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2013年7月18日 (木)

(625)さらにやさしい、底蓋ポストの再生修理

以前に、「(579)(おそらく)最もやさしい裏蓋ポスト修理」http://we-love-200lx.cocolog-nifty.com/blog/2011/11/579-2702.htmlで、HP200LXの底蓋の修理のことをお話ししたことがあります。

I. 今回は、さらにやさしい底蓋ポストの修理方法についてお話ししようと思います。

Photoじつは、数日前に、底蓋のポストが破損した部分に、ビス穴を開けた金属キャップを接着すれば、もっとも簡単に修理・補修ができるのではないかと思いつきました。

この図は、そのときにメモしたものです。

P1050564「なるべく安価で、どこででも手に入るものはなんだろう?」と考えて、鉛筆のキャップが思い当たりました。

そこで、文房具店で買ってきました。4本入りで105円でした。

この鉛筆キャップを、適当なところでをカットして、200LX底蓋の「切り株」の部分にかぶせようとした。しかし、太さがうまく合わないため、この方法では修理ができませんでした。

あらためて寸法を測定してみると、ポストの根本部分の直径は5.5ミリです。

P1050571鉛筆キャップで、外形が5.5ミリの部分は、先端から1センチくらいの場所です。

それで、先端から5ミリくらいの場所でカットしても、その部分の直径が小さいため、うまくかぶせることができないのです。

 

II. やっぱり、「(579)(おそらく)最もやさしい裏蓋ポスト修理」でお話したような、薄いアルミ板で作るしかないかなぁ、、、と考えていて、

Photo_6図の左側の絵のように、「ひとつ目小僧」のような形で作れば、さらにやさしく作れるんじゃないかと別のアイディアが浮かびました。

支柱ポストの上部のビス穴がある面は、底蓋の内壁に接着させます。さらに、足のような部分を作って、それをポストの残存部分と底面に接着すればいい、と考えたんです。

図の右側は、アルミ薄板の切り出し図です。図の左下の足の部分を、下に90度折り曲げて、左図のような形にします。

赤く塗ってある部分は、接着剤をつける部分です。側壁の2面に接着して、足の部分も支柱の根元と、底面に接着します。

ビス穴のある上面は、左右の内壁に固定させることで、かなりしっかり支持されます。そのため、足の部分は、あまり丈夫でなくてもいいはずです。

(オリジナルの場合は、裏蓋の底面だけでポストを支えているため、程度丈夫にしておく必要があります)

(私の補修方法では、底部で支えるのではなく側壁で支えればいいと、考え方を切り替えたのです)

 

 

III. 以下は、実際に、この方法でやってみた経過です。

P1050592使ったのは、毎回使っているアルミ板です。(ダイソーで100円で買ってあります)

今回は、上のアイディア図のように、ビス穴を先に開けておきました。そして、位置合わせは、側壁に接する部分を少しずつカットすることで、現物合わせをすることにしました。

Photo_3図は、現物合わせをするために作成したものです。

200LXオリジナルのゴム足の穴に、アルミの3ミリ経の針金を差し込んであります。(これは針金でなくても、何でも手持ちのものでよいと思います)

P1050595図は、綿棒の細い紙軸ですが、針金でなくても、このようなものでもよいと思います。

 

Photo_5先に、この針金を差し込んだゴム足を装着しておきます。

そして、アルミ板のビス穴が、ちょうど針金の位置になるように、ニッパーでアルミ板の端をカットして、現物合わせをします。

カットを繰り返して、よい位置に、よい形で落ち着くことを確認してから、2液混合の接着剤で接着しました。

この写真をご覧になって、アルミ板のビス穴が、うまくポストの真ん中に位置していることがわかるでしょうか。

今回は、一枚の底蓋の2箇所のポストを、補修・修理しました。

Photo_2

一カ所は、この写真のように、足の部分がコーナーの反対側に位置するようにしました。

P1050578もう一カ所は、足の位置が横にくるようにしました。

どの位置に足を置くかは、取り付けるコーナーによって違ってきます。

メインボードなどのほかの部品と干渉しないように、足の位置と形を選びます。

それによっては、上のメモの展開図とは、少し違う形に切り抜く必要があります。(側壁2箇所と、床面1箇所の3点支持という考え方は同じでよいと思います)

 

