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2018年7月29日 (日)

(752) 簿記は堅固な「縁の下の力持ち」システム

(752) 簿記は堅固な「縁の下の力持ち」システム

会計の学習を進めていく中で、「簿記」システムのことも理解しておきたいと考えていました。

私の人生の中で、簿記・会計の知識はぽっかり空いた深い穴のようなものです。若い時から何回もその穴の中をのぞいてみようとはしていたのですが、見えないままできています。何冊もの書籍を買いましたし、ビデオ講座のようなものを買ったこともあります。でも、学習できないままできています。自分の挫折の歴史のようなものです。

Books今後も簿記の知識を活用する場はないことはわかっているのですが、今回の一連の簿記・会計の学習の一環として、簿記の全体像をつかんでおきたいと考えました。

何冊も買い込んである古い本の内容を見てみて、比較的わかりやすそうに思えたのが右側の「5週間で身につく経理実務」の本です。

表紙も古いですし、書き方も内容も古い本です。

私は、「簿記」ということばのイメージとして、「出金と入金を仕分け項目にわけて、帳簿に記入しておく仕事」くらいに考えていました。

Hasigaki「はしがき」では、「企業」の「仕入れ」「販売」「人事」などの「活動を金額で計算し、分類し、記録して報告する」と書いてあります。

いまさら本を読むほどのことじゃないだろう、「『弥生会計』に入力すれば済むことなんじゃないの?」と考えていました。

以前にポケットクイッケンのお話をしたときに書いた図のうちの二重線の下の部分だろうくらいにしか考えていませんでした。

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(1)  納税申告用書類              作成

(2)  B/S   P/L  C/S         作成
-----------------------------------------------
(3)  総勘定元帳、補助元帳など      作成
===============================================
(4)   クレジットカード←→銀行口座←→サイフ
     ↓        ↓↑    ↓↑
    買い物や現金の出金・入金       
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(98)200LXでのポケットクイッケン(PQ)

Bokitorihiki本では、「取引というもの」という初歩から説明されています。「取引」はポケットクイッケンでは Transaction ですね。PQのことも思い出しながら読み進めました。

コンピュータを使う簿記・会計の時代以前の本なので、おもに「伝票」を使って整理する方式で説明しています。

おそらく、伝票方式より前には、大福帳のような「帳簿」に記入することで処理していたのだろうと思います。

そして、現在は伝票方式から「パソコン簿記」に変わってしまっているだろうと思います。

ちょうど、アナログの時代→前デジタルの時代→デジタルの時代、の経過の中の「前デジタルの時代」のシステムの解説書ととらえて読み通しました。

Boki_kaikei今の時代の「簿記」の本は、パソコンを使った、もっとスマートなやり方が書いてありますね。

この本は、とっつきが悪くて、しかも自分の知らない世界のことなので、読んでいくのに時間がかかりました。読んでいくだけでも本のタイトルのように「5週間」くらいもかかりました。

読み終わってから考えると、おもてから見えにくい「縁の下の力持ち」の部門で、大きくて堅固なシステムなんだなということがわかりました。

私は、「(金融)手形」というものを見たことも触ったこともありません。でも、簿記のシステムの中では大きな比重を占めていることもわかりました。

簿記・会計の仕事をしている人の気持ち・考え方も少しは理解できるようになれると感じました。

2018年7月28日 (土)

(751) 決算書がある程度読めるようになりたいな。

(751) 決算書がある程度読めるようになりたいな。

Kessanyomu「会計ってどんなもの?」っていうことがざっくり理解できてきたところで、「決算書」そのものが読めるようになりたいものです。

私の勉強の仕方(クセ)から、「決算書が読めるようになるため」の手順は自分ではわかっています。

(1) 実際の決算書(損益計算書とバランスシート)をデスクの上に広げて、少しずつ読み取っていく。
(2) 実際に自分で電卓などで計算しながら、ノートに書き込んで理解していく。
(3) 学習の段階ごとに、知識と技能の簡単なテストをして、自分の学習レベルの進行を確認する。

という方法論がイチバン効率が良いのです。

ある程度の知識と技能を身につけようとするのですから、単に本を読んでいくだけでは身につくはずがありません。

前項でお話しした自分の本棚から発掘した簿記・会計関連の本の中に、そのものズバリ「決算書を読む」というタイトルの本がありました。ずいぶん古い本で表紙カバーがなくなってしまっているハダカの本でした。

この本がどういう構成になっているかを見てみると、巻末に実際の会社の「決算書」が綴じこまれています。順を追ってその決算書を電卓片手に計算しながら本を読んでいくという形式です。

