無料ブログはココログ

カテゴリー「8. 200LXの修理・改造」の65件の記事

2019年1月 8日 (火)

(776) 200LX底蓋の一部の破損を接着剤で補修した。

(776) 200LX底蓋の一部の破損を接着剤で補修した。

122951_2矢澤さん作成のバックライト機を10年くらいをメイン機として使っています。動作は安定していて具合がよいのですが、筐体のあちこち(赤く囲った部分)が破損しては補修を繰り返しています。

121458今回は写真のように、電池室の外側(赤矢印)が破損したため、接着剤で補修しました。
いままでも瞬間接着剤やエポキシ接着剤で補修してたのですが、きちんと補修できずに破損部が突出して指にひっかかります。
それがあんまり気になるので再々度の補修となりました。今回は仕事の昼休みに写真を撮りながら事務所で補修しました。

23152私の場合、200LXの補修には、ダイソーの二液混合の(エポキシ系)接着剤を使うことが多いです。今回は手元にあった厚紙の上で、二液の接着剤を混合しました。混合するのには紙軸綿棒をニッパーで斜めに切断して使うことが多いです。

121931_2この写真のように分解します。修理が短時間で終わるときは、ボタン電池を装着したままで修理します。ボタン電池が装着してあればC:が保存されていますので、200LXを再設定しないで済みます。

123926接着剤は10分くらいで硬化するはずですが、補修部を動かして硬化の程度を調べることができませんから、厚紙の上に残っている接着剤を動かすことで、硬化の見当をつけます。

124144うまく接着できたようなので(赤四角で囲った場所)、200LXをもとのように組みあげました。
今回は、破損した棒状の部分の先端をニッパーで切って、わざと欠損部を作りました。その欠損部を接着剤で埋めることで、補修部分が外側にでっぱらないようにくふうしました。

124514200LXを開腹したので、ついでにバックライトのインバーターの写真も撮っておきました。
赤く囲った部分がインバーターです。青矢印はインバーターの構成部品です。

矢澤さんの工作は、インバーターの部品を、メインボードの隙間にうまく配置しています。ほんとうに上手なものだと感心しちゃいます。(前項のインバーターの写真と比べてみてください)

2019年1月 4日 (金)

(775) 古い自作バックライト機のインバーターの位置変更.

(775) 古い自作バックライト機のインバーターの位置変更.

むかし、何台かのバックライト機を作った記憶があるのですが、手元にあるのは1台だけです。
その1台のバックライト機はEL照明がときどき点灯しなくて、修理を繰り返していました。
一方で、矢澤さんに作ってもらったバックライト機はとくべつな故障もなく、順調に稼働しています。

今回、黒く劣化したバックライト加工液晶の修復をしたのを機に、インバーターの位置をメインボードの裏側からメインボードの表側に移動させました。
そのことをお話しします。

145720今まではこの位置(裏側)にインバーターを置いていました。しかし、この位置だとわずかに底蓋が膨らみます。そのためにハンダがはがれたりして不具合が発生していました。
(この図の赤と青の配線がついているボード小片がバックライト用のインバーター回路です)

145610予備用のインバーターボードをメインボードのあちこちに置いてみて、なるべく周囲との干渉がない場所を探したところ、こちらの位置(表側)だとキーボードの裏側からの圧力をほとんど受けないことがわかりました。
(この図で、色のついた何本もの配線がついているのが未使用のインバータ回路です)
(左側の少し大きめのボードは増設RAMのボードです)

145622下の図は同じ場所で、インバーター回路を置く前の写真です。写真では適当な空間があるようには思えませんが、、、

そこで、インバーター回路につながっている配線をすべて切断してから、裏から表へと位置を変えて、ハンダ付けをやり直しました。

EL板は疲弊したままのものを組み込んだため、バックライトの明るさは暗いままですが、200LX底面のわずかな膨らみがなくなってスッキリした感じになりました。

この自作バックライト機よりも、矢澤さんのバックライト機のほうが安定して動作しますので、自作機は予備役のままで保存しておきます。あらためてメイン機として使うときはEL板を交換してもっと明るくして使おうと考えています。

ところで、Palmtop Paper のバックナンバーを読み返していたら、編集長のHal Goldstein がバックライト機のことを
" Ever been in a dark or poorly lit room when you wanted to use your Palmtop? Have there ever been times when you had to maneuver the position of the Palmtop screen just right to be able to read it? " と評しているのを見つけました。
http://www.palmtoppaper.com/ptphtml/47/47c00007.htm
(グーグル翻訳)(Palmtopを使いたいときに、暗くなった部屋や薄暗い部屋にいたことはありますか? あなたがそれを読むことができるようにちょうどよいPalmtopスクリーンの位置を操縦しなければならなかった時が今までにありましたか?)

