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2018年9月22日 (土)

(763) 200LXを使って『道具としてのファイナンス』の「第1章 投資に関する理論」を読む

(763) 200LXを使って『道具としてのファイナンス』の「第1章 投資に関する理論」を読む

Img_20180607_001735_2 前々項でお話した『道具としてのファイナンス』(石野雄一著)のことです。

この本の「はじめに」には、「この本にはほとんど数式はありません。なぜって、難しい計算はEXCELにまかせているからです」「この本は、ファイナンスの専門家でもない普通のビジネスパーソンのために書きました」とあります。

本としては、シロウト向けの本であって、EXCELを使って計算するとあります。ここでは200LXの金融電卓と Lotus123 を使って読んでいくことをお話します。
Lotus123は20年以上前の表計算アプリですから、機能的には現在のEXCEL機能的と比べると貧弱です。そのぶん、シンプルでお手軽に使えるという利点があります。そういう制約のもとで200LXを使っていきます。

まず、『道具としてのファイナンス』の目次を見てみます。
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序章 ファイナンスの武者修行
第1章 投資に関する理論
第2章 証券投資に関する理論
第3章 企業価値評価
第4章 企業の最適資本構成と配当政策
第5章 資本市場に関する理論
第6章 デリバティブの理論と実践的知識
第7章 ブラック=ショールズ・モデル
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「序章」は飛ばして、200LXを使いながら「第一章」を読んでいきます。

第一章は、
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1-1 将来価値とは、
1-2 現在価値とは
1-3 将来もらえる年金の値段を計算してみよう
1-4 正味現在価値による投資判断
1-5 正味現在価値(NPV)以外の指標による投資判断
1-6 資本支出予算
------------------
という項立てになっています。

1-1から1-3までは、前項(762)の「住宅ローンの計算」でお話した TVM (お金の時間的価値)アプリケーションで計算できます。

30ページの「あなたは5年後の100万円の現在価値を86.3万円と計算しました。このときの割引率は3%です。今度は86.3万円を年率3%で運用した場合の5年後の将来価値を求めてみましょう」という例を200LXで計算してみます。

9999200LXのTVM(Time Value of Money)では、5年後の価値(将来価値)(Future value)に100と入力します。利率(I%YR)は3%と入力します。年に1回の計算をするということで、P/YRに1と入力してから、Nに5を入力します。

9998現在価値を計算したい場合、[F8]のPresent Valueを押すことで、-86.26とイッパツで計算されます。数字にプラスとかマイナスの記号がつくのは、マイナスは自分の懐から出ていくお金、プラスは入ってくるお金と区別のためです。

9997逆に、現在の86.3万円が将来いくらになるか?は、FVにゼロを入力しておいてから、PVに86.3を入力します。

9996その後、[F10]を押すことで、-100.50の値を得ます。3%の利率のときに86.3万円が5年後に100.05万円になるということです。

200LXのTVMを使うと、お金の現在価値と将来価値を行ったり来たり計算できます。TVMを使うことでお金のタイムトラベルの感覚が身についてきます。
前項でお話したように、「お金の時間的価値」を身につけるということが、ファイナンスの考え方の中の最重要なことだと私は考えています。

999233ページに、「5年間にわたって、年末に100万円ずつもらえる年金型投資表人の現在価値は、割引率を3%とすれば」とEXCELで計算する例があります。
PMTに100と入力してから[F8](現在価値)を押せば、即座に-457.97万円と計算できます。

35ページに、「次に、毎年もらえる金額が違う年金型投資商品を考えてみましょう。このような場合は、さすがに公式はなく、キャッシュフローごとに現在価値を算出してそれを合計するしかありません」「1年目に100万円、2年目に200万円~5年目に500万円もらえる年金型投資商品の現在価値」という例があります。

9995200LXの場合は、金融電卓のうちの Cash Flow を使います。
年に1回の計算をするということでP/YRに1と入力して、利率は3%としておきます。Initial Flow はゼロとしておいて、100~500を入力してから、[F5](Net Present Value)を押すことで、1346.85万円という数字を得ます。

この Cash Flow 計算のことは、200LXのユーザーズ・マニュアルでは「途中の入出金が等額でない福利計算」(15-1)となっています。
一方、TVMは「途中の入出金が等額の複利計算(均等払い複利計算)と利率の換算」(14-1)となっています。

前項で、住宅ローンの計算のことをお話しましたが、ユーザーズ・マニュアル的にいうと、入出金が等額(均等払い)の複利計算」ということです。200LXは「金融電卓」なので、さすがにお金の計算は得意です。

1-4項の「正味現在価値による投資判断」は、200LXの Cash Flow の計算のことです。
38ページに、すぐ上図で計算した「年金型投資商品」を、1200万円で購入するという「プロジェクト」という例が出ています。1346.85万円の現在価値の投資商品を、1200万円の現在価値で購入すると儲けは146.85万円と書いてあります。

