム足が長いので、平らなデスクの上に置いたときに、オリジナルのゴム足の場合よりもわずかに(1ミリくらい)高くなります。そのため、オリジナルよりもガタツキが少ないです。

デスク面の吸着もオリジナルよりもよいです。オリジナルのゴム足は机の上面で横に少し滑りますが、エラストーマの場合は吸い付いたように動きません。

エラストーマで作ったゴム足は、オリジナルよりも柔らかいために、キー入力しているときに打鍵がちょっとソフトに感じられます。

以上のような相乗効果から、エラストーマのゴム足は、オリジナルのゴム足よりも上品な打鍵感になっています。

(337)LineCalcの--最下行で機能する電卓のこと.(その3)

(337)LineCalcの--最下行で機能する電卓のこと.(その3)

Scrn0004_2 LineCalcについて、FHPPCの7番会議室で2000/0609に、「ぱう」さんが「DataBaseが計算機能を内蔵した感じです」「LXに標準でついていても良かった機能なのではと思えてきました」とベタほめしています。

私も以前、LineCalcをmoreexmに登録していたことがあったのですが、あまり使わないために、登録から削除してしまっていました。今回、再度moreexmに登録して使ってみました。

LineCalcには、大きく分けて2つの機能があるんですね。ひとつは、(1)画面保存機能、もうひとつが(2)計算機能です。

(1)画面保持機能のほうは、linecalcを起動してから、[s]を押すことで、そのときの画面を保存することができます。いったんLineCalcを終了させて、別のアプリケーションを立ち上げているときに、再度LineCalcを起動すれば、先ほど保存した画面を呼び出すことができます。

Scrn0013 そのうえ、呼び出した画面に窓をあけることで、その画面の下にある本来のアプリケーションを見ることもできます。なんだか、不思議で面白い機能です。\^o^/

(2)計算機能のほうは、クリップボード内に保存した計算式を計算して、その計算結果をクリップボードを経由して、ペーストすることができます。

Scrn0009 具体的にお話しすると、(2-1)画面に「123+456=」とあれば、それを領域指定してcopyします。

   

Scrn0010 (2-2)LineCalcを起動して[enter]を押すと、それを計算して「579」を得ます。(2-3)それをコピーするとクリップボードに「579」が入ります。(2-4)LineCalcを終了した時点では、クリップボードに「579」が入っている状態ですから、

Scrn0011 (2-5)元の画面で「579」をpasteすることで、「123+456=579」という文字列を作ることができるわけです。

DataBase上で、レコード間の計算をする場合は、Smart Clip を使えばいいですね。上の例と同じですが、Smart Clip で「▲項目1▲+▲項目2▲=」と定義してクリップボードに取り込んで、Linecalcで計算した結果を「項目3」にpasteすることで、レコード間の計算ができます。

Scrn0002_2 このLineCalcの計算方法を使えば、「項目1」を回答した日時とし、「項目2」を再提示までの期間、「項目3」ソートの項目とすることで、「ちょうど忘れるか忘れないかのころに問題を提示する」ということができると思います。

このシステムでは、「この問題は、何日後くらいに提示するのが自分にとって良いか?」ということを、問題を答えるたびに、5段階くらいに分けて、自分で記入しておく必要があります。コンピュータが自動的に判断するわけではありません。

(5段階に分けるというのは、再提示の日時を、翌日、3日後、一週後、1ヶ月後、3か月後、などと指定しておくわけです)

記憶学習が必要になったときに、このような記憶ツールを、DataBaseで作ってみようと思います。実際には、sortの仕方なんかが変わるかも知れませんが。

(336)saruを使ってFHPPCの発言を抽出し、LEを使って読む.(その2)

(336)saruを使ってFHPPCの発言を抽出し、LEを使って読む.(その2)

そもそも、「DetaBaseの項目(レコード)の数字を計算する」っていうことができるんでしょうか。「計算する」としたら、通常は、lotus1-2-3を使うか、あるいはHP-CALCを使います。そしてシステムマクロで数字をHP-CALCなどに移動して、計算してからまたDataBaseに戻します。

Scrn0003_3   でも、いつだ か忘れましたが、niftyserveのFHPPCの会議室で、「DataBaseに計算機能を付加する」というようなことが話題になったことを、かすか記憶していました。

