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2019年12月29日 (日)

(810)HP200LX.キー入力不良。

(810)HP200LX.キー入力不良。
 
メインのバックライトHP200LXは、いつも持ち歩いて頻回に使っているのでたびたび故障します。

電池を入れたスタンバイ状態で自宅マンションや事務所に置いてある予備の200LXはほとんど故障しません。せいぜい電池切れで入力ができなくなっている程度です。
頻回に使う道具が故障するのは仕方がないことだと思っています。

今回は、メインのバックライト200LXの[menu]キーが入力できなくなって困ったという話です。
キーを強く押しこむと入力できることもあるのですが、入力が不確かでは困りますので、正常に作動するキーボードに交換しました。

メインのバックライト200LXが正常に動けばそれで良いのですが、具合の悪いキーボードassyは修理しておく必要があります。
結果的には故障箇所が見つかりませんでした。でも、その修理過程についてお話しをしておこうと思います。

実は、200LXの部品の機能を評価・確認するためのテストベンチのようなものを用意してあります。

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中途半端に壊れた部品を組み合わせただけなんですが、液晶表示とか、メインボードの動作とか、今回のようなキーボードの動作などをチェックします。

写真を簡単に説明します。
写真上方の液晶表示部は、200LXの上蓋を切り取って、液晶を接続する部分部だけを残してあります。
写真下方のキーボードの裏には、電池と100LXのメインボードを入れてあります。底蓋はトルクスネジで固定してあります。

裏側の写真です。
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液正表示部はむき出しにしてあります。ICの足のハンダ付けをチェックしたりするためです。
底蓋をトルクスネジで固定しないと、導電部の接触不良で動作しないことがあるので、しっかりネジ締めしておく必要があります。

これらを分解するとこんな感じです。
Img_20191229_124140
写真左上は液晶表示部です。写真左下はキーボードです。
写真右上は裏蓋です。写真右下は100LXのメインボードです。100LXとか200LXの1メガや2メガのメインボードはもう使うことがありません。それで、消耗品としてこんな使い方をしています。

今回は、キー入力の不具合をチェックするためですから、キーボード部をさらに分解します。
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写真左上は、キーボードの台になる部分と電極シートです。これらをさらに分離することもできます。
写真左下はキーボードの接点シートです。左中間はスペースを稼ぐための穴開きシートです。
写真右上は、灰色のアルファベットのキーボードシートと、黒色の数字キーボードシートです。
写真右下は、キーボードの上から貼るための化粧シートです。

今回は、キー入力の不具合の原因をチェックするためなので、キーボードシートと化粧シートは外したままで組み上げてあります。

Img_20191229_131412 このキーボードでは、[menu]キーが入力できなくなっていたのですが、この状態で動作を確認してみると、キー入力ができます。電極シートの断線を想定していましたが、たんに接触不良だけだったのかもしれません。
別の不良キーボードでは[Fn]キーが入力できなかったので、同じやり方で調べてみたら、そちらも入力ができました。

結局のところ、キー入力の不良の原因は特定できませんでした。

キー入力不良の原因としていちばん多いのは、電極シートと接点シートのあいだに、糸くずのような小さなゴミが入り込んでいることです。あとは、摩耗によるカーボンの剥がれも原因になると思います。

今回は、最初にキーボードassyをバックライト200LXに装着したままの状態で、キーボードの電極シートを有機溶剤で洗浄して、取り外した電極シートも洗剤をつけて洗ってから組み上げて、やっぱり動作不良であることを確認しててあります。そのあとでキーボードassyを交換したんです。

メインのバックライト200LXでは、キーボードassyを交換して正常に動作するようになっていますから、それはそれで良いのですが、動作不良のキーボードassyの故障箇所の特定はできませんでした。それでも、もう、このキーボードassyを再活用することはないだろうとおもいます。

今回のような、キー入力不良の故障について、矢澤さんのサイトでは2つ解説しています。
もし、分解修理することがありましたら、矢澤さんのサイトも参考にしてください。

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 hp200LX故障例 ONキーが作動しない。(オンにならない。)原因はキーボード導電線の高抵抗
 http://lx-rest.com/200lx_key_pattern_bypass.htm
 
  hp200LX 故障例 : わずかなカーボン汚れによるキー不良
  http://lx-rest.com/200lx_key_trouble_by_carbon_line.htm

2019年12月22日 (日)

(809)HP200LXの筐体の歪みを一時的に調整

(809)HP200LXの筐体の歪みを一時的に調整

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200LXのキーボードの右手前の角が浮いてきて、少しキーが打ちにくくなりました。
よく見ると、クレジットカードの厚さぶん(約1mm)浮いてきています。

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200LXの左の首あたりでは、上蓋液晶部とキーボード部をつないでいる円筒が外れかかっています。

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裏側を見ると、キーボードの裏側の細い部分が折れています。

この状態は、キーボード裏の折れ → 内部のストッパーの力がなくなり → 筒の内側が外れ → 筐体の歪みがでているのです。

本来ならば、キーボードユニットを交換するのが良いのですが、分解修理に時間がかかるのを嫌って、内部ストッパーを外すだけの調整をしました。作業は15分くらいかかりましたが、そのことをちょっとお話しようと思います。