9994200LXの Cash Flow で計算したのがこの図です。Initial Flow に-1200を入力しておいてから、[F5](Net Present Value)を押して146.85万円という数字を得ます。

44ページに、「あるプロジェクト」ということで、初期投資1000万円で、1年目の資金回収が150万円、2年目以降が200、250、300、300万円、割引率5%という例がでています。200LXの Cash Flow では、22.09万円と簡単に計算できます。

999345ページには、内部収益率の話がでています。EXCELではゴールシーク機能を使って5.711%と計算するそうです。200LXの Cash Flow では、年利(I%YR)をゼロとしておいて、[F4](IRR%YR)を押すことで5.71%と計算できます。

1-6(資本支出予算)は、以上のことの応用問題です。
「正味現在価値 vs. 内部収益率、すごいのはどっち?」の話から、「資本制約がある場合」に話が進んでいます。EXCELのSOLVER機能を使って、制約(条件)がある場合の計算をしています。EXCELのSOLVERは多次元の方程式が解けますが、200LXのsolverでは1次方程式しか解けません。こういう機能はさすがに20年間の進歩だと思います。

章の最後に、「キャッシュフロー予測の注意点」として、「埋没するコスト」「機会コスト」「資金調達コスト」などの話が出てきます。企業で投資判断をする場合には、収益計算だけでなく、いろいろな配慮が必要なのだと思います。

2018年9月17日 (月)

(762) ファイナンス番外編. 200LXを最強の住宅ローン計算機に

(762) ファイナンス番外編. 200LXを最強の住宅ローン計算機に

前項で、『ざっくりわかるファイナンス』の本についてお話しました。
続いて、200LXを使いながら『道具としてのファイナンス』を読んでいくことをお話ししようと計画していました。

ところが、ふと、200LXのTVMが住宅ローンの計算に使えるなら、むしろ、200LXを最強の住宅ローン計算機にする話をしてみよう!と思い立ちました。

そこで、ファイナンス関連の番外編として、「HP200LXを最強の住宅ローン計算機にする」ことをお話ししてみます。

まず最初に、200LXを住宅ローンの計算機に仕立て上げるのに使用するアプリケーションのことをお話します。

今回使うアプリケーションは、(1) 200LXのシステムマクロ、(2)金融電卓のうちの TVM (お金の時間的価値)アプリケーション、(3)表集計 Lotus123 とそのグラフ機能、です。

0002動作としては、左の図のように、今回使うシステムマクロを読み込んでおいてから、1.システムマクロで TVM を読み込んで、2.システムマクロで Lotus123 を読み込んで、3. Lotus123 に必要な数字を入力して、4.返済年数ぶんのデータを Lotus123 に書き込みます。
5.残債が次第に減少していくグラフを表示させたり、6.返済表をプリントアウトさせることができます。

それでは実際に、今回のシステムの使い方をお話します。

Scrn0001(1)「LOANCALC.LZH」をダウンロードして、その中に含まれている loancalc.mac と loancalc.wk1 の2つのファイルをSDカードにコピーして、そのSDカードを200LXに装着しておきます。

9999(2) [CTRL}+[&...] のキーを押して、システムマクロを起動します。システムマクロに SDカードにある loancalc.mac を読み込みます。

「住宅ローン計算機」としての機能は、システムマクロを軸にして動作しますので、システムマクロを読み込みさえすれば、あとはキーを押すだけでグラフ表示やプリントアウトができます。

0003(3) [+-*/] のキーボタンを押して [HP CALC] を起動してみましょう。金融電卓のうちのどの機能が表示されていてもOKです。あとで、必要な機能に変更します。

(4) その状態で、[Fn]+[F1] を押します。TVM が起動して、上の図のように初期化されます。

0004(5) その状態で、[Fn]+[F2] を押します。自動的に、今回使う Lotus123 のファイルが読み込まれます。

! これで準備完了。200LXが「最強の住宅ローン計算機」になりました !

あとは、必要な数字データを入力して計算させるだけです。

0005(6) ためしにローン計算の数字を入力してみます。ローン借入金が3200万円、(固定)金利が1.5%、返済期間が25年という設定にして、数字を入力します。(カーソルがある部分は空白のままで)「Fn]+[F3] を押すと、この図のように、毎月の返済額は12万8千円と計算されます。

0006(7) さらに返済表を作るために、[Fn]+[F6] を押します。一年ごとの返済表を計算する画面が表示されます。
返済年を25年としましたので、[F2] を25回押します。[F2] を押すたびに、裏で Lotus123 にデータが記入されます。

(じつは、自動的に返済年数ぶんのデータを Lotus123 に書き込ませようとしたのですが、結局不可能でした)(そのため手動で書き込みします)参考:(621)必要な回数だけシステムマクロを自動実行する。

