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2020年3月 9日 (月)

(825)いつ、退職金で金融商品を買うのが良いのか?

(825)いつ、退職金で金融商品を買うのが良いのか?
前項の「(824) 退職金は、一括で投資するか? 分散して投資するか?」で、大きく2種類の投資方法が提示されているとお話しました。http://we-love-200lx.cocolog-nifty.com/blog/2020/03/post-cf4eb5.html
  
A. いつでもいいから、思いついたときに買う。(山崎元)
B. 1年くらいかけて時間分散して買っていくのがいい(ドル平均法)。
  
しかし、
C. 私は以下のように、別の考えを持っているとお話しました。
 1. 大幅に下落するのを待ち構えて買う。
 2. 何段階かに分散して買う。
 3. 高値になったら売却して現金で保有する。
 という方法です。
  
このことを考える前に、以前のお話を思い出してみます。
  
(818) HP200LXで、投資のリスクとリターンを把握する」で、
http://we-love-200lx.cocolog-nifty.com/blog/2020/02/post-7cae10.html
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楽天証券の記事にあるように、「全金融資産1億円に対する期待リターンは年率1.66%」と計算されています。(K12)。
また、「加重合計して求めた全体のリスク値は11.5%だ」と同じ11.5%と計算されています。(J12)
「想定される最大の損失が21.34%である」(L12)と同じ21.34と計算されています。
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この楽天証券の記事ある「リターンは年率1.66%」「全体のリスク値は11.5%」「最大損失は21.34%」ということを言い換えると、
「その金融商品の1年間の増加率が1.66%」「その金融商品の標準価格の標準偏差が11.5%」「最大損失額=平均増加率-標準偏差×2」ということです。
逆に最大増加率=平均増加率+標準偏差×2」ということですね。
  
Sigumakukan300x166
さらに別の言葉で言うと、金融商品の標準価格が正規分布すると仮定した場合、標準価格が1σ 区間におさまる確率は約68.27%で、2σ 区間におさまる確率約 95.45%ということを元にしています。
「最大損失」というのは、95%までの確率でおさまる損失のことを言っています。
  
だから、上記の金融商品の最大損失額というのは、1.66-11.5%×2で、最大利益額というのが1.66+11.5%×2ということになっているわけです。
(以下では、「金融商品の価格」を「株価」と言い換えます)
  
そのため、Aの「思いついたときの価格」で投資した場合に、「最大損失額=平均増加率-標準偏差×2」を覚悟しておくべきだということになります。また、「最大増加率=平均増加率+標準偏差×2」の最大利益を期待できるということです。
でも、「なるべく損失を避けたい」「なるべく利益を大きくしたい」と考えるのが人情でしょう。
そういう方法はあるんでしょうか?
  
山崎元氏は正規分布での話をしているんですから、正規分布の上で損失を避けて利益を極大化する方法を考えてみます。
  
2years
この図は米国S&P500株ETFの2年間の株価のグラフです。

理屈の上では株価は95%の確率で2σ区間に入りますから、たまたま2σ区間の外になっている下限のときに買って、2σ区間の外になっている上限のときに売れば、最大の利益を得ることができますね。
  
このグラフでいうと、がくんと下がっているときに買って、上がっているときに売るということです。
  
じゃあ、その上限の2.5%と下限の2.5%になることはどれくらいの頻度であるんでしょうか?
うまく、そのときに買うことができるんでしょうか?

2020年3月 5日 (木)

(824) 退職金は、一括で投資するか? 分散して投資するか?

(824) 退職金は、一括で投資するか? 分散して投資するか?
   
サラリーマンが退職して退職金を受け取ったとき、それをどのように運用したらよいかというのは大きな問題です。
私がもっとも妥当だと思う方法は、山崎元が「DIAMOND ONLINE」で「金融機関のカモになる前に知りたい『退職金を正しく扱う4原』決定版」として説明している方法です。 https://diamond.jp/articles/-/227131
4princip 

内容は、
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 退職金運用の4原則・決定版
【原則4】配当・分配金にこだわらない
【原則3】お任せ運用にしない
【原則2】金融機関に相談しない
【原則1】使いすぎない
  もちろん、退職金以外のお金の運用に関しても原則は同じだ。
 ----------
ということです。
   
「基本方針はわかった」でも、具体的にどうしたらいいか?ということも、山崎元は「退職金3000万円の将来を予想する」で説明しています。 https://diamond.jp/articles/-/19810
   
3000talks
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(1) 例えば65歳から95歳まで30年間、毎月5万円貯蓄を取り崩すなら、単純計算で1800万円要ります。
・毎月、年金プラス5万円で生活するプランを立ててください。この部分は、安全に運用しましょう。
・銀行に1行1000万円以上のお金は預けないほうがいいので、1000万円を10年満期で利率変動タイプの個人向け国債に、
・800万円は銀行預金にしましょう。
(2) 残った1200万円は、内外共に先進国は低金利なので、株式で運用しましょう。
・TOPIX(東証株価指数)連動の日本株のETF(上場型投信)を600万円、
・先進国株を300万円、新興国株を300万円、いずれもインデックスファンド(海外ETFも可)で買いましょう。
・こちらは、おおむねこの比率で長期運用してください
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 これもいい提案だと思います。
   
