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2019年7月15日 (月)

(793) 70歳以降、年金カットされない給与の最高額を計算してみる。

(793) 70歳以降、年金カットされない給与の最高額を計算してみる。

私の場合、「これくらいの給与なら支給停止にならないハズ」と計算したのですが、間違っていたため老齢厚生年金の一部が支給停止になっています。とてもくやしいです。
給与額を改訂できるのは通常は年に一回だけなので、改定時期に適切な給与額を決定しなければなりません。

制度的には、65歳~70歳の間に給与を支給されている場合は、一方で老齢厚生年金を受け取りながら、他方で厚生年金保険料を納入します。しかし、70歳を契機に保険料を納入する必要がなくなります。そして、65~70歳の間に納入した保険料ぶんが加算されて、70歳以降の老齢厚生年金支給額が決まります。

老齢厚生年金の支給額は、基本月額が47万円を超えると超えた分の1/2が支給停止になります。
つまり、支給停止ぶんを税金とみなせば税率50%ということになります。もちろん所得税も住民税もかかりますから、実際には限界税率は70%くらいになるだろうと思います(←正確には計算していませんが)。

そのため私としては、老齢厚生年金支給がカットされない最大の給与額以内の給与を受けて働きたいと考えています。
表題の「70歳以降、年金カットされない給与の最高額を計算」というのはそういう意味です。
その計算をしようと思って、200LXのsolverで計算式を作りかけたのですが、年金制度があまりに複雑なので計算式を作ることができませんでした。Lotus123で計算シートを作りました。ダウンロード - maxkyuyo.lzh

この計算シートは自分用なので70歳以降を想定しています。70歳以降で定期的な給与を得る仕事についている人は10%くらいだそうですから、この計算シートがお役にたつ方は少ないとは思います。60歳以上あるいは65歳以上の方にも入力する金額を変えればお役に立つと思います。(OpenOfficeに読み込めると思います)

 このシートの使い方について簡単にお話しします。

1999_20190715131001C1に、老齢厚生年金の制限月額を入力します。2019年の時点では47万円です。
C5に、老齢基礎年金の支給月額を入力します。(求めようとする給与月額には影響しません)
C7に、(70歳以前の)老齢厚生年金の基本額を入力します。
C8,C9は、金額が決まっているなら入力します。(求めようとする給与月額には影響しません)
C11に、65歳から70歳までの給与の平均月額を入力します。これによって70歳以降に加算される額が決まります。
C12には、65歳から70歳までの5年間の月数を入力します。

あとは、70歳以降の給与額をいろいろ入力してシミュレーションします。
C15に、想定の給与額を入力します。
C16は、ほかに給与がある場合に入力します。
C18で、支給停止額が計算されます。この支給停止額がゼロ以下になる最高の給与額を探します。

上の図では、65歳以降(70歳を超えても)一定の給与額であることを想定して、最大の給与としていくらまでもらえるかを探してみました。36万円の月給(年収÷12)にすると、C18がマイナスになりませんから、わずかに支給停止になります。

1998_20190715131001 支給停止にならない給与額を探すと、35万9000円です。これならC18がマイナスになりますから、年金支給がカットされません。

1997_20190715131001 別の数字を入力してみます。65歳から70歳までの給与の平均月額が40万円だとして、C11に400000円を入力します。C10に70歳以降に加算される年金額が13万1544円と計算されます。この加算された厚生年金額で70歳以降の最大の給与額を探すと、図のように35万8000円です。

1996_20190715131001 さらに別の数字を入力してみます。65歳から70歳までの給与の平均月額が30万円だとして、C11に300000円を入力します。C10に70歳以降に加算される年金額が98658円と計算されます。この加算された厚生年金額で70歳以降の最大の給与額を探すと、図のように36万円です。

1995_20190715131001 もうひとつ別の数字を入力してみます。65歳から70歳までの給与の平均月額が45万円だとして、C11に450000円を入力します。C10に70歳以降に加算される年金額が14万7987円と計算されます。この加算された厚生年金額で70歳以降の最大の給与額を探すと、図のように35万7000円です。

この項は、「(786) 加給年金も含めて計算してみると、繰り下げは受給で損することになる」に関連していますので、こちらもご覧になってください。
http://we-love-200lx.cocolog-nifty.com/blog/2019/05/post-c0ae3b.html

この項の計算は、以下のサイトを参考にして作成しました。

(1)在職老齢年金の調整ルールを少しでも分かりやすくできないか?画を描いてみる
https://yuma-money.com/2019/01/financial-planning/working-pension-plan/

(2)老後に働きすぎると年金は支給停止になる
https://president.jp/articles/-/25793?page=2

(3)在職老齢年金制度、シニアの就労に水差す年金カットの不条理
https://www.jcer.or.jp/blog/kimurashin20190320.html

(4)仕事をしながら年金をもらえば安泰?
https://kurassist.jp/kurassist-eye/eye24/01.html

(5)在職老齢年金の支給停止の仕組み~働きながら年金を受けるときの注意事項~(日本年金機構)www.nenkin.go.jp/pamphlet/kyufu.files/0000000011_0000027898.pdf

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