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2020年6月19日 (金)

(850)久しぶりにHP200LXの首折れ修理をしました。

(850)久しぶりにHP200LXの首折れ修理をしました。
 
私が保有しているHP200LXのうち、電池を入れて常時稼働しているのは7台です。
いつも持ち歩いているのは、そのうちのバックライト仕様の8メガの1台です。
 
ほかの200LXは、事務所の業務デスクに1台、事務所の書斎に1台、自宅マンションのデスクに1台、と置いてあって、いつも使えるようにしてあります。そのほかの3台の200LXはテスト用としてスタンバイしています。
 
それらの200LXの設定も内容もすべて同じです。バックアップとリカバーはバッチファイルで簡単に処理できるようにしてあります。たいたい一週間に一度くらい、時間があるときに、メインの200LXの内容をほかの200LXにコピーして(時間差がありますが)同期させます。
Img_20200618_122752 
昨日、事務所の書斎のデスク引き出しにある200LXが、首折れ状態になっているのに気が付きました。
  
写真の(1)が「首折れ」です。ひどくならないうちに(完全に千切れてしまわないうちに)修理してしまうのがよいです。外装プラスティックが、経年変化で割れやすくなっている上に、200LXの上蓋液晶部の開閉が硬いとこの故障が起きやすくなります。
 
(2)は別の故障です。ここに上蓋液晶部の開閉を適切な位置に保持するためのバネが入っているのですが、バネを保持しているプラスティック部分が破損してしまっているのです。この修理は非常に面倒です。あまりやりたくない修理の一つです。
 
(1)の「首折れ」は200LXの持病です。けっこう頻回に起こる故障です。
いったん「首折れ」が起こったら、完全に修理するのは非常に難しいと思います。
 
矢澤さんはしっかり直していましたが、私には完全な修理は無理です。今回のようなとりあえずの修理をして、それでも完全に折れてしまったら上蓋assyを交換することしかできません。
 
今回お話する方法は、かなり簡単で、しかも見栄えがよいです。普通はこの方法で修理して問題なく使えるようになります。
Img_20200618_122851 
具体的な方法についてですが、以前お話したように、200LXを分解しないで外側から金属片を貼り付けます。
 
どのような金属片がよいか銅、アルミ、真鍮などの素材の板を検討しました。厚みは0.3ミリ、0.2ミリ、0.1ミリを試しました。最終的には硬さと見栄えの良さと加工のしやすを考えて、0.1ミリの真鍮板に落ち着きました。今回も0.1ミリ厚の真鍮板を使いました。
Img_20200618_122927 
真鍮板は1センチ×1.2センチくらいの大きさにカットします。安くて使いやすいので、100均のキッチンハサミを使って切っています。
Img_20200618_124946 
この図は位置決めをしているところです。貼り付けるあたりに真鍮板を仮置きしています。
(1)が修理するべき亀裂です。 
私は2液混合のエポキシ接着剤が使いやすいので、今回もエポキシ接着剤を使いました。
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接着剤をつけた金属片を固定するのには、ゴムバンドをこのようにかけて、金属片がプラスティックに密着して、しかも亀裂部のクチが開かないように固定しました。
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この写真は出来上がりです。これで亀裂は塞がれています。
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今回は、バネ部分がないにもかかわらず、バネ部分が正常に機能しているかのように、上蓋ディスプレイを必要な角度で固定することができています。だとしたらヒンジキャップを装着すれば元通り正常に使えます。
  
下の写真が修理出来上がりです。うまい具合にディスプレイを開閉できて、希望の場所で止めることができています。

Img_20200618_162026
この200LXは、ビネガーシンドロームの液晶を修理して偏光板をのせてある200LXです。そのため液晶表示は黄緑色に見えます。液晶は、ビネガーシンドロームになる前から表示が鮮明なよい液晶でした。

ヒンジキャップをはめて作業は終了です。
 
====== 下に首折れ修理関連の過去の記録のリストをあげておきます ====== 

(800) 200LXのビネガーシンドロームを修理した液晶表示
http://we-love-200lx.cocolog-nifty.com/blog/2019/08/post-51ae5b.html
 
(776) 200LX底蓋の一部の破損を接着剤で補修した。
http://we-love-200lx.cocolog-nifty.com/blog/2019/01/776-200lx-73f6.html
私の場合、200LXの補修には、ダイソーの二液混合の(エポキシ系)接着剤を使うことが多いです。今回は手元にあった厚紙の上で、二液の接着剤を混合しました。混合するのには紙軸綿棒をニッパーで斜めに切断して使うことが多いで
 
(770) HP200LXのヒンジ部の分解修理
http://we-love-200lx.cocolog-nifty.com/blog/2018/12/hp200.html
 
私としては、ヒンジの分解修理はもっともやりたくない分解修理です。
しかし、必要にせまられてしかたなく分解修理をしましたので、その手順をお話しします。
 
(674)HP200LXの持病「首折れ」の修理過程
http://we-love-200lx.cocolog-nifty.com/blog/2016/07/674hp200lx-49e6.html
この写真は、出来上がりの状態です。割れ目は塞がれていて、その上、真鍮板で補強しましたから、とうぶんは割れることはないと思います。とくに、この個体の場合は、開閉がかなり柔らかいので、おそらくもう割れることはないだろうと予想しています。
 
(628)HP200LXのヒンジ部の自然破損
http://we-love-200lx.cocolog-nifty.com/blog/2013/09/628hp200lx-c10f.html
幸いなことに、摩擦がまったくなくなるわけではなく、ゆるゆるですが、上蓋ディプレイが倒れないで、良い位置を保持できています。
そのため、ヒンジキャップを装着して、いままでと同じように使っていこうと思っています。
 
また、今回と同じやり方の「首折れ」の修理については、「首折れの修理法」でお話したことがあります。もう、10年くらい前のことでした。
http://we-love-200lx.cocolog-nifty.com/blog/2006/04/post_5418.html

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