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2020年8月31日 (月)

(876)ファイナンスを学ぶのに必要な金融電卓。

(876)ファイナンスを学ぶのに必要な金融電卓。

前項で、「ファイナンスの『べき乗計算』は、『金融電卓』じゃないと計算できない」とお話しました。

前項とほぼ同じ内容のことを「(760) ファイナンスを学ぶにはツールが必要」でもお話しています。
ここでは、「ファイナンスを学ぶにはツールがないと難しいでしょう」ということと、「ツールとしてはHP200LXが最適」ということをお話しています。

今回は、普通の金融電卓と200LXとで、形態と機能が違うというお話をします。

ヒューレットパッカード(HP)は、いままで多くの金融電卓を製造・販売してきています。私は、HP12C、 HP17Bii、 HP19Biiという3種類の金融電卓を持っています。(「(91)金融電卓としての200LX」でお話しました)

Three
左上がHP12Cで、左下がHP19Bii、右がHP17Biiです。

また、とくにHP12Cについては、(309)HP12Cの本「ときめきひらめき」でお話したことがあります。

まずは、その「金融電卓」のことからお話します。

下の写真はHP12Cという横型の金融電卓電卓です。以前にHP15Cのことをお話したことがありますが、HP12Cと共通の横型電卓のデザインで、かっこいいです。

Img_20200822_210127
このHP12Cの盤面をみてください。キー全体の右半分は、200LXの数字キーとよく似ています。200LXそのものが金融電卓から派生しましたから、とても似ているんです。

左上のいちばん操作しやすい場所にある[n][i][PV][PMT[FV](赤線で囲いました)の5つのキーが金融電卓の特徴です。
それぞれ、[n]頻度、[i]利率、[PV]現在価値、[PMT]支払い、[FV]将来価値のキーです。

Img_20200822_210153
こちらは、HP17Biiです。私は金融電卓としてはこの機種が使いやすいです。同じような形で廉価版のHP10という融電卓は、さらに使いやすかったです。それで「使いやすいよ」と知人にあげてしまって、すでに手元にありません。

Img_20200822_210854 
17Biiはいろんな機能を切り替えて使うことができます。そのために表示部のすぐ下にある汎用ボタンで操作するようになっています。この図はTVM機能に切り替えて、[n][i][PV][PMT[FV]を表示させたところです。

さて、200LXの金融電卓のことです。[+-*/]のキーを押して、[A][T]を押すことで、TVM計算画面になります。

Tvm99
HP200LXの前身のHP95LXは、ヒューレット・パッカードとロータス社の合作であったことはご存知ですよね。金融電卓部分と筐体やキーレイアウトはHP社が受け持って、PIMとLotus123はロータス社のほうが受け持って作られました。

ですから200LXの金融電卓部分は、HP12C、 HP17Bii、 HP19Biiを受け継いでいます。そのために、この金融電卓画面でも上から重要度順に、TVM、Cash Flows、 Business%、 Solver、 List Stat と並んでいるんだろうと思います。

金融電卓でいちばん重要な機能のTVMを選ぶと、

Tvm98
この画面のように、上から[N][I%YR][PV][PMT][FV]と表示されています。下方に[P/YR][B/E]があります。
これは、上の方の写真の「HP12C」の[n][i][PV][PMT[FV]とまったく同じです。
金融電卓のいちばん重要な機能が、この Time Value of Money (TVM)であるために、この機能が最初に置かれています。

Tvm97
この画面で、金利が10%の世界では、現在の100万円が5年後の161.0510万円と等価であることを計算しています。
200LXでは、[N][I%YR][PV][PMT][FV]と[P/YR][B/E]の7つの要素をひとつの画面で表示できます。ひと目で確認できますから、とても見やすく使いやすいです。

17bii
まったく同じ計算をしている上のほうの画面のHP17Biiでは、一つの要素しか表示できません。
あとの6つの要素は記憶しておくか、紙にメモしておく必要があります。いちいちメモしておくということでは、かなり使い勝手が悪い機械です。
そういうことでは200LXでの金融計算に慣れると、もうほかの金融電卓を使う気になりません。
私は、200LXの金融電卓ばかりを使っていますので、ほかの専用金融電卓は、電池を抜いて戸棚の隅に眠らるだけになってしまっています。