それで、FHPPCの発言集を「レコード」というキーワードで検索してみるとことにしました。

Scrn0005 私の200LXには、「200LX百科事典」として、1999年1月から2006年3月までのFHPPCの5番7番会議室の全発言を保存しています。なにか疑問が起こったときには、その期間のログを調べることで、だいたい解決しています。(それ以前のログはパソコンに保存しています)。

Scrn0006 niftyserveの発言を検索するのに、もっとも便利なツールはsaruというプログラムです。grepはキーワードが含まれている場合、「一行」単位で抽出することができますが、saruは「一発言」単位で抽出します。

Scrn0007 「発言」単位で抽出すると、LEなどを使うことで、発言と発言の関係をツリー形式で表示して、それを読んでいくことができるんです。

それで、「レコード」というキーワードで抽出した発言集を読んでいくことで、(A)inLineCalcというアプリケーションを使うと、DataBaseに計算機能を付加できる、(B)DataBaseで使えるカード数の最大は約5000枚だが、レコード数などを考慮して、ソートなどを快適に使うには、500枚程度までにしておくほうがよい、という発言があることがわかりました。

DetaBaseファイルは、あんまり大きくしない方がいいんですね。記憶カードシステムに使うとしたら、分野ごとに約500枚のカードに分けて作っていくようにします。

(335)200LXのDetaBaseを使った(単語)記憶カードシステム.(その1)

(335)200LXのDetaBaseを使った(単語)記憶カードシステム.(その1)

Scrn0001_2  長太郎 さんが、(126)の「海○力」関連の項目にコメントをつけてくださっているので、もう一度、200LXのDetaBaseを使った記憶補助システムのことを考えていました。早い話が、「電子的な単語カード」のようなものです。

「海○力」では、「覚えたカードはくどくどと見たくない」「すっかり忘れたカードを見せられても、また覚えなおすのは大変だ」「覚えるか忘れるかぎりぎりのタイミングで、カードを確認したい」確認を求める」システムだとあります。

そして、「やがて「海○力」はユーザーの脳内を完全に再現し、たとえば1万枚のカードがあれば、それをユーザーの覚えていない順に並べてしまう」だそうです。

「プログラムがカードの難度を一枚一枚識別し、そしてユーザーの記憶力まで識別して、そのカードを忘れるか忘れないかのタイミングで、確認を求める」というのですから、かなり高度な判断で、問題を並び替えて出題してくるプログラムです。

200LXのDetaBaseで、そんなに高度なことができるはずがありません。200LXでできるとすれば、高度な判断は自分自身で行うことにして、一定の方式に従って、記憶するべきカードを提示するということくらいです。

Scrn0002   それで、「一定の方式」はどんなものが良いのかを考えてみました。200LXのデータベースでは、sortの項目が一度に3種類まで使えます。ですから、3種類のsort条件を設定して、記憶カードを並び替え方式がもっともよい方式だろうと思います。

「覚えるか忘れるぎりぎりのタイミングでカードを」提示してくるシステムに類似のシステムを作るとしたら、一回「記憶した」と判断しても、(1)数日後~数週間後に再提示してくるようにするのが良いと思います。それに1項目使います。

次に、その問題(項目)の(2)難易度に1項目使うでしょう。もう一項目は、その問題の(3)分野分類に使うことになると思います。

以上の項目の中で、実現がいちばん難しいのは、(1)の項目です。というのは、(1-1)問題に答えた日時、(1-2)何日後に提示するか、(1-3)前2項から計算したソートの項目か、と3つの数字を計算する必要があるからです。

ここで考えているシステムでは、上記の3条件に基づいて、記憶カードを並び替えるということと、提示されたカードに答えたあとで、1.そのカードの重要度を再決定して、2.次回、いつごろ提示させるかを入力して、最後に3.タイムスタンプ(答えた日時)、を記入することにします。

つまり、一枚のカードを表示させて、答えてから、次ページの答えをみて正解かどうかを判断する。その結果、「前回よりも易しく感じ」なら、重要度を下げます。また「次回の提示はかなり先でいいな」と思えば、再提示期間を延ばすわけです。