0007(8) [F2] を25回押したあとの画面がこの図です。最上行に、Group が25と表示されています。Remaining balance (残金) が 0.74(万円)と表示されています。残金はほとんどゼロに近いですから7400円は気にしないことにします。(念のため)最後に [ESC] を押して計算モードから抜けておきます。

0008(9)  Lotus123 の [123] キーを押すと、返済一覧表ができていることがわかります。(一ヶ月ごとの返済表も作れるのですが、今回はパスします)

さらにグラフ表示までしてみましょう。

0009(10) グラフ機能にデータを入力させるために、[Fn]+[F7] を押します。実際にグラフを表示させるには [F10] を押します。ローン残高が徐々に減少するようすがわかります。元金3200万円が約半分になるのはいつ頃でしょうか? グラフからは14年目くらいです。「ESC] を押してグラフから表に戻ると正確な数字を見ることができます。

(11) おまけ機能は返済一覧表のプリントアウトです。[Fn]+[F8] を押すことで、SDカードに chrtprnt.txt というファイルで出力されます。このファイルをパソコンに取り込んでプリントアウトしてください。

(12) さらにおまけです。SDカードにプリントファイルが存在している場合は、[Fn]+[F8] では上書き出力できません。エラーになります。上書き出力する場合は [Fn]+[F5] を押してください。

以上で、200LXを「最強の住宅ローン計算機」にする話は終わりです。

(13) もう一度、(4)から繰り返すために、入力した数字データを消去するには、[Fn]+[F9] を押してください。

(14) (そのままでもかまいませんが)「ローン計算機」機能を終了させるには、[Fn]+[F10] を押してください。

2018年9月14日 (金)

(761) ざっくり分かるファイナンス.方法論とツール

(761) ファイナンスを学ぶ。方法論とツール。

前項で、「ファイナンスは関数の世界なので金融電卓などのツールがないと学習さえもできない」とお話しました。
そこで、繰り返しにはなってしまいますが、ファイナンスの学習のことをお話しようと思います。

ツールが手元になくて、ファイナンスの学習をしようと考えて本を読んでも、単なる「お話」を読むだけになってしまいます。
昔の言葉で言えば「畳の上の水練」ですね。ピアノを持っていなければ名ピアニストにはなれないのと同じです。

Img_20180729_195533大型書店の棚を見るとファイナンスの本はそれなりに揃っています(白矢印)。この本棚の本はほとんどぜんぶ目を通しました。エクセルなどのツールを使うことを前提として書かれたファイナンスの一般書は『道具としてのファイナンス』(石野雄一著)だけです(赤矢印)。
また、私としてもこの本がイチバンのお勧めです。(ほかに、MBAを目指す人のためとか、企業の中のファイナンス専門の人のための本はいくつかあります)

Img_20180730_181303エクセルなどのツールを使わなければほんとの意味でファイナンスの理解できないと思いますが、「ファイナンスついて他人が言っていることの意味がわかればいい」ということでしたら、同じ著者の『ざっくりわかるファイナンス』(光文社新書)がお勧めです。

前項で書きましたが、ファイナンスを実務で使うわけではなくて、自分自身が理解しておくだけで良いのなら、エクセルを使うより200LXに装備されている金融電卓とlotus123を使うほうが手軽で学びやすいと思います。

Img_20180607_001735この項では、『ざっくりわかるファイナンス』の本についてお話して、次の項で200LXを使いながら『道具としてのファイナンス』を読んでいくことをお話しします。

『ざっくりわかるファイナンス』の本の「はじめに」には、「本書は学問的な話や関数などを使った小難しい計算式は一切なし、計算はかけ算・割り算止まりです。つまり、ふつうの読解力と算数の知識さえあれば、最後まで苦労せずに読み進めることができるはず」と書いてあります。
つまり、この本を読むことで、知識としてはファイナンスのことがわかるけれど使えるようにはならない、ということです。

この本のAamazon review を見ていくと、この本の性質がわかります。
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「ファイナンスって何?会計と違うの?」というレベルの人にぴったり
投稿者:木村勝哉
「ファイナンス」という技能が具体的にどういう能力・作用を持つのか、「ざっくり」でありつつも何となくイメージ出来た。
「会計」と「ファイナンス」の区別もつかない人が「へぇー、経営者ってこういうことをやっているんですね 」くらいの感覚で読むのに合っている。
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というreviewが、この本をもっともよくとらえていると思います。

別のreviewで、
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タイトルに惹かれました。
投稿者KY
読んだときには、なるほどと思いました。
しかし、今、内容を思い出せないということは。もう一度読みます。
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このreviewもこの本の内容をとらえています。
読みやすい本というのはすらすら読めます。しかし、自分の手を動かしてカラダで理解しなければ、身にはつかないものなのです。