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内部のストッパーというのは、この白いプラスティック部品です。
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本来ならば上の写真のような位置にあるのですが、緑の矢印で示した場所でプラスティックが割れているために、ストッパーの意味がなくなってしまっています。そのために筐体全体で歪みが出ていました。

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ストッパを外してから筐体を組み上げることで、円筒も正常の位置に戻って、筐体の歪みはなくなりました。
キーボードの打ちにくさも解消しました。
今回取り外したストッパがないからといって大きな問題はないので、そのまま使っていきます。

ついでなので、四隅のゴム足のことをちょっとお話しておきます。

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200LXを分解するときには、四隅のゴム足を外してから、さらにトルクスネジを外して、底蓋を外します。
通常、ゴム足は外側がすり減っていますので、再組み立てのときに分解前と同じ位置に挿入しないと、組み上げてからガタつきを生じます。
組み立てのとき、元と同じ位置に挿入するのにわかりやすいように、外すときから図のように安全ピンを突き刺して外しています。
(写真の真ん中にあるのが、今回取り外したプラスティック部品です)


ところで、ゴム足を外したときに、トルクスネジの挿入部分の写真もとっておきました。

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前項でお話したように、アルミ小片でポストを修理してあると、穴の中に(パンチシートの)アルミの材質が見えます。

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こちらは、正常なプラスティックのポストのようすです。

こんなところの写真を撮ることはあんまりないのですが、ついでに撮影しておきました。

2019年12月10日 (火)

(808) HP200LX底蓋.post修理の変遷

(808) HP200LX底蓋.post修理の変遷

冬になって乾燥しているせいか、自分の手指先端の皮膚が割れて痛くなってきました。ひび割れのような症状なのですが、私は割れた指先皮膚を瞬間接着剤で接着して保護するようにしています。
 
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今回、上の写真左側のゼリー状の瞬間接着剤を使って皮膚を接着したのですが、接着剤が余っていたので、ついでに上の写真左側のように、未修理の底蓋ポストの修理もしました。このゼリー状の瞬間接着剤は、接着後に写真のように半透明になりました。
 
予備用の底蓋はたくさんあるのですが、底蓋ポストを修理してあるものと、未修理のものとを選別しているうちに、「そうだ!、修理の変遷についてお話しよう」と思い付きました。
 
そこで、修理済みの底蓋ポスト部分を並べて写真に取りましたので、お話しようと思います。
 
各種の修理方法について、いままでの何本もの記事でお話してきましたが、簡単にまとめてお話します。
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初期のころは、いろんな素材を使って、ポスト部分の作成を試みました。
上の左側の写真は、0.3ミリ厚くらいの銅板を切り出して、ハンダ吸い取り線と組み合わせて、ポスト部分を作ったものです。
右側の写真は、0.3ミリ厚くらいのアルミ板を切って、クランク上に曲げて作ったものです。
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上の左側の写真は、アルミ板をZ字のような形にして、二液混合のエポキシ系の接着剤で貼り付けてました。接着箇所は上の水平の板状の部分を底蓋の縁の部分に貼り付け、下の平らな部分は底面に貼り付けてあります。かなり頑丈に接着してあります。

いくつか試作しているうちに、クランク形状ではなくて、もっと単純な形でも良いのではないかと考えるようになりました。上の右側の写真は、アルミ板を短冊状に切って、ネジが通るくらいの穴を開けて、底蓋コーナーに接着してあります。じつは、足の部分を細くしてあります。足の部分をポストの残存部分に接着すれば、それで必要な強度を保てるだろうと考えました。

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上の3つの写真とも、足の部分を細くしてポストの残存部分に接着しました。上部の水平面の部分は底蓋の内側周囲に接着しています。足を細くすることですることで、メインボード上の部品との干渉がすくなくなります。
二液混合のエポキシ系接着剤は、経年で黄色っぽく変色しています。ちょっと汚い感じになっています。

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アルミの小片を加工するのはけっこう面倒な作業なので、アルミパンチシートの穴を利用して、ビスが通る穴を広げるだけでいいのではないかと考えて、このような形の修理をすることが多くなりました。
 
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しばらくはアルミパンチシートを使っていたのですが、靴下を買ったときに、左右の靴下を留めているアルミのクリップのようなものが使えるんじゃないかと思いつきました。
それで、クリップの真ん中で半分にカットして、穴をあけるだけでこの形のアルミ板を作りました。アルミ板から切り出して整形しなくても、一足の靴下を買うたびに、2個のアルミ小片を作ることができます。そのぶん、制作の手間が少なくなりました。
 
現在は、アルミパンチシートを使うこともありますし、新品靴下を買ったときのアルミクリップを利用することもあります。機能的には両者に大きな違いはありません。
 
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アルミ小片を底蓋のコーナー部分に固定するのに、2剤混合のエポキシ系接着剤を使うことが多いです。

しかし、接着剤で強固に固定しておいても、1~2年でアルミ小片が剥がれてくることがあります。
接着部分が剥がれただけで、アルミ小片が変形したり破損していない場合は、そのアルミ小片を再接着することで、再びその底蓋を使うことができます。
 
アルミ小片の予備は、ついでのときに何個か作ってありますので、底蓋ポストが破損するたびに、リサイクルのアルミ小片か新しいアルミ小片を使って底蓋修理するようになってきています。

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