そうなんです! 確かに、バックライト機だと暗いところでも200LXを使えます。だけど、それだけじゃなくて、画面に反射させる光源を求めて画面を動かす必要がありません。

私は、バックライト機のイチバンの利点は、以前にお話したことがあるように、暗い所で位置調整をしなくてすむことだと考えています。

当時、Palmtop Paper のこの記事を読んで、「Thaddeus からバックライト機を買うことができるのかぁ!」と感心して、前金を払い込んだことを覚えています。残念なことに、このプロジェクトは実行されずに、バックライト加工なしの新品200LXが送られてきました。

現在メイン機として使っているバックライト機は、そのときの新品200LXを矢澤さんにお願いしてバックライト加工していただいたものです。

矢澤さんにはいくら感謝しても感謝しきれません。

(774) 年始・年末の休みに、200LXの劣化液晶の修理をしました。

(774) 年始・年末の休みに、200LXの劣化液晶の修理をしました。

皆さま、あけましておめでとうございます。
今年も皆さまにとってさらによい年でありますよう願っております。

今年は年始・年末に10日間くらいの休暇をとりましたが、とくに旅行もしないで自宅マンションで過ごしています。まだ休暇中です。

年始・年末には、例年のように前年の反省をして、新しい年の計画を考えていました。
時間がたっぷりあるので、劣化した200LXの液晶の大修理をしました。
今回は、そのことをお話しします。

220206保存してある200LXの中で、表示液晶が黒く変質したものが次第に増えてきていました。そのような200Xは、補修用のパーツにしていますので、変質した液晶板だけを別に保管しています。

自宅マンションで数えてみたら、単体で保管してある劣化液晶が5枚あり、200LX本体のままで保存してある中で、液晶が劣化しているものが5台ありました。そこで、10枚の液晶をいっきに処理してしまうことにしました。(事務所で保存している200LXも劣化のものが見つかりましたので、それもそれらも処理しました)

処理手順は、「(662)200LXの偏光板を交換してみた。作業はけっこう面倒です」でお話しした方法と基本的には同じです。しかし、今回とくに工夫したことをお話しします。

220554用意した薬品は全部で5種類です。

1. 画材屋さんで油絵の具の筆洗いようの薬品を買ってきました。しかし、実際には役に立ちませんでした。

2. ダイソーで、2種類の「瞬間接着剤のはがし液」を買ってきました。
このほかにも、(後述)4.マニキュアの除去剤と、5.ハンドクリームも使いました。

152926剥離のための道具も工夫しました。
廃棄したクレジットカードをカッターの刃の大きさに細長く切って、カッターに装着して液晶表面の糊とプラスティックシートを除去するのに使いました。

次に、どんな手順で処理したかをお話しします。

2216161.まずは、表面の黒く変質した厚いシートをむりやり剥がすことから始めます。
ガラス面を傷つけないように注意しながら、液晶の四隅の角のうち、剥がしやすそうな場所で、カッターの刃先で厚いシートを少しめくります。ペンチでシートの角をつかんで、ゆっくり剥がしていきます。

220549_22. 表面の厚いシートを剥がした状態で、その下の薄いシートがひび割れているものと、ひび割れていないものとで処理の仕方を変えました。

153128右下の液晶のように表面がひび割れている場合は薬品が浸み込みやすいので、マニキュアの除去剤を塗って数秒後に表面を削り始めます。削るのはクレジットカードを流用したプラスティック板を使います。

5回か10回か、強くこすっているうちにガラス面が露出してきます。そしたら処理液を接着剤のはがし液に変えて、露出している面積がしだいに大きくなるようにこすり続けます。

170115


155635削りカスは適宜拭き取りながら根気よく処理を続けます。削るのは、プラスティック片の角を使います。角が鋭ければ剥がしやすいので、角が鈍化してきたらハサミで切りながら作業を続けます。

165010このときに、ハンドクリームのほうが滑りがよくて削りやすければ、剥がし液の代わりにクリームを使います。(これはバックライト用の液晶です)

152926_23. (上の写真の左下の200LXのように)薄いシートがひび割れていない個体もあります。この場合は、マニキュアの除去剤が浸み込みませんので、接着剤のはがし液のほうが使いやすいかったです。