この本の Aamazon review には良い評価がたくさんついています。review というのは、とても良くできたシステムだと思いますが、どういう立場の人が評価しているかを考えながら読む必要があります。

この本は、実際に使えなくても知識として理解できれば良いという人にとっては、よくできた読みやすい本だと思います。

Koubunshaさて、そのように考えながら、出版元の光文社のサイトに掲載されているこの本の目次を見てみます。

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目次
第1章 会計とファイナンスはどう違う?
キャッシュと利益/「過去」か「未来」か/横文字の多いファイナンス/「現金商売が強い」といわれる理由/「融資」も「預金」も「投資」である/「無借金経営」は債権者の発想/株主と債権者のマインドの違い/経営者の役割とは? ほか
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第一章では、そもそも「会計とは何なのか?」ということを書いています。「会計」についてのざっくりしたまとめと復習です。「会計」のことを俯瞰してとらえるということでは、とてもよくできた書き方だと思います。

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第2章 ファイナンス、基本のキ
三つの意思決定に関わること/利益重視の落とし穴/会計からファイナンスへ/リターン=利回り=収益率/期待収益率/負債コスト/株主資本コスト/資本コスト/欧米に経常利益の概念がない理由/WACCを認識していない経営者/負債の節税効果/投資家の信頼を得るには ほか
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第二章で説明しているのは、「じゃあ、ファイナンス」というのはどういうことか?ということです。
この章は「ファイナンス」のまとめです。ファイナンスの概論です。どういうことを扱って何をめざしている学問領域かということです。説明が上手だと思います。

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第3章 明日の1万円より今日の1万円?お金の時間価値
お金の価値は、そのお金をいつ受け取るかで変わる/複利の考え方/将来価値の計算/現在価値の計算/永久債の現在価値/成長型永久債の現在価値 ほか
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第三章のキモは「お金の時間的価値」です。この概念と計算が「ファイナンス」の最も根幹になっている考え方です。"Time Value of Money " ということです。

Tvmここでイキナリ200LXの画面を出しちゃいます(笑)。TVM (Time Value of Money)の画面です。TVMは、200LXの金融電卓のうちで、おそらくもっとも頻回に使う機能だと思います。住宅ローンの計算なんかに使う画面です。住宅ローンということ自体が、「お金の時間的価値」そのものなのです。

(シミュレーションとして)住宅ローンの計算ができるということは、もう、ファイナンスが半分くらい実感できるということです。
ここで寄り道して、「住宅ローン」計算のことをちょっとお話しします。

住宅ローン計算で必要な要素は「借入金」「利率」「返済期間」の3つです。この3つの要素から「(毎月の)返済金額」が計算されます。
「借入金」というのは、お金の現在価値 present value のことです。「利率」はinterest、「返済期間」はperiod(時間)、です。「返済金額」には「元金」返済分と「利息」返済分が含まれているはずです。「将来価値」の future value は完済の時はゼロとして計算しますが、ローン借り換えのときに表面に出てきます。

ファイナンスの本では、どの本でも「将来価値」とか「現在価値」などの概念を説明するのに苦労します。でも、200LXを持っている人に対してだったら、ズバリと「住宅ローン計算をするTVMのことですよ」「自分でローン計算をして『お金の時間的価値』を実感しましょう」といえば、それで済んでしまいます。

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第4章 会社の値段
事業価値と非事業価値/フリーキャッシュフロー/減価償却/運転資金の増加分/割引率はWACCを使う/企業価値の計算/株価が高すぎるときは…… ほか
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この章から実際の「ファイナンス」の話に入ります。もちろん、「お金の時間的価値」ということがわかっているということが話の前提になっています。

簡単に言ってしまえば、「会計」っていうのは単年度のことなのですが、それを住宅ローンを逆にしたように積み重ねて、「お金の時間的価値の計算」で現時点の金額に計算し直せば、現在の会社の値段になるということです。それを詳しく計算するだけのこと。

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第5章 投資の判断基準
投資判断の決定プロセス/NVP法/割引率は高すぎても、低すぎてもよくない/本社機能のNVPがマイナスの理由/IRR法/回収期間法/プロジェクトの数だけWACCが存在する ほか
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この章で言っている「投資」っていうのは、会社の内部でプロジェクトに投資するということです。混同しがちですが、株式投資とは別の話です。プロジェクトが将来稼ぐ金額を積み重ねて、逆住宅ローンの計算をすれば、そのプロジェクトの金銭的な価値を計算できます。それによってそのプロジェクトを実行するか(つまりそのプロジェクトに投資するか)の判断に使うということです。