そうやって、一枚、一枚と記憶カードを提示させて、答えては記入し、答えては記入し、ということを繰り返して記憶していくシステムを想定しています。

Scrn0000 もちろん、適宜、新しい問題を追加していきます。新しい問題についても、重要度と提示期間を記入しておけば、全問題カードの中の適切な順位に、その問題(カード)が挿入されることになります。

ということで、DetaBaseの項目(レコード)の数字を計算するということを考えてみることにしました。

2009年2月 5日 (木)

(334)RAMディスク(C:\)の内容をSDカード(A:)に退避する。

(334)RAMディスク(C:\)の内容をSDカード(A:)に退避する。

しばらく、non-バックライトの200LXを使っていたのですが、やはり不便なことがあります。

今朝のことなんですが、目が覚めて、ベッドの中で思いついたことがあったので、メモしようとしました。ところが、カーテンを閉めていて、ほとんど真っ暗だったので、200LXにメモすることができませんでした。

暗い中でなんとかメモして、誤字のままでもいちおうメモの役目は果たしてくれましたが、やはり、バックライトなしの200LXでは不便です。

それで、また、メインをバックライトLXに戻してしまいました(笑)。

私が、気軽に200LX本体を換えることができるのは、RAMディスク(C:\)の内容をSDカード(A:)にコピーしたり、逆にSDカードに退避した内容を、RAMディスクに戻したりするバッチプログラムを作ってあるためです。

「(206)最近200LXを使うようになった友へ」の中で、そのバッチファイルのことをお話ししましたが、再度、そのバッチプログラムのことだけをお話ししようと思います。

Scrn0004_2  一つのバッチプログラムは、0backup.batという名称です。アタマに0がついているのは、ファイラーの一番上に表示させるためです。

  

Scrn0009 ファイラーでこのファイルにカーソルを合わせて[enter]を押すことで、c:\の全内容が、a:\tempというディレクトリにコピーされるようにしています。

Scrn0006 もう一つのプログラムは、0restore.batという名称です。  

  

Scrn0010こちらは、0backupとは逆に、a:\tempの内容をc:\にコピーします。

  

メインを別の200LXに交代させる場合には、0backup.batを実行して、c:\の内容をSDカードにコピーしておいてから、そのSDカードを新しい200LXに挿入して、ファイラーから0restore.batを実行します。

これだけで、新しい200LXのc:\が元の200LXのc:\と同じ内容になります。

あとは、再度、ソフトリセットすることで、新旧の200LXの交代が完了します。

ここでは、「新」「旧」の200LXと書きましたが、200LXの電池切れの状況を考えていただいても良いです。放置しておいたために電池切れでc:\が消失してしまった200LXを「旧」、しばらくしてから電池を入れたけれど、c:\が空っぽの200LXを「新」と考えていただいても同じです。

以前に、0backup.batを実行してあれば、電池切れでc:\を失ったとしても、0restore.batを実行することで、即座に以前の状態に戻すことができます。

ときどき200LXの電池切れを起こす友人にも、このバッチを使うようにと説明してあります。

2009年2月 3日 (火)

(333)FEP100の単語登録システム--addtan

(333)FEP100の単語登録システム--addtan

 私は、200LXのシスマネ上で使う日本語変換システムとして、FEP100をメインで使っています。また、サブでカタナを使っています。

 カタナのユーザー単語登録(補助)システムの「KAN2MAC」について、(296)でお話ししましたので、FEP100のユーザー単語登録システムのaddtanについてもお話しようと思います。実は、「(37)実験:単語登録にかかる時間 」でもお話したのですが、今回はさらに具体的な図を供覧しながら、お話ししようと思います。

 私の知る限り、古い日本語変換システムでは、ユーザー単語を登録しようとするときに、2つの方式があります。

 ひとつは、(A)日本語変換システムを立ち上げていて、そのシステムの上でユーザー登録単語を作成してから単語登録する方式です。
 もうひとつは、(B)文章の中の単語(あるいは熟語)を抽出して、それを登録する方式です。

 前者は、ユーザー登録するのにかなり面倒な手順を踏む必要があります。面倒なために、ついついユーザー単語登録がおっくうになって、「ま、登録しないでいいや」ということになりがちです。

