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2016年3月16日 (水)

(662)200LXの偏光板を交換してみた。作業はけっこう面倒です。

(662)200LXの偏光板を交換してみた。作業はけっこう面倒です。

今回も修理の話です。以前の記事「(596)HP95LX,100LXも液晶劣化(ビネガーシンドローム)」の続編です。http://we-love-200lx.cocolog-nifty.com/blog/2012/07/596hp95lx100lx-.html#_ga=1.4240691.1055333503.1434382444

Img_4128 あやちさんの「こばこのひみつ」ブログに、HP100LX/HP200LXの簡単な偏光板交換作業手順」http://ayati.cocolog-nifty.com/blog/2016/03/hp100lxhp200lx-.html
が掲載されています。

 そのほかに、矢澤さんのLX-RESTの「hp200LX修理例:液晶表面偏光板の酢酸化によるディスプレー不良」http://lx-rest.com/hp200lx_display_unusable_by_vinegar-syndrome.htm
でも、詳しく解説されています。

 矢澤さんの「hp200LX 修理・改造・設定等 掲示板」で、「液晶が変色した200LX(3)」http://www.chibiao.com/type_n2/nkns8/hp200lx/tmain.cgi?id=resform&no=335&connection=UTd9B4Jei9G7qp
と、修理方法が紹介されています。

 この液晶の劣化変色(ビネガーシンドローム)の修理は、私が修理できる範囲を越えている、と考えて手を付けずにいました。

 しかし、「こばこのひみつ」の記事で詳しく説明されていますので、「やってみよう」と思うようになって、ここ数日で7台の作業をしてみました。

 今回は、それについてお話しようと思います。

Img_4121(1) まず、「偏光板が入手できたら作業を始めてみよう」と考えました。Amazonでも購入することができますが、東急ハンズで現物を見て、偏光板を購入ました。

あやちさんのブログでは、「ミッドタウン 偏光シート250角 粘着あり BS250」とありましたが、私が購入してきたのはAS-250でした。粘着なしでした。あやちさんのブログには「糊なしがいい」とかいてありますので、AS-250を入手できたのはラッキーでした。

(2) ここでは詳しい作業手順は書きません。上記のサイトの説明のうち、あやちさんのやり方に準拠しました。道具類は、手元にあった適当なものをものを使いました。

プラスティックヘラは、アイスクリームか何かについていたものです。
無水アルコールではなく消毒用アルコールを使いました。有機溶媒も使ってみたのですが、ニオイがきつくて、健康に害がありそうなのでアルコールのみを使いました。

Img_4131(3) 古い偏光板を剥がす手順は、あやちさんの方法に準拠しました。
数台の作業をしているうちに、個体によって偏光板の剥がれ方が違うため、図のよう層構造になっているのだろうと考えるようになりました。

その層構造ことをお話しましょう。(この層構造についての確認はしていません。あくまでも推測です)

 液晶ディスプレイのガラス面に「偏光板」が強固に接着されているのですが、その偏光板は図のような3層構造になっていると思います。

 いちばん表面に厚手のカバーフィルムがあり、その下に偏光フィルム、さらに下に強力な接着フィルムがあるようです。この接着フィルムによって、液晶のガラス面に接着していると思われます。

 古い偏光板を剥がすと、個体によって(テクニックにもよりますが)剥がれかたが違います。

 1. もっともラッキーな剥がれ方は、厚手のカバーフィルムと偏光フィルムと接着フィルムの3層が一体になって剥がれてくれることです。
 そのように剥がれてくれたのが、7台中1台ありました。

 3層が一体になって剥がれてくれると、糊剥がしの手間がいりません。
 古い偏光板を剥がしたら、作業はそれでだけ終了です。
 クリアなガラス面が現れます。

 2. 古い偏光板を剥がすときに、フィルムの端をつまんで、3層が一体になって剥がれるようにとひっぱるのですが、ほとんどは、偏光フィルムと接着フィルムがガラス面に残ってしまいます。

 液晶ディスプレイの周囲部分(端部分」は作業がしにくいですから、金属枠に近い部分は、極力ガラス面が露出するように工夫しながら、古い偏光板を剥がすようにしました。

 3. 液晶フィルムと粘着フィルムが残っていたら、あとはゴリゴリと力技で削っていくしかありません。このとき、ゴリゴリと削っているのは、おもに偏光フィルムです。下の粘着フィルム層は薄くて粘りがあります。

 削るときに使うアルコールは、古い粘着フィルムを溶かす機能はなりようです。むしろ、ヘラをガラス面で動かすときの潤滑油のようにして削りました。

 ヘラは、削っているうちに角が丸くなってきます。角が尖っているほうが古い粘着フィルムを削りやすいので、ときどき爪切りでヘラを切って、角をとがらせて削りました。

 私がお話できるコツはそれくらいです。

 私の場合、最初は一枚あたり2時間くらいかかって削りました。最終的には30分くらいで処理できるようになりました。(でも、あんまりやりたくない作業です)(笑)

