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2016年7月16日 (土)

(674)HP200LXの持病「首折れ」の修理過程

(674)HP200LXの持病「首折れ」の修理過程

200LXは古いですから、経年変化であちこち故障が出てきます。とくにプラスティックが劣化して割れやすくなってきています。

今回、MAXさんから「首折れ」の修理を依頼されたので、その経過をお話します。

Img_4202まず、「首折れ」の現状を見てください。写真のようにまだ初期の状態です。しかし、このまま使い続ければ、首が折れて使えなくなってしまいます。この程度のうちに補修しておくのが良いと思います。

では、補修の経過を、段階を追ってお話します。

Img_4211今回は、厚さが0.1mmの真鍮板を使いました。たぶん、10年以上前に、東急ハンズで購入したものです。その真鍮板から、100円ショップで買ったキッチンンハサミで適当な大きさに切り出しました。
現物合わせで真鍮板の小片の端を曲げておきました。接着剤で貼り付ける前に、出来上がりを想定して、200LXの上に置いてみました。最終的なできあがりは、こんな風になります。

使う接着剤は、私の場合、100円ショップで購入した2液混合のエポキシ樹脂の接着剤を使うことが多いです。

Img_4212一段階目の作業として、割れ目を広げておいて、割れ目の中に接着剤を擦りこんで、20分間くらい圧縮しました。これで表面の割れを塞いでおきます。

Img_4218二段階目の作業は、真鍮板を貼り付けることです。再度、2剤の接着剤を混合して、真鍮板の内面にまんべんなく塗り付けてから、200LX本体に貼り付けます。
圧着しているのは洗濯バサミです。私はクランプよりも洗濯バサミを使うことが多いです。この状態で20分くらい放置しておけば接着剤が固まります。

Img_4228この写真は、出来上がりの状態です。割れ目は塞がれていて、その上、真鍮板で補強しましたから、とうぶんは割れることはないと思います。とくに、この個体の場合は、開閉がかなり柔らかいので、おそらくもう割れることはないだろうと予想しています。

追加コメント:

各種の修理については、「(592)残念! 矢澤さんが200LXの修理を中止」でまとめてお話したことがあります。
http://we-love-200lx.cocolog-nifty.com/blog/2012/07/592200lx-5523.html

また、今回と同じやり方の「首折れ」の修理については、「首折れの修理法」でお話したことがあります。もう、10年くらい前のことでした。
http://we-love-200lx.cocolog-nifty.com/blog/2006/04/post_5418.html

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8. 200LXの修理・改造」カテゴリの記事

コメント


ご無沙汰しています。モンパパです。

日々現役で使っている200LXのヒンジが徐々に硬くなってきていますので、
メインテナンスのご相談です。
ずいぶん以前に、矢澤さんところで、オーバーホールしていただいた際に、このヒンジも軟らかくしていただいたのですが、さすがに経年変化してきています。 このままだと、そのうち、お決まりの首折れに突入です。

ヒンジの調整方法は下記で紹介されていますが、分解が必要なので躊躇しています。
もし、簡単な方法をご存知でしたら教えてください。
単純にCRC556を噴きかけようか、とも考えていますが。。。

hp200LX 故障例:ヒンジの調整(離型剤を使用) 硬すぎるので、グリス使用
http://lx-rest.com/200lx_hinge_grease.htm

モンパパさま、いつもお読みくださってありがとうございます。

ヒンジの分解のことですが、矢澤さんのサイトの写真でお話しすると、、、

・写真2のように分解したことがあります。
しかし、再組み立てのときにバネを圧縮して組み上げなければならず非常に苦労しました。
結局、ばねを糸で固く縛って圧縮した状態で組み上げてから、隙間からカッターの刃を差し込んで、糸を切って、内部でバネの圧縮を開放しました。
でも、何回もしたくない作業です。

・面倒な分解作業を先延ばしにするということでは、写真4とか写真6のように、外側から潤滑剤を入れてやるのがよいと思います。
写真2の軸とプラスティック環は、ヒンジの内側のほうにあったと記憶していますので、写真4のほうが意味があると思います。

