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2009年6月27日 (土)

(393)200LXで旅行の準備.TrainとWorld Travel

(393)200LXで旅行の準備.TrainとWorld Travel

World Travel というアプリケーションのことは、「(114)旅行と200LX 準備編」でお話ししたことがあります。いま、秋の旅行計画をたてているところなので、もうちょっと詳しくお話ししようと思います。

Scrn0001  World Travel は、200LX内蔵の World Time に似ています。名前も似ているし、Map も似ています(同じ画像を使っているようです)。

200LX内蔵のWorld Time のほうは、各都市の情報が主体であるのに対して、World Travel のほうは、都市間の距離などを調べるアプリケーションです。

私は、秋の旅行の計画を立てているところなんですが、候補としてリスボン(ポルトガル)とシドニー(オーストラリア)とサントペテルスブルク(ロシア)を考えています。

上の図は、東京から、それらの3つの都市に行くのに、飛行機の航路(great-circle course)を表示させたところです。「ああ、こういう経路で飛んでいくのか」と思うと、なにやら楽しいです。

Scrn0002  また、List表示させると、それらの都市への距離が示されます。ジャンボジェットは時速900kmくらいで飛びますから、距離が表示されれば、到着までのおおよその飛行時間を類推できます。図では成田からモスクワまでの距離を示しています。7542Kmです。

Scrn0003_2 こちらは、リスボンまでの距離です。11204Kmですから、けっこう遠いですね。

もちろん、正確な飛行時間は、インターネット航空会社にアクセスして調べる必要がありますが、経過を立てる段階で、おおざっぱに調べるには、World Travel は便利です。

(都市間の距離の計算は、World Time の軽度と緯度から計算する式がマニュアルに載っています)(これを使えば、比較的簡単に距離を調べられます)

さて、国内旅行の時には 200LXのTrain を使うことも、(114)でお話ししました。

Scrn0004 図は、藤沢から盛岡への路線をTrainで調べた画面です。4時間15分で行けるのですから、ずいぶん近くなりました。画面で経過駅も知ることができるのが良いですね。

Train で便利なのは、列車や飛行機の経路を調べるだけではないです。データ集の中には「ロードマップ」という名前の高速道路のインターやサービス(パーキング)エリアを網羅したものがあります。

Scrn0005(114)ではロードマップのことをお話ししなかったので、ちょっとお話ししておきます。データそのものは古くなっていますが、いまでも充分に利用できます。

このロードマップのデータを使うと、高速道路を時速8時間で走行したときの所要時間を調べられます。どこまで何時間で行けるかがわかります。

私は、約1年前に自動車を処分してしまったので、(現在も)将来も、高速道路を使って旅行することはないと思います。しかし、TrainでRoad Map のデータを見てみることで、行き先までの所要時間を手軽に調べることができますから、旅行の計画を立てるのには便利です。

図で示されるように、相模湖インターから金沢までは6時間17分もかかりますね。藤沢からだとさらに1時間以上かかると思います。このように、おおよその所要時間がわかれば、旅行計画を立てやすくなります。

2009年6月22日 (月)

(392)200LXはモンテカルロ行きの切符になるか?(最終回)

(392)200LXはモンテカルロ行きの切符になるか?(最終回)

調子にのって、もう一つ例題を考えました。(笑)

HP200LXのマニュアルにのっている「さいころ投げのシミュレーション」(19-31ページ)を多数回やってみたときに、出目がいくつに収束するかという問題です。

マニュアルの「さいころ投げのシミュレーション」では、さいころを一個投げたときと、2個投げたときの計算式が載っていますが、2個のほうを計算します。

また、総和関数(SIGMA)の説明が19-25ページに載っていますので、これも利用して、MEMOに書き込むと、図のようになります。

Scrn0004まず、2個のさいころ出目は、図の一番上の行のようになります。(マニュアルから転記)

