(513)初夢:new200LXを作れないでしょうか?
(513)初夢:new200LXを作れないでしょうか?
年末に、私がメインで使っている200LXの具合が悪くなったので、矢澤さんに修理をお願いしました。プラスティック素材の底蓋や電池蓋、バックライトEL発光体などが劣化してきたためです。
また、年末に、「あかべこ」さんが「現在では200LX自体がPDA博物館入りですし」というコメントをつけてくれました。それに対して、私から「確かにその傾向があります。しかし、「あかべこ」先生がご存じのように、いまだに200LXを超えるような機器はありません」というコメントを返しました。
確かに、いまだに200LXを超えるようなPDAはありません。たぶん、今後も出現しないと思います。
そこで、200LXのメインボードとキーボードを活かして、底蓋部分とディスプレイ部分を新たに提供して、new200LXを作れないものかなぁ、と思います。
200LXを分解して各パーツの重量を測定してみると、左の図のようになります。この中でずっしり重いのは、液晶表示部分です。75グラムもあります。
もし、液晶表示部分を40グラムにできて、底蓋や上蓋を多少軽量化できて、単四電池仕様にできれば、全体の重量は現在の313グラム(含電池)から、245グラム(含電池)になります。
現在と同じような重量感にするとしたら、現在の厚さ2.54センチは、約2(1.99)センチになります。新しい革袋(筐体セット)に古い酒(200LXメインボード)を入れるというイメージです。メインボードとキーボードは活かしますので、200LXとしての機能はまったく同じです。
考えているのは、200LXの底蓋とディスプレイ部分を薄く軽量化したキットです。キットの対象は、現在、200LXを使っている人です。トルクスドライバーも同梱して、自分でメインボードとキーボードを取り替えられるようなマニュアルも添付することにします。
需要はあまり多くはないでしょうから、100セットとか200セットくらい作って、1セットあたり2~3万円くらいで提供できないでしょうか?
もし、そういうことが可能なら、私自身が胴元(出資・販売元)になるつもりはあるんですけどねぇ、、、
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コメント
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う~む
モルフィーOneを思い出させるような...
あれが実現してたらなぁ
[594]
投稿: 伍玖肆 | 2011年1月 2日 (日) 17時15分
Morphy one が計画されたときに、10万円の想定でした。
当時、200LXの中古価格は約2.5万円でしたから、約4倍の価格でした。
ところで、200LXのようなPDAは、数年でどこかが故障するものです。
故障したときに、どのように修理するかは、事前によく考えておく必要があります。
部品が入手できれば修理ができますが、部品がなければただのガラクタです。
200LXが開発されたときの経過は、Palmtop Paper に詳しく載っていますが、このような小型パソコンを開発するのは、個人の能力では不可能です。膨大な費用がかかります。
ハードを開発する部隊と別に、ソフトを開発する部隊も必要です。数人の人が本業の片手間にできるようなものではありません。アフターケアなどのサポートも必要ですしね。
その Morphy one のことですが、たとえハードができあがったとしても、単に小型のパソコンでしかありません。NECのモバイルギアをDOS化した状態に近いと思います。
200LXはすでにアプリが搭載されていますが、自分でアプリケーションを購入するとしたら、当時でも、さらに10万円くらいかかってしまっただろうと思います。
そういうことで、200LXとだいたい同じようなことをするのに、使い始める時点で、20万円くらい必要だったでしょう。しかもアフターサービス(ケア)ゼロなんです。
そういうことで、Morphy one のスタート時点から、無謀な計画だったのは予見できたことです。
それなのに、よくもあれだけ多くの人たちが出資したものだと感心します。
これ以上は、濡れ犬を叩くようなことなので、よう言えません。
BlueSky
投稿: Morphy one は無謀でした | 2011年1月 2日 (日) 19時57分
あれには
有限責任社員になる
という条件があったので参加を断念したのですが
それが結果として
当方は面倒な事態に巻き込まれずに済みました
ボードを活用して着せ替えセットみたいなのを用意する
というのは実現性がありますね
なにしろ今や関心事は
如何に延命するか
ですから
[594]
投稿: 伍玖肆 | 2011年1月 3日 (月) 08時02分
>ボードを活用して着せ替えセットみたいな
そうです。いわば「着せ替えセット」です。