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第6章 お金の借り方・返し方
レバレッジ効果/MM理論/節税効果分だけ、企業価値が高まる/負債を増やしすぎると、企業価値は低くなる/最適な資本構成とは/「負債を減らす」のはいいことか?/リスクを嫌うお金/格付けの誤解/配当のメカニズム/配当と企業価値/自社株取得/企業のライフサイクルと分配/経営者の意思決定のためのツール ほか
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自社のカネでプロジェクトに投資するか他人のカネを使うか、どちらが効率よく稼げるかていうことです。住宅ローンを計算するのに、頭金をいくら用意するか、借入金をいくらにするかという話と似たようなもの。

ただ、会社だから儲かったカネから返済しなければならないし、株主に配当も払わなきゃならない。それでも利益がでていれば税金を収めます。

経営者は自分の成績を上げるのに、そこらへんを総合的に考えて経営しますってことですね。

最後にもういちど面白いreviewを紹介しておきます。

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良書!ではあるが。
投稿者そして誰もいなくなったりならなかったり。

ファイナンスについて、非常にわかりやすく解説した良書。★5つでもよい。

しかしながら、ファイナンスは所詮、学問・理論であって、企業経営にとって絶対的な価値を有するものではない。そもそもお題目のように繰り返される「株主価値」についても、経営者や経営に携わる者で、株主価値が一番大事な価値観だと本当に信じている人は皆無だろう。ファイナンス理論はそもそもそこに一番大きな問題があり、現実と乖離してしまう部分が出てくる。

たとえば、非常に多くの経営者が愛読していると聞く「ビジョナリー・カンパニー」のように、企業理念に示された価値を貫くこそが最も大切であるという考え方の方が、より今日的であると言えるのではないか。
著者は負債を増やさない経営者を「前近代的」と非難するが、もしかしたら、著者の主張の方が「前近代的」ですらあるかもしれない。

いずれにせよ、現下の世界同時不況の下では、レバレッジを効かせるべきという経営理論の旗色が悪いことは事実であり、「日本の経営者は経営の基礎がわかっていない」と嘆いても、企業の中ではあまり同意が得られない。
同意してくれるのは、著者のように、まさに資本コストを飯の種にしている方や、主にM&A・投資関係の仕事をしていて、自らの業務を正当化する理由を探している人々しかいないであろうことに留意する必要がある。

要は、ファイナンスの知識はビジネスマンの嗜みですが、信仰みたいなものなので、人に押し付けると嫌われる可能性が高いということです。、
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このreviwerは、会社の経営のことがよくわかっている人なのかなぁ、、、どうなのかなぁ、、、

私は営利企業のサラリーマンをしたことがないし、弱小企業しか運営したことがないので、大きな会社の経営とか内部事情のことはまったくわかりません。

でも、「ファイナンスは所詮、学問・理論」って考える人がいることは覚えておきたいと思います。

2018年9月11日 (火)

(760) ファイナンスを学ぶにはツールが必要。

(760) ファイナンスを学ぶにはツールが必要。

Img_20180910_092246_2最新号(2018年9月15日)の週刊ダイヤモンドの特集は「ファイナンス思考」でした。副題に「PL脳をぶっ壊せ!」とあります。

今回は、「ファイナンスを学ぶにはツールがないと難しいでしょう」ということと、「ツールとしてはHP200LXが最適でしょう」ということをお話します。

Img_20180910_122300この特集の最初の方に、ここで言っている「PL脳」とはどんなことか、「ファイナンス思考」はどういうものか、ということが書いてあります。

「PL脳」とは、「目先の売りあげや利益を最大化することを目的にした短期的ジリ貧の発想」とあります。ほかのことは考えなくていいから、とにかく売上をあげろ」ということのようです。でも、今どきそんな会社があるかなぁ、、

他方の「ファイナンス思考」は、「将来に稼ぐと期待できるお金の総額を最大化しようとする未来志向の発想」だそうです。ま、言いたいことはわかります。

この特集全体のあとのほうに書いてあることはともかく、この見開き2ページは過不足なく、とてもまとまってうまく書かれています。(図の文字が小さくて読みにくくてすみません)

このページのあとに、ストーリー仕立てになった話が続きます。私は、そういうストーリー仕立てはキライです。「お話」になっていることで問題の焦点をぼかしてしまうと思います。ぎゃくに箇条書きになっていて、スバリと本質なことが書いてあれば読む気になりますが、くだらないストーリーはまったく読む気になりません。

Img_20180910_122333_2この特集で、引き続いて書いてあるのは、「世界動かすGAFAの財務」という説明です。GAFAというのは、グーグル、アップル、フェイスブック、アマゾンのことです。
「日本企業とは桁違いの財務戦略によって、驚異の成長と競争優位性の確立を果たしてきた」とありますが、そうでしょうか?
業態が違えば、財務戦略は大きく違うはずです。GAFAは基本的には情報産業ですから、トヨタなどの製造業とはまったく違います。