二行目に、総和関数を使った「確率」の式を書きました。HP200LXでは、SOLVER式に日本語を使えるのが楽ですね。とてもわかりやすくなります。

SIGMA関数の「式」は、3行目に書きました。
SIGMA関数で計算できるのは、「総和」ですから、「確率」を出すには、「総和」を「回数」で割り算します。

「総和」÷「回数」=「確率」
ですね。

私は、ちょっと複雑なSOLVER式を作るときに、この図のように、別々に式を書いて、コピー・ペーストで合体させて式を作ることが多いです。

Scrn0003  代入して作ったのが4行目の式です。この式をSOLVERにコピーして、計算します。 

この図では、5000回試行させたときの確率が7.02と計算されています。 

Scrn0000 今回は、グラフを書くのにLOTUS1-2-3の「X-Yグラフ」を使ってみようと思ったので、LOTUS1-2-3に試行回数をあらかじめ記入しておきました。

   

あとは、

「LOTUS1-2-3の試行回数の数字をコピーして、SOLVERに持っていって、SOLVERで「確率」を計算してから、再度、その数字をLOTUS1-2-3にコピーする」

、というシステムマクロを作って実行します。(システムマクロは、実際にやってみたキー入力がそのまま記録されますので、「マクロを作る」っていうほど大げさなことじゃないです)(笑)

そのシステムマクロを何回か実行することで、上の図のように、試行回数の右側のCELLに計算された「確率」の数字が入ります。

Scrn0001 グラフ表示させたものが、この図です。図を見ると、1000回くらいまではけっこうばらつきがありますね。1000回を超えると安定してくるようです。

ちなみに、さいころの出目の平均は、1個のさいころの場合が1~6の平均の3.5ですから、2個のさいころの出目の合計の平均は7のはずです。

私は、100回くらい試行すれば、「7」に収束するように思っていたんですけど、このグラフを見ると、自然現象っていうのは、タレブが「まぐれ」で書いているように、けっこうばらつきがあるものなんですねぇ、、。

2009年6月21日 (日)

(391)200LXはモンテカルロ行きの切符になるか?(5)

(391)200LXはモンテカルロ行きの切符になるか?(5)

ついでなので、私がもっているパソコンや電卓で、同じようなモンテカルロシミュレーションができるかを検討してみました。

モンテカルロシミュレーションをするには、

1.(疑似)乱数を発生させることが必要です。

2. それを集積する必要がありますから、Σの計算式が必要です。

2'. あるいは、[for ~ next]のような「ループ」で何回も繰り返して試行できれば、Σがなくても可能です。

要件は、たぶん、この2つだけだと思います。

やっぱり重要なのは、自分で考えていることを、どのように式に表わすかということだと思います。

EXCEL上でなら、上記の1と2ができますから、普通のWINDOWSパソコンで、モンテカルロシミュレーションができると思います。

また、windows版ロータス1-2-3の上でも、EXCELと同様にできると思います。

HPの電卓では、200/100/95LXでなら、もちろん今回のように可能です。

solverで計算するだけじゃなくて、lotus1-2-3の上でもEXCELと同じようにできると思います。

Sa410600_2 そこで、手持ちの電卓の マニュアルを見てみたら、HP-19BiiとかHP-GX48Gでは、Σもありますし、(疑似)乱数のコマンドもあります。これなら、モンテカルロ・シミュレーションが可能です。

 

 

  

Sa410601  しかし、HP-17Biiのsolverでは「Σ」はありますが、乱数発生のコマンドがありません。

 HP-12Cは純粋な金融電卓で、乱数を発生させることができませんから、このシミュレーションは無理でしょうね。

それやこれや考えると、やっぱり、200LXはHPのビジネス電卓では、最高峰ですねぇ。\^o^/

(390)200LXはモンテカルロ行きの切符になるか?(4)

(390)200LXはモンテカルロ行きの切符になるか?(4)

「はじめての数式処理ソフト」では、計算からの理論値は17/81=約21%と書いてあります。

Scrn0003 これが、200LXで実行してみた結果です。10回~100回だと、0.18%から0.25%と、ばらつきがけっこうありますね。

  

Scrn0002 10000回を超えて50000回まで試行してみたら、0.21%に収束しています。  

  

  

Scrn0005_2 ばらつきを、[Calc]の[Stat]でグラフ化してみると、図のようになります。確かに試行回数が多くなると収束している。

Scrn0006 これは、同じグラフをズームアウトしたものです。

ちなみに、5万回の試行には、約18分かかりました。

Windowsパソコンなら数秒で計算できるだろうと思いますが、200LXの場合は、マクロを組むのが楽ですし、List Statでこういうグラフを描かせたりできることが便利です。

200LXはほんとうに楽しいオモチャです。(笑)