HP12Cのことを「(309)『HP12Cによる ときめきひらめき金融数学』」でお話ししたことがありますが、HP12Cはすでにかなり旧式の金融電卓です。時代遅れの機種の本を出している著者は、金融電卓の進歩をしらないんだと思います。そういう先生から指導される学生さんたちはすごくかわいそうです。戦前とか江戸時代のレベルの教育を受けているようなものです。

200LXの金融電卓が便利であることをさらにお話しします。

Tvm96
上の200LXの画面では、利率が10%のときに5年後には161.0510万円と計算されていました。
じゃ、もし、利率が6.21%だったらいくらになりますか?

計算するには、[6.21]と入力して、[F7][F10]を押せばいいだけです。135.1534万円と計算されます。

もっと面倒な計算だって楽勝です。

Tvm95
たとえば、現在の100万円が、3.5年後に、将来価値が145万円になるような利率はいくらか?
[100]を入力して[F8]を押す。[3.5]を入力して[F6]を押す。[145]を入力して[L][F10]を押してから[F7]を押せばいいんです。11.2001%の利率です。

TVM計算の場合は、5つの要素のうち4つを入力してから、もとめるべき一つの要素のキーを押せば、それが計算されます。

ところで、普通の電卓での計算では、1+5→6と計算されますよね。TVMの場合で言えば、1に何を足したら6になりますか?っていう逆方向の計算も瞬時にできます。

この「逆方向の計算ができる」というのが、金融電卓の最大の利点です。
(200LXの金融電卓のsolver機能は、この逆方向の計算を汎用化したものです)
(solverは自分で自由な計算式を作って計算できますから、きわめて便利です)
  
このsolver機能のことは、今まで何回もお話してきています。
左袖の「カテゴリー」の中の「6. Lotus123 と Solver」をクリックすることで、solverについてどんな項目があるかご覧になれます。

2020年8月19日 (水)

(875)どうやってファイナンスを学べばよいのか?

(875)どうやってファインナスを学べばよいのか?

(816)週刊ダイヤモンド「会計&ファイナンス」特集はツマラナイ」で、週刊ダイヤモンドのファイナンス特集号(2020年2月1日号)の批判をしました。
Img_20200817_095912
最近の特集号といっしょに、上の写真の昔のファイナンス特集号(2017年6月10日号)を事務所の書斎のテーブルに放り出してあります。2冊のファイナンス特集号の内容をパラパラと見ていたんですが、「こういう書き方じゃあ理解が進まないよ!」とあらためて思いました。

そこで、今回はファイナンスの学び方のことをもう一度お話しようと思います。

そもそも「ファイナンスってどういうことなの?」っていうことからお話します。

ひとことでいうと、「『ファイナンス』って現在のお金と過去・将来のお金の変換」ということなんです。それが「ファイナンス」の本質なんです。

A. もうちょっと詳しく説明します。ファイナンスの最初の解説には、必ずと言っていいほど「金利が10%のときに、現在の100万円と1年後の110万円が同じ価値です」っというような話が載っています。
100manen
これはだれでも直感的にわかります。このことが理解できない人はほとんどいないと思います。

だけど、ファイナンスの説明では、「現在の100万円と1年後の110万円が等価である」ということから、次の概念にポーンと飛んでしまうことが多いんです。小学校の算数でとつぜん「分数」がでてきて、多くの子どもたちがその「分数の壁」を越えられないみたいな感じです。ファイナンスのことがなかなか理解できないのは、この部分が「壁」になっているんじゃないかと思います。

もうちょっと壁を低くすれば、「壁」乗り越えられるだろうと思います。

「壁」を乗り越えるのに、現在の100万円と等価な金額のことをさらに考えます。2年後、3年後、、、n年後を考えてみます。

当たり前ですけど、2年後は、100万円×(1+金利)×(1+金利)=121万円
3年後は、100万円×(1+金利)×(1+金利)×(1+金利)=133.1万円
4年後は、100万円×(1+金利)×(1+金利)×(1+金利)×(1+金利)=146.41万円
n年後は、100万円×(1+金利)^n ですよね。(金額は、金利が10%のときの計算です)

