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2019年1月 4日 (金)

(774) 年始・年末の休みに、200LXの劣化液晶の修理をしました。

(774) 年始・年末の休みに、200LXの劣化液晶の修理をしました。

皆さま、あけましておめでとうございます。
今年も皆さまにとってさらによい年でありますよう願っております。

今年は年始・年末に10日間くらいの休暇をとりましたが、とくに旅行もしないで自宅マンションで過ごしています。まだ休暇中です。

年始・年末には、例年のように前年の反省をして、新しい年の計画を考えていました。
時間がたっぷりあるので、劣化した200LXの液晶の大修理をしました。
今回は、そのことをお話しします。

220206保存してある200LXの中で、表示液晶が黒く変質したものが次第に増えてきていました。そのような200Xは、補修用のパーツにしていますので、変質した液晶板だけを別に保管しています。

自宅マンションで数えてみたら、単体で保管してある劣化液晶が5枚あり、200LX本体のままで保存してある中で、液晶が劣化しているものが5台ありました。そこで、10枚の液晶をいっきに処理してしまうことにしました。(事務所で保存している200LXも劣化のものが見つかりましたので、それもそれらも処理しました)

処理手順は、「(662)200LXの偏光板を交換してみた。作業はけっこう面倒です」でお話しした方法と基本的には同じです。しかし、今回とくに工夫したことをお話しします。

220554用意した薬品は全部で5種類です。

1. 画材屋さんで油絵の具の筆洗いようの薬品を買ってきました。しかし、実際には役に立ちませんでした。

2. ダイソーで、2種類の「瞬間接着剤のはがし液」を買ってきました。
このほかにも、(後述)4.マニキュアの除去剤と、5.ハンドクリームも使いました。

152926剥離のための道具も工夫しました。
廃棄したクレジットカードをカッターの刃の大きさに細長く切って、カッターに装着して液晶表面の糊とプラスティックシートを除去するのに使いました。

次に、どんな手順で処理したかをお話しします。

2216161.まずは、表面の黒く変質した厚いシートをむりやり剥がすことから始めます。
ガラス面を傷つけないように注意しながら、液晶の四隅の角のうち、剥がしやすそうな場所で、カッターの刃先で厚いシートを少しめくります。ペンチでシートの角をつかんで、ゆっくり剥がしていきます。

220549_22. 表面の厚いシートを剥がした状態で、その下の薄いシートがひび割れているものと、ひび割れていないものとで処理の仕方を変えました。

153128右下の液晶のように表面がひび割れている場合は薬品が浸み込みやすいので、マニキュアの除去剤を塗って数秒後に表面を削り始めます。削るのはクレジットカードを流用したプラスティック板を使います。

5回か10回か、強くこすっているうちにガラス面が露出してきます。そしたら処理液を接着剤のはがし液に変えて、露出している面積がしだいに大きくなるようにこすり続けます。

170115


155635削りカスは適宜拭き取りながら根気よく処理を続けます。削るのは、プラスティック片の角を使います。角が鋭ければ剥がしやすいので、角が鈍化してきたらハサミで切りながら作業を続けます。

165010このときに、ハンドクリームのほうが滑りがよくて削りやすければ、剥がし液の代わりにクリームを使います。(これはバックライト用の液晶です)

152926_23. (上の写真の左下の200LXのように)薄いシートがひび割れていない個体もあります。この場合は、マニキュアの除去剤が浸み込みませんので、接着剤のはがし液のほうが使いやすいかったです。

削っていくのに、方向を変えながら削ります。そのためには、下に何かのシートを敷いておくほうが作業がしやすいです。私は文房具の子ども用シートを使って作業しました。

122642そのほかには、ハダカのままの液晶で作業がしにくいので、壊れた上蓋部品を流用して、作業しやすいようなカバーを作って作業しました。

122933どのような道具を使って作業するにしても、どうせ黒く変質してしまった液晶板は、保存しておいても使い道がありません。ガラスが割れてもよいくらいのチカラをいれて、ゴリゴリと表面を削っていきます。私の場合、今回10枚以上の液晶を処理しましたが、一枚も割れませんでした。