(389)200LXはモンテカルロ行きの切符になるか?(3)

(389)200LXはモンテカルロ行きの切符になるか?(3)

「はじめての数式処理ソフト」の例題は、

Sa410598_2 「10分間のファッションショーで水着モデルが登場するのは1分間。しかも、ショーのどこで登場するかはわからない。カメラマンが会場に入ることのできる時間(撮影時間)も1分間。はたしてカメラマンが水着モデルを撮影できる確率は?」というものです。

解き方も書いてあります。

  

   

  

Sa410590_2 「モデルが登場する時刻をx、カメラ小僧が舞台に向けてカメラを構え始める時刻をyとすると、その差(x-y)が1分以内であればいい」

条件は、
|x-y|<1
0<x<9
0<y<9
の3つだけだということです。グラフは右のようになります。

  

あとは、前項に載せたMaximaのプログラムと同じようなものを、solver式で表現すればいいはずです。

Scrn0007 200LXのsolverに置き換えると、

  

  

  

(sigma(変数,1,試行回数,1,IF(変数*9:rand)<変数,1,0)))/回数

という簡単な式になります。

あとは、このソルバー式で、試行回数を10回とか、100回とか、1000回とか、10000回とかにして実行すればいいだけです。

(388)200LXはモンテカルロ行きの切符になるか?(2)

(388)200LXはモンテカルロ行きの切符になるか?(2)

Sa410587_2 I. 前々項で、HP-Palmtop Paper のバックナンバーを読みなおしていることをお話ししました。古い号を読んでいたら、solverでSIGMAが計算ができることが書いてありました。

そこには、「Σっていうのは、for~nextと同じだ」っていうようなことが書いてあります。

Sa410589_2 で、sigma 関数を使って、y=f(x)の曲線の下の面積の出し方が乗っていました。

「ふ~ん、solverってそういう計算もできるのか」って思っていました。

   

Sa410595ところで、モンテカルロのことは、ず~っとアタマの隅に引っかかっています。それで、ときどき、本屋さんの講談社ブルーバックスの棚の本を見ていました。

II. 先週、たまたま、「はじめての数式処理ソフト」(竹内薫著)の中に、モンテカルロ法で問題を解くプログラムが載っているのを知りました。  

  

  

Sa410598 例題は、2つの独立した乱数を多数発生させて、その2つの数字の組み合わせが、たまたま一定の関係になる確率を計算する、という問題です。

モンテカルロの説明として、「ある条件の組み合わせになる回数を、全試行回数で割った数字が、その現象が起きる『可能性』を示す」というようなことが書いてあったので、やっと、モンテカルロシミュレーションの基本が理解できました。  

  

 

Sa410584_2 私は、このMaximaという集式処理のコマンド作法を知りませんが、じっくり読めば、プログラムの内容を理解できるかも知れないと考えて、本を買いました。この1ページのために1200円というのは高かった。(でも立ち読みでは、この1ページを記憶しきれません)

III. 上に書いたように、200LXのsolverの中にΣの式があることは、わかっていますから、もし、乱数発生の式があれば、簡単なモンテカルロシミュレーションの計算ができるんじゃないかと考えました。

(387)200LXはモンテカルロ行きの切符になるか?(1)

Sa410611(387)200LXはモンテカルロ行きの切符になるか?(1)

昨年の9月ころに、(288)の項で、ナシーム・ニコラス・タレブの「まぐれ」(Fooled by Randomness)のことを書きました。

   

   

   

 

Sa410614 この本の中で、「モンテカルロ・シミュレーション」のことが、あちこちに書いてあります。あるいは「モンテカルロ数学」(Monte Carlo Mathematics)とも書いてあります。

それで、この「モンテカルロ・シミュレーション」って何なんだ?ってず~っと思っていました。

大型本屋さんで、「統計」の棚の本をいろいろ読んでみても、その概念がわかりません。私の数学的頭脳レベルが、中学・高校生レベルなので、しょうがないんですけどね。(^_~;

   

Sa410597 じゃあ、中学・高校生レベルで理解できるような本はないのかと探して、本の中に少しでも「モンテカルロ」のことが書いてある、講談社ブルーバックスを何冊も買って読んでみました。

   

 

