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カテゴリー「8. 200LXの修理・改造」の80件の記事

2020年8月 1日 (土)

(867) 200LXを床に落としてしまって底蓋破損.

(867) 200LXを床に落としてしまって底蓋破損.

3ヶ月前に底蓋ポストの修理をしたばかりだというのに((836)HP200LX の底蓋ポストの再補修。)、また、修理することになってしまいました。http://we-love-200lx.cocolog-nifty.com/blog/2020/05/post-2d7cfb.html

きのう、イキナリ!ステーキに昼食を食べに行ったのですが、うっかり、椅子の上に200LXを置いてしまいました。
タイルの床に滑り落ちて「ガチャン」という音で「しまったぁ!」とびっくりしました。落としてから気づいたのですが、椅子の座面が凸形をしていました。

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昼休みが終わって事務所に戻ってみると、たぶん底蓋の一カ所のポストの破損です。パックリと口が開いていました。

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事務所には交換用の底蓋を用意していないので(修理の時間もないし)、とりあえずテープで止めておきました。

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底蓋ポストの一カ所だけの破損なので、きつくテープを貼っておけば、少なくとも帰宅するまでは普通に使えます。

自宅マンションに戻ってから、分解して内部を見てみると、やはり一カ所のポストの破損でした。
破損した底蓋の内側四隅に接着してある小金属片が、少し変形して取れてしまっていました。

底蓋の交換は、しょっちゅうしている作業ですので、要する時間は30分程度です。

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破損している底蓋は、金属片を整形して、エポキシ接着剤で接着補修しておきました。
補修しておいて、次回の交換に備えます。

ところで、今回のように200LXはときどき壊れます。
しかし、うまく壊れてくれるものです。

これは、マザーボードと液晶表示部がクラムシェル形のプラスティック外装に包まれている形状のためだと考えています。

200LXでいちばん大事なのはデータが入っているSDカードです。
つぎに大事なのが液晶表示部、そしてマザーボードです。

SDカードはもともと丈夫にできています。かなりの衝撃に耐えられるようになっています。
それが、SDカードホルダーに入っていて、さらに200LXに内蔵されているのですから、めったなことでは物理的に壊れません。

こわいのはファイルの破損ですが、それも、定期的にバックアップしておけば、ファイルの破損もさほどこわくありません。

200LXはうまくできているものだと感心してしまいます。

2020年6月20日 (土)

(851)ゴム足が取れてしまうことがあります。

(851)ゴム足が取れてしまうことがあります。
 
ゴム足が取れてしまうと、デスクの上で入力しているときにガタガタ動きます。入力していて「アレッ、変だな」と気づくことが多いです。今回は(以前にも何回かお話していますが)ゴム足が取れてしまったときの修理のことです。
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以前は Thaddeus で200LXの補修セットを販売していました。価格は15ドルだったと思います。私は何セットかまとめて買っておきました。(でもあんまり使わないです)
 
補修セットの中身は、メイン電池蓋、ボタン電池トレイとボタン電池室の蓋、ボタン電池のトレイ、ヒンジ部分の蓋2個、ゴム足とトルクスネジ各4本、でした。気のきいた補修セットだったと思います。
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今回は、補修セットのゴム足を使わずに、棒状消しゴムでゴム足を作ります。「(249)ゴム足代替品:トンボのノック式消しゴム」とほぼ同じ内容です)
 
写真の白い棒状のものが、今回使う消しゴムです。黒い円盤状のものはエラストーマークッションです。この突起(イボ)を切り出してゴム足として使うと、適度に柔らかくて非常に具合が良いです。(今回の棒状の消しゴムは、200LXをデスクに置いて入力するときに、クッション性が悪いです)
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一番最初にトルクスネジを締めておきます。底蓋の四隅にあるトルクスネジは緩んでいることがけっこう多いためです。
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次に、棒状の消しゴムを、取り付けるべき「穴」に強く強く!押し込んでおきます。
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棒状消しゴムをどれくらいの長さでカットするのが良いのかという加減のことですが、私にとってはクレジットカードを2枚重ねて、厚さガイドにするくらいがちょうどよいです。
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このやり方でカットした写真です。きれいにカットされています。
Img_20200618_214706  
棒状消しゴムの前後左右の4箇所を切り落とします。
Img_20200618_215022  
最終出来上がりです。床に接する面の四隅をカットしたため、よい具合に中央が突出しています。
消しゴムは硬いので、打鍵のときの気持ちよさはエラストーマーよりも数段落ちてしまいます。
しかし、この消しゴム利用のゴム足は作成が簡単なんです。なにしろ強く穴に押し込んで、ニッパーで切ればそれで終了ですから。
 