見た目も内容も、いかにも古い本です。説明の仕方も武骨でとっつきがよくない。だけど、自分自身が選んで買ってある本なので、購入した時は「よい本」と考えたのだろうと思います。

Houjin_2本を買った時の自分を信じて、現在の自分が良さそうだと感じた感性も信じて、学習を進めることにしました。

図の左は、「法人申告書を読む」のページですが、巻末に綴じこんである「渋谷製作所株式会社」の2期分の「貸借対照表」「「損益計算書」のページを広げたまま、数字を読み取り、電卓で計算し、本に書き込みながら、学習を進めます。

0000私の場合は、とうぜんですが、電卓もノートも使いません。200LXのLotus123に書き込みながら学習を進めます。(図は本の巻末の「渋谷製作所」の損益計算書からLotus123に数字を入力して、売上高に対する比率を計算したシート)

Taishaku図の左側に<まとめ>として「演習問題で、簡単に整理しておきましょう」というページを示しています。段階ごとにこのような演習問題で知識の確認をするようになっています。

図の右側は、「第9話」「貸借対照表を読む」のページを示しています。このページの下のほうに、「銀行預金については、必ずつぎの比率を出してみてください」と自分で計算するようにうながされます。

この項のはじめのほうに書いたように、(1)決算書を見ながら、(2)自分で計算し、(3)演習問題で確認して、読み進めました。

著者に導かれるまま、この本の最後まで到達してから振り返って考えてみると、「学習する」という営為はたんに本を読み進めるということだけではなく、計算したりノートに書いたりというような、手を動かさなければ身につかないものだと思いました。

私の人生の中で、決算書を実際に読まなければならないような状況にはならないと思います。
でも、そういう状況になったら、もう一度、この本を読みながら、Lotus123に数字を入力しながら、財務状況を読んでいきたいと思います。

(750) さらに会計の学習を進める。『会計のことが面白いほどわかる本』

(750) さらに会計の学習を進める。『会計のことが面白いほどわかる本』

会計のことをもっとよく理解したいと思うと、子どもに教えるための本ではもの足りません。
かといって、「3時間でわかる」というような簡便な本を読んでも身につきません。簡単に読める本は、その内容を簡単に忘れてしまって、知識として残らないものですし、実践には使えないものです。

Kaikei_honもうちょっと学習を進めるのに良い本はないかと、ジュンク堂の該当の棚を見て回りました。
手に取って内容をチェックしてみたら、『会計のことが面白いほどわかる本』がいちばんわかりやすそうす。
内容もけっこう詳しく書き込んであります。表紙には「33万部のベストセラー」と書いてあります。

Omosiroihodo自宅マンションに戻ってから、2か所ある私の書斎の本棚から簿記・経理・会計の本を抜き出してみたら、10冊くらい買い込んでありました。
どの本も、購入した時点では「この本で勉強しよう!」と思ったはずですが、本棚に埋もれたままになっている簿記会計の本がたくさんありました。

この『会計のことが面白いほどわかる本』の旧版が、10冊の本の中に含まれていました。

Yokuwakafukusiki_2この本は、どんな書き方をしているか見てみると、図の左側のページの「はしがき」には、「会計は本当はとても重要なものなのに」「会計について書かれた書籍や雑誌、新聞記事などは必要以上に難しく書かれていたり、間違ったことがかかれてしまっていることが多い」
「この本では、会計の難しい部分や、細かすぎて重要性が低い部分をなるべく省いて、本当に大事な部分だけを説明している」とあります。

図の右側の目次をみてもわかりやすそうな感じがします。
私は、会話形式で書いてある本とか、マンガを使って書いてある本は苦手です。文字と図だけよりもかえってわかりにくい。
しかし、この本での「天使ちゃん」との会話はわかりやすいです。じょうずな本の書き方だと思います。

Yokuwakasukubo図は、複式簿記の説明の最初のページです。
「簿記の細かいことを覚えてもほとんど役には立たない」「会計を利用して、会社の状態や将来を読み取ろうとする人にとっては、簿記の細かい知識は必要ない」とあります。

この本は、「簿記」の本じゃなくて「会計」の本ですから、そういう書き方でいいんですね。

Kaikashi私だって、何十年にもわたって会計のことを勉強しようしようと思ってきています。

だけど、「借方」「貸方」が右だったか左だったか、それが何を意味するのかっていうことさえ、とっさにはヒトに説明できません。

でも、この左側のページの絵に至って、やっと記憶に定着しました。

この本を最後まで読むことで、やっと「借方とは左のことであり、貸方とは右のことである」「借方は、お金がどういう状態にあるかを示すもので」「貸方は、お金が増えた原因を示すもの」ということも理解できました。