Sa410601_2 (1) 昔、買ったことがある「パソコンで挑む円周率」(大野栄一著)にも、「モンテカルロ法でπに迫る」ということで、説明が書いてあります。でも、たんに「説明」だけです。本を読んでも「理解」できるというレベルには達しません。

   

Sa410609 (2) 「パソコンらくらく数学」(新村秀一著)でも、「快刀乱麻のモンテカルロ・シミュレーション」という項がありますが、付属のcd-romのSpeakeasyを使って、本に書かれたとおりに「やってみる」ということしかできません。

「快刀乱麻のモンテカルロ・シミュレーション」って言ったって、書かれたやりかたの、たった一つの方法しかできないよ」

Sa410603_2 (3) 「パソコンで遊ぶ数学実験」(涌井良幸、涌井貞美著)にも、「モンテカルロ法で面積や体積を実際に求めてみましょう」と説明が書いてあるのですが、付属のcd-romのプログラムはjavaで作ってあるようで、応用がききません。

自分で実際に計算するための方法論は書いてないんです。

Sa410615ところで、「まぐれ」にも、「モンテカルロの数学」の項に、「いくらでも正確な計算ができる」と書いてあります。でも、当たり前だけど、「計算できるようになる」道筋は、この本に書いてあるはずもありません。

ヒントになるようなことすらないんです。

私は、「まぐれ」を読んだときに、「モンテカルロ・シュミレーター」のような専用のアプリケーションがあるんじゃないかと思って、googleなどでいろいろ検索してみました。しかし、それらしいアプリケーションを見つけることができませんでした。

もっとも、あまりに高価だったら、買うことができませんけど。

それで、モンテカルロのことが、ず~っとアタマの隅にひっかかったままでいました。

2009年6月20日 (土)

(386)郵便受けを開けずに内容物の有無を知る(内部照明)

(386)郵便受けを開けずに内容物の有無を知る(内部照明)

200LXとまったく関係ない話題です。

私は、集合住宅にすんでいるんですけど、以前から、いちいち郵便受けを開けなくても、内容物の有無がわかる方法はないかなぁ、、と思っていました。

Sa410604  というのは、郵便受けのキーがダイヤルキーになっていて、数字を合わせてから開けるシステムになっているのですが、「開けてみたら空っぽ」ということがたびたびあるからなんです。

ダイヤルキーの数字あわせは面倒だし、空振り(内容物がない)のときは、がっかりしちゃいます。

そこで、投入口から、フラップを開けて内部をのぞくようにしていました。しかし、郵便受けの内部は暗くて、郵便物があるのかないのか、判別がつかないこともけっこうあります。

そこで、フラップを開けたときにだけ、スイッチが入って内部が照明される、冷蔵庫の内部照明のようなる電灯をつけようと考えていました。

Sa410608 「いい、照明方法はないかなぁ、、」と考えていて、携帯電話のストラップにつけるような、小さなライトを郵便箱の内部に設置することを考えつきました。

けっきょく、使ったライトは、カードタイプのポケットライトです。カードを親指と人差し指で挟むようにすると、スイッチが入ってライトがつくようになっています。

それを、郵便受けの内部に両面テープで貼り付けました。なんのことはない。非常に簡便な方法です。

Sa410600_2

郵便受けの外側フラップのところには、目印の赤いシールを貼っておきました。このシールの裏側にスイッチがありますので、指を投入口から入れてスイッチを押すことで、点灯します。

Sa410601これで具合良く内部を照明できます。

  

   

「おっ! 夕刊が配達されています」

(385)Lotus1-2-3(200LX)で行列の計算ができるんですね。

(385)Lotus1-2-3(200LX)で行列の計算ができるんですね。

前項で、HP Palmtop Paper のバックナンバーを読み返しているとお話ししました。

Sa410590 たまたま、1998年の4号(July/August)の Quick Tips を読んでいたら、Solving Simultaneous Equations in 1-2-3 という記事に気がつきました。

(この号に限って、Thaddeus のサイトに掲載されていませんので、インターネットで検索してもヒットしません)(ご注意ください)

以前も読んだことがあるはずなのですが、気がつきませんでした。

200LXのLotus1-2-3で、行列の計算ができるという話なんですが、私が高校生の時には、数学に「行列」が入っていなかったんです。

大学入試までの時点では、数学はわりと得意だったのですが、理工系の大学ではなかったので、「行列」を学ぶことがありませんでした。

その間、「いつか勉強しておかないとなぁ、、、」と思い続けて、もう、30年以上経ってしまいました。(笑)