 (4) 最後に、作業の結果についてお話しましょう。

Img_4123 この写真で、手前の200LXが、今回液晶板を交換した200LXです。奥側の正常なな200LXとくらべて、ディスプレイが黄緑色になっています。液晶板の表裏をひっくりかえすと、もうちょっと白っぽくなります。

 あやちさんのブログにもあるように、ディスプレイが黄緑色だからといって、見にくいというわけではありません。

Img_4136 この図で、200LXのキーボード部分に置いてあるのが、部品としての液晶ディスプレイに対して、偏光板剥がし作業をおこなったものです。

偏光板を除去したため、液晶ディスプレイは明るい白色になっています。

 一方、上側の液晶ディスプレイは、古い偏光板を剥がしただけものです。この状態は、3層のうち、表面に厚手のカバーフィルムだけが剥がれて、その下の偏光フィルムと接着フィルムが残っている状態です。偏光フィルムの切れ端を載せてみると、偏光作用があることから、偏光フィルム層が残っていることがわかります。これから剥がし作業をします。

Img_4128_2 もう一度、最初の写真を見てください。手前のキーボード上に作業済みの液晶単体があります。

 右側の200LXは、古い偏光板を除去して、新しい偏光板を装着したものです。電池を入れて6カ月カレンダー画面を表示しています。

 左側の200LXでは、新しい偏光板の切れ端をディスプレイ上に載せてみました。

 奥側の2台は、古い偏光板を削り取っただけで、新しい偏光板をのせてない状態です。単体の液晶部品と同じようにディスプレイ画面は白色です。

 いちばん奥の2台は、バックライト加工をした200LXです。液晶ディスプレイの下に、反射用の紙を入れてあります。オリジナルよりも光の反射率が低いため、液晶画面は灰色に見えます。

 以上、何台もの200LXで変色した古い偏光板を除去しましたので、近いうちに東急ハンズで偏光板を追加購入して、各200LXに装着しようと考えています。

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8. 200LXの修理・改造」カテゴリの記事

コメント

こんにちは。いつもありがとうございます。もんぱぱです。 私が持っている6台の200lxは今のところビネガシンドロームの問題が発生していません。

メイン機のバックアップも兼ねて、サブ機を含めて全部で6台に電池を入れて、動的保存しています。 大体4ヶ月で単三電池が消耗するので、その前に、メイン機のデータを同期させて、あわせて電池も交換しています。 (この辺りの手法はBluesky様のページが大変勉強になりました)。 このように通電させていることが多いのが、現象が出ないための予防方法だと勝手に推測していましたが、webを見ると、保管方法が影響みたいに書いてあるので、通電とは関係なくたまたまなのでしょうね。 夏暑く冬は寒い一戸建ての部屋の引き出しにおいていますので。

ビネガーシンドロームの予防法を考える。
http://home-repair.sblo.jp/article/92559237.html

>冷暗所で、乾燥したところに保管し、かつ対流がほしい。
 ありがとうございます。

 なるべくそのようにして保管したいと思います。

BlueSky

ご無沙汰しております。最近updateがないので、ちょっぴり心配しておりましたが、再開されたようでうれしく思っています。 

私の所有する6台の200LXについては、前回投稿した際は、ビネガーシンドローム=ゼロだったのですが、ここ1年で急に2台が老化現象発生です。 うち1台は毎日使っているbacklight付メイン機ですが、数ヶ月の間にあっという間に半分ほど広がりました。 だましだまし使っていたのですが、画面が読めないのでついにあきらめてbacklightなしバックアップ機を1軍登録しました(昔、日曜日昼に俳優の児玉さん司会のパネルクイズ・アタック25というのがありました。オセロ式で自分の陣地になったところだけで映像を推測するというものです。一部しか読めないということでこれを思い出しました)。 交換用偏向板もblueskyさんのwebを参考にハンズで購入したきましたので、そのうち、気合をいれて交換を試してみます。 おまけですが、私の場合は、200lxを毎日使うことは全く減らず、それに追加してネットがらみはiphone6+も持ち歩いている両刀派です。 

>私の所有する6台の200LXについては、
>ここ1年で急に2台が老化現象発生です。
>うち1台は毎日使っているbacklight付メイン機ですが、
>数ヶ月の間にあっという間に半分ほど広がりました。
 う~む、毎日使っているメイン機の液晶が劣化してきましたか。
 とすると、うまく保存していても、空気にさらして使用していても、「劣化するものは劣化し、しないものはしない」ということなのかも知れませんね。

>おまけですが、私の場合は、200lxを毎日使うことは全く減らず、
>それに追加してネットがらみはiphone6+も持ち歩いている両刀派です。 
 スマホはスマホなりに便利です。200LXも200LXなりに便利だと思います。
 使用目的によって、どちらも向き不向きがあると思います。

 あらたに小型情報機器が売り出されるようになったとしても、200LXが断然優位というかなり大きな領域が残るのだろうと想像しています。

 次に書く項目でそのあたりのことを考えてみます。

BlueSky

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