200LXについて、「こういうことを書いておこう」と思って検索してみると、けっこう同じようなことをすでに書いていることが多いです。(笑)
「ゴム足代替品」のことは、(4)(5)(6)(66)(238)(249)でもお話しています。
 
=== 以下は、以前にお話したゴム足の話のリストです ===

(436)矢澤さんのゴム足(200LX用)はすばらしいです。
http://we-love-200lx.cocolog-nifty.com/blog/2010/01/436200lx-d89f.html
 
(338)200LXゴム足代替品の経年変化
http://we-love-200lx.cocolog-nifty.com/blog/2009/02/338200lx-ebd5.html
 
(249)ゴム足代替品:トンボのノック式消しゴム
http://we-love-200lx.cocolog-nifty.com/blog/2008/06/249_54ba.html
以前は、クレジットカードなどの1枚の厚さぶん突出させていましたが、2枚ぶんの厚さのほうが具合がよいようです。その厚さに調節して、ニッパーでカットしています。
 
(238)200LXのゴム足代替品の1年後
http://we-love-200lx.cocolog-nifty.com/blog/2008/05/238200lx_d91d.html
カットしてから、面取りをして、最後に200LXに装着した状態。
エラストマーのゴム足代替品は、適度な弾力があるために、200LXを机の上に置いてキー入力するときは、オリジナルよりもガタつきがなく、安定します。
私としては、オリジナルよりもソフトに安定しているために、エラストマーのほうが使いやすいと感じています。
 
(66)ゴム足代替品の切り取り方
http://we-love-200lx.cocolog-nifty.com/blog/2007/04/post.html
 
ゴム足代替品を切り出す
http://we-love-200lx.cocolog-nifty.com/blog/2006/04/post_25be.html
 
2006年4月26日 (水)
ゴム足代替品
http://we-love-200lx.cocolog-nifty.com/blog/2006/04/post_de38.html
 
すり減ったゴム足を交換する
http://we-love-200lx.cocolog-nifty.com/blog/2006/04/post_9479.html
比較的簡単に入手できる代替品が2種類あります。
写真の左側は、「三菱鉛筆」のノック式消しゴム用のゴムです。これはピンク色のですが、実際には黒や緑など4色あります。(4本で100円です)
写真の右側は、「エラストマー」という防振マットです。このイボイボをニッパーで切り取ると、ゴム足として使うのにちょうどよい太さと大きさになります。(2枚で500円くらいですから、ゴム足一個が10円くらいです)

2020年6月19日 (金)

(850)久しぶりにHP200LXの首折れ修理をしました。

(850)久しぶりにHP200LXの首折れ修理をしました。
 
私が保有しているHP200LXのうち、電池を入れて常時稼働しているのは7台です。
いつも持ち歩いているのは、そのうちのバックライト仕様の8メガの1台です。
 
ほかの200LXは、事務所の業務デスクに1台、事務所の書斎に1台、自宅マンションのデスクに1台、と置いてあって、いつも使えるようにしてあります。そのほかの3台の200LXはテスト用としてスタンバイしています。
 
それらの200LXの設定も内容もすべて同じです。バックアップとリカバーはバッチファイルで簡単に処理できるようにしてあります。たいたい一週間に一度くらい、時間があるときに、メインの200LXの内容をほかの200LXにコピーして(時間差がありますが)同期させます。
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昨日、事務所の書斎のデスク引き出しにある200LXが、首折れ状態になっているのに気が付きました。
  