「行列」ってどんなものなのか? とか、なにに使えるのか? なんてことを、まったく知らないままでした。

Sa410584 そこで、自宅から徒歩1分のジュンク堂書店で、「行列」の本が置いてある棚にある本(15冊くらいかな?)を、ひととおり目を通して、いちばんやさしそうな本を買ってきて読みました。

高校生の時だったら、「演習」の問題集をやるところですが、「まぁ、概念だけわかればいいや」と考えて、この本を選びました。

読んでみたら、とってもわかりやすくていい本でしたので、引き続き同じ著者の「多変量解析のはなし」を買って、読み始めたところです。

さて、Lotus1-2-3(200LX)での、実際の行列の計算の話です。

私がメインで使っているMS-DOSのノートパソコンでは、Lotus1-2-3 Note という簡易版を使っています。1-2-3Note、この「行列」の機能がないので、いままで1-2-3で「行列」の計算ができることに気がつきませんでした。しかし、200LXの1-2-3には「行列」のコマンドがあります。

HP PTP の記事に従って、計算の仕方を簡単に書いておきます。

連立方程式:3x+2y=5 4x-3y=7 を解きます。 

Scrn0005  

 

  

1-2-3のcellにそれぞれ、

3  2  5
4 -3  7

を入力しておいて、

[menu]→[data]→[matrix]→[invert]で逆行列を計算してから、

[menu]→[data]→[matrix]→[multiply]で、解を計算します。

やってみると、(当たり前ですが)計算そのものは簡単なんですね。

Scrn0000 ついでなんで、MatrixのHelp画面を掲載しておきます。

こんなふうに遊んでいると、HP200LXっていうのは、ほんとうに楽しいオモチャです。\^o^/

2009年6月19日 (金)

(384)200LX金融電卓のカスタマイズをしました。

(384)200LX金融電卓のカスタマイズをしました。

このところ、200LXのマニュアルやHP Palmtop Paper のバックナンバーを読んでいます。

とくにHP-PTPには、それまで私が知らなかったことが書いてあることが多く、読んでいて面白いです。

今回は、「小ネタ」のお話をします。

200LXのマニュアルに、「金融電卓のカスタマイズ」の項目があるのは、以前から知っていましたが、まじめに読んだことがありませんでした。

それと、Math, Custom, Arithmetic, の3つのアプリケーションは、画面が似ているので、それら違いがよくわからないままでいました。

今回、「金融電卓のカスタマイズ」の項目をよく読んでみたら、自分がよく使う機能を登録しておくことで、起動の手順が楽になるということがわかりましたので、カスタマイズしました。

Scrn0000 図は、良く使う機能を、F1~F6に登録したカスタマイズです。

[Calc]のブルーキーを押したときに、「カスタム電卓」が起動するように設定しておきましたので、「Calc]キーを押せば、必ずこの機能が呼び出されます。

[TVM]を使いたい場合、この画面から[F1]を押せば起動しますので、キーストロークは、[Calc]→[F1]の2回で済んでしまいます。

あるいは、通貨変換を呼び出すのも、この画面で[F4]を押せば起動しますので、2ストロークで済みます。

以前だったら、前者は[Calc]→[Menu]→「Application]→[TVM}の4ストローク必要でしたし、後者は、[Calc]→[Menu]→「Application]→[Conversions]→[Currency]の5ストローク必要でした。

といういことで、金融電卓をカスタマイズしたことで、グンと使いやすくなりました。

2009年6月16日 (火)

(383)壊れた200LXシスマネデータを救い出す。

GRD&PSG3 さんが、「(379)200LXシスマネデータが壊れたときの対処」にコメントをつけてくださったので、すぐに、お返事のコメントを書いたのですが、なにかの不具合で消えてしまいました。

それで、仕方なく書き直して、本文のほうにアップします。ココログでは、ときどきコメントが消えちゃうことがあるんですよねっ。

さて、GRD&PSG3 さんの「ほかにADBとして読み取ることができる方法はあるのでしょうか?」というご質問に、取り急ぎ、思いつくかぎりの対策を列挙しておきます。