同じ業態の中での財務戦略の違いを論じるなら話としては面白いかもしれませんが、比較の対象がなくてこの業態だけを論じでもどうかなぁ、、、

「最初に注目したいのが、PLの研究開発費だ」とあります。この業態では、自転車操業のように、研究開発費をかけていかなければ進歩・成長がないのです。巨額の研究開発費を続けるのは当然のことで、驚くようなことじゃない。

また、ここでは研究開発費が巨額であることを書いていますが、「額」ではなく、売上や利益に対する研究開発費の「率」を問題にすべきだと思います。

Img_20180910_122351このページは、「PL無視の異次元戦略で世界をのみ込む」「なぜアマゾンは最強なのか」というタイトルになっています、アマゾンは設立されてからしばらくはずっと赤字が続いていたでしょう。
赤字にもかかわらず巨額の投資をしてきた企業です。
このやり方は一種のバクチだったんじゃないですか?
当事者としては勝算があっての戦略だったと思いますが、常識外れの戦略だったと思います。

賭けに勝った企業を見て、あとづけで「すごい」って言っているだけのように思います。

今後、アマゾンがさらに大きくなって、大きくなりすぎてしまえば、戦略を変更していく必要が出てくるはずです。池の中に住む巨大クジラが無限大に大きくなれるわけではないですから。

Img_20180910_122416さて、特集の最後に「超基礎だけ理解」「ファイナンス入門というページがあります。

ここでの解説は、ほんとにサワリだけです。

「本特集はPL脳に陥らないためにファイナンス思考を備える必要性を強調することに主眼を置いている」「ファイナンスの具体的なスキルを全て伝授することは目指していない」とあります。「ここでは、ファイナンスの概念や手法だけをお伝えする」のだそうです。

左側のページでは、「現在価値」について説明しています。
次のページで、「現在価値」の考え方の応用として、「NPV(正味現在価値)」、「IRR(内部収益率)」が説明されています。さらに、読み飛ばしてOKとして、「WACC(加重平均資本コスト)」にも触れています。

それくらいの説明で、今号の「ファイナンス思考」の特集は終わりです。

Img_20180910_141824週刊ダイヤモンドは、約1年前にも「会計&ファイナンス」「超理解」という特集号を出していました。「これからの必須スキル」「まるごと一冊」と表紙に書いてあります。

この号は、会計についてはいろんな企業のケーススタディです。系統的に学習できるわけじゃない。
ファイナンスについても、考え方・概略を紹介しているだけです。

今回の特集を読んでも、約1年前の号を読んでも、こんなに大雑把な解説で理解できる人がいるんだろうか?と思います。

この項の最後に、私がお話したいカンジンなことを書いておきます。

「会計」の学習では、いろんなcaseについて、自分の手を動かして電卓などで計算しないと身につかないです。
概説本を読んで表面的にわかった「気」になっても、すぐに忘れてしまいます。実務での応用もききません。

「ファイナンス」の学習は、「会計」よりもさらにやっかいです。
というのは、「会計」は足し算と引き算の世界なので電卓で間に合うのですが、「ファイナンス」は関数の世界なのです。エクセルなどの表集計とか金融(ファイナンス)電卓などの特殊ツールがないと、学習さえもできないです。まったく応用はききません。

ファイナンスを学習するツールとして、もっとも手軽なのがHP200LXです。エクセルではないですが、LOTUS123という表集計アプリが装備されていますし、(今でも)最強の金融電卓が装備されています。

HP200LXは、ファイナンスの学習に関して、20年前からず~っと最強の学習ツールだと思います。しかも、それが中古で数万円で入手できますから使わない手はありません。

アマチュアの私がファイナンスを学習するのには、200LXはいいおもちゃです。ただ、ファイナンスのプロが実務に使うとなると、、、たぶん、エクセルを使わざるを得ないだろうと思います。

2018年9月 4日 (火)

(759) インフレや国家破綻、大規模災害に対応できる資産フォーメーション。

(759) インフレや国家破綻、大規模災害に対応できる資産フォーメーション。

前項の続きです。

41c4fujwinl_2アマゾンのサイトで見てみると、『国家破産はこわくない』(橘玲著)の内容紹介には、
「2020年以降、日本の国家財政は破綻する──。これはたんなる推測ではなく、財務大臣の諮問機関が2015年10月9日に公表した「我が国の財政に関する長期推計(改訂版)」にはっきり書いてあることです。
財政収支を改善できなかったらどうなるか、経済官庁のなかで内密に議論されていたことがいまや公の場で当り前のように論じられるようになり、その「可能性」を否定する人はもはやいません」とあります。

国の機関が2020年以降に日本の国家財政が破綻すると公表しているとのことですね。
確かに、GDPの何倍かの累積した財政赤字があって、現在も歳入の倍くらいの予算を使っている国ですから、このままでは一直線に財政破綻に進むと思います。
でも、私の考えは、現在のベネズエラのような形で破綻するのではなく、大幅な円安になることで累積した財政赤字が縮小して落ち着いていくのだろうと予想しています。