写真の(1)が「首折れ」です。ひどくならないうちに(完全に千切れてしまわないうちに)修理してしまうのがよいです。外装プラスティックが、経年変化で割れやすくなっている上に、200LXの上蓋液晶部の開閉が硬いとこの故障が起きやすくなります。
 
(2)は別の故障です。ここに上蓋液晶部の開閉を適切な位置に保持するためのバネが入っているのですが、バネを保持しているプラスティック部分が破損してしまっているのです。この修理は非常に面倒です。あまりやりたくない修理の一つです。
 
(1)の「首折れ」は200LXの持病です。けっこう頻回に起こる故障です。
いったん「首折れ」が起こったら、完全に修理するのは非常に難しいと思います。
 
矢澤さんはしっかり直していましたが、私には完全な修理は無理です。今回のようなとりあえずの修理をして、それでも完全に折れてしまったら上蓋assyを交換することしかできません。
 
今回お話する方法は、かなり簡単で、しかも見栄えがよいです。普通はこの方法で修理して問題なく使えるようになります。
Img_20200618_122851 
具体的な方法についてですが、以前お話したように、200LXを分解しないで外側から金属片を貼り付けます。
 
どのような金属片がよいか銅、アルミ、真鍮などの素材の板を検討しました。厚みは0.3ミリ、0.2ミリ、0.1ミリを試しました。最終的には硬さと見栄えの良さと加工のしやすを考えて、0.1ミリの真鍮板に落ち着きました。今回も0.1ミリ厚の真鍮板を使いました。
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真鍮板は1センチ×1.2センチくらいの大きさにカットします。安くて使いやすいので、100均のキッチンハサミを使って切っています。
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この図は位置決めをしているところです。貼り付けるあたりに真鍮板を仮置きしています。
(1)が修理するべき亀裂です。 
私は2液混合のエポキシ接着剤が使いやすいので、今回もエポキシ接着剤を使いました。
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接着剤をつけた金属片を固定するのには、ゴムバンドをこのようにかけて、金属片がプラスティックに密着して、しかも亀裂部のクチが開かないように固定しました。
Img_20200618_161443 
この写真は出来上がりです。これで亀裂は塞がれています。
Img_20200618_161752 
今回は、バネ部分がないにもかかわらず、バネ部分が正常に機能しているかのように、上蓋ディスプレイを必要な角度で固定することができています。だとしたらヒンジキャップを装着すれば元通り正常に使えます。
  
下の写真が修理出来上がりです。うまい具合にディスプレイを開閉できて、希望の場所で止めることができています。

Img_20200618_162026
この200LXは、ビネガーシンドロームの液晶を修理して偏光板をのせてある200LXです。そのため液晶表示は黄緑色に見えます。液晶は、ビネガーシンドロームになる前から表示が鮮明なよい液晶でした。

ヒンジキャップをはめて作業は終了です。
 
====== 下に首折れ修理関連の過去の記録のリストをあげておきます ====== 

(800) 200LXのビネガーシンドロームを修理した液晶表示
http://we-love-200lx.cocolog-nifty.com/blog/2019/08/post-51ae5b.html
 
(776) 200LX底蓋の一部の破損を接着剤で補修した。
http://we-love-200lx.cocolog-nifty.com/blog/2019/01/776-200lx-73f6.html
私の場合、200LXの補修には、ダイソーの二液混合の(エポキシ系)接着剤を使うことが多いです。今回は手元にあった厚紙の上で、二液の接着剤を混合しました。混合するのには紙軸綿棒をニッパーで斜めに切断して使うことが多いで
 
(770) HP200LXのヒンジ部の分解修理
http://we-love-200lx.cocolog-nifty.com/blog/2018/12/hp200.html
 
私としては、ヒンジの分解修理はもっともやりたくない分解修理です。
しかし、必要にせまられてしかたなく分解修理をしましたので、その手順をお話しします。
 
(674)HP200LXの持病「首折れ」の修理過程
http://we-love-200lx.cocolog-nifty.com/blog/2016/07/674hp200lx-49e6.html
この写真は、出来上がりの状態です。割れ目は塞がれていて、その上、真鍮板で補強しましたから、とうぶんは割れることはないと思います。とくに、この個体の場合は、開閉がかなり柔らかいので、おそらくもう割れることはないだろうと予想しています。
 