(0) ファイルとしては、200LXのシスマネに読み込むことができるけれど、データ(レコード)が一部破損している場合は、(379)に書いた方法です。

(1) そのほかに、コネパクに読み込ませてみるという方法も、試してみて良いと思います。私は使ったことがないのですが、GDBwinというwindowsようのアプリケーションで読み書きできるようです。

(2) APPOUTでCSVに変換するということも、試してみるのが良いと思います。APPOUT以外に、DB2CSV.EXMというアプリケーションがあったと記憶しています。あとL1DBOUTやDBCSVというアプリケーションもありました。これらを使って、CSV形式に変換することも試してみるのが良いと思います。

(3) SUPERのサイトは英語なので読みにくいですが、何種類かのCSVへの変換ソフトがあったと記憶しています。(私はダウンロードしてことがありませんが)

(4) 裏技になりますが、VZエディターに?DBファイルを読み込むと、日本語部分が読めてしまいます。とくにNOTEの部分はそのまま読めますので、そこから手作業で切り出すという方法がとれます。これはけっこう有効だと思います。

(5) GREPは何種類もありますが、IZGREPで検索しても、?DBファイルが読めてしまいます。(「読める」んじゃなくて、「検索できる」ですが) 一方、私が便利に使っているWGREPではうまく検索できません。

ということで、通常は、(2)の方法を試して、だめなら(4)の方法でやってみるのが良いと思います。

2009年6月 6日 (土)

(382)秘密の情報を200LXのどこに隠しておくか

(382)秘密の情報を200LXのどこに隠しておくか

1995年第5号のHP Palmtop Paper を読んでいて、面白い記事を見かけました。

http://www.palmtoppaper.com/ptphtml/23/pt230006.htm

暗証番号などの秘密の情報を、どこに隠しておいたらよいかということについてです。

私は以前から、自分が一定時間200LXを操作しなければ、重要なファイルが溶けてなくなってしまうような工夫ができないかなぁ、と思っています。

さらに進んで、時間の経過とともに、ファイルがひとつずつ溶けて消えてしまうようなシステムを作れれば最高です。

私が作りたいのは、パスワードで保護するというのではなく、melt down のシステムです。そういう方法を作れないか、ずっと考えています。

とはいえ、以下のHP-PTPの記事の方法もいい方法です。

それで、さっそく私の200LXにも取り入れました。

----- 以下、記事の抄訳です -----

もし、(200LXの中に保存してある)銀行口座やクレジットカードの番号をだれかに知られたらヤバいことになる。

それを避けるのに、他人が見つけ出すことができないような場所に隠しておくのがよい。

そのためには、2つの方法がある。

I. 思いもかけないところに隠すという方法と、II. 重要な情報をパスワードで保護するという方法だ。

I. としては、クレジットカード番号・暗証番号などを、PhoneBookの中のだれも思いつかないようなところに書いておく。

例えば、(1)架空の人の電話番号として書く、(2)テキストファイルにして、隠れディレクトリの中に置く、(3)NoteTakerとかWorldTimeにあいまいな項目を作って、そのノートフィールドに書く、(4)ノートフィールドにたくさんの空白行を作って、ずっと下の方に書いておけば、[F3]でノートフィールドを見ても、すぐには重要な番号が見つからない。そのほか、(5)Lotus 1-2-3 のワークシートの、見つけにくいところに書いておくという方法もある。

II. 200LXでは、シスマネやLotus1-2-3のファイルごとに、パスワードで保護できる。ポケットクイッケンのファイルもパスワードで保護できる。

200LX全体も、パスワードを設定できる。

(パスワードでの保護の方法は、マニュアルに書いてあります)

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(381)HP95LXのトップカードを200LXに

(381)HP95LXのトップカードを200LXに

ここ1~2週間、HP Palmtop Paper のバックナンバーを読んでいます。もっとも新しい2000年の巻から始めて、じょじょに古い巻きまで読んでいます。

1995年の巻までさかのぼると、200LX→100LX→95LXの話題になってきます。

そういえば、HP-95LX には、いくつかのLotus1-2-3のテンプレートとか、いくつかのユーティティのファイルがあったことを思い出して、今のうちに取り出しておこうと思いました。