(私の苦手分野なので)この本を最後まで読むのには、けっこう時間がかかりましたが、今回、「簿記・会計を再勉強しよう」と考えた、とっかかりの本としては、良い本だったと思います。

2018年7月25日 (水)

(749) 会計のことは子供の時から身につけているとよいのだが、

(749) 会計のことは子供の時から身につけているとよいのだが、

前項では、「簿記・会計のことが理解できていなくても、実務面でキャッシュフローを把握できれば良いのだ」という考え方で、通帳を「入金」「出金」「貯蓄・投資」の口座に分けて管理する考え方についてお話ししました。
私の場合、実務面ではそのようにしています。

私自身、若いときから(複式)簿記・会計のことが理解できないままで人生の後半期に突入してしまいました。(将来的にも)お金に困るということがないので、まぁ、それはそれでよいのですが、シロウトなりにいちおう理解はしておきたいとず~~っと考えていました。

子供の時から、50年間くらい単式簿記(小遣い帳とか家計簿)では記録してきているのですが、もし、若い時から複式簿記の考え方を身につけていて、そのように記録してきていればもっとよかったのにと悔やまれます。

大型書店の「簿記・会計・経理」の書架をときどき見るようにしているのですが、子供のための複式簿記の本を見かけて購入してじっくり読みましたので、そのことをお話ししたいと思います。

Kodomokaikei子どものための会計の本は、この『子ども達に教えたい会計のしくみ』(梅田裕介)の一冊しかありません。

アマゾンの内容紹介には、、、、
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大人が子どもに会計を教える本です。
本書は大人が教えることを前提にしています。すべての親は、子どもの将来を考えた時に、幸せを願います。その道先案内として本書を活用していただけます。もちろん、これから決算書、会計のしくみを理解しようという方にも最適な入門書です。

「日本の小学校では、お金について学ぶ授業はありません。お金の教育は家庭で行うしかない、というのが現状です。しかし、実際に子どもにしっかりしたお金の教育が出来ているかというと、「自信がある」と応えられる親はほとんどないでしょう。「限られた収入の中で最も自分の生活を豊かにする」為の手段として、会計の考え方を学ぶ事が非常に有用になります。(本文抜粋)」
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とあります。

アマゾンのレビューは一つしかついていませんが、以下(抜粋)のように好意的なレビューが寄せられています。
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おやこの本は一種の育児書ではないだろうかと思った。それもこれまでの育児書と違い、育児にはお金がかかるが、その育児に掛けたお金が本当に意味あるものになっているか、つまりは費用対効果の視点から、親御さんよあなたの子どもへの投資は、ほんまに将来役に立つのか考えなはれ、と指摘されているようであった。
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私の家庭にはもう子供がいませんので、自分のために「これから決算書、会計のしくみを理解しようという方にも最適な入門書です」という記述を信じて最後まで読みました。

それにしても、「会計のしくみ」を学ぶのは難しいです。

私が定期購読している「週刊ダイヤモンド」でも「週刊東洋経済」でも、(年に数回)定期的に会計学の特集があります。また、大型書店の「会計」の棚には、会計の本がたくさんあります。

Kaikei_tana「かんたんに理解できる」、「3時間で理解できる」、「財務三表をまとめて理解できる」というような本が各種出版されています。

逆に考えると、「こんなにたくさんの本が出版されているというのは、そういう本や雑誌をいくら読んだとしても理解できない」ということの裏返しじゃないかと思います。

簡単に理解したり身につけたりできるもんじゃない。相当に手ごわい考え方なんだと思います。

この本も気を入れて読み通したのですが、やっぱり芯のところは理解できていないように感じます。

「かんたんに、、」「3時間で、、」理解できるというのは、すぐに忘れちゃうということでもあるのだと思います。理解して実際に使えるようになるには、相当時間をかけて自分をトレーニングする必要があると感じました。

そうそう、この子どものための本としては、本の中で例示されていることがらはあまりよいとは思えませんでした。
実際に私が自分のこどもに複式簿記で小遣い帳をつけさせるとしたら、この本の内容とは違ったやり方で教えると思います。

それでも、証券会社の出張員が教えるくだらない「投資教育」よりは、汗水出して働く意義を教える会計教育のほうが、百倍も千倍も意義があるとは思います。

大人が会計を学習するにしても、手作業で帳簿付けをしながら学習するのは非常に効率が悪いですね。そういうことでは、パソコンをどのように組みこんで学習するかという課題があると思います。