(628)HP200LXのヒンジ部の自然破損
http://we-love-200lx.cocolog-nifty.com/blog/2013/09/628hp200lx-c10f.html
幸いなことに、摩擦がまったくなくなるわけではなく、ゆるゆるですが、上蓋ディプレイが倒れないで、良い位置を保持できています。
そのため、ヒンジキャップを装着して、いままでと同じように使っていこうと思っています。
 
また、今回と同じやり方の「首折れ」の修理については、「首折れの修理法」でお話したことがあります。もう、10年くらい前のことでした。
http://we-love-200lx.cocolog-nifty.com/blog/2006/04/post_5418.html

2020年5月 8日 (金)

(836)HP200LX の底蓋ポストの再補修。

(836)HP200LX の底蓋ポストの再補修。
  
さらについでの話です。
  
底蓋四隅の支持ポストの破損の補修のことは何回もお話したことがあります。
  
Img_20200507_214926
補修することでいったんは問題が解消されます。しかし、数ヶ月とか数年してこの写真のように金属片が分離してしまうことがあります。
  
でも、この場合は、イチから作り直す必要はありません。接着していた部分が分離してしまったのですから、再接着すればよいだけのことです。
  
その「再接着」のことをお話します。
  
Img_20200507_215624
私が好んで使うのが、100円ショップのエポキシ2液混合接着剤です。使い勝手がよくて、接着力が強力だからです。
  
Img_20200507_215848
2液を紙の上などで混合して使います。この白い棒は紙軸綿棒の軸です。先端の綿の部分をニッパーでカットして使っています。
  
Img_20200507_214926
分離してしまった金属片には固くなった接着剤が残っていますので、ニッパーで取り除いておきます。底蓋の隅に残っている古い接着剤も取り除いておきます。
  
Img_20200507_215143
金属小片をよい位置に固定しておくために、写真右にあるようなゴム足を使っています。ゴム足の穴にアルミ針金を差し込んだものです。
  
Img_20200507_215233
これは底蓋の外側からゴム足を差し込んだところです。破損したポストの中心にアルミ針金がアタマを出しています。
  
Img_20200507_215532
アルミ針金のアタマに金属片のビス穴がすっぽりハマるように金属片を保持しておいて、金属片の周囲に接着剤を塗っていきます。
あとは接着剤が固まるのを待つだけです。
  
Img_20200507_220342
補修した底蓋は、補修部品として保存しておいて、次回、別の修理のときに使います。

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底蓋のポストの修理のことは、「(808) HP200LX底蓋.post修理の変遷 」にまとめてあります。

[追加記録] この記事を書いてから約一ヶ月後に、修理してあるこの底蓋のポストが破損しました。

そのため、ここでお話した底蓋をまたメインのバックライト200LXに戻しました。
底蓋交換に要した時間は10分だけでした。底蓋交換だけでしたら、バックライト機もnonバックライト機も手間は同じです。

その後、また、取れてしまったアルミ片を再接着して次回に備えました。
再接着に要した時間は約20分でした。(2020/05/29記)

 

(835)HP200LX の上蓋クリップの補修

(835)HP200LX の上蓋クリップの補修
  
前項でお話した上蓋クリップのことです。
  
Img_20200507_212533
この写真で、下のクリップが両腕のある正常な上蓋クリップです。
クリップの腕の部分が捻られることで、バネの機能を実現しているのです。
でも、何千回も捻られているうちにポキリと折れてしまいます。
片側の腕が折れて、そのうちに反対側の腕も折れます。
  
腕が折れるとバネの機能がなくなって、ストッパーがぶらぶらになって、上蓋を止める機能ことができなくなります。
  
ストッパー部分にバネの機能を復活させるのが、ストッパーに接着したカード小片です。
このカード小片はミスタードーナッツのポイントカードです。
カードを適切な大きさに切って、ストッパーに接着します。

この補修部品を液晶の裏側に差し込むことで、ストッパーのバネの機能をもたらすわけです。
  
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上蓋クリップの補修のことは、以前にも「(657) HP200LXの上蓋クリップの修理」でお話したことがあります。
http://we-love-200lx.cocolog-nifty.com/blog/2014/08/657hp200lx-7e3c.html