削っていくのに、方向を変えながら削ります。そのためには、下に何かのシートを敷いておくほうが作業がしやすいです。私は文房具の子ども用シートを使って作業しました。

122642そのほかには、ハダカのままの液晶で作業がしにくいので、壊れた上蓋部品を流用して、作業しやすいようなカバーを作って作業しました。

122933どのような道具を使って作業するにしても、どうせ黒く変質してしまった液晶板は、保存しておいても使い道がありません。ガラスが割れてもよいくらいのチカラをいれて、ゴリゴリと表面を削っていきます。私の場合、今回10枚以上の液晶を処理しましたが、一枚も割れませんでした。

図の中央下の200LXはバックライトの200LXです。私が最初に自作したバックライト機なので、気を入れて(笑)偏光板を乗せて電源を入れて撮影しました。右下の紙片を乗せてある200LXは、バックライト処理したうえで液晶内部に反射用の紙を差し込んであります。そのためちょっと色調が違って見えます。
補修部品としての単体の液晶は、別に保存してあります。

糊はがしの処理にかかった時間は、処理しやすい液晶の場合は30分くらいで済みましたが、処理しにくい液晶が2時間くらいかかりました。有機溶剤を使う場合は、換気に注意しながら作業を進めるのがよいと思います。

今回の記事は、写真が多いわりに文章がちょっと雑になりました。すみません。

作業をする場合、以下の過去記事も参考にしてください。

(662)200LXの偏光板を交換してみた。作業はけっこう面倒です。
http://we-love-200lx.cocolog-nifty.com/blog/2016/03/662200lx-a1a7.html

(596)HP95LX,100LXも液晶劣化(ビネガーシンドローム)
http://we-love-200lx.cocolog-nifty.com/blog/2012/07/596hp95lx100lx-.html

(449)200LXの液晶が劣化していた
http://we-love-200lx.cocolog-nifty.com/blog/2010/04/449200lx-9abd.html

2018年12月25日 (火)

(771) HP200LX 液晶の修理もむずかしい。失敗した。

(771) HP200LX 液晶の修理もむずかしい。失敗した。

Tatesenメインで使っていた8MBバックライト機の液晶表示に黒い縦線が出現したため修理しました。
結果的には液晶の修理ができずに、その液晶表示部はジャンクになりました。

しかし、別に保存してあったバックライト用の液晶表示部を流用して、組み込んでいちおうは使えるまでになりました。

そのイキサツをお話ししようと思います。

200LXの破損状態は、写真のような黒い縦線の出現です。縦線がよく見えるように画面のコントラストを上げて写真を撮りました。

このような縦線の出現の原因は何種類もあります。
1. ひとつは液晶表示部裏のICの故障です。
2. あるいは、ICの足のはんだ付けがはがれて接触不良になっている場合もあります。
3. そのほかに液晶に使われているいわゆるセブラゴムの破損の可能性があります。
4. セブラゴムと接点の接触不良の可能性もあります。
5. 修理不能なのは液晶ガラス面の導通が切れた場合です。

今回は、1.~4. の対策を取りましたが、けっきょく修理不能だったので 5. の状態だったようです。

Bunkai2修理の手順ですが、まずは200LXを分解します。今回修理したのはバックライト機なので、EL発光板が200LXのメインボードとつながっています。

コードを切らないで修理するため難易度が非常に高くなります。私の場合、複雑な修理の時はコードをいったん切断してしまうことがあります。
その場合は、再くみ上げのときに、切断したコードをはんだ付けして再接続します。

今回は、改造・修理のために用意した、治具のことをお話しします。バックライト液晶の加工・修理するために専用の治具を作りました。

Jiguひとつは、液晶を分解して開いたまま作業するための作業台です。
液晶のガラス面と液晶基板とを接続している帯状の部分は非常にデリケートです。
強くひぱったりねじったりすると、くみ上げたときに黒い横線が出現します。今回の縦線とちょうど90度反対の黒い線です。

この黒い横線が出現するようになったら、その液晶はもう使えません。私はバックライト加工の時に数枚の液晶表示部をジャンクにしてしまいました。

Hyoujitstもうひとつの治具は、治具というよりも200LXを組みあげないでも、液晶だけをテスト表示するテスターです。古い100LXを分解して作ってあります。