Fukuri
ここまえのことも、だれでもわかると思います。

問題なのは、この先なんです。

B. 上の計算ですぐにわかると思いますが、「ファイナンス」は「掛け算」とか「べき乗」の世界なんです。
一方で、簿記・会計は「足し算」「引き算」の世界です。

経済週刊誌の特集で、「ファイナンス」と「会計」を同時に解説しがちですが、じつは世界がまったく違います。
「足し算」「引き算」の世界にいる人を、とつぜん「掛け算」と「べき乗」の世界に連れて行っても、見当がつきません。

「足し算」「引き算」はふつうの電卓で計算できます。
ところがファイナンスの「べき乗計算」は、「金融電卓」じゃないと計算できないのです。

ちょっと別のことをたとえ話でお話してみますと、、、、
・「水泳」泳ぎ方を、わかりやすく丁寧に詳しく説明した本があるとします。
でも、プールに入らなければ、いくらいい本を読んで学習しても、泳げるようにはならないです。
・「自転車の乗り方」の本があるとします。もちろん、丁寧に詳しく乗り方を説明してあるとします。でも、その人は自転車を持っていない人だとしたら、やっぱり、いくら本を読んで学んでも、自転車に乗れるようにはならないと思います。

「ファイナンス」も「水泳」や「自転車」と同じです。
ファイナンスは、「べき乗」の世界なので、ファイナンス計算の専用の機械、つまり「金融電卓」がないと計算できません。学習もできないです。

C. 確かに、「ファイナンスの本」を読めば、理解できるような気がします。
でも、気がするだけです。

・「水泳」の例でいうと、、「泳ぐっていうのはね、まず胸の深さのプールに入ってね、顔を水につけてね、カラダを固くしないでリラックスして、両腕を前に伸ばして水の表面に浮くようにするんです。そうして、プールの壁を足の裏で軽く蹴って、全身の伸びをするように両腕を前にグーンと伸ばしてやります」それで、スーッとカラダが前に進んでいきます。

これで、だれでもが泳げるようになると思いますか?

・「自転車」の例でいってみましょうか。「まず、両足を地面につけて自転車にまたがります。片足をペダルに乗せます。そのペダルを下に押し付けるようにするとカラダが持ち上がりますから、サドルに尻を乗せます。あとは、両足を交互に踏み降ろしてペダルをこぐことで自転車が前に進んでいきます」

この説明で、だれでもが自転車に乗れるようになるか?ってことです。

「ファイナンス」も同じです。いくらファイナンスの本を読んでも、雑誌の特集号の懇切な説明を読んでも、「金融電卓」が手元になくて、「金融電卓」を操作してみなければ、ファイナンスの「べき乗」の世界の入り口にも達しません。

理解したような「気」になるだけです。じっさいには使いものになりません。

D. 「でも、エクセルの関数に金財務関数があるからそれで計算できるでしょう」っていう考えはあると思います。そのとおりです。

「ファイナンスがどういうものか?」を理解した上で、解答を得るにはエクセルは便利です。だけど、「ファイナンス」を理解していなければ、財務関数を使いこなせないのです。「ニワトリが先か卵が先か」っていう感じですかね。財務関数はファイナンスの「学習」には向いていません。

E. ここで、「『ファイナンス』って現在のお金と過去・将来のお金の変換」という、最初の話に戻ります。

現在のお金の価値と、過去・将来のお金の価値を行ったり来たりするときに、計算に影響するファクターは、「金利」と「期間(年月)」です。

ごく一般の人にとって、「現在のお金」、「将来のお金」、「金利」、「期間」が計算できれば、ファイナンスを理解できたと言って良いと思います。
もっと率直にいうと、マンションを購入するときのローン計算ができれば、それで「ファイナンスの処方はマスターした」と言っていいと思います。ローンの計算こそが、現在のお金と将来のお金の交換の計算です。

