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2017年11月19日 (日)

(724)年金所得控除と給与所得控除を考える.lotus123の@vlooup関数を使う.

(724)年金所得控除と給与所得控除を考える.lotus123の@vlooup関数を使う.

年金所得控除は、給与所得控除と比較して優遇されすぎている、と数日前にテレビで放送されていました。
年金所得と給与所得で所得控除に違いがあると知らなかったので、lotus123で計算シートを作って計算してみました。そのことをお話します。

実際に計算してみると、なるほど年金所得控除のほうが額が大きいですね。給与所得者よりも年金所得者のほうが優遇されていることがわかります。
テレビでは、同じ控除額になるべきだと、どこかの大学の先生が言っていました。

この項では、前半で計算結果のことをお話して、後半でlotus123の計算シートの構成や作り方のことをお話します。

今回の計算シートの対象者は65歳以上の人限定です。65歳以下の年金も計算しようとしたのですが、計算式が複雑になりすぎるので止めました。また、給与所得が月額46万円以下でなければ正確に計算できません。46万円以上だと年金の受け取り金額が減少することもありますから、46万円以上の月給を受け取る年金受給者はほとんどいないと思います。「NENKINSH.LZH」をダウンロード

[前半]

Nenkin(1) 計算シートには年金が削減されない目いっぱいの給与を受け取るとして、給与の年額を552万円(46×12カ月)と入力してあります。
 年金のほうは、老齢基礎年金と厚生年金を合わせて、いちおう200万円としてみました。(図では赤線で囲ってあります)

 この場合の控除金額は、給与所得控除が164.4万円、年金所得控除が120万円と計算されます。(図では青線で囲ってあります)
 基礎控除・家族控除は38万円としておきました。

 社会保険料の計算はかなり複雑で、正確に計算するのは面倒です。そこで、以前に作った(おおざっぱな)計算式をそのまま流用しました。社会保険料と国民保険料は排他です。給与収入をゼロとした場合だけ国民保険料が計算されるようにしました(これも概算です)。

 上記の収入だとトータルの課税所得額は397.436万円で、所得税・住民税を引いたあとの可処分所得は642.59万円です。
 年収に対しての実効税率(所得税・住民税・社会保険料を含む)は16.76%になります。

Kyuuyo(2) 772万円の年収が給与収入だけの場合の手取り額も計算しました。給与所得控除額は197.2万円で、可処分所得は601.6万円です。
 給与と年金の収入がある人と、給与だけの同額の収入がある人とでは、約40万円も手取り額が違ってきますね。
 この計算結果をみると、たしかに年金受給者は優遇されていることがわかります。

[後半]

Koujo(3) 計算シートの作り方ですが、今回は@VLOOKUP関数をつかって計算しました。@VLOOKUPの計算というは、税額表などのように一覧表の形になっている「表」の中から、該当する数字に対応する数字(あるいは文字)を見つけ出すのに使います。

Snapcrab_20171119参照表は、図のように計算シートの中の第4象限に置いておくのが作業がしやすいと言われています。
 メインの画面は第二象限に置くのが作業がしやすいです。前項でお話したように、200LXでは、これらの「象限」は[tab]キーとか[PGDN]などでページごとに移動するのが作業がやりやすいです。

(4) 実際の「一覧表」は上の図のように、左から「給与所得の計算表」「年金所得の計算表」「所得税の計算表」と並べてあります。

 @VLOOKUP関数の使い方は、マニュアルを読むようにしてください。(721) でお話した『経理をエクセルで楽にする本』 (井ノ上陽一著)でも、VLOOKUP関数は便利だから使うようにと書いてありました。

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