ところが、どういうわけか、手元の95LXは起動してもフラッシュカードを認識しません。

Sa410583_4  そこで、しょうがなく、赤外線ポート経由で、200LXにファイルを送りました。

ファイルを送ったときに、「ついでに95LXから吸い出してファイルはないかなぁ、、、」と思いながら見回して、95LXのトップカードも吸い出しておきました。

  

Topcard_2 95LXの液晶画面はドット数が少ないですから、640×200に変換して100/200LXでも表示できるようにしたのが、この図です。 

  

もし、気に入ったら、200LXのトップカードとして、しゃれで使ってください。「TOPCARD2.pcx」をダウンロード

(380)200LXの全辞書を一気に串刺し検索する

(380)200LXの全辞書を一気に串刺し検索する

(285)でウィキペディアを導入したことをお話ししました。しかし、いろいろ使ってみると、EBRではうまく引くことができないことがありますね。別の語で検索してから、リンクをたどって引かなければならないことも多いです。

一方で、(286)でお話ししたように、dicdosを使うと問題なく引けるようです。

dicdosを使って、多くの辞書を串刺し検索することは、(72)で[-4.bat]というバッチファイルで検索していることをお話ししました。

いままでは、串刺し検索のバッチファイルは、ウィキペディアとそれ以外の辞書とを分けていたのですが、一つのバッチファイルで複数の辞書を串刺し検索して、検索した出力のファイルを分けておけばよいということに今さらながら気づきました。

Scrn0003_2 そこで、図の一番上に表示されている[-4.bat]「(辞書を)引くよん!」という一つのバッチファイルで串刺し検索することにしました。

Scrn0001  出力されるファイルは、図のように、(1)英語辞典系統(-4eng)、(2)エスペラント辞典(-4espern)、(3)百科事典、国語辞典系統(-4hyakka)、(4)その他の辞書(-4sonota)、(5)ウィキペディア(-4wiki)と、5つに分割して出力することにしました。

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今までの、このブログでいろいろ書いていますが、もう一度、私の200LXの4ギガSDカードに入っている辞書を羅列しておきます。
 百科事典系:平凡社百科大事典、小学館百科全書、ブリタニカ小項目辞典、平凡社マイペディア。
 国語辞典系:岩波書店広辞苑、三省堂大辞林、小学館国語大辞典。
 英和辞典:リーダース+プラス、ジーニアス英和辞典、研究社英和中辞典、ニューセンチェリー英和辞典。
 和英辞典:ジーニアス和英辞典、研究社和英中辞典、新クラウン和英辞典。
 エスペラント:名称は失念したがインターネットでダウンしたもの。
 その他辞典:故事ことわざ辞典、類語実用辞典、用字用語辞典、手紙実用文辞典)
 ウィキペディア:ウィキペディア。
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検索語については、「ひらかな」でも、「漢字・カタカナ」でも、「alphabet」でも引けます。

「ひらかな」で引くと、(1)には百科事典、国語辞典を引いた結果が出力され、(2)には和英辞典を引いた結果が出力されます。(3)にも類語・ことわざなどを引いた結果が出力され、(5)ではウィキペディアを引いた結果が出力されます。

辞書を引いた結果を読むには、上記の5種類の出力ファイルの中から、読みたい系統の辞書のファイルだけを読みます。あとのファイルは捨ててしまいます。

「漢字」や「カタカナ」で辞書を引いた場合、漢字のインデックスを持っているだけがファイルに出力されます。マイペディアとか、広辞苑、大辞林などです。また、ことわざ辞典や手紙辞典などもそうです。(5)ウィキペディアはとうぜん漢字・カタカナで引けます。

「alphabet」で引いたときは面白いです。(1)の系統の辞書でもひらかなの検索語にカッコつきでアルファベットがついている語は検索にひっかかってきます。(2)では、英和辞典を引いたことになります。(4)もエスペラント辞書を引いた結果が出力されます。

Scrn0000 もともと、検索バッチプログラムでは、日本語でも英文字でも検索できましたが、今回のように出力されるファイルを分割することで、とても便利になりました。

(付記)お話しするのを忘れていました。

「ひくよん」バッチファイル(-4.bat)で辞書を引くまでもない、「ちょっと辞書を引きたい」という場合は、「光の辞書」を引いています。

「光の辞書」には、清水国語辞典、講談社パックス英和・和英辞典、が入っています。

これもまた、手軽で便利な辞書だと思います。

2009年6月 5日 (金)

(379)200LXシスマネデータが壊れたときの対処.