IV. 今回の補修方法は、以前にお話ししたものよりも作成が簡単で、作業手順も難しくありません。以前のものと比べて、さらにコンパクトにまとめることができました。

アルミ板を使う補修方法としては、今回の方法以上には簡単にできないだろうと思っています。

Photo_4

しかし、冒頭にお話しした「アルミキャップをかぶせる」という方法を諦めたわけではありません。

適当な大きさのアルミ鉛筆キャップを見つることができたら、左図のように横にスリットをいれることで、ポストの残存部分(切り株)にかぶせる方法も、試したいと思っています。

もしも、この方法で補修できるようになれば、自分の200LXだけでなく、困っている方の修理もしてあげられるかも知れません。

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8. 200LXの修理・改造」カテゴリの記事

コメント

200LXのヒンジが2台たて続けに折れたのでガックリきています。やはりプラ筐体の疲労劣化でしょうか?プラスティックの上下の筐体を 金属で作っている方ごぞんじありませんか?板金でもよし、ロストワックスの鋳物でもよし、もうプラスティックから脱出したいです。確かにプラリペアで直し続けると味が出てくるのかもしれません。プラスティックは、やはり自分で修理できる最適テクノロジなのでしょうか?ただ、修理を数回重ねると液晶の基盤まで固定してしまったりして部品交換も難しくなりつつあります。 流行のクラウド・ファイナンスで技術のある人が金属カバー造りに立候補してくれませんかね。

金属ケースの妄想を膨らませています。チタンかマグネシウムの板金なら薄い材料を使用して数ミリずつ寸法が節約できますが、これは緩衝材を詰めます。
カードカバーと電池カバーは無し(分解すればよい)。Serialポート不要、IRポートは2箇所穴だけ、DC12Vジャックは維持。液晶+キーボードのクラム・シェル型デザインは維持。キーボードと液晶フレキシブルケーブルの位置決め調整が簡単に出来るような配慮。これで100点満点。
さらに電池直結のDC3Vジャックを追加、さらに携帯電話充電用の基板を実装してDC5VをUSBジャックから供給、イヤホンジャックが追加されれば150点というわけです。

小谷正文 さま、

 コメントをありがとうございます。

>プラ筐体の疲労劣化でしょうか?
 おっしゃるとおり、プラスティックの経年劣化だと思います。
 とくに物理的なストレスがかかる場所が、破損してきます。

 なにかのひょうしにぶつけると、筐体の縁の部分が割れます。
 また、ブログ本文に書いたように、底蓋のネジポストが折れてきます。

 いま、私がメインで使っている200LXは、底蓋のネジポストは4カ所とも、アルミ板補修に置き換わってしまっています。

>200LXのヒンジが2台たて続けに折れたので
 ヒンジ部分の破損だと、修理はとても難しいですね。
 (実際的にはムリかも、、、)
 予防的に、なるべく動きを柔らかくしておくくらいしか、対処方法がないかも、、、

>上下の筐体を 金属で作って
>技術のある人が金属カバー造りに立候補
 コストの問題がありますよね~。

 いまなら、金属よりも3次元プリンタで作るほうが安くて確実かなぁ、、、と思います。
 そのうちにどなたかの報告があるだろうと期待しています。

>液晶+キーボードのクラム・シェル型デザインは維持
 そうですね。この形態は非常に具合が良いです。

 もう少し軽くて、もう少し薄ければ申し分ないのですが、、、

 私の場合は、この先も、補修・補修で、しのいでいくつもりでいます。


 追記:去年の6月で、矢澤さんの修理が終了してしまいました。

 それで、修理箇所を限定して、私が修理をお引き受けしようかと考えたことがあります。

 しかし、計算してみると、費用がかなり高くなってしまいます。

 それで、「修理お引き受け」の告知を出すのは、控えることにしました。

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 ちなみに、底蓋ポストの補修は一カ所あたり1250円。四カ所の補修で5000円。

 ニコイチ・サンコイチなど、複数の200LXから部品取りして組み上げるのに、底蓋あるいはメインボードの交換だと2000円。キーボード交換だとさらに2000円、を想定してました。

 往復の送料は依頼者負担、修理についての保証はいっさいなし、という条件です。
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 現状での私のお勧めは、Thaddeus から新古品を購入することです。あるいは、Thaddeus への修理依頼です。

 では、また。

 BlueSky

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