いっぱんに、財政破綻に至るには、1.大幅な円安、2.大幅なインフレ、3.増税、が起こってくると言われています。国としては、国家予算を縮小せざるをえません、予算の縮小は、おもに社会福祉関連の予算を減少させることになると思います。

以前に、「アマゾンの書評を読むのも読書のうち」というようなことをお話しましたが、今回も『国家破産はこわくない』のレビューを読んでみます。中には秀逸なコメントがありますので引用します。

「2級を目指す者」という方が、本書を要約してくれています。感謝。
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「財政破綻ときくと円が紙くずになりそうなイメージがある「しかし」「ある朝、目覚めたら日本円が紙くずになっていた、などということは絶対にない」

「アベノミクスの楽観、悲観、破滅(1~3)ごとに今後のシナリオを設けてそれぞれどうしておけば良いのかというと」

「第一ステージ:国債価格が下落、金利が上昇する」
「第二ステージ:円安とインフレが進行し、国家債務の膨張が止まらなくなる」
「破滅ステージ:日本政府が国債のデフォルトを宣告、IMFの傘下に入る

「第一ステージでは、普通預金が最強の金融商品」
「第二ステージに入れば、以下の三つの対策」
●国債ベアファンド  (日本国債が下がると、利益を生まれる)
●外貨預金
●物価連動国債ファンド(インフレになるほど、価格が上がる)

「可能性は極めて低いが、「預金封鎖」「新円切り替え」などが起こる破滅ステージでは、以下の対策」
●日本国債ベアETF
●海外銀行の外貨預金
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アマゾンのレビューはありがたいです。

「元国債トレーダー」の「ところてん」という方のレビューも一読に値します。
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「なかなかいい本です」
「著者が言いたいことは「構造問題はいずれ顕在化する」ということに尽きると思います」
「著者が勧めている「普通預金」についても、いくつかの金融危機を現場で経験したものとして納得できるものがあります」
「パニックの時には一番に「流動性が枯渇」するからです。リーマンも山一もこれで潰れました」
「次の危機の際は、「日本国政府」だけでなく「あなた」の流動性が枯渇するとも限りません」

「いずれにしても日本がバブル期並みの5%程度のGDP成長率を達成し構造問題が「解消」でもしない限り、将来のある時点で「構造問題が顕在化」し政府の資金繰りが行き詰まり、大幅な財政支出の削減が必要になる可能性はそれなりに高いと思われます。その場合は、医療費のカット、公務員の給与カット、不要不急の公共事業などのカット、補助金の大幅見直しなどによるドラスティックな支出削減は避けられないと思います」
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・私も、これはそのとおりだと思います。それに加えて「年金などの社会福祉予算のカット」も実施されると思います。

「ちなみに実務に携わったものとして、今一番心配しているのは「南海トラフ地震」です」と書いていますが、私は、自然災害や北朝鮮からのミサイルとかは考えてもしょうがないと思っています。なにがきっかけになるかはわからない。問題なのは、きっかけではなくそれに続いて起こってくるインフレや財政破綻です。

将来起こってくるインフレや財政破綻について、いろんな人がいろんなことを言っていますので、それらを考察してもきりがないですね。いろいろんの案は玉石混交ですし、実際に起こってみないと、どれが正解とも不正解とも言えません。

最後に、私が考える平時および危機対策の資産フォメーションについてまとめておきます。

(1) まったく収入が途絶えたときでも、平時なら1年間くらい生活できるだけの「手がね」は用意しておく。これは、流動性が高い必要があります。普通預金でも定期預金でも良いと思います。(国内で生活することを考えて円預金です)

Yamatati(2) それ以上の金融資産は投資信託にしておく。これは、橘玲や山崎元の著書(左図)にあるように、日本株と世界株のETFなどに50%ずつ投資するのが、まぁ原則だと思います。個人的には「ひふみ投信」のようなアクティブファンドとか、高配当のリートなんかも良いと思います。

(3) 国債価格の下落とか、金利上昇などのインフレサインが出てきたら、海外資産の比率を上げる心づもりをしておく。(金利が2~3%くらいを考えています)

(4) さらに資産に余裕があれば、海外の証券会社・銀行の口座を作って、海外資産の届け出が必要になる5000万円以内で、金融商品を買っておく。(これはバフェットさんのいうようなNYダウのETFとか世界株ETFなどがよいと思います)(そしたら、前項のベネズエラの話のように、5~6年は国外に居住できます)(国家破綻の混乱は、数年で沈静化すると言われています)