図の中央下の200LXはバックライトの200LXです。私が最初に自作したバックライト機なので、気を入れて(笑)偏光板を乗せて電源を入れて撮影しました。右下の紙片を乗せてある200LXは、バックライト処理したうえで液晶内部に反射用の紙を差し込んであります。そのためちょっと色調が違って見えます。
補修部品としての単体の液晶は、別に保存してあります。

糊はがしの処理にかかった時間は、処理しやすい液晶の場合は30分くらいで済みましたが、処理しにくい液晶が2時間くらいかかりました。有機溶剤を使う場合は、換気に注意しながら作業を進めるのがよいと思います。

今回の記事は、写真が多いわりに文章がちょっと雑になりました。すみません。

作業をする場合、以下の過去記事も参考にしてください。

(662)200LXの偏光板を交換してみた。作業はけっこう面倒です。
http://we-love-200lx.cocolog-nifty.com/blog/2016/03/662200lx-a1a7.html

(596)HP95LX,100LXも液晶劣化(ビネガーシンドローム)
http://we-love-200lx.cocolog-nifty.com/blog/2012/07/596hp95lx100lx-.html

(449)200LXの液晶が劣化していた
http://we-love-200lx.cocolog-nifty.com/blog/2010/04/449200lx-9abd.html

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8. 200LXの修理・改造」カテゴリの記事

コメント

以前、少しコメントさせていただいたkitasueと申します。
しばらくの間、iPhoneを文句を言いながら使っていましたが、ToDoにどうしてもなじめず、ToDoだけHP200LXのを使おうかと思い、蓋を開けてみたら、3台のうち2台がビネガーシンドロームにやられてました。残り1台を使い、具合が悪くなってきたら、Thaddeusで購入しようかと思っています。ご自分で修理できる方が羨ましいです。
できましたら、こちらのブログをPDF書籍にまとめたものをお送りいただけないでしょうか。
よろしくお願いいたします。

kitasue さま、いつもお読みくださってありがとうございます。

>ToDoだけHP200LXのを使おうかと思い
 慣れもありますが、200LXは使いやすいと思います。
 私の場合は、一度に数件の情報(TODOなど)をスマホに入力しようとすると、一件を入力しているうちに、ほかの情報が自分の記憶領域から消えてしまいます。
 同じことを200LXに入力するときは、3件でも4件でも一度に入力できるのに、、、
 この現象は、スマホでの日本語入力環境の問題だろうと考えています。
 そういうことで、個人情報機器としての200LXはとてもよくできた機械だと思います。
 今後も楽しく便利に200LXを使っていきましょう。
 BlueSky

BlueSky様
PDF、届きました。
インフルエンザで(被)隔離中ですが、熱もほぼ下がったので、
さっそく、読ませていただいております。
毎日の楽しみが増えました。
どうもありがとうございました。

今でも、HP200LXを使い続けています。
すでに、6台がビネガーシンドロームになってしまいました。時間のあるときに、このサイトを参考に修理しようと思っています。
お手数ですが、貴殿のサイトのまとめPDFを希望致します。よろしくお願い致します。

原田さま、コメントをありがとうございます。

本文にも書きましたが、ビネガーシンドロームで黒く劣化した液晶は、どうせ使いものになりません。

ですから、「割れてしまってもいいや」というくらいの気持ちでゴリゴリと処理するのがよいと思います。

ないものネダリであることはわかっているのですが、200LXのように最小限のキーボードを備えた使いやすいPDAは出現しないものでしょうかねぇ。

私はしょうがなく、200LXを延々と使い続けています。

Bluesky

BlueSky 様

PDF受領いたしました。
ありがとうございます。
また、ご連絡遅くなり、申し訳ございません。

>「のり付き」じゃない偏光板を使ってください。
> 私は「のり付き」を使って、かなり良質な(表示が鮮明な)液晶を1枚ダメにしてしまいました。
アドバイスありがとうございます。
「のり付きでない」偏光板を購入することに致します。

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