(379)200LXシスマネデータが壊れたときの対処.

folomyに、肥大化したアポイントのデータをREMOVEしようとしてできない。
どのように対処したら良いか?という質問が上がっていました。

つい、先日、私も200LXのデータベースのデータが壊れていて、修復したばかりです。

上記の質問は、回答者として私を想定しているようなので、「私だったらこうします」という対処法を書いておきます。

アポイントでもほかのシスマネデータでも、対処の仕方はほぼ同じですが、今回は、アポイントのデータを例にしてお話します。

I. まず、アポイントのデータが壊れているんじゃないか? というのが問題があります。

 I-1 修復には、通常、GARLICというアプリケーションを使います。

 もし、お持ちでなければ、GOOGLEなどで検索してダウンロードして、フラッシュディスクの片隅にでも置いておくと安心です。

 I-2 コネクティパックでは、データベースが多少壊れていても読み込むことができると小耳にはさんだことがあります。
 それで、コネパクをお持ちでしたら、試しに一度コネパクに読み込んでから、saveしてみるのも良いと思います。

II. 壊れているにしても、とりあえず、100/200LXのシスマネで読み込むことができる場合の修復方法です。

 これは、「壊れている部分と正常な部分を切り分けて、正常な部分をなるべく多く救い出す」ことをめざします。ちょうど、少し傷んだ果物で、傷んでない部分を切り取って食べるみたいなものです。(少し傷んだ果物は、おいしくありませんが、、、)(^^)

 切り分ける方法は、2つあります。傷んだ部分を切って捨てる方法と、逆に傷んでいない部分を救い出すという方法です。

 II-1 データファイルが大きくなっていて、その一部を切り捨てて小さくしながら、正常なデータベースとして使う場合、[MENU]→[FILE]→[REMOVE]で、領域を指定して、切り捨てます。
 その場合、切り捨てた部分は別ファイルにして、取っておく方が良いですね。
 質問者は、この方法をやってみて、異常に長時間かかって電池切れにまで至ったとのことです。

 その場合は、この方法は使えませんね。

 II-2 だとしたら、逆に、大きくなりすぎたデータファイルの一部を、救い出すようにしてみます。

 II-2-1 通常だったら、データファイルをおおよそ半分に分けて、拾い出せば良いと思います。5年間くらいのアポイントなら、最近の2年ぶんくらいを別ファイルとして取りだします。

 これには、[MENU]→[FILE]→[EXTRACT]を使います。

 元のデータファイルの名前が、APPOINT.ADBでしたら、救い出すあらたなデータの名前を、APPOINT1.ADBとでもします。

 うまく救い出せたことが確認できたら、残りの部分もAPPOINT2.ADBとでも名前をつけて切りだします。

 これで、APPOINT.ADB → APPOINT1.ADB + APPOINT2.ADB と分割できたことになります。

 II-2-2 もし、APPOINT1.ADB かAPPOINT2.ADBのどちらかが壊れているようなら、壊れているほうのデータファイルを、また2分割します。そしたら、壊れている部分は元のファイルの1/4の領域にに限定することができます。

 さらに分割を続ければ、壊れている部分を特定できます。特定できたら、そこを捨ててもいいですし、コツコツと修復を試みても良いと思います。

 II-3 今後のことも含めて考えるなら、、、、

 私だったら、今の時点で、毎年の記録に切り分けて保存しておきます。

 私の場合、通常、あまり古いデータは参照しませんので、現在使用するアポイントのデータは、2009,2008,2007 年ぶんくらいで済んでしまいます。
 古いデータを参照することもたまにあるので、古いデータも整理して200LXの記憶メディアに保存しています。

 2008年保存用 →  2008,2007 年ぶん   ファイル名:2008.ABD
 2008年保存用  → 2007,2006 年ぶん   ファイル名:2007.ABD
 2008年保存用  → 2006,2005 年ぶん   ファイル名:2006.ABD
 2008年保存用  → 2005,2004 年ぶん   ファイル名:2005.ABD
 2008年保存用  → 2004,2003 年ぶん   ファイル名:2004.ABD

 というようにしてあります。

 このように1年ごとにオーバーラップさせながら保存しておくことで、もし、ファイルが一部壊れていてたとしても、修復は容易です。

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