私自身は、平時のことも、ハイパーインフレや国家破綻時のことも考えて、なるべく上記のフォーメーションに近づけています。

ついでにいうと、「金の延棒」とか「不動産」のような現物資産は、最低限の保有にとどめるのが良いと考えています。流動性(現金化)に難があることと、海外(あるいは国内の辺境地)に避難するときに足手まといになると考えるからです。

ただ、状況によっては国内の居住用不動産を購入するのも良いかもしれないとも思います。国家破綻時には、外貨資産は高騰していて、不動産価格は暴落しているでしょうから、自給自足用の耕作用地込みの不動産を入手して、隠棲してしまうこともひとつのオプションとして考えています。

(758) 『ハイパーインフレの悪夢』とベネズエラの現実

(758) 『ハイパーインフレの悪夢』とベネズエラの現実

私は、日本もそのうちにインフレが来るだろうと以前から考えています。「国家破綻」にまでは至らないだろうとは思いますが、1ドル400円くらいの円安にはなるだろうと考えて、身構えています。

この項では、最近の新聞記事をネタ元にして、インフレのことをお話しようと思います。

Img_20180829_1450368月29日の日経新聞に「ベネズエラ、通貨29%下落」「デノミから1週間」「国外脱出も深刻」という見出しでベネズエラのことが掲載されました。

すぐ横にはトルコのことが、「トルコ物価高一段と」「リラ急落消費に陰り」とグラフ入りで掲載されていました。

それぞれの国で、インフレになる背景に違いはあるのでしょうが、新聞を読むと、庶民の生活はかなり苦しくなっているようです。

Img_20180902_142055そのようなことを考えているうちに、9月1日の日経新聞に、「通貨安、新興国で『伝染』」「先進国にマネー退避」という記事も掲載されました。

この記事には、新興国の通過下落の比較グラフが載っています。トルコリラもアルゼンチンペソも、一ケ月で価値が30%前後下落しています。

日本でも、私が生まれる以前、第二次世界大戦後に、ハイパーインフレになってデノミが実行されたと聞いています。

しかし、当時の日本のインフレとデノミの中で、庶民の生活がどのように大変だったのかというのは、よくわかりません。私の両親はその時代に生きていたので、よくわかっていたはずですが、そのころのようすを聞いたことはありませんでした。

将来、日本でもきついインフレになるだろうと予想している私としては、そのような事態が起こったときに、それを乗り切れるような対策をとっておきたいと思っています。

実際にハイパーインフレになると生活がどようになるのか?ということでは、現地に行ってみるのがイチバンですが、興味だけでベネズエラに行って見るわけにもいきません。

Img_20180901_122235しかし、ハイパーインフレになったときに、庶民の生活がどうなったのかということを詳しく記載している本があります。

『ハイパーインフレの悪夢』というタイトルの本です。第一次大戦後のドイツでのハイパーインフレについて、非常に詳しく記載しています。

ず~っと読んでいくと、同じような記述があちこちに出てくるので、堂々巡りをしているような内容の本です。まぁ、どんな生活になるかはだいたいわかります。

最近の情報では、ダイヤモンド・オンラインの「経済危機が止まらない南米ベネズエラの水面下で広がる仮想通貨の波」というタイトルの記事が参考になりました。

記事は、「ドミニカ共和国に住み、中南米の新興国を舞台に貿易事業を展開する風間真治さん」という方が発信しています。

この記事で、私がとくに興味を持った内容は、「経済危機がますます加速する、南米ベネズエラでは今、国民たちの海外流出が止まりません」「ベネズエラからドミニカ共和国への入国は、90日未満の滞在ではビザは免除されるものの、移住となると居住権を取得する必要があるので、多くのベネズエラ人がビザ免除で入国して、90日を過ぎた後もそのまま不法滞在していると思われます」「ベネズエラではハイパーインフレ解消の目処は立っておらず、今月に入りついにデノミ(通貨単位の切り下げ)が行なわれ、通貨の価値は10万分の1に切り下げられました。その影響で、銀行口座にボリバル通貨を持っていた人たちは、一瞬にして自分の財産を失うことになったのです」という実情です。

もし、日本でハイパーと言われるくらいのひどいインフレになったとしたら、ここに書かれているベネズエラ人のように、国外脱出が必要になるかもしれません。

でも、国外脱出に至る前に、自分の資産をインフレに耐えられるフォーメーションに組み換えておきたいと思います。

「国家破産」とか「資産防衛」とかのキーワードで検索すると、「国家破産」を扱った本はとてもたくさん出版されていることがわかります。私の手元にあるだけでも10冊くらいはあります。

41c4fujwinl多くの本は不安を煽るような内容が多いのですが、私にとっていちばん参考になったのが、この「国家破産はこわくない」(橘玲著)の本でした。(私の本箱にあるはずなのに、見つからなかったので、図はアマゾンから借用しました)

国家破産とかインフレについて話を進めたいのですが、長くなってしまいますので、次項で続きをお話しようと思います。

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