以上は、パーソナル・ファイナンスのことです。コーポレート・ファイナンスはアマチュアの範疇を越えたプロの仕事です。

不動産購入でも自動車購入でも、購入時のローン計算、あるいはローンの借り換えの計算ができなければ、ファイナンスがわかったとは言えないし、逆に、それができればファイナンスの初歩は理解できているということです。
「(762) ファイナンス番外編. 200LXを最強の住宅ローン計算機に」でローン計算のことをお話したことがありますが、これができればファイナスの最初の「壁」は突破したということです)

それにしても、専用の道具である「金融電卓」がないと、ファイナンスの学習も計算も非常に難しいと思います。

最後に、その「金融電卓」のことです。

F. 金融電卓を入手するとしたら、テキサス・インスツルメンツ(TI)のか、ヒューレット・パッカード(HP)のものを買うことになるでしょう。

HPで言うと、ロングセラーのHP12Cがあります。でも、かなり使いにくいです。(このブログでも批判しています)
HP19Biiという機種が、金融電卓の完成型と言われています。
これをさらに使いやすくしたのがHP95LXです。画面が広いために19Bよりもずっと使いやすいです。後継機種の100LX/200LXは、金融電卓としては95LXと同等です。

パーソナルファイナンスの計算に限っていうと、金融電卓は一般の電卓の100倍使いやすいと思います。95/100/200LXは、専用の金融電卓の5倍くらい使いやすいと思います。

コーポレートファイナンスの世界だったら、金融電卓も95/100/200LXもエクセルに太刀打ちできないです。エクセルの独壇場と言えます。

、、ということで、「金融電卓」とくに95/100/200LXが手元になければ、一般の人にとってはファイナンスの考え方を身につけることができないだろうと思います。逆に数万円の投資で200LXを入手すれば、わりと簡単に「ファイナンス」が理解できると思います。

「水泳」も「自転車」も「ファイナンス」も、道具・環境が整った上で、ある程度のエクササイズをすれば身につけつことができます。

同様のことを、「(760) ファイナンスを学ぶにはツールが必要」でお話したことがあります。

2020年8月16日 (日)

(874)日経新聞に『戦国大名の経済学』の書評。

(874)日経新聞に『戦国大名の経済学』の書評。

「(868)とても面白い本『戦国大名の経済学』川戸貴史著.講談社新書」でお話した本の書評が日経新聞に載っていました。

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内容は写真を見ていただけばわかりますが、「貨幣経済史を専門とする研究者が、15世紀後半以降の領国経営にあたったのか、明らかにする」「当時の貨幣価値を現在と比較した上で記述を進めているので事情がつかみやすい。たとえば、、、」という書き出しです。

中学生が書いた読書感想文なら満点の評価だと思います。本の要約としてじょうずにまとまっています。

しかし、新聞というおおやけの場所で「書評」を掲載するのは、普通は中学生じゃなくてその道の大家ですから、ソレナリの視点から書評を書いてほしいと思います。

書評を書くのには、A.まずは正確に本の内容を把握してほしいです。B.そして広い視点から見てほしいです。そのうえで、C.その本の魅力を伝えてほしいのです。

A.~C.のどれもトレーニングが必要で、簡単に熟達できるものではないです。

「A.その本の内容を把握する」ということでは、以前に「(「(129)読書術について」とか、「(131)速読法批判)」でお話したように、システマティックに内容を把握するように読む必要があります。

ここでもういちど、「本を読む本」の要約をあげておきます。
------------------
1.初級読書
小学校で学習する基本的な読み書きのこと
・中学校を終えるころには「一人前の読書」になる準備が完了し 、一生を通じて読書体験をその上に重ねていく

2.点検読書
短い限られた時間内で内容を把握すること(本の品定め)
・組織的な拾い読み(かける時間は数分~1時間)
 ・表題や序文を見る
 ・目次を調べ、本の構造を知る
 ・索引を調べる
 ・カバーのうたい文句を読む
 ・その本の要となる章をよく見る
 ・ところどころ拾い読みする
  (結論となる最後の2~3ページは必ず読む)
・表面読みでは、わからない箇所があっても地所などで調べず、 とにかく通読する
・あくまでの全体の把握を重視する
-------------------
3.分析読書
4.シントピカル読書