(748) (金融)資産管理でイチバン楽なのは、用途によって通帳を分ける方法。

(748)(金融)資産管理でイチバン楽なのは、用途によって通帳を分ける方法。

前項で、「いまの日本では公共料金の預金口座の自動引き落としもクレジットカード払いもできます。ネット経由で預金通帳の明細をエクスポートできますし、ネット上だけで(金融)資産管理もできるようになっています」と書きました。

確かに、マネーフォワードやマネールックなどのクラウド系の資産管理システムは便利だと思います。
しかし、私の場合、新生銀行を経由して送金することが多いために、クラウド系のシステムを使いこなせないままでいます。新生銀行はセキュリティに乱数表を使っているので、乱数表全体をクラウド系のシステムに登録する必要があるんです。乱数表全体を登録するというのはイマイチ恐いです。

クラウド系の資産管理システムを使わずに(金融)資産を管理する方法としては、用途別に通帳を分ける方式が、もっとも楽で見通しもよいと思います。

用途別に通帳を分けて資産管理するやり方を説明した本は、

Tuuchou4(1)通帳は4つに分けなさい―資金繰り上手な社長が使っている究極のお金管理法(亀田潤一郎)
(2)「4つの通帳」でお金を殖やす法(コ・ギョンホ、米田隆)の2冊が発行されています。

(1)の本のアマゾンのレビューはたくさんあります。ほとんどのレビューは☆5つです。レビューを読むだけでも、著者の提唱しているシステムが理解できると思います。

Kessanfuyou_2図は、本のカバーの内側です。この図を見るても、著者が言いたいことはよくわかります。

この本は、フリーランスなどの小規模の事業所向けの本です。「入金」のための「売り上げ収入の通帳と、「出金」のための「運転資金」の通帳を分離します。

入金と出金の通帳を分けることで、キャッシュフローをしっかり把握できるようになるということです。

小規模事業所では、キャッシュフローと資金繰りは同じようなことですから、通帳を分離することで、最重要な「資金繰り」をいつも把握できているということになります。

事業者のための本なので「納税用」の通帳も作ると書いてあります。そのほかに「投資」の通帳も作ります。

でも、個人の場合でしたら、「納税用」の口座はナシで、「貯蓄・投資」用の口座はネット証券に作るのがよいと思います。

4tuucho(2)もだいたい同じような内容ですが、大きな違いは「入金と固定出費」通帳と、「変動出費」通帳に分けるようになっているところです。

(1)では出費を一つの通帳にまとめますが、(2)では出費を固定出費と変動出費に分けています。

「変動出費」は節約の余地があるので、出費を見直して節約することで「お金を殖やす」ことができるというのです。

Koteihi4種類の通帳の内訳を説明しているページです。
上記の2種類の通帳のほかに、予備通帳と投資通帳を作ると書いています。

私には、(1)のやり方のほうがシックリきます。(2)の本は、アマゾンのレビューに書いてあるように、ちょっと読みにくいです。

Kanrisystem4つの通帳間で、どのようにお金を振り替えたらよいかという方法について、(2)の本の該当ページを図に示します。

この図を見ると、けっこう複雑な方法に思えます。

しかし、私が実際にやっている方法は、もっとずっと単純です。
毎月末に入金用の口座から出金用の口座に全額を振り替えることだけです。それも1万円単位で振り替えていますので、1万円以下の残高が通帳に残っています。

要は、毎月の入金がいくらで、出金がいくらかということを把握できればよいだけのことなのです。1円単位まで把握する必要もありません。事業規模によって、10万円単位あるいは100万円単位で入金と出金を把握すればよいと思います。

いずれにしても、月ごとの入金と出金を明確に分離することで、容易にキャッシュフローが把握できるようになります。

サラリーマンなどの個人の場合でも、収入と支出を明確に把握できるようになりますし、出費の内容も検討しやすくなりますから、貯蓄や投資の計画も立てやすくなると思います。

(747) 200LXのポケットクイッケンが使えるのは出張精算書とクレジットカード明細

(747) 200LXのポケットクイッケンが使えるのは出張精算書とクレジットカード明細

このところ、簿記関係の学習と、会計の学習と、ファイナンスの学習をしていました。
200LXに装備されているアプリケーションの中で、金銭関連の作業をするのにとくに便利なものは、ポケットクイッケン(PQ)、ロータス123、ソルバーなどです。