Testmode液晶を改造・修理した場合、この液晶表示テスターを使って正常に表示されるかどうかを確かめます。

[ESC]+[ON]でテストモードを立ち上げて確認します。

今回は、長時間かけて修理したのですが、あまり記録を取りませんでした。

そのため、簡単にお話しするだけにとどめます。

(770) HP200LXのヒンジ部の分解修理

(770) HP200LXのヒンジ部の分解修理

モンパパさんからHP200LXのヒンジの修理についてご質問をいただいていました。

私としては、ヒンジの分解修理はもっともやりたくない分解修理です。
しかし、必要にせまられてしかたなく分解修理をしましたので、その手順をお話しします。

Ktaore今回は、ヒンジが硬いための修理ではありません。
柔らかくなりすぎて手前の200LXのように開いてしまうため、液晶表示が倒れない程度の適度な柔らかさにするために修理しました。

200LXの分解手順は別のところに書いてありますのでそちらを見てください。
あるいは、矢澤さんのサイトとか別の方のサイトでも分解手順を調べることができると思います。

Bunkai少なくとも200LXから上蓋ユニットを分離させることができなければヒンジの修理はできませんのでご注意ください。
写真上段の左右のように上蓋ユニットから液晶を取り出します。

上段右側の状態から、上蓋ユニットの四隅のネジを全部はずして、ヒンジ部のキャップをこじ開けて外す必要があります。

写真下段の左のように上蓋部分と、下段右側の枠に分解します。

Buhinヒンジ部は、図のように四つの部品と、中心の軸から構成されています。
ヒンジ部の分解は、まず、軸をペンチなどで挟んで抜き取ることから始めます。

もし、ヒンジが硬いのを柔らかくするだけの目的でしたら、抜き取った軸に潤滑剤を塗って再度差し込むだけで柔らかくなると思います。
今回は、柔らかすぎるのを硬くするのですから、完全分解までする必要がありました。

図のいちばん左側がキャップですが、このキャップを外すわけです。
ここでとくに注意が必要なのは、いったんキャップを外して分解すると、再組み立ては非常に難しいということです。
ジャンクになってしまうのを覚悟して作業をすすめる必要があると思います。

Baneヒンジ部で使われているバネは、見てみるといろんな強さ(硬さ)のものがあります。

私の場合、壊れたヒンジ部から取り出してあるバネがいくつかありますので、取り出したバネよりも少し硬めのバネを選んで組み立てました。

組み立ては分解と逆の手順でします。難易度が高いのはバネを圧縮した状態でなければ組み立てることができないことです。
ここの部分の組み立ては、おそらく専用の治具があるのだろうと思います。

Asshuku私の場合、便利な道具がありませんので、バネを圧縮した状態に保つのに、糸でキツク縛っておいて組み込んでいます。

十分に圧縮して、バネが小さくなっていればヒンジの所定の場所に、部品全部を組み込むことができます。
部品を並べておいて、蓋部分をはめることで組み立ては終了します。

分解してみて、部品が破損している場合は、もう再組み立てする意味がありません。修理不能ということになります。

とくに破損しやすい部品は、上のほうの図の右端の黒色プラスティックの筒です。割れたり折れたりしていることが多いです。
この黒い筒状部品が破損すると、「(628)HP200LXのヒンジ部の自然破損」のような状態になります。

つぎに破損しやすい部品は、クリーム色の柔らかいプラスティックの筒です。これはちぎれていることがあります。

どちらの部品にしても、破損していたら代替品を見つけるのは至難です。
もしかしたら、上記の黒色プラスティックの部品はワッシャーで代用できるかもしれません。
あるいは銅版・アルミ板をワッシャーの形に切って代替できる可能性もあると思います。

いずれにしても、部品を所定の位置に収めて、キャップをはめれば、再組み立てはほぼ終了です。最後に、抜き取ってあった軸をていねいに差し込みます。首が簡単には後ろに倒れないことを確認して、ヒンジ修理が終了です。

ヒンジが適切な硬さあるいは柔らかさになっていれば、分解と逆の手順で200LXを組みあげて修理完了となります。

今回は、この修理だけに4時間くらいかかってしまいました。

2016年7月16日 (土)

(674)HP200LXの持病「首折れ」の修理過程

(674)HP200LXの持病「首折れ」の修理過程

200LXは古いですから、経年変化であちこち故障が出てきます。とくにプラスティックが劣化して割れやすくなってきています。

今回、MAXさんから「首折れ」の修理を依頼されたので、その経過をお話します。

Img_4202まず、「首折れ」の現状を見てください。写真のようにまだ初期の状態です。しかし、このまま使い続ければ、首が折れて使えなくなってしまいます。この程度のうちに補修しておくのが良いと思います。