レベル順に下からいうと、「1.初級読書」「2.点検読書」があって、その上に「3.分析読書」「4.シントピカル読書」があるとされています(今回は3.と4.を省略)。

「2.点検読書」では、「表題」や「序文」を見る、「目次」を調べる、「カバーのうたい文句」を読む、というところから取りかかります。

(868)とても面白い本『戦国大名の経済学』川戸貴史著.講談社新書.」をみれば、「表題」は「戦国大名の経済学」です。つまり、「経済的な側面から戦国大名を検討してみる」のがこの本の目的だということがわかります。本の帯も同じようなことが書かれています。

「序文」を見てみます。(868)に書いてあるように、「戦国大名は平時から、自領内での経済力の増大に、つねに意を注がなければなりませんでした」「お金がなければ戦争など、できうるべくもなかったのです。」「専門家が書いたものとして1冊の新書全体でこの問題を扱ったものは、現在、ほぼ皆無に近い状態です」とあります。

つまり、経済的な視点から戦国大名を扱った本は、この本が嚆矢であるというのです。

ここが重要なことです。じつは著者は自信たっぷりです。
細部まで詳しくは検討できないけれど、「経済的な視点からの戦国大名を扱うのはオレさまだけだよ」と言っているのです。
「そういう視点でこの本を読んでほしい」というのが著者の願いです。

日経新聞に掲載された書評は、本の要約としては確かにじょうずです。
しかし、著者の主張とか願いは組み上げていません。そういう点からは、専門家の書評とは言えないと思います。

話はちょっと逸れますが、私が大学で若い人たちに論文の書き方を教えていたときには、「タイトルは論文の趣旨を十分に表現するように決める」と教えていたほかに、「要約」の書き方も教えていました。

「1.この領域でいままでどんなことが解明されてきたか」「2.まだ解明されていないのはどんなことか」「今までわかっていなかったことを、(新しいアプローチで)この論文で解明した」というように自分の論文を位置づけるようにと教えていました。

この本でいうと、「1.いままで戦国大名について各方面からの研究がなされている」「2.しかし、領国運営について、資料をもとに経済的な面からはじゅうぶんに解明されていない」「3.この本で、いままで検討されていなかった経済面での領国運営の解明に取り組んだ」ということになるでしょう。

大人の書評、専門家の書評というのは、著者の主張をじゅうぶんくみ取った上で、非専門家にその魅力を伝えるような書き方であるべきです。
この書評では、著者の主張をじゅうぶんに紹介していません。

本の要約を掲載するだけなら、「中学生レベルでは100点満点っ!」といえる程度の書評でしかないと思います。

2020年8月 9日 (日)

(873)データベースviewerのDBVIEWは日本語表示できない。

(873)データベースviewerのDBVIEWは日本語表示できない。

さらにさらに続けて、PalmTopPaperの記事の話です。

前項の「(872)fastdbは、HP200LXをスピードアップして電池の持続時間を長くする」で、DBVIEWのことが書いてあったのにお気づきでしたか?

---- 1999年3月/4月号 -----
「2つの最終的なスピードアップ戦略」

データベースを高速化する2つの「必須」プログラムは、FASTDB.TSRとDBVIEW.EXEです。
これらのプログラムはどちらも、14ページの「データの基礎」の記事で説明されています。
----- -----
というところです。

DBVIEW.EXEは「必須」プログラムだというのです。

Super
それで、DBVIEW.EXEを「S.U.P.E.R Site!」からダウンロードして使ってみました。http://mizj.com/

結論から先にいうと、(いろいろ工夫してみましたが)日本語表示できませんでした。
データベースを英語だけで使うにはいいプログラムなんでしょうけどね。日本語では使えません。

ところで、PalmTopPaper(PTP)には、毎号、Basic Tips と Quick Tips という200LXのTipsが掲載されています。
これをまとめたデータベースがあるんです。これも「S.U.P.E.R Site!」サイトにあります。

