(489)Lotus1-2-3でのX-Yグラフ表示
(489)Lotus1-2-3でのX-Yグラフ表示
何年も前から、200LXのLotus1-2-3の上で、「うまくグラフ表示したい」と悩んでいたこと2つがあります。今回、その一つが解決したのでお話しします。
悩んでいた2件というのは、(1)不定期に記録してある自分の体重を、時系列的にグラフ表示したいということです。もう一つは、(2)「戦略会計STRAC」の四畳半の図を、200LXで表示したいということです。
今回、(1)のほうは、とりあえず解決しました。
その「不定期に記録してある自分の体重」のことですが、私は体重を測定するたびにノートテイカーに数字を記録しています。ほんとうは、1ヶ月に一度とか一週間に一度とか、日を決めて測定すればいいのです。そしたらきれいな時系列のグラフ化になります。
ところが、私はズボラなんで(笑)、気が向いたときだけ測定しているんです。一週間に数回測定することあるし、何カ月も測定しないことがあります。(図は測定日時が不定期であることを示しています)
そういう不定期に測定したデータを、1-2-3の線グラフとか棒グラフで表示させても、当然ですが、時系列のきれいなグラフになりません。そのため、今までは、データを手作業で加えたり削ったりして、むりやりに時系列に整えてグラフ表示させていました。
その作業が、とっても面倒なんです。
それで、気が向いたときのデータでも、手作業でデータを変更せずに、時系列でグラフ表示ができないものかと、欲張って延々と悩んでいました。
(30年くらい前のSORDのPIPSか、リコーのマイツールには、「クラス」という概念があって、そういう作業ができたようにおぼろげに記憶しています)
今回、(487)年収・社会保険料・所得税・住民税・手取額の計算http://we-love-200lx.cocolog-nifty.com/blog/
を書いているときに、もしかしたら、[X-Y]グラフを使うことで、そういう表示ができるんじゃないかと思いつきました。
通常の線グラフでは、Xの値に日付を指定します。Yの値は体重です。そうすると、見かけ上はきれいな線グラフになります。しかし、元のXの値は等間隔ではありません。きまぐれの測定なので、Xは整数列ではないんです。
今回考えついたのは、Xの値を日付変数(@datevalue)で変換してから、X-YグラフのXの値に指定すればいいということです。Yの値は線グラフの時と同じです。図をみると、測定が密なところと粗なところがあることがわかります。
このようにすることで、上記の悩み、つまり「Xの値が整数数列じゃなくても、グラフ上では自動的に補正して表示させる」ことができました。
これは、整数数列じゃないXを、整数数列じゃないままで表示する、という方法です。それまでは、整数数列じゃないものを、手作業で整数数列に直してから、整数数列としてグラフ表示していました。今まで悩んでいたのは、線グラフで表示するために、「整数数列に直す」という部分です。
発想を転換して、整数数列じゃないまま、X-Yグラフで表示させればよかったわけです。
もしかしたら上記の(2)の悩みもX-Yグラフで表示できるんじゃないかと考えています。こちらがうまくできたら、またお話しします。
« (488)岩波英和辞典新版の用例「E」 | トップページ | (490)ヤクオフに岩波英和辞典新版 出品 »
「6. Lotus123 と Solver」カテゴリの記事
- (885)発刊されなかったPTPの52号(2020.09.22)
- (879)HP200LXのSolverの中間関数:G(x)とL(x,alg)(2020.09.03)
- (878)solverで株価の計算をしていました。(2020.09.01)
- (877)HP200LXでsolver起動が遅い!裏技はないか?(2020.09.01)
- (876)ファイナンスを学ぶのに必要な金融電卓。(2020.08.31)
コメント