(834)HP200LX また故障 画面が乱れてフィルムコード交換(動画)

(834)HP200LX また故障 画面が乱れてフィルムコード交換(動画)
  
つい半年前に同じような修理をしたのに、きのうからときどき200LXの画面が乱れます。

この種類の故障は、だいたいがメインボードと液晶画面を接続しているフィルムコードの断線か、接触不良のことが多いです。
(以前にも「(804) フィルムコードが断線したので交換修理した」でお話したことがあります)

  
私がメインで使っている200LXはバックライトに改造してあるので、そのぶん、筐体とか回路に負荷がかかっています。壊れやすいのです。
  
バックライト機は使い勝手はすごくいいです。バックライト機を使うようになるとバックライトなしの200LXに戻る気がなくなります。しかし、そのぶん壊れやすい。もう、矢澤さんに修理をお願いすることができなくなっちゃいましたから、使い続けるには自分で修理をするしかありません。
  
そこで、今回は修理の様子をお話しようと、写真をとりながら修理をしました。
  
200LXの詳しい分解の手順は、以前にお話したことがありますので、今回は詳しくお話しません。矢澤さんのサイトにもありますし、別の方のサイトでも見かけたことがありますので、それらを参考にしてください。
  
Img_20200507_205658
分解の手順としては、電池蓋を外してメイン電池は抜きます。カードアダプターは外しておきます。は分解修理が数時間くらいで終わる場合はバックアップ電池を外さないでメインボードに装着したままで作業します。
  
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底蓋を外してみたら、底蓋のポスト修理してある金属片が取れてしまっていました。この修理はあとまわしにして、再組み立てのときに補修済みの底蓋を使うようにします。
  
Img_20200507_205906
底蓋を外したところです。メインボードにはバックアップ電池が装着されたままです。青矢印の部分がバックライトのためのユニットです。赤茶色の部分が今回交換するべきフィルムコードです。
  
Img_20200507_210508
キーボードユニットと上蓋液晶ユニットを分離させるところです。オレンジ色のフィルムコードが見えています。黒い色のコードはメインボードとバックライト発光シートを結ぶラインです。このラインは簡単に取り外しできるようにしてあります。緑色と赤色の熱収縮パイプが見えます。絶縁のためにラインの連結部にかぶせてあります。
(このラインの連結については、「(803) EL板へのコードにコネクターを装着した」でお話したことがあります。 
  
Img_20200507_210621
分解の途中で、フィルムコードに傷があることがわかりました。たぶん、この傷が故障の原因だろうと思います。やっぱり交換が必要だ。
Img_20200507_211113
これは左上の液晶表示部と、左下のキーボード部と、右側の上蓋とに分解したところです。キーボードの裏側のメインボードが脱落しないように輪ゴムで保持するようにしています。
  
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上のフィルムコードで、赤い紙矢印で指しているところに傷があります。下はこれから交換する正常なフィルムコードです。
  
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フィルムコードを交換したところです。奥の方に見えるピアノの鍵盤のようになっているところが、表示液晶との接触面です。組み立てのときは有機溶媒で汚れをぬぐってから組み上げます。  
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上蓋クリップがぽろりと外れました。この補修は5~6年前におこなったのですが、うまく機能しています。このこともあとでお話ししましょう。
  
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借り組み上げしてからメイン電池を装着しました。液晶画面が正常に表示されて、バックライトも機能しています。分解して最組み上げまで小一時間かかりました。これでOKなので、あとは液晶の化粧シートを貼ったり、ヒンジカバーを装着したり、ハンドストラップをつけたりして、作業終了とします。
  
バックライト改造機の修理は、非バックライト機の10倍くらい気を使います。時間も数倍はかかってしまいます。でも、まぁ、今回は順調に修理できてよかったと胸をなでおろしました。
 

2019年12月29日 (日)