では、補修の経過を、段階を追ってお話します。

Img_4211今回は、厚さが0.1mmの真鍮板を使いました。たぶん、10年以上前に、東急ハンズで購入したものです。その真鍮板から、100円ショップで買ったキッチンンハサミで適当な大きさに切り出しました。
現物合わせで真鍮板の小片の端を曲げておきました。接着剤で貼り付ける前に、出来上がりを想定して、200LXの上に置いてみました。最終的なできあがりは、こんな風になります。

使う接着剤は、私の場合、100円ショップで購入した2液混合のエポキシ樹脂の接着剤を使うことが多いです。

Img_4212一段階目の作業として、割れ目を広げておいて、割れ目の中に接着剤を擦りこんで、20分間くらい圧縮しました。これで表面の割れを塞いでおきます。

Img_4218二段階目の作業は、真鍮板を貼り付けることです。再度、2剤の接着剤を混合して、真鍮板の内面にまんべんなく塗り付けてから、200LX本体に貼り付けます。
圧着しているのは洗濯バサミです。私はクランプよりも洗濯バサミを使うことが多いです。この状態で20分くらい放置しておけば接着剤が固まります。

Img_4228この写真は、出来上がりの状態です。割れ目は塞がれていて、その上、真鍮板で補強しましたから、とうぶんは割れることはないと思います。とくに、この個体の場合は、開閉がかなり柔らかいので、おそらくもう割れることはないだろうと予想しています。

追加コメント:

各種の修理については、「(592)残念! 矢澤さんが200LXの修理を中止」でまとめてお話したことがあります。
http://we-love-200lx.cocolog-nifty.com/blog/2012/07/592200lx-5523.html

また、今回と同じやり方の「首折れ」の修理については、「首折れの修理法」でお話したことがあります。もう、10年くらい前のことでした。
http://we-love-200lx.cocolog-nifty.com/blog/2006/04/post_5418.html

2016年4月11日 (月)

(667)ビニール袋で保存されていた200LXの劣化は?

(667)ビニール袋で保存されていた200LXの劣化は?

200LXは保存しているうちに劣化していきますね。
100/200LXが販売されていた当時は、まさか自然に劣化していくとは思っていませんでした。

使っているうちに、あちこちが故障していくことだけを考えていました。
私の場合、現在ほどには修理の技術が身についていませんでしたので、予備用の200LXを買っておいて、故障したらつぎつぎと新しい200LXをおろして使い続けようと考えていました。

P1060536自分のほかに家族も200LXを使っていましたし、職場の同僚も使っていました。
そのため、何人もが一生使えるぶんの予備機を買っておきました。
(200LXと箱をピアノの上に並べてみた)

しかし、私の周囲の人たちは次第に200LXを使わなくなり、現在は、自分自身のほかに2人だけが200LXを使っています。
2人とも私と同じ環境で使ってくれていますので、ハード・ソフトとも、私がメインテナンスしています。

最近、200LXの劣化について気になっているのは、ビネガーシンドローム(液晶ディスプレイの黒化現象)のことです。
その劣化をなるべく遅くするには、通電して使い続けるのが良いようように思っています。
逆に、ビニール袋に入ったまま保存しておくと劣化が進むという話がありますね。

先日、全予備機をチェックしたら、何台もの200LXで液晶の劣化がみつかりました。
そのことは、「(449)200LXの液晶が劣化していた」の記事でお話しました。(http://we-love-200lx.cocolog-nifty.com/blog/2010/04/449200lx-9abd.html

でも、「あやち」さんのブログを参考に修理してみて、自分でも修理が可能であることがわかりましたので、少し安心できるようになっています。
このことは、「(662)200LXの偏光板を交換してみた。作業はけっこう面倒です」の記事でお話しました。(http://we-love-200lx.cocolog-nifty.com/blog/2016/03/662200lx-a1a7.html

(662)の記事を書いた時点では、保存してある予備機は全部チェックしたつもりでいましたが、まだ、新品箱入りのままの200LXが押入れの奥のほうにあることを思い出しました。

P1060537何台の箱入り200LXがあるのかと、押入れの奥の方から引っ張り出して、入っていた200LXを数えてみたら8台ありました。
これから、一台ずつ電池を入れて正常に機能するかどうかをチェックしようと思っています。

写真で、後方にある箱は、200LXが入っていた箱、取説だけが入っていた箱、空箱、を積み上げてみた状態です。
ディスプレイを開いて並べた200LXは、ときどき電池を入れて劣化を防ごうとしているものです。
今回見つけ出した8台が、ビニール袋に入ったまま手前に並べてあるものです。