 FEP100の場合の単語登録は、さらに面倒です。というのは、1.テキストファイルでできている変換辞書(JISYO.DIC)をエディターなどで開いて、2.登録する単語を加えて、3.その辞書ファイルをソートして、4.インデックスを作成する、という何段階もの手順が必要なためです。

 カタナの場合、本来は(A)の方式なのですが、「KAN2MAC」を使うことで、(B)の方式になります。(A)と(B)では、(B)方式のほうがだんぜんラクチンです。

 ATOK8は、カタナやWX2+よりも変換が賢いといわれていますが、(A)の方式のため、ユーザー単語登録がかなり面倒です。

 ユーザー登録単語が少ないと、そのぶん、変換効率は低下しますから、総合的には(私にとって)カタナのほうがずっと使いやすい日本語変換システムです。

 FEP100でのユーザー辞書登録は、上記の1.~4.の手順をふむ必要があるので、ATOK8よりもさらに面倒です。ところが、ADDTANを使うことで、一気に(B)の方式になります。変換辞書への追加登録が簡単なので、どんどん、いくらでも単語登録できちゃいます。そして、変換辞書はどんどん賢くすることができます。(実は、辞書の容量に上限がありますが)

 さて、それでは、具体的なことをお話ししましょう。

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 この図は、シスマネアプリの[MEMO]です。

Scrn0006  文章を書いていて、「論座」という語を入力しようとしたのですが、変換辞書にその語がありません。しかたないので、「論」と「座」と一語ずつ変換して、文章を作成します。

文章を作成してしまってから、その文章の中から「論座」の熟語を(クリップボードに)切り取って、その語をユーザー登録します。

 私の場合は、「論座」を含む一行をクリップボードにコピーしておいて、ADDTANの上で「論座」以外の不要な部分を捨ててから、その語を登録しています。そのほうが作業として楽なためです。

 (1)まずは、その単語が含まれていう行にカーソルを移動して、一行全部をバッファ(clip board)に入れます.(私の場合は一行コピーを[Fn]+[6]としてシステムマクロに登録していますので、目標の行にカーソルを移動して[Fn]+[6]を押します)

Scrn0001_2 (2)ADDTANを起動すると、「単語」のところにクリップボードの内容が表示されていますので、「よみ」に「ろんざ」と入力します。

Scrn0002  (3)[ENTER]を押して、カーソルを「単語」に移動します。ここで、矢印キーと[DEL]キーを使って、不要な部分を削除して、「論座」の文字列だけにします。

Scrn0004  (4)[ENTER]を押します。これで登録されます。

Scrn0005_2 実際に、JISHO.DICを見てみると、図のように登録されていることがわかります。

   

  
Scrn0009  ADDTANでは、同時にインデックスファイルも書き換えてくれますから、即座にその語の変換ができます。

Scrn0010 FEP100は、DOS窓でも使えます。DOS窓でVZを起動していれば、VZエディターの上で変換効率の良い、使い慣れたFEP100が使えることは、あまり知られていません。

 実は、「光の辞典」からも、クリップボードに取り込むことができるんです。ですから、「光の辞典」の国語辞典で、たとえば「ひんしゅく」→「顰蹙」などと辞書を引いて、辞書の一行を[Fn]+[=](COPY)でクリップボードに取り込んでおいてから、上の(2)~(4)の手順で単語登録することができます。

 (KAN2MACも同じように、「光の辞典」からクリップボードに取り込むことで、辞書登録できます)

 国語辞典から、簡単に単語を取り込むことができるので、自分の変換辞書をどんどん充実させることができます。

 これはとても便利です。

(332)効率よく日本語入力する--日本語変換システムについて

(332)効率よく日本語入力する--日本語変換システムについて

パソコンの日本語入力について、「(27)   日本語入力のこと。I.起動キー 」でお話ししてから、その後も何回か話題にしています。
昨年末にATOKの辞書整理のことを話題にしてからも、数回お話しました。

屋上屋を重ねるようですが、今回もまた、パソコンの日本語入力のことをお話ししようと思います。日本語変換のシステムそのものについては、むずかしい理屈があるのだと思いますが、シロウトの一ユーザーからの視点での話です。