(810)HP200LX.キー入力不良。

(810)HP200LX.キー入力不良。
 
メインのバックライトHP200LXは、いつも持ち歩いて頻回に使っているのでたびたび故障します。

電池を入れたスタンバイ状態で自宅マンションや事務所に置いてある予備の200LXはほとんど故障しません。せいぜい電池切れで入力ができなくなっている程度です。
頻回に使う道具が故障するのは仕方がないことだと思っています。

今回は、メインのバックライト200LXの[menu]キーが入力できなくなって困ったという話です。
キーを強く押しこむと入力できることもあるのですが、入力が不確かでは困りますので、正常に作動するキーボードに交換しました。

メインのバックライト200LXが正常に動けばそれで良いのですが、具合の悪いキーボードassyは修理しておく必要があります。
結果的には故障箇所が見つかりませんでした。でも、その修理過程についてお話しをしておこうと思います。

実は、200LXの部品の機能を評価・確認するためのテストベンチのようなものを用意してあります。

Img_20191229_123807
中途半端に壊れた部品を組み合わせただけなんですが、液晶表示とか、メインボードの動作とか、今回のようなキーボードの動作などをチェックします。

写真を簡単に説明します。
写真上方の液晶表示部は、200LXの上蓋を切り取って、液晶を接続する部分部だけを残してあります。
写真下方のキーボードの裏には、電池と100LXのメインボードを入れてあります。底蓋はトルクスネジで固定してあります。

裏側の写真です。
Img_20191229_123901
液正表示部はむき出しにしてあります。ICの足のハンダ付けをチェックしたりするためです。
底蓋をトルクスネジで固定しないと、導電部の接触不良で動作しないことがあるので、しっかりネジ締めしておく必要があります。

これらを分解するとこんな感じです。
Img_20191229_124140
写真左上は液晶表示部です。写真左下はキーボードです。
写真右上は裏蓋です。写真右下は100LXのメインボードです。100LXとか200LXの1メガや2メガのメインボードはもう使うことがありません。それで、消耗品としてこんな使い方をしています。

今回は、キー入力の不具合をチェックするためですから、キーボード部をさらに分解します。
Img_20191229_124703
写真左上は、キーボードの台になる部分と電極シートです。これらをさらに分離することもできます。
写真左下はキーボードの接点シートです。左中間はスペースを稼ぐための穴開きシートです。
写真右上は、灰色のアルファベットのキーボードシートと、黒色の数字キーボードシートです。
写真右下は、キーボードの上から貼るための化粧シートです。

今回は、キー入力の不具合の原因をチェックするためなので、キーボードシートと化粧シートは外したままで組み上げてあります。

Img_20191229_131412 このキーボードでは、[menu]キーが入力できなくなっていたのですが、この状態で動作を確認してみると、キー入力ができます。電極シートの断線を想定していましたが、たんに接触不良だけだったのかもしれません。
別の不良キーボードでは[Fn]キーが入力できなかったので、同じやり方で調べてみたら、そちらも入力ができました。

結局のところ、キー入力の不良の原因は特定できませんでした。

キー入力不良の原因としていちばん多いのは、電極シートと接点シートのあいだに、糸くずのような小さなゴミが入り込んでいることです。あとは、摩耗によるカーボンの剥がれも原因になると思います。

今回は、最初にキーボードassyをバックライト200LXに装着したままの状態で、キーボードの電極シートを有機溶剤で洗浄して、取り外した電極シートも洗剤をつけて洗ってから組み上げて、やっぱり動作不良であることを確認しててあります。そのあとでキーボードassyを交換したんです。

メインのバックライト200LXでは、キーボードassyを交換して正常に動作するようになっていますから、それはそれで良いのですが、動作不良のキーボードassyの故障箇所の特定はできませんでした。それでも、もう、このキーボードassyを再活用することはないだろうとおもいます。

今回のような、キー入力不良の故障について、矢澤さんのサイトでは2つ解説しています。
もし、分解修理することがありましたら、矢澤さんのサイトも参考にしてください。

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 hp200LX故障例 ONキーが作動しない。(オンにならない。)原因はキーボード導電線の高抵抗
 http://lx-rest.com/200lx_key_pattern_bypass.htm
 
  hp200LX 故障例 : わずかなカーボン汚れによるキー不良
  http://lx-rest.com/200lx_key_trouble_by_carbon_line.htm