Sinbun簿記・会計・ファイナンスと関連して、上記の3つのアプリケーションのことをお話ししようと思っていたのですが、きょうの新聞(日経新聞夕刊)に「経費精算、クラウドで楽々」という記事が掲載されていましたので、今回はポケットクイッケンを使って経費精算をすることをお話しします。

200LXは約20年前に100LXから進化しましたが、そのときにポケットクイッケン(PQ)というアプリケーションが追加装備されました。
アメリカでは日本と違って源泉徴収の仕組みがないために、収入のあるすべての人が自分自身で確定申告をする必要があると聞いています。
自分で確定申告するために、日々の出費を記録しておいて、自分で計算して申告するのだそうです。(税理士はごく安価に申告書をチェックしてくれるとのことです)
おそらく、確定申告の苦労と手間を軽減することは、国民的な課題なのだろうと思います。
そういう要求のためにPQが作られて、200LXに追加されたという背景があったようです。

PQは(アメリカでは)非常に便利なアプリケーションだったのだろうと思いますが、「現代の日本で何に使えるか?」と考えると、PQの使途はかなり限定されます。
はっきり言って、(会社の)出張明細書の作成と、(個人の)クレジットカードの明細管理くらいしか使い道はないと思います。

10年くらい前に、PQのことをお話ししたころは、確かに家計簿や小遣い帳をつけるのに便利なアプリケーションでした。うまく工夫すれば個人の確定申告の役に立てることもできたと思います。

しかし、いまの日本では公共料金の預金口座の自動引き落としもできますし、クレジットカード払いもできます。さらにネット経由で預金通帳の明細をエクスポートできます。ネット上だけで(金融)資産管理もできるようになってきています。
そういうことで、200LXのPQの存在意義はゼロに近くなったと思います。

上に書いたように、私はクレジットカードの利用履歴の管理のためにPQを便利に使っています。個人的な出費と事務所の経費によって、数種類のクレジットカードを使い分けているので、利用履歴の管理が必要なためです。

私の場合、出張経費などの経費精算をしませんが、サラリーマンで経費精算をしなければならない人にとっては、PQはいまでも最強のツールだと思います。

Group_fPQを経費精算のためにPQをどのように使うかということは、200LXのユーザーズ・ガイドにわかりやすく説明されていますので、ここではお話ししません。
しかし、どのように便利なのか?ということだけはお話ししておこうと思います。

便利なことの一つは、いろんな出費を入力するときに、その出費記録にフラグをつけておくことができることです。画像の説明にあるように、Bostonへの出張だったらBostonというフラグをつけておきます。後日、Boston関係の出費だけを抜き出してエクスポート(あるいはプリントアウト)することができます。

Quickもう一つ便利なことは、QuickFillという機能とQuickKeysという機能によって、入力が非常に楽なことです。

この「QuickFill」のことを私なりに説明してみましょう。

0000例えば、(1)ジュンク堂書店で、(2)2018年7月25日に、(3)「本」を、(4)2592円で、(5)ビッカメラカードで、買い物をしたとします。(以前にも同書店で本を購入したことがあることが前提です)

出費の入力画面(Transaction)で、「ジュンク堂」という文字を入力するつもりで[j]という文字を押しただけで、前回の(ジュンク堂の)入力画面が再現表示されます。(2)日付はきょうの日付が自動的に入力されます。(3)のメモ(books)や、(5)のカード種類が前回と同じだとしたら、(4)の金額だけを入力して[enter]を押すことで、記録が完了します。この記録には1秒もかからないくらいです。

この入力の手間が非常に少ないことで、「200LXのPQ以上に完成された金銭管理ソフトは(PDA上では)ない」と言われています。http://epants.linxs.org/pocket-quicken

冒頭の新聞記事のように、経費精算が楽にできるシステムが構築されている会社はあると思います。しかし、手作業で経費精算しなければならない会社でしたら、200LXのPQを使うのもよい方法だと思います。

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ポケットクイッケンのことは、以前にもお話したことがあります。

(630)ポケット・クイッケン(PQ)のデータを青色申告に使いたい(後編)。 13/10/23 記事
(629)ポケット・クイッケン(PQ)のデータを青色申告に使いたい(前編)。 13/10/23 記事
(595)ポケットクイッケンからlotus1-2-3へのデータ移行 12/07/14 記事
(591)ポケットクイッケンの表示に日本語を入れる。 12/07/07 記事
(425)PQ(ポケットクイッケン)のデータをパソコンに移行 09/11/23 記事
(351)Pocket Quicken ファイルをTrimする 09/03/14 記事
(98)200LXでのポケットクイッケン(PQ) 07/06/20 記事

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