退職金3000万円以外のお金だったらどうでしょう? もし虎の子の1億円だったらどういうふうに運用したらいいでしょうか?
 これはだいたい退職金3000万円と同じやり方がよいと思います。つまり、山崎元が「『全面改定 超簡単お金の運用術』の運用法」で書いているように、https://media.rakuten-sec.net/articles/-/6851

    
Chokantan
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 (1)’ 生活費として1000万円くらいを銀行預金にしておく(一部は国債を買うか)
 (2)’ 残りの9000万円は、国内株式ETFと世界株式ETFに50%ずつ分けて株式で運用する。
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 くらいが妥当だと思います。
    
 「『全面改定 超簡単お金の運用術』の運用法」をもうちょっと引用しておくと、
  ----------
・当座の生活に必要なお金(たとえば生活費三カ月分程度)を銀行の普通預金に置く。
・残ったお金を、リスクを取ってもいいと思う「リスク運用マネー」と、元本割れを想定せずに済む「無リスク運用マネー」に分割する。
・この場合、「リスク運用マネー」は「無リスク運用マネーよりも平均すると5%利回りが高いが、最悪の場合、一年で3分の1が失われる可能性がある」と考えて、好きな金額を割り当てる。
・「リスク運用マネー」は、「TOPIX連動型上場投資信託」と「SMTグローバル株式インデックス・オープン」に、半々に投資する。
  ----------
ということです。
   
実は、ここまでが今回のお話の「前置き」なんです。
今回、問題にしたいのは、国内株式ETFと海外株式ETFを「いつ買ったらいいのか?」という問題です。
   
ネットで検索すると、2つの考え方があることがわかります。
   
A. いつでもいいから、思いついたときに買う。(山崎元)
 その理由は、
 1. 購入チャンスをねらって、いても適当な買い場を見つけることができない。
 2. 買わないでいる機会損失がある。
 ということです。さっさと投資するのが良いと言っています。
   
B. 別の人は、1年くらいかけて時間分散して買っていくのがいい(ドル平均法)と主張しています。
 その理由は、
 1. 高値掴みを避けることができる、ということです。
 2. その間に考えることができるということもあるかもしれない。
    
私は別の考えを持っています。
 1. 大幅に下落するのを待ち構えて買う。
 2. 何段階かに分散して買う。
 3. 高値になったら売却して現金で保有する。
 という方法です。
 国内株式ETFと海外株式ETFへの分散は、前者0%後者100%でよいと考えています。
 また、後者は世界株ではなく米国株S&PのETFが良いと思っています。
    
 次項で、ちょっとシミュレーションしてみます。

2020年3月 4日 (水)

(823) 新型コロナウィルス患者は増えていますか?

(823) 新型コロナウィルス患者は増えていますか?
  
テレビでのワイドショーとかニュース番組を見ていると、新型コロナウィルスが猛威を奮っているように思えてきます。
だけどほんとうにそんなに罹患者が増加しているんでしょうか?
罹患すると怖い病気なのでしょうか?
  
新型コロナウィルスのことをおおざっぱにお話しようと思います。
  
Toyokeizai_20200303235201
患者数は、東洋経済ONLINEの特設ページで集計されていて、リアルタイムに知ることができます。
現在は3月3日なので、3月2日までの患者数などの数字がわかります。
(https://toyokeizai.net/sp/visual/tko/covid19/)
ここから新規発生患者数を拾って、200LXのLotus123に入力しました。
(3月4日の追記 サイトの数字が変化したので、200LXに入力した数字も変えました
2598  
1月15日に初めの1人が発症したとのことです。
その後は発症者はいなかったのですが、2人目が確認されたのが1月24日です。25日、26日と発症が続きました。
昨日3月2日の発症は15人、3月1日の発症は9人でした。
日によって発症人数が大幅に違いますので、平均化するために5日間を平均を計算しました。
  
2599   
上の図は、発症人数と移動平均をグラフ表示したものです。
棒グラフが発症人数で、折れ線グラフが移動平均です。
棒グラフを見ると、発症人数は2月14日ころから急に多くなっています。
折れ線グラフでも2月12日ころから2月20日ころまで上昇していきますが、2月17日ころからは折れ線グラフの傾きが低くなって、ほぼ水平になっています。
折れ線グラフは、2月14日ころから一本調子で上昇していって、2月末あたりをピークにして下がってきています。   
折れ線グラフは3月2日には少し下降しているように見えます。最近2週間くらいは新規患者は増えていないようです。
実際の新規患者数も減少しています。
       
以上のように、新規発生患者数に注目すると、患者数はすでに減少に向かっているように思えます。
もう鎮静期に入っているのでしょう。
   
最終的には、大流行にならずにこのまま沈静化していくのだろうと思います。
これからほんとうに下火になっていくと良いですね。
   
(ご注意) 
東洋経済ONLINE特設ページの数字は過去にさかこのって毎日修正されているようで、私が200LXに入力した数字と違っています。
3月4日の追記 サイトの数字が変化したので、200LXに入力した数字を変えました。グラフも変わりました。文章も変えました。

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