2019年12月22日 (日)

(809)HP200LXの筐体の歪みを一時的に調整

(809)HP200LXの筐体の歪みを一時的に調整

Img_20191222_114950
200LXのキーボードの右手前の角が浮いてきて、少しキーが打ちにくくなりました。
よく見ると、クレジットカードの厚さぶん(約1mm)浮いてきています。

Img_20191222_114816 
200LXの左の首あたりでは、上蓋液晶部とキーボード部をつないでいる円筒が外れかかっています。

Img_20191222_121319
裏側を見ると、キーボードの裏側の細い部分が折れています。

この状態は、キーボード裏の折れ → 内部のストッパーの力がなくなり → 筒の内側が外れ → 筐体の歪みがでているのです。

本来ならば、キーボードユニットを交換するのが良いのですが、分解修理に時間がかかるのを嫌って、内部ストッパーを外すだけの調整をしました。作業は15分くらいかかりましたが、そのことをちょっとお話しようと思います。

Img_20191222_120203
内部のストッパーというのは、この白いプラスティック部品です。
Img_20191222_120118
本来ならば上の写真のような位置にあるのですが、緑の矢印で示した場所でプラスティックが割れているために、ストッパーの意味がなくなってしまっています。そのために筐体全体で歪みが出ていました。

Img_20191222_121046
ストッパを外してから筐体を組み上げることで、円筒も正常の位置に戻って、筐体の歪みはなくなりました。
キーボードの打ちにくさも解消しました。
今回取り外したストッパがないからといって大きな問題はないので、そのまま使っていきます。

ついでなので、四隅のゴム足のことをちょっとお話しておきます。

Img_20191222_120918
200LXを分解するときには、四隅のゴム足を外してから、さらにトルクスネジを外して、底蓋を外します。
通常、ゴム足は外側がすり減っていますので、再組み立てのときに分解前と同じ位置に挿入しないと、組み上げてからガタつきを生じます。
組み立てのとき、元と同じ位置に挿入するのにわかりやすいように、外すときから図のように安全ピンを突き刺して外しています。
(写真の真ん中にあるのが、今回取り外したプラスティック部品です)


ところで、ゴム足を外したときに、トルクスネジの挿入部分の写真もとっておきました。

Img_20191222_120542 
前項でお話したように、アルミ小片でポストを修理してあると、穴の中に(パンチシートの)アルミの材質が見えます。

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こちらは、正常なプラスティックのポストのようすです。

こんなところの写真を撮ることはあんまりないのですが、ついでに撮影しておきました。

2019年12月10日 (火)

(808) HP200LX底蓋.post修理の変遷

(808) HP200LX底蓋.post修理の変遷

冬になって乾燥しているせいか、自分の手指先端の皮膚が割れて痛くなってきました。ひび割れのような症状なのですが、私は割れた指先皮膚を瞬間接着剤で接着して保護するようにしています。
 
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今回、上の写真左側のゼリー状の瞬間接着剤を使って皮膚を接着したのですが、接着剤が余っていたので、ついでに上の写真左側のように、未修理の底蓋ポストの修理もしました。このゼリー状の瞬間接着剤は、接着後に写真のように半透明になりました。
 
予備用の底蓋はたくさんあるのですが、底蓋ポストを修理してあるものと、未修理のものとを選別しているうちに、「そうだ!、修理の変遷についてお話しよう」と思い付きました。
 
そこで、修理済みの底蓋ポスト部分を並べて写真に取りましたので、お話しようと思います。
 
各種の修理方法について、いままでの何本もの記事でお話してきましたが、簡単にまとめてお話します。
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初期のころは、いろんな素材を使って、ポスト部分の作成を試みました。
上の左側の写真は、0.3ミリ厚くらいの銅板を切り出して、ハンダ吸い取り線と組み合わせて、ポスト部分を作ったものです。
右側の写真は、0.3ミリ厚くらいのアルミ板を切って、クランク上に曲げて作ったものです。
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上の左側の写真は、アルミ板をZ字のような形にして、二液混合のエポキシ系の接着剤で貼り付けてました。接着箇所は上の水平の板状の部分を底蓋の縁の部分に貼り付け、下の平らな部分は底面に貼り付けてあります。かなり頑丈に接着してあります。

