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2014年5月13日 (火)

(653)Lotus1-2-3で、インフレ下での年金の現在価値を計算する。

(653)Lotus1-2-3で、インフレ下での年金の現在価値を計算する。

そろそろ老齢年金を受給できる65歳になるので、通常のように65歳から年金を受け取るか、繰り下げして70歳から受け取るほうが良いか、シミュレーションしながら検討しています。

私の場合、自営業なので、給与額を自分で決められる立場にあります。それで、65歳から受け取ろうか、繰り下げ受給しようか、どちらのほうが有利か迷っています。

給与額の設定によって、個人や法人が納める税額が変わってきます。また、それとともに退職金の金額や受け取り方も変わってきます。

年金がらみの給与額を設定するには、かなり複雑なシミュレーションをする必要がありますが、まずは、年金を繰り下げ受給にするかしないかを、検討することにしました。

シミュ―レーションのツールは、(私には)HP200LXのLotus1-2-3がもっとも扱いやすいので、Lotus1-2-3上で「現在価値」を計算してみました。
  

I. 年金受取額の「現在価値」を計算する。

 1. 先に、計算の前提のことをお話しておきます。

 ・65歳まで生きてきた男性の平均余命は、おおよそ80歳です。それで85歳まで生きるとしてシミュレーションします。
 ・日銀のインフレ目標が年2%ということなので、毎年2%ずつのインフレが続くことを前提にします。
 ・受け取る老齢基礎年金額は、とりあえず70万円ということにしておきます。
 ・5年繰り下げて受給する場合、65~70歳の受給額はゼロで、70歳から受け取る額はその1.42倍になるそうです。

 2. 2%のインフレというのは、うんとおおざっぱにいうと、1年後に受け取る100万円の現在の価値が98万円ということです。2年後に受け取る100万円の現在価値は96万円ということです。(実は複利計算だから少し違いますが)

 たとえば、65歳から84歳までの20年間、毎年100万円ずつ受け取ると仮定した場合、総受取額は2000万円になりますが、2%のインフレ下だと、98+96+94+92+、、、、64+62+60=1508万円というような「足し算」になります。(この「足し算」を複利計算する必要があります)

0003_2  3. まずは、200LXの金融電卓を使って、上記の前提で84歳まで(20年間)年金を受け取る「現在価値」を計算してみます。図のように1144万6003円になります。(受取総額は70万円×20年=1400万円です)

0004_2  繰り下げ受給して、70×1.42=99.4万円を15年間受け取るとしたら、受給のはじめの現在価値は、1277万2168円です。これは70歳時の「現在価値」です。


0005_2 65歳時の「現在価値」に計算しなおすと1156万8146円になります。
84歳まで受け取るとしたら、たしかに繰り延べするほうが15万2143円多いことになります。(受取総額は99.4万円×15年=1491万円です)

 4. こんどは、同じことをLotus1-2-3を使って計算してみます。

0001_2  n年後の現在価値を計算するのに、100万円を年率2%の複利で預金しておくといくらになるかを、Cのカラムで計算しています。毎年受給する金額をこの数字で割り算することで、現在価値を計算することにしました。

 Eカラムは、毎年受給する70万円の現在価値です。Fカラムは受給した年金の現在価値の積算を示します。

  
0002_2  84歳時のFカラムは、(金融電卓での計算と同じように)1144万円になります。

 同様に、70歳から99.4万円を受け取る場合の現在価値がHカラムで、Iカラムがその積算です。84歳時の数字は1156万円です。

0000_2  5. 65歳から受給するプランと、70歳から受け取るプランを図の棒グラフで比べてみると、83歳くらいでほぼ同額になっています。

 (棒グラフで示しているのは、○○歳まで生きる場合に受け取る年金の総額を、現在価値に計算しなおした額です)
 (年をとるに従って受け取る金額が増えていくという、折れ線グラフではないことにご注意ください)

 グラフを見ても、84歳以上長生きすれば、繰り下げ受給のほうが受給額が多いということがわかります。

 私の場合、給与額をいくらにするかは、さらに別の複雑なシミュレーションをする必要があるのですが、とりあえずは繰り下げせずに、通常の65歳から年金を受給するほうがお得とわかりました。

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