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2016年11月29日 (火)

(698)斎藤秀三郎先生は齋藤和英大辞典も出している。

(698)斎藤秀三郎先生は齋藤和英大辞典も出している。。

(695)で『熟語本位 英和中辞典』(斎藤 秀三郎 著)のことをお話しました。http://we-love-200lx.cocolog-nifty.com/blog/2016/11/695-3231-1.html

今回は、その齋藤先生の「和英大辞典」の話です。

P1070133こちらの写真を見ていただくほうが話が早いです。新聞記事のスクラップですが、何月何日の記事だか記憶も記録もありません。名著普及会から再版されたのが1983年ということはわかっていますので、そのころの記事だと思います。

記事の中で、『熟語本位 英和中辞典』にふれていて、この和英大辞典のほうは51年ぶりに復刻された、と書いてあります。

(695)では、easyの語とbestの語について見てみましたので、今回もなるべくそれに沿って、「易しい」と「易い」の項を見てみます。英和中辞典と同じ用例が載っているんだろうか?(bestに相当する和英辞典の索引語は割愛)

P1070116「易しい」のほうでは共通の用例はないようです。

 

 

 

 

 

P1070122「易い」のほうでは、
English is easy to learn.
This book is easy to understand.
などが同じ用例です。

同じように easy の語を使っていても、英和辞典と和英辞典では用例を変えていますから、膨大な用例を収集していたのだろうと想像できます。

P1070139新聞スクラップには「頼山陽」の有名な詩の「鞭声粛々夜河を渡る」の全文が訳されている、と書いてあります。

「粛々」の項には、なるほど英文訳が載っていますが、漢文も英文も私にはちょっと難しい(苦笑)

私にとっては、古い辞典たちは記念碑みたいなもので、実用にはなりません。
実用になるのは、200LXに入れてある「岩波英和辞典新版」「研究者英和和英中辞典」「ジーニアス英和和英辞典」「リーダーズ英和辞典」などです。

とうめん、これで用が足りていますので、紙の辞書を引くことがほとんどなくなりました。

200LXには、光の辞典(講談社パックス英和辞典、和英辞典、清水国語辞典)も非常に便利に使っています。

これらの辞書・辞典のことは、以下の項からたどってお読みになってください。

http://we-love-200lx.cocolog-nifty.com/blog/2007/04/77_4797.html
(77)「光の辞典」のこと

(145)リーダース英和辞典を200LXで引いてみると
http://we-love-200lx.cocolog-nifty.com/blog/2007/12/155200lx_ddb2.html

(147)研究社英和中辞典を200LXに導入しました。
http://we-love-200lx.cocolog-nifty.com/blog/2007/12/147200lx_a2ea.html

(299)ジーニアス英和・和英辞典(電子ブック)を入手しました
http://we-love-200lx.cocolog-nifty.com/blog/2008/11/299-d2ff.html

(576)岩波英和辞典新版の用例「W」「X」「Y」「Z」
http://we-love-200lx.cocolog-nifty.com/blog/2011/10/576wxyz-86be.html

(697)ほかにも偉大な英語熟語辞典がある。『新英和活用大辞典』(勝俣銓吉郎著)

(697)ほかにも偉大な英語熟語辞典がある。勝俣銓吉郎著の『新英和活用大辞典』(研究社)

前項で最近の『新クラウン英語熟語辞典熟語辞典』のことをお話しました。http://we-love-200lx.cocolog-nifty.com/blog/2016/11/696-60f5.html

P1070087「最近の」でなければ、もっとすごい熟語辞典があります。『新英和活用大辞典』勝俣銓吉郎著(研究社)です。勝俣先生の辞典のほうは斎藤先生よりもずっと後世で、昭和に入ってからの辞典です。

こちらは、単なる「熟語辞典」ではないです。もっと広い概念の「連語」(コロケーション)の辞典です。

「単語が他の単語と結合することで、ひとつの表現単位になる」ということに着目して、勝俣先生が30年かけて膨大な用例(12万例)を収集して作ったそうです。
そういう考え方で英語辞典を編纂したのは勝俣先生が世界初です。すごい発明だなあ。

初版は1958年です。一度、原稿を戦火に焼かれて、その後、また採集しなおしたように記憶しています。

この辞書を引くたびに「スゴイ!人間ワザじゃないなぁ」と思います。一人の人間がこんな偉業を達することができるんだろうか。

P1070092その後、研究社が編纂し直して、『新編 英和活用大辞典』として出版しています。新編のほうが大型になっちゃったので、辞書を引くには勝俣先生の辞書のほうが引きやすいです。でも、レイアウトも含めて新編のほうが読みやすいです。

