(844)項目の出現頻度をHP200LXのLotus123上でカウントする。
今回お話する「出現頻度をカウントする」という機能は、SORDのPIPSという表集計アプリケーションにあったように記憶しています。
それで、20年も30年も前から「ほかの表集計でもなんとか計算できないものかなぁ、、」と考えていたことなんです。(いままでは、いったんソートしてから手作業でカウントしていました)たまたま思いついて、200LXのマクロを使うことでカウントできたのでお話します。
「項目の出現頻度」といってもわかりにくですよね。例をあげて説明します。
たとえば、、、
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[追記] 通常は追記を文末(項の最後)に置くのですが、今回はこの位置に挿入します。
あとから思いついた例なんですけど、、、
[例0] 20回連続の講演会を主催するとします。
参加者は限定しないので、だれでも参加可能です。
ただ、新型コロナウィルスの流行期なので、参加者には、毎回、名前と連絡先を書いてもらっています。
今回、その名簿を集計することになりました。
20回連続なので、結果的には参加者が1000人にも及びます。
参加者の中で、どんな人が何回参加したかを、頻度順とともに調べたいとします。
、、、というようなツールがあればいいなぁ、、と思ってマクロを作りました。
(いや、実は表題のように、このブログでアクセスされる項目の頻度を調べたかったんですけどね)(笑)
200LXがマクロを実行するのに、参加者が多いと何分もかかって計算します。
ちょっと時間がかかり過ぎとも思いますが(笑)、手作業で処理するには膨大な時間がかかってしまいます。
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[例1] 学級の在籍人数が25人いて、年間の講義日数が20日あるとします。
毎回の講義の出席者の名簿が手元にあるのですが、だれが何回出席して、何回休んだかをカウントしたい、というような場合です。
このカウント方法で、佐藤さんは20回出席、田中さんは18日出席というように出席日数をカウントできます。
(家族が講師をしているので、この例を話してみたら、「それは便利だね」とオアイソを言ってくれました)(笑)
[例2] このまえ永井荷風の小説を読んだのですが、小説にでてくる単語を一個ずつばらばらにしして、単語の出現頻度をカウントすることができます。
「夕食」という語が25回、「電車」という語が22回、とか調べることができます。
そういうことで、今回は、このブログのアクセス頻度というカウントするという例を提示しながらお話します。
じつは、このブログにアクセスしてくださる方はあまり多くありません。
ブログ内容が一般的ではなく、私の嗜好に偏っているためです(笑)
それでもときどき、「ブログ内容のどの項目にアクセスが多いのだろうか?」、「項目のアクセス頻度はどれくらいなのか?」と思うことがあります。
そこで、このブログの「アクセス頻度をカウント」してみることにします。
上の図は、6月に入ってからのアクセス数の推移です。多い日には150くらいのアクセスがあり、少ない日には50くらいです。平均すると一日あたり100弱のアクセス頻度です。
どの項目にアクセスされているかという「足あと」も見ることができます。
上の図は、きのうのアクセスの「足あと」です。この画面の文字列をコピーしてエクセルに表示させたものが下の図です。
エクセルなどの表集計を経由して、データを200LXのLotus123にインポートできれば、200lx上で分析することができます。
上の図は、200LXのLotus123に読み込んだ上で、カウントしたい項目をソートしてあります。
今回のシステムマクロは、まずこの画面の形にしてから、出現頻度をカウントするようにプログラムしました。ダウンロード - class.lzh
上の画面の「ソート済みの形式」というのは、A1のセルからA列の下の方まで項目が入力されている形ということです。B列、C列などに別の種類のデータが入っていてもかまいません。A列のデータはソートされていなくても構わないのですが、空欄が入っていると正常にカウントできないので、ソートして不要なセルを取り除いてあります。
この形にしておいて、[class.mac]というマクロを使って処理します。
[F10]→[F9]→、、、→[F3]という順序でマクロを実行させます。あるいは、[F10]から[F3]までのマクロを合成してある[F1]のマクロを実行すれば一気に処理されます。
マクロを実行した結果は上の図のようになります。今回、このマクロを実行させたところ、倍速の200LXで3分程度かかりました。けっこう時間がかかります。
終了すると、あらたにA列を作成してB列の項目の出現頻度が頻度順に表示されます。
この図では、よぶんな項目までカウントされていますので、その行は削除して整形しました。
上の図で、昨日は「(769)人生最悪の買い物。奇形の自転車トランスモバイリー」が76回アクセスされ、「(725)huawei p9 lite」が20回アクセスされていることがわかります。
ついでなので、下の図のように棒グラフでも表示してみました。
このブログのメインの話題である200LX関連項目よりも、その他の項目のアクセスのほうが多いです。
もちろん、どの項目にアクセスしてくださるにしても、ブログを訪問してくださる方がたに感謝しています。
(同日の追記)
エクセルを使えば簡単にできるんだろうなぁ、、と思って検索してみたらやっぱりありました。
「エクセルに登場する単語を頻出回数順に並べ、回数を表示することはできますか?」
の方法で同じことが簡単にできるようです。
https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1480107609
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