無料ブログはココログ

« (430)200LXのフレキ他端の掃除 | トップページ | (432)HP-PIM95 使えそうな予感 »

2009年12月27日 (日)

(431)HP-12Cの分解修理

(431)HP-12Cの分解修理

Img_1590私の持っているHP-12Cの一台が故障しています。故障の症状は、[2],[7],[9]などの数字キーが、強く押さなければ認識されないことと、強く押すと、3回、4回押したのと同じように、いくつもの数字が並んでしまったりするようになっていました。

キースイッチ(接点)の不具合だと考えました。

インターネットで、12CのようなHEWLET-PACKARDの横型電卓の修理方法を探してみたのですが、修理方法を書いてあるサイトを見つけることができませんでしたので、自分で考えながらすることにしました。

今回分解した12Cは、MALAYSIA製の90501081です。1990年製だと思います。内部構造的には、ヒューレットパッカードの他の横型電卓である10C,11C,15C,16Cも、だいたい同じだと思います。

Img_1594裏側の四隅にゴムの滑り止めがありますが、ここに筐体をとめるネジがあるはずです。このゴムを外します。強力な両面テープで留められています。

Img_1596 ネジは、200LXのトルクスネジとちがって、小さなプラスネジです。

 

 

Img_1598 ネジを外せば、簡単にウラ蓋は開けられます。しかし、基盤はオモテのキーボード側のケースとガッチリ固定されています。基盤に数多くの小さな穴が開いていて、表ケースの内側からでている突起が、その穴に挿入された上で、突起のアタマを潰してあります。
そのため、一度分解したら、元に戻すことができないようになっています。

でも、どうせ故障している12Cですから、その固定されている部分を、マイナスドライバーの先端などの鋭利なもので削ってしまいます。

基盤の下のほうは、セロハンかビニールテープでケースに固定されていますので、そのテープも除去してしまいました。

Img_1602 基盤には、一枚のICがついているだけです。おそらく12Cの初期の個体は、もっと複雑だったんだと思いますが、いまのはこんなに単純な構造です。 

   

   

Img_1603 基盤を外すと、部品は大きく3つの部分に分かれます。裏蓋と、基盤と、表ケースです。
表ケースには、ゴムシートの裏に多くのキーがはめ込まれています。

Img_1616 キーを取り出して見てみますと、下方に棒状のものがある構造です。ここを軸にしてキーが動くわけですね。

Img_1625 問題はキー接点ですので、さらに分解を進めます。一枚のセロハンかビニールのシートで、ステンレス製の皿状のものが、基盤の接点を覆っている構造でした。接点の錆か汚れが問題ですから、シートを全部剥がして、接点を有機溶剤で洗浄しました。ステンレスの内部もきれいに拭きました。

Img_1627 あとは、手持ちのセロハンテープで、8枚のステンレス板を元のように貼り付けました。

Img_1631 分解したときに、基盤の裏側のプラスティックを削ってしまっていますので、基盤の固定は、瞬間接着剤で接着してしまうことにしました。

Img_1633 これは固定中の写真です。

基盤の裏側はきたなくなってしまいましたが、これで分解修理は終了です。電池を入れて、正常に機能することを確かめてから、ケース裏蓋を元に戻して終了です。

再組み立て後に、キーの遊びが増えてしまいました。振るとカタカタ音がします。でも機能としては正常な状態に回復しました。

« (430)200LXのフレキ他端の掃除 | トップページ | (432)HP-PIM95 使えそうな予感 »

8. 200LXの修理・改造」カテゴリの記事

コメント

興味深く拝見しました。私もHP15Cを使い続けて30数年です。 残念ながら液晶の真ん中が液漏れして数字が見づらくなっています。 修理したいのですが、アドバイス頂けないでしょうか。 例えば昔の12Cを購入して、液晶部分だけ入れ替えることはできるのでしょうか。 回答いただければ幸いです。

銘板屋の親父 さま、コメントをありがとうございます。

>修理したいのですが、アドバイス頂けないでしょうか。 
 HP15Cのような小さなデバイスは、分解修理を前提にして作られていないように思います。小さな機器の修理に慣れていない私のようなシロウトが修理しようとしてもなかなかうまくいきません。
 うまく修理できるかどうかは、その人の技量によってまったく違うと思います。

>例えば昔の12Cを購入して、液晶部分だけ入れ替えることはできるのでしょうか。
 液晶の交換はできると思うのですが、そもそも、(小さな文字表示などの)液晶表示は同一でしょうか?
 表示が同じならば、交換して機能させることは可能だと思います。
 あとは、固定されているハンダを溶かすことでパーツ(液晶表示部分)を外して、12Cのものを再度ハンダ付けするという手順ですね。
 外装はツメではめ込みになっていますから、なるべくツメを折らないように分解する必要があります。ツメを折ってしまったら組み立てのときに接着剤で固めます。

 あらたに15Cを入手しようと思ってもけっこう高価なようですね。
 あとは、12Cを入手するコストと、自分で修理する時間コストと、成功の確率とを考えてトライすることになると思います。

 ご成功をお祈りいたします。

 BlueSky

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/175746/47127225

この記事へのトラックバック一覧です: (431)HP-12Cの分解修理:

« (430)200LXのフレキ他端の掃除 | トップページ | (432)HP-PIM95 使えそうな予感 »