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2009年3月14日 (土)

(350)戦争からの生還

(350)戦争からの生還

今回は、HP200LXと関係がなく、知的生産ともほとんど関係ないことです。

P1030119 数日前に「十七歳の硫黄島」秋草鶴次著(文春新書544)を読み終わったので、戦争からの生還記のことをお話ししようと思います。

戦争っていうのは悲惨ですね。人類はいつまでこんなにばかばかしいことを続けるのかと思います。

先日、カンボジアのアンコールワットを見に行ったのですが、そのときにも赤色クメールのことを聞きました。以前から本などで知ってはいましたが、現地の人から直接話を聞くと、「ああ、悲惨だなぁ、、」と胸を締め付けられます。

戦争状態からの生還記を読むと、別の面で胸を打ちます。

P1030243 I. 私は学生時代にフランクルの「夜と霧」(白水社)を読みました。極限状態でもこれほどに冷静に自分を見つけ続けることができるものなのかと感動しました。(写真は旧版)

II. この「十七歳の硫黄島」は、戦闘の島からの生還記です。うまく言葉でいい表せないのですが、仲間がどんどん死んでいく中で、生き残っていくというのはすごいことなんだなぁと、感動するばかりです。

   

P1030104 III. 20年くらい前に読んだ「われレイテに死せず」(ハヤカワ文庫NF)(絶版)もすごいです。レイテ島へは8万五千名の兵力が投入されたそうです。そして生き残ったのは四千名だそうです。この本ですごいのは、著者(神子清)が、レイテ島に着いたときから、「絶対、生きて日本に帰るぞ!」と決心して、希望を失わなかったことです。その意思の強さに感動しました。

    

P1030108 この 「われレイテに死せず」は、「出版共同社」から初版がでて、改訂版も出ています。その後、早川書房から文庫で上下に分かれて出版されています。私はこれら全部を持っていますので、表紙の写真をAmazonに投稿してあります。興味があったら見てください。

IV. 本ではないのですが、映画「ショーシャンクの空の下で」も感動しました。こちらはフィクションですけどね。

I.~IV.に共通していえることは、想像を絶するような環境でも希望を失わないで、生還のために最大限の努力をするということです。それでも死んでしまった人たちはすごく大勢いたんだろうと思います。だれでも生還したいと思いますものね。

結果的に生還できた人は、強い意志と、強い運があったんだと思います。強い運のことは、別の言葉でいえば、神様に守られていたということなのかも知れません。

------- Amazon から転記-----------
「十七歳の硫黄島」

志願兵として玉砕の地・硫黄島で戦い、傷つき、壕の中で生き延びること約3ヵ月。硫黄島で死んだ仲間達を思い続け、61年目に初公開する少年兵の心と身体に刻まれた戦争。

(著者)
昭和2(1927)年、群馬県山田郡矢場川村(現在は栃木県足利市)生まれ。海軍を志願し、横須賀海軍通信学校卒業後、海軍通信兵に。昭和19年7月に硫黄島に派遣される。総攻撃には重傷を負っていたため参加できず、玉砕戦後も三ヵ月間生存して、九死に一生を得る。捕虜となってアメリカ各地を移送され、昭和21年1月に復員。東武鉄道勤務を経て、現在、自営業

「われレイテに死せず」

第2次大戦末期の昭和19年11月、危機に瀕したレイテ島を救援すべく陸軍玉兵団1万1000名が上陸、著者神子清の所属する歩兵第57連隊は日を経ずして遭遇戦にはいった。すさまじい敵弾の嵐の中、演練をともにしてきた戦友たちを次々に失い部隊はついに2週間で壊滅してしまった。指揮系統の断たれた死のジャングルで、敗残兵の一群は必死の応戦のはてにいつか遊兵と化し、生きるための壮絶な旅をはじめる。第57連隊の下士官だった著者が悲憤の体験を綴ったサスペンス溢れる異色の戦記。ピュリツァー賞作家J.トーランド氏絶賛の名著

「夜と霧」 新版

フランクル,ヴィクトール・E.
1905年、ウィーンに生まれる。ウィーン大学卒業。在学中よりアドラー、フロイトに師事し、精神医学を学ぶ。第二次世界大戦中、ナチスにより強制収容所に送られた体験を、戦後まもなく『夜と霧』に記す。1955年からウィーン大学教授。人間が存在することの意味への意志を重視し、心理療法に活かすという、実存分析やロゴテラピーと称される独自の理論を展開する。1997年9月没

(抜粋)
フランクル氏は、被収容者にとってもっともつらかったのは、この状況がいつまで続くかわからないということだった、といいます。そんななかで、「生きる目的を見出せず、生きる内実を失い、生きていてもなにもならないと考え、自分が存在することの意味をなくすとともに、がんばり抜く意味も見失った人は痛ましいかぎりだった。そのような人びとはよりどころを一切失って、あっというまに崩れていった。あらゆる励ましを拒み、慰めを拒絶するとき、彼らが口にするのはきまってこんな言葉だ。『生きていることにもうなんにも期待がもてない』」

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2. 読書と知的生産」カテゴリの記事

コメント

こんにちは。いつもLXの情報ありがとうございます。
現在でも頻繁に更新される唯一のLXのサイトとして、いつも楽しみにしています。

今回、戦争ものの文庫の話でしたので、私も一冊、紹介させてください。

「私は魔境に生きた―終戦も知らずニューギニアの山奥で原始生活十年 」(光人社NF文庫) (文庫)

戦争の話というよりも、サバイバルもの、といった感じの内容です。様々な苦労を乗り越える様子は、LXerに近いものがあると思います。また、実体験者が著者の割には、非常に読みやすいのも興味深いです。

個人的には、「エンデュアランス号漂流 」よりもお薦めです。機会がありましたら、是非よんでみてください。

「私は魔境に生きた」は、私のTodo(読むべき本リスト)にも、入っていますが、まだ、本屋さんでチェックしていませんでした。
(週刊ダイアモンドか、新聞の書評に載っていて、自分のTodoに書き込んだんだろうと思います)

>個人的には、「エンデュアランス号漂流 」よりもお薦めです。

はい、ちかいうちにさっそくチェックしてきます。

コメントありがとうございました。

このブログを読んでくださっていることも、重ねて「ありがとうございますっ」(_O_)(ぺこり)。

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