Img_4186新品のまま保存してあった箱の中の電池は、写真のように腐ってました。
ビニール袋の中の200LXは何台生きているのかなぁ、、、

200LXをビニール袋から出して点検するのが、なんだか恐くて先延ばしになっています。

2016年4月10日 (日)

(666)200LXのキーボード交換しました。

(666)200LXのキーボード交換しました。

Img_4157メインの200LXのキーボードを交換したので、その様子をお話します。

半年くらい前に底蓋の交換作業をしたときに、キーボードユニットの裏の2本の突起を破損してしまいました。
そのため、キーボード部品そのものを交換したのですが、そのキーボードのキータッチがイマイチ良くありませんでした。

キータッチが硬いことと、少し打鍵音がするのが気になっていました。
音はわずかでしたが、静かな講習会などでメモを取るときに、ちょっと気兼ねすることがありました。
交換前のキーボードは、ほとんど無音で、キータッチも柔らかだったため、よけいに気になっていたのです。

そこで、キーボードのキー部分を交換することにしました。
分解してキーボードユニットをそっくり入れ替えれば良いのですが、バックライト機ではキーボード交換が面倒です。

そのため、分解せずに、キートップ側から部品だけを剥がして交換することにしました。
その手順をお話します。

Img_4158まずは、キーボードの化粧シートを剥がし取ります。化粧シートの端に針を入れてシートの端を浮かせます。

Img_4159次に、その場所から小さなマイナスドラ―バーを挿入して少しずつ剥がしていきます。

Img_4163ある程度まで剥がしたら、ラジオペンチで端を掴んで全体をゆっくり剥がし取ります。

次に、キーのシートを外します。このキーシートは、裏側に100個くらいの小さな突起があって、その突起が下の基盤にはめ込まれています。はめ込んであるのを外すために、

Img_4166キーシートの下に小さなマイナスドライバーを挿入して、突起のひとつひとつを浮かして外していきます。

Img_4168これで、剥がれた状態です。文字部分の灰色のキーシートと、数字部分の黒色のキーシートが別になっています。

Img_4169キーシートの下に、キートップに相当する部分に穴が開いたフィルムシートがあります。
さらに下に、丸い小さな黒色の陥凹がたくさんあるシートがあります。

これらの3枚のシート類を、もっとソフトなタッチのキーボードユニットから外して、取り替えるわけです。

あとは、分解とは逆の手順で取り付けます。

Img_4173キーシートの裏の突起の上から強く押し込んで、突起をはめ込んでいきます。
私は、マイナスドライバーとかトルクスドライバーを使って押し込んでいます。

最後に、化粧シートを元のように貼ることで、作業は終了です。

今回の作業で、柔らかな打鍵感の静かなキーボードに交換することができました。
作業時間は、約1時間でした。

デスクトップパソコンでは、キーボードのタッチは重要な問題です。
私の場合、メインのデスクトップパソコンでは、ハッピーハッキングキーボードを使っています。ストロークが深くてよい打鍵感です。

200LXでは、キーシートの下に入っている薄いフィルムシートを抜いたり、交換したり、2枚重ねたりすることで、打鍵感を変えることができます。

文字を書くのに万年筆などのよい筆記具にこだわるように、200LXでもキーボードの打鍵感にこだわって、変えることができます。

2016年3月16日 (水)

(662)200LXの偏光板を交換してみた。作業はけっこう面倒です。

(662)200LXの偏光板を交換してみた。作業はけっこう面倒です。

今回も修理の話です。以前の記事「(596)HP95LX,100LXも液晶劣化(ビネガーシンドローム)」の続編です。http://we-love-200lx.cocolog-nifty.com/blog/2012/07/596hp95lx100lx-.html#_ga=1.4240691.1055333503.1434382444

Img_4128 あやちさんの「こばこのひみつ」ブログに、HP100LX/HP200LXの簡単な偏光板交換作業手順」http://ayati.cocolog-nifty.com/blog/2016/03/hp100lxhp200lx-.html
が掲載されています。

 そのほかに、矢澤さんのLX-RESTの「hp200LX修理例:液晶表面偏光板の酢酸化によるディスプレー不良」http://lx-rest.com/hp200lx_display_unusable_by_vinegar-syndrome.htm
でも、詳しく解説されています。

 矢澤さんの「hp200LX 修理・改造・設定等 掲示板」で、「液晶が変色した200LX(3)」http://www.chibiao.com/type_n2/nkns8/hp200lx/tmain.cgi?id=resform&no=335&connection=UTd9B4Jei9G7qp
と、修理方法が紹介されています。