いくつか試作しているうちに、クランク形状ではなくて、もっと単純な形でも良いのではないかと考えるようになりました。上の右側の写真は、アルミ板を短冊状に切って、ネジが通るくらいの穴を開けて、底蓋コーナーに接着してあります。じつは、足の部分を細くしてあります。足の部分をポストの残存部分に接着すれば、それで必要な強度を保てるだろうと考えました。

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上の3つの写真とも、足の部分を細くしてポストの残存部分に接着しました。上部の水平面の部分は底蓋の内側周囲に接着しています。足を細くすることですることで、メインボード上の部品との干渉がすくなくなります。
二液混合のエポキシ系接着剤は、経年で黄色っぽく変色しています。ちょっと汚い感じになっています。

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アルミの小片を加工するのはけっこう面倒な作業なので、アルミパンチシートの穴を利用して、ビスが通る穴を広げるだけでいいのではないかと考えて、このような形の修理をすることが多くなりました。
 
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しばらくはアルミパンチシートを使っていたのですが、靴下を買ったときに、左右の靴下を留めているアルミのクリップのようなものが使えるんじゃないかと思いつきました。
それで、クリップの真ん中で半分にカットして、穴をあけるだけでこの形のアルミ板を作りました。アルミ板から切り出して整形しなくても、一足の靴下を買うたびに、2個のアルミ小片を作ることができます。そのぶん、制作の手間が少なくなりました。
 
現在は、アルミパンチシートを使うこともありますし、新品靴下を買ったときのアルミクリップを利用することもあります。機能的には両者に大きな違いはありません。
 
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アルミ小片を底蓋のコーナー部分に固定するのに、2剤混合のエポキシ系接着剤を使うことが多いです。

しかし、接着剤で強固に固定しておいても、1~2年でアルミ小片が剥がれてくることがあります。
接着部分が剥がれただけで、アルミ小片が変形したり破損していない場合は、そのアルミ小片を再接着することで、再びその底蓋を使うことができます。
 
アルミ小片の予備は、ついでのときに何個か作ってありますので、底蓋ポストが破損するたびに、リサイクルのアルミ小片か新しいアルミ小片を使って底蓋修理するようになってきています。

2019年9月 4日 (水)

(804) フィルムコードが断線したので交換修理した。

(804) フィルムコードが断線したので交換修理した。

Img_20190829_211226 メインで使っているバックライト200LXの画面が乱れるようになってしまいました。
前項の「(803) EL板へのコードにコネクターを装着した」の補修をしたときに、フィルムコードを傷つけてしまったようです。
「液晶表示がチラつくかなぁ、、」と思っていたのですが、電車の中で入力しようとしたときに写真のようになってしまいました。

この程度の画面の乱れでもメモ自体は入力できます。正確に日本語変換できなくても、あとから修正すればよいからです。

このような表示の乱れの原因はいくつか考えられます。もっとも可能性の高いのが「(430)200LXのフレキ他端の掃除」でお話ししたような(1)フィルムコードの断線・接触不良です。そのほかに(2)液晶の裏側にあるICの故障やハンダ不良、(3)液晶表示そのものの接触不良、(4)メインボードの故障、なども考えられます。

フィルムコードの断線が原因と判明した場合、矢澤さんのサイトでは、断線箇所を特定して、ジャンパ線で再導通させるようにしているようです。私の場合は、ジャンク200LXから取り出したフィルムコードが何枚もありますので、それらのうちの断線していないものを選んで交換するようにしています。

バックライト機の分解修理はやっぱり面倒なのですが、コネクターを装着したおいたため、多少は楽に修理できました。

実は、別のバックライト機で同じような表示乱れが起きています。原因の可能性の(1)~(3)ではないだろうというところまで追求できています。
しかし、バックライトが点灯しているときだけ表示乱れが起こって、バックライト消灯すると乱れが治まることから、(4)のためと考えられます。部品どり用にしてしまおうかと迷っています。

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