前項・前々項と同じように、easyの項とbestの項を「新編」の辞書のほうで見てみることにします。

P1070113コロケーション(連語)の辞書なので、「語の結びつきかた」ごとに用例をまとめてあります。このeasyの語では、「副詞」「+前置詞」「+to do」「雑」の四つの部に分けてあります。

斉藤先生の辞書と勝俣先生の辞典で同じ用例は、Take it easy. easy to learn, easy to understand (easy to ~)くらいかな。たったひとつの語を見てみるだけでも、語に対してのかなり姿勢(辞書の性格)が違うことがわかります。

P1070109bestの語では、「動詞+」「「形容詞・名詞+」「前置詞+」、、などの部分に分かれています。

この語でも、語義も用例もまったく違います。共通なのは at best, make the best くらいかな。

「語の結びつき方」に着目して記載がわかれているので、引くのも読むのも、勝俣先生の辞典のほうが見つけやすくて理解しやすい。

ま、いずれにしても、私のような門外漢には宝の持ち腐れか(自嘲)。

2016年11月25日 (金)

(696)最近の英語熟語辞典はどうなっている?

(696)最近の英語熟語辞典はどうなっている?新クラウン英語熟語辞典

前項で、1915年刊行の『英和中辞典』 斎藤 秀三郎 (著)のことをお話しました。http://we-love-200lx.cocolog-nifty.com/blog/2016/11/695-3231-1.html

100年前の辞書なので、けっこう読みにくかったです。じゃ、最近の英語熟語辞典は引きやすくて読みやすいんでしょうか?

P1070060060 といっても、手元にあるのは、「最新の」ではなく「最近の」『新クラウン英語熟語辞典熟語辞典』です(笑)。これ以降も本格的な「最新の」英語熟語辞典があるだろうとは覆います。
   
   
   

 

 

P1070083083 この辞典の帯には、「本書の出現は英語熟語辞典編纂史上に一時期を画するものであった。これほど多くの熟語を収録し、そのほとんどすべてに用例を示しているような辞典はどの外国にもなかった」と自賛しています。

確かになぁ、初版が出版されたときにはもの珍しかったなぁ、、、お金がなくて買えなかったけど、、、(遠い目)。

P1070072072 さて、前項と同じように「easy」の項を見てみます。レイアウトがぜんぜん違う。ずっと見やすいです。熟語の選択もかなり違うし、同じような熟語だとしても用例がぜんぜん違う。

じっさいに英語を読んでいるときに引く辞書としては、こちらのほうが引きやすそうです。

 

 

P1070061061 ついでに「best」の項の最初の方も載せておきます。最近の辞書らしく、辞書の段組が読みやすいです。
   
   
   
   

こうやって、最近の熟語辞典と100年前の熟語辞典とを比べてみると、熟語を引くという目的の普段使いとしてはこちらの辞書のほうが引きやすいですね。

使い方としては、一般的な学習辞典を引いてみて、自分にピンとくる語義・句義・用例がない場合に、100年前の斎藤秀三郎の辞書を引いてみるという使い方になるかと思います。

もっとも、私の場合、あんまり英文を読まなくなったから、宝の持ち腐れです(苦笑)。

(695)やっと新版登場:熟語本位 英和中辞典

(695)やっと新版登場:熟語本位 英和中辞典 斎藤 秀三郎 (著)

田中菊雄先生の『岩波英和辞典新板』のことをいろいろ書いたのですが、そのついでのような感じで、斎藤 秀三郎 (著)の『熟語本位 英和中辞典』のこともお話したことがあります。((492)熟語本位 英和中辞典)http://we-love-200lx.cocolog-nifty.com/blog/2010/10/post-6491.html

(492)では、「もう読むことはないだろうけど、歴史的な辞書だから一冊買っておこうか」と考えて、Amazonで買ったことをお話しました。

英語学史、英語辞書史の上では、名著なのかもしれませんが、「個人的には、いまさら、使いものになるような辞書ではないと思います」とも書きました。

P1070018 英語の専門家からすると貴重な辞書なのかもしれませんが、私は専門家ではなくて、たんに学生のときに使っていた程度なんです。
出版元の岩波書店には再版の要望がかなりあったようで、PR雑誌の『図書』には、再版の告知がなされていました。
最初は今年の7月くらいに出版されるということだったので楽しみにしていましたが、11月になってやっと本屋さんに出回りました。
写真のようなパンフレットも本屋さんに置かれています。

旧版と新版は内容的には同じということです。読みやすいように現代仮名遣いに変えたりしてあるということです。

そこで、パンフレットに掲載されているページを旧版のページと比べて見てみます。

P1070022この写真は、パンフレットにある「easy」項です。旧版の方は印刷用の活字がすり減っているのかもしれませんが、下にある旧版のよりも読みやすいです。

 見出し字のレイアウトを変更してありますし、行間・字間も調整されていて、かなり読みやすくなっています。旧字体から新字体になっていることも、新仮名遣いになっていることも、あいまって読みやすいです。