 この液晶の劣化変色(ビネガーシンドローム)の修理は、私が修理できる範囲を越えている、と考えて手を付けずにいました。

 しかし、「こばこのひみつ」の記事で詳しく説明されていますので、「やってみよう」と思うようになって、ここ数日で7台の作業をしてみました。

 今回は、それについてお話しようと思います。

Img_4121(1) まず、「偏光板が入手できたら作業を始めてみよう」と考えました。Amazonでも購入することができますが、東急ハンズで現物を見て、偏光板を購入ました。

あやちさんのブログでは、「ミッドタウン 偏光シート250角 粘着あり BS250」とありましたが、私が購入してきたのはAS-250でした。粘着なしでした。あやちさんのブログには「糊なしがいい」とかいてありますので、AS-250を入手できたのはラッキーでした。

(2) ここでは詳しい作業手順は書きません。上記のサイトの説明のうち、あやちさんのやり方に準拠しました。道具類は、手元にあった適当なものをものを使いました。

プラスティックヘラは、アイスクリームか何かについていたものです。
無水アルコールではなく消毒用アルコールを使いました。有機溶媒も使ってみたのですが、ニオイがきつくて、健康に害がありそうなのでアルコールのみを使いました。

Img_4131(3) 古い偏光板を剥がす手順は、あやちさんの方法に準拠しました。
数台の作業をしているうちに、個体によって偏光板の剥がれ方が違うため、図のよう層構造になっているのだろうと考えるようになりました。

その層構造ことをお話しましょう。(この層構造についての確認はしていません。あくまでも推測です)

 液晶ディスプレイのガラス面に「偏光板」が強固に接着されているのですが、その偏光板は図のような3層構造になっていると思います。

 いちばん表面に厚手のカバーフィルムがあり、その下に偏光フィルム、さらに下に強力な接着フィルムがあるようです。この接着フィルムによって、液晶のガラス面に接着していると思われます。

 古い偏光板を剥がすと、個体によって(テクニックにもよりますが)剥がれかたが違います。

 1. もっともラッキーな剥がれ方は、厚手のカバーフィルムと偏光フィルムと接着フィルムの3層が一体になって剥がれてくれることです。
 そのように剥がれてくれたのが、7台中1台ありました。

 3層が一体になって剥がれてくれると、糊剥がしの手間がいりません。
 古い偏光板を剥がしたら、作業はそれでだけ終了です。
 クリアなガラス面が現れます。

 2. 古い偏光板を剥がすときに、フィルムの端をつまんで、3層が一体になって剥がれるようにとひっぱるのですが、ほとんどは、偏光フィルムと接着フィルムがガラス面に残ってしまいます。

 液晶ディスプレイの周囲部分(端部分」は作業がしにくいですから、金属枠に近い部分は、極力ガラス面が露出するように工夫しながら、古い偏光板を剥がすようにしました。

 3. 液晶フィルムと粘着フィルムが残っていたら、あとはゴリゴリと力技で削っていくしかありません。このとき、ゴリゴリと削っているのは、おもに偏光フィルムです。下の粘着フィルム層は薄くて粘りがあります。

 削るときに使うアルコールは、古い粘着フィルムを溶かす機能はなりようです。むしろ、ヘラをガラス面で動かすときの潤滑油のようにして削りました。

 ヘラは、削っているうちに角が丸くなってきます。角が尖っているほうが古い粘着フィルムを削りやすいので、ときどき爪切りでヘラを切って、角をとがらせて削りました。

 私がお話できるコツはそれくらいです。

 私の場合、最初は一枚あたり2時間くらいかかって削りました。最終的には30分くらいで処理できるようになりました。(でも、あんまりやりたくない作業です)(笑)

 (4) 最後に、作業の結果についてお話しましょう。

Img_4123 この写真で、手前の200LXが、今回液晶板を交換した200LXです。奥側の正常なな200LXとくらべて、ディスプレイが黄緑色になっています。液晶板の表裏をひっくりかえすと、もうちょっと白っぽくなります。

 あやちさんのブログにもあるように、ディスプレイが黄緑色だからといって、見にくいというわけではありません。

Img_4136 この図で、200LXのキーボード部分に置いてあるのが、部品としての液晶ディスプレイに対して、偏光板剥がし作業をおこなったものです。

偏光板を除去したため、液晶ディスプレイは明るい白色になっています。

 一方、上側の液晶ディスプレイは、古い偏光板を剥がしただけものです。この状態は、3層のうち、表面に厚手のカバーフィルムだけが剥がれて、その下の偏光フィルムと接着フィルムが残っている状態です。偏光フィルムの切れ端を載せてみると、偏光作用があることから、偏光フィルム層が残っていることがわかります。これから剥がし作業をします。