私は、Windows XPのパソコンでは、日本語変換システムとして「ime」を使っています。また、自宅のパソコンではAtok2008を使っています。一方、200LX上では、FEP100とカタナを使っています。どの日本語変換システムも、ほどほどには変換してくれるのですが、ほんとうにすっきりとは変換してくれません。

FEP100やカタナは10年以上前のシステムで、Windows XP のimeやATOK2008は最新のシステムですから、その効率の違いは大きいはずなのですが、賢さ(あるいはアホさ)は、ほとんど差がありません。

うまく日本語変換するという目的で考えると、日本語変換システムには、大きく二つの要素があると思います。

一つは、(1)文法解釈システムで、もうひとつは、(2)登録単語です。

(1)文法解釈のことは、シロウトにはわからないアルゴリズムがあるんだろうと思います。
 最近の日本語変換システムでは、「いれたてのお茶」と「入れたを手のお茶」の違いみたいに、入力された語をどこで区切るか、それらの要素の関係をどのように評価するか、ということを文法規則データベースで判断して、的確に変換しているようです。それにもかかわらず、思ったようには変換されません。

 私の場合、日本語変換システムの変換文法規則を信頼できないので、長い文章で入力するのではなく、文節ごとに変換する方式で入力しています。つまり、日本語変換システムの文法規則を利用していません。

 文法規則の部分はパソコン任せせずに、自分自身が文節で区切って入力していますので、最近の高度な変換システムを持った(はずの)日本語変換システムでも、FEP100のような文法解析がないシステムでも、ほとんど同じような効率での入力になっています。高度な解析システムでも、どうせ正確には解析できないと考えて、はじめから信頼していないんです。

(2)登録単語のことは単純なことです。自分が日本語変換しようとする文字種とか熟語が、変換辞書に含まれているかどうかということです。含まれている場合はスパッと変換されるし、含まれていなければ変換されません。

 しかし、だからといって、たくさんの語が登録されている変換辞書を使えば正確に変換される、というものでもありません。

 (変換の)基本辞書は、小さくても大きくても、基本的な語は含まれています。そして、大きな辞書の場合は、術語などの特殊な職業でなければ使わないような語まで含むようになってきています。

 しかし、特別な職業の、さらに特殊な領域の術語は、いくらなんでも含まれていません。

 たとえばお医者さんで、「自分が使おうとする医学用語が、意図通りに変換されない」というお医者さんがいます。だからといって、(日本語変換用の)「医学用語辞典」を追加購入して、辞書の容量を大きくしたら意図通りに変換できるかというと、そうでもないんです。

 普通の「医学用語辞典」は、内科・外科などの一般的な用語は含まれているんですけど、「眼科」「耳鼻科」「皮膚科」のようないわゆるマイナーと呼ばれる診療科目の用語は、あまり含まれていません。そのため、マイナーの診療科目のお医者さんにとっては、「医学用語辞典」でさえ変換辞書として不十分なんです。

 このようなことは、特殊な領域の専門家が、たとえば「化学用語辞典」を追加購入したとしても、やっぱり同じように満足できないだろうと思います。

 でも、そのような特殊な領域の専門家が使う専門用語も、実は、数としてはたいした数ではないんです。頻用するのは数百で、多くてもせいぜい数千のオーダーです。

 ですから、数百の専門用語をユーザー登録してしまえば、見違えるように賢くて使いやすい日本語変換システムに変貌します。数千語も登録したら、ほぼパーフェクトな変換辞書になると思います。

 ところが、頻回に試用する専門用語は、同じ専門領域の人でも、人によってかなり違います。そのため、他人が登録してくれた変換辞書をもらい受けたとしても、あまり使いやすいわけでもありません。

 結局のところ、自分が使う用語をこつこつと、あるいは一気に、ユーザー登録するしかありません。

 そういう理由から、「どの日本語システムを使っても、専門用語辞書を買ってきて加えても、やっぱり思ったようには変換してくれない」というのは、むしろ当然のことだと思います。

 たとえ少しずつでも、自分が使う単語をユーザー登録すれば、徐々に自分にとって使いやすい日本語変換システムになります。
 もし、(私のように)日本語変換システムの文法規則が信用できないなら、文節ごとに変換するようにすれば解決できます。

 「○○とハサミは使いよう」といいますが、日本語システムもそういう面があると思います。

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