・私の場合、ヒンジが硬くなってしまったときには、上蓋全体を予備の上蓋に交換してしまいます。つまり、液晶ユニットのほうを交換してしまうということです。

BlueSky様。ご連絡ありがとうございます。やはり分解作業は難しいのですね。 参考になります。
ヒンジの丸いカバーは、分解しなくても簡単に外せることがわかったので、外した状態で、外側から潤滑材を注入してみます。 

手元にある一般的なクレ556を使う予定でしたが、先ほど200LX Harware Bible読んだら「KURE556などABS樹脂を溶かす潤滑剤は絶対に使わないでください(p311)」とありますので、貴重は200lxにダメージ与えたくないので、止めました。

矢澤さんHPに載っている潤滑剤がいまでも東急ハンズで入手可能なことを確認できましたので、またレポートします。

https://hands.net/goods/2401008446421/

もんぱぱ さま、

200LXのキャップは外側から引っ張って外せます。私は台所で使うジャムの蓋を開けるためのシリコーンのシートを使って、指で掴んだときの摩擦を大きくして、つまんで外しています。幅広の輪ゴムを使うこともあります。

ただ、首折れの原因になる硬い動きの元は、1センチくらい内側ですので、外側から薬剤を注入してもなかなか届きません。

分解して首の内側から注入すれば柔らかくなる可能性が少しあると思います。

首が硬いのは対処が難しために、私の場合は前回お話したように、上蓋全体を交換してしまいます。


>矢澤さんHPに載っている潤滑剤がいまでも東急ハンズで入手可能なことを確認できましたので、
>またレポートします。
>

(長文ですいません)
連休中に潤滑剤を購入して試してみました。
結論的には、200lxを分解せずにキャップを外した状態で、この潤滑剤を注入する方式は、本体を劣化させることになりました(=つまり逆効果)。
矢澤さんの記述に、下記があり、

>もっと、減るだろうと、ヒンジを何度も動かして、なじませているうちに、スプリングが飛び出してきました。  すでに内部が劣化していたようです。
>http://lx-rest.com/200lx_hinge_grease.htm
>

これは特定の固体のことだと軽く考えていましたが、私の200lxでも全く同じことがおきました。 外から潤滑剤をスポイトで注入し、しかもよくしみこませるためにたっぷりと。 この液体は揮発性があるので、乾くまで5分ほど席を外して戻ってみると、ヒンジ部分にしっかりとクラックが入っていました。 注入前は目視ではこのヒンジに割れがあることは確認できない状態でしたので正直驚きでした。 ここからは推測ですが、この潤滑剤は離型剤なので、少しでも割れがあると、分離させる効果があるのかと。
結局この200lxは要開腹手術です。

私の技術では、開腹手術(=分解)は、キーボードが利かなくなったりと副作用が発生する可能性が高いので、できるだけやりたくないので、良い方法はないかとググったところ、
Blueskyさんの以前の書き込みで、なるほどと思う点を見つけました。
200lxを分解するには、裏面からゴム足抜いてx4ねじを取っていく方法しかないと私は思い込んでいましたが、上蓋だけ分解することができるのですね(=つまり底蓋、メインボード、キーボードは分解しない)。

> このうちの上蓋には液晶が収まっています。
>  分解手順は、
>  (1)液晶の前面周囲を覆っている化粧シートをはがして、
>  (2)四隅のトルクスネジを外して、(ヒンジに右下のネジは緩めるだけでもよい)
>  (3)液晶を押さえている枠を浮かせて、
>  (4)液晶そのものを、ヒンジのない左横のほうにスライドさせながら抜きます。
>
http://masaland.cocolog-nifty.com/blog/2016/02/hp200lx-b320.html

これで少しはやる気が出て来ました。また、試してみます。 しかし、持病のヒンジ割れや硬い症状がほぼ全所有台数(6台)で発生しているので、頭の痛い問題です。 

もんぱぱ さま、

>上蓋だけ分解することができるのですね
のことですが、ヒンジ部の修理をするためには、どうしても底蓋のネジを外す開腹手術が必要だと思います。

私も以前、ヒンジのストッパー機構を200LXの外側に設置することができないか考えてみたことがあります。でも、やっぱりよい方法は考えつきませんでした。

ヒンジ部の修理は、最も難易度が高いと思います。
(私はこの部の修理は自分にはできないとあきらめてしまっています)

BlueSky

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