P1070041それでも、じっと見ているうちに、また、読んでいるうちに、だんだん旧版の字体に目が慣れてきて、読みにくいというほどでもないか、としだいに思えてきました(笑)。

 

P1070045でも、やっぱりレイアウトは新板のほうが見やすいですね。
  
  
  

 

   
  

P1070027次に、パンフレットにある「best」の項も見てみます。
   

 

 

   
   

P1070049新板と旧版の日本を表示を読み比べていると、新字・新仮名遣いは、なんとなく間が抜けているような感じになってくるなぁ、、、旧版でも良かったような気がしてきました。

ところで、新板には大きなメリットがあります。パンフレットには「全文検索おできるCD-ROM付」と書いてあります。本屋さんで現物の辞書を見てみると、旧版と新版がのPDFがCD-ROMに入っているようです。

CD-ROMが付属しているのは大きなメリットですが、パソコンで辞書引きができるわけではなく、文字列を検索して「読む」ことができるということなんですね。

いずれにしても、私はこの辞書の新版は買わないと思います。ちょっと物欲はあるんですが(笑)、家族からは断捨離を言われているし、書架に空きがあんまりないし、実用に使える辞書でもないですので、、、

2016年11月 1日 (火)

(694)不動産投資のご注意と、人生設計の絶対公式についての補足

(694)不動産投資のご注意と、人生設計の絶対公式についての補足

以前に書いた記事の補足です。

(688)で、「ワンルームマンション投資はくれぐれも気を付けてください」ということを書きました。http://we-love-200lx.cocolog-nifty.com/blog/2016/10/688-0105.html
ビジネス系週刊誌の「週刊東洋経済」の特集を読んでお話する気になったのです。

P1060898ところが数日前に、同じようなビジネス系週刊誌の「週刊ダイヤモンド」でも「中古住宅の見極め方」というタイトルの別冊を出しているのに気づきました。

こちらでも「中古住宅安心投資術」「素人が失敗しないための『七つのツボ』「(新人投資家座談会)私が始めた不動産投資、教えます」というようなタイトルの特集記事を掲載しています。

最近は、ローンなどの金利が最低金利になっていますので、確かに融資を受けやすいとは思います。しかし、他方で不動産価格が高騰しているんです。

そういうことで、自己資金でも融資を受けての投資だとしても、いまは不動産に投資する時期じゃないと考えています。

(688)でお話したように、「マンションを購入した時点で、投下金額、購入時の経費(購入手数料、不動産取得税など)が確定」します。また「ローンを組んで購入すれば返済計画もカチッと決」まってしまいます。

不動産を購入した時点で、その投資の将来はほとんど決まるのです。不確定なのは出口(売却価格)だけです。

そのため、入口(購入時のこと)で高く買って、出口(売却時)で安く売ったら、それまでの利益は吹き飛んでしまいます。
ましては、利益が出ずに赤字垂れ流しで税金還付を受けるだけでしたら、最初から最後まで赤字が続きます。

そういうことで、不動産に投資する場合は、くれぐれも気を付けてシミュレーションするようにしてください。

(689)で、「200LXのsolver上の人生設計の絶対公式(山崎元)」について書きました。http://we-love-200lx.cocolog-nifty.com/blog/2016/10/689200lxsolver-.html
「人生設計の絶対公式」は、山崎元氏と岩城みずほ氏が共同で作ったとのことです。

P1060904最新号の週刊東洋経済では、「50歳から増やすおカネ」という特集を組んでいます。こちらの雑誌では岩城みずほ氏が出ていて、まったく同じ同じ「人生設計の絶対公式」を取りあげています。

お二人で共同したり、あるいは別々に著述したりしていて、とても「おじょうず」だと思います(^_~;。

この「人生の絶対公式」は、いろいろ数字を入力してみると確かに面白い。

しかし、貯蓄とか投資は長丁場です。10年も20年もかかる個人的な大事業です。
長期間のうちにはいろんな環境条件が変わってきますから、計画通りにはいきません。

また、60歳を過ぎてしまった人なら、いまさら頑張っても充分な貯蓄額に到達するのはムリです。
逆に、すでに老後に必要な金額を貯めてしまっていたら、あとはいくら資産が増えても、生きているうちに使い切れませんから、いろいろ考えてみてもやはりムダです。

そういうことでは、あれこれとシミュレーション計算しているうちが、いちばん楽しいのかもしれません。

私にとっては、シミュレーションしてみるするよりも、lotus123上でシミュレーションシートを作ったり、solver上の式を作ったりすることが楽しいです。

今後も、題材とかテーマが見つかったら、lotus123とかsolverのことをお話しようと考えています。

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