Img_4128_2 もう一度、最初の写真を見てください。手前のキーボード上に作業済みの液晶単体があります。

 右側の200LXは、古い偏光板を除去して、新しい偏光板を装着したものです。電池を入れて6カ月カレンダー画面を表示しています。

 左側の200LXでは、新しい偏光板の切れ端をディスプレイ上に載せてみました。

 奥側の2台は、古い偏光板を削り取っただけで、新しい偏光板をのせてない状態です。単体の液晶部品と同じようにディスプレイ画面は白色です。

 いちばん奥の2台は、バックライト加工をした200LXです。液晶ディスプレイの下に、反射用の紙を入れてあります。オリジナルよりも光の反射率が低いため、液晶画面は灰色に見えます。

 以上、何台もの200LXで変色した古い偏光板を除去しましたので、近いうちに東急ハンズで偏光板を追加購入して、各200LXに装着しようと考えています。

2014年8月 6日 (水)

(657) HP200LXの上蓋クリップの修理

(657) HP200LXの上蓋クリップの修理

このところ、200LXでシステマティックな投資のためのシミュレーションを延々としていました。

システムとしては、「これでイケル」というところまで来たのですが、ネット証券会社にしてもリアル証券会社にしても、金額が大きくなると運用が難しいため、困っています。

さて、今回は「HP200LXの上蓋クリップの修理」の話です。

これは、数年ごとに起こる故障です。
今までは、破損したクリップ部分を予備部品と交換して修理していました。

P1060291

写真の上方に写っているのが、破損した上蓋クリップで、下方に写っているのが予備部品です。

横に張り出した細い腕のようなものが折れてしまうのです。
(見ているだけでも、簡単に折れていまいそうな感じがしますよね)

今回、メインの200LXで上蓋クリップのバネが破損していたため、「とりあえずの修理」として、いつものようにイオカードを小片を挿入して、だましだまし使っていました。

ここ数日、「だましだまし」使うことがうっとおしくなってきたため、もう少しまともな修理を試みることにしました。

今回行った修理の方法は、矢澤さんの修理方法に倣っています。
そのため、おおよそのことは、矢澤さんのサイトを見ていただくほうが早道です。

液晶のラッチの修理
http://ipwo.kilo.jp/200/200lx_latch_repair.htm

今回の方法は、矢澤さんの「液晶のラッチの修理(ワイヤ法)」
http://ipwo.kilo.jp/200/200lx_display_latch_modify.htm
を簡便化した方法です。

P1060296 実は、ただ単に、矢澤さんの「ワイヤ」のかわりにイオカードの小片を、左図のようにエポキシ接着剤で貼り付けただけです。
貼り付けてから、適当な場所でイオカードを折り曲げてあります。(右図は破損している同部品)

あまりに簡便にすぎますかね(笑)。

 

P1060300 この写真は、予備の上蓋部品の該当箇所に、修理済みの上蓋クリップを置いてみたところです。
こんな感じに収まります。

実際の取り替え作業は、5分くらいで簡単に終わります。

P1060302_2 写真のように液晶周囲の化粧シートを剥がして、四隅の止めネジのうちの上の2箇所は外します。下の2箇所はゆるめておきます。

次に、上蓋の内側の枠を上蓋から浮かせます。これは、上蓋クリップを取り出せる程度の隙間を作るだけでOKです。

 

P1060303 さらに、補修済みの上蓋クリップを、元あった場所にはめ込みます。はめ込むというよりも単に置くだけですが、、、

あとは、上蓋の内側の枠を再びはめ込んで、ネジを元のように締め込んで、化粧シートを元のように貼ります。

それで終了。

実際に使ってみると、うまく機能するものの、上蓋クリップのバネが弱いです。

P1060305 手元にあったミスドのカードを見てみたら、イオカードよりも弾力がありますので、次回はミスドのカードを使ってみようと思っています。

5分くらいで修理できますから、何回壊れてもすぐに補修できます。

 

今回の修理に関連した項目:

(592)残念! 矢澤さんが200LXの修理を中止。
http://we-love-200lx.cocolog-nifty.com/blog/2012/07/592200lx-5523.html

いつまで200LXを使えますか?
http://we-love-200lx.cocolog-nifty.com/blog/2006/05/200lx_4f9f.html

ハードウェアバイブルの317ページ

より以前の記事一覧