なるべくなら、冬用の重い長袖上着から、軽快な半袖にしたいですね。
100/200LX開発当時からみると、乾電池の性能は飛躍的に向上しました。
そのため、当時は単三電池が必要でしたが、今は単四電池で当時以上の長時間駆動できます。
また、液晶表示部はずっしりと重いですから、もし、640×200ドットを表示できるような軽くて薄い液晶があれば軽量化できます。
さらに記憶カードもフルサイズのPCMCIAカードから、SDカードが主体になっていますから、カード部も省略できれば、薄型化も可能です。
200LXの構成部品の中で、もっとも劣化しにくいのがメインボードです。逆に、劣化しやすいのは可動部分であるキーボードで、材質の経年劣化してくるのが外装のプラスティックです。
でも、200LXのキーボードは秀逸なだけに、これと同等以上のものを作るのはかなり難しいと思います。
そういうことで、メインボードとキーボードを除いた部分を、着せ替えセットとして提供するというのが、もっとも現実的です。
着せ替えセットなら、開発もあまり難しくはないですし、費用もあまりかかりません。
でも、これは「夢」ですので、タイトルを「初夢」としています。
「夢」が現実になるとうれしいのですが、、、、、
伍玖肆さま、いつもコメントをありがとうございます。
ことしもよろしくお願いいたします。
BlueSky
投稿: 夢の「着せ替えセット」 | 2011年1月 3日 (月) 10時00分
初めまして、いつも拝見させていただいております。
この提案、素晴らしいと思います。僕も年末に矢澤さん
にお世話になり、ジャンクと化した200LXを復活して
頂きました。
200LXは外装部分の故障率が高く、内部のボードは
比較的故障率が低いように思われます。
ですので、新しい外装さえあれば相当な延命が
できると思います。
Morphy one、、、結局入金までには至らなかった
ですけど、、、
そういえば「たのみこむ」というサイトでHP200LXの
マグネシウム合金筐体というのがありましたが、
実現されてないようですね、、、同様のコンセプト
だと思うんですが。
もしよろしければ、リンク貼らせて頂きたいのですが。
投稿: Tomoki | 2011年1月 4日 (火) 06時41分
「モバイル好きのダラダラブログ」は存じ上げませんでした。
>もしよろしければ、リンク貼らせて頂きたいのですが。
ありがとうございます。
このブログでも、はじめてリンクを貼らせていただきます。
>そういえば「たのみこむ」というサイトでHP200LXの
マグネシウム合金筐体というのがありましたが、
はい、見たことがあります。
>同様のコンセプトだと思うんですが。
そのとおりです。
「マグネシウムでは作れない」というようなことが書いてあったように記憶しています。外装(カバー)だけならできると書いてあったような記憶があります。
(すいません。当ブログでのトラックバックのやり方がわからないので、できるようになったら当方でもトラックバックさせていただきます)
BlueSky
投稿: 「モバイル好きの、、、、、、 | 2011年1月 4日 (火) 09時55分
ココログは去年の年末から始めたので、ご存じないと思います。
今まではYahoo!ブログでしたので、、、
(スパムが多くてやめました)
ところで、液晶ですが最近は部品屋で小ロットでの
特注が可能のようで、最初から200LXコンパチの
バックライト装備でポメラのような高コントラスト
液晶が手に入るかも知れません。
当方そこまで詳しくはないのですが、、、
マグネシウム合金筐体、そういった経緯があったのですね。
コスト度外視でも200LXを使い続けたいという人
なら、液晶や外装特注は魅力だと思います。
あと、PCMCIAからSDカードへの変換基板が
作成可能であるか調べてみます。
もし可能であれば「最初からSD」が可能になるかも
知れません。
本業ではなく、趣味での電子工作レベルですので、
期待はなさらぬよう(笑)
微力ながらお手伝い出来ればと思ってます。
投稿: Tomoki | 2011年1月 4日 (火) 11時15分
>液晶ですが最近は部品屋で小ロットでの特注が可能のようで
そうなんですか。知りませんでした。
>SDカードへの変換基板が作成可能であるか
実現するとしたら、その部分は、メインボードのカード取り付けバスに差し込むメスのソケット→変換基板→SDカードソケットという経路になると思います。
その「経路」を底蓋部分組み込んで、ユーザーがメスのソケットをメインボードに差し込むことで組み立てることになります。
beep音のスピーカーは、小型化されて、従来PCMCIAのカードがあった空間に引っ越しします。
こういう入れ替えをすれば、底蓋部分は薄くできて、「最初からSD」が可能になると思います。
BlueSky
投稿: 「モバイル好きの、、、、、、 | 2011年1月 4日 (火) 12時14分