Dbv99
DBVIEW(赤囲い)は英語しか表示できませんので、英語GDB専用のビューワーとして、上記のTipsのGDB(青囲い)と同じディレクトリに入れて置くことにしました。これらの英語のデータベース専用のビューワーとして使うことにします。

Scrn0000_20200809221901
上の図は、DBViewを起動させたところです。同じディレクトリにあるデータベースファイルが読み込みのボックス表示されています。

でも、このDBVIEWはあまり見やすい画面構成ではないと私は感じます。いちおう、DBVIEWの表示図を掲載しておきます。
Scrn0001_20200809222101
上の図は、Basic Tips を読み込んだところです。

Scrn0003_20200809222201
これは別のデータベース、ソルバーのTipsのデータベースで、項目のNoteを表示させた画面です。

なんとなく見にくい気がするのは、文字フォントのためかもしれません。
時間のあるときに、上記の四つのデータベースの内容に、目を通してみようと思います。

 

 

(872)fastdbは、HP200LXをスピードアップして電池の持続時間を長くする

(872)fastdbは、HP200LXをスピードアップして電池の持続時間を長くする

さらに続けて、PalmTopPaperの記事の話です。

今回お話するFASTDB.TSRのことも今まで知りませんでした。
下のgoogle翻訳をお読みになってください。(例によって表現を多少変えています)

---- 1999年1月/2月号 -----
「最適化のヒント」

データベース系のファイルについては、プログラムが大量の読み取りと書き込みをします。
そのため、(電池の持続時間を長くするには)予定表、電話帳、NoteTaker、データベースなどのデータベースプログラムのすべてのファイルをC:に保存します。

これらのプログラムはすべて「ディスク集中型」です。
一方、1-2-3、MemoおよびHP Calcは、操作中にディスクからの読み取りと書き込みをあまり実行しません。

データベースアプリケーションを使用している場合、FASTDBプログラムを使用してデータベースの操作を高速化できます。
FASTDB.TSRは、データベースを終了するまでデータベースエンジンがディスクに書き込むのを防ぎます。
そうして、バッテリをもう少し長持ちさせます。
----- -----

---- 1999年3月/4月号 -----
「2つの最終的なスピードアップ戦略」

データベースを高速化する2つの「必須」プログラムは、FASTDB.TSRとDBVIEW.EXEです。
これらのプログラムはどちらも、14ページの「データの基礎」の記事で説明されています。
----- -----

う~む。とっても魅力的なプログラムです(笑)。ダウンロード - fastdb.zip

で、その使い方は難しいんでしょうか?

Fast99 いえ、FASTDB.TSRをc:\_datフォルダーに入れておくだけなんですって。
なんとも簡単っ!

実際に私が試してみたら、ファイルアクセスが少なくなっているように感じます。
とくに不具合は感じません。

(463)200LXクリップボードの履歴を残す(2)」の動作が「アレッ」と思うくらいにスピードアップされました。
なぜだかわかりませんが、ディスクへの書き込み回数が減ったためだろうとは思います。
http://we-love-200lx.cocolog-nifty.com/blog/2010/06/463200lx2-7f74.html

電池寿命(持続時間)が長くなるかどうかについては、これから注意して見ていきます。

(871)HP200LXの?dbファイルの破損をチェックする

(871)HP200LXの?dbファイルの破損をチェックする

前項に続いて、PalmTopPaperの記事の話です。
今回お話するdbcheckプログラムのことは、いままで知りませんでした。ダウンロード - dbcheck.lzh

このブログで何回もお話してきたように、シスマネファイルが破損していることに気づくと、そのたびごとに修復しています。

でも、この破損チェックプログラムがあれば、破損したその日のうちにチェックすることができるのです。このプログラムを導入することで、ファイル修復の苦労が激減するだろうと期待しています。

記事は、PalmTopPaper(PTP)の1999年9月/10月号に「DBCHECKによるバックアップの問題の防止」というタイトルで掲載されています。

google翻訳の記事の要約を以下に載せておきます。
------------------
システムマクロやバッチファイルをアポイントメントに登録することで、バックアップを自動化できますので、ほとんどの方は、データファイルを毎日あるいは週に1回くらいバックアップしていると思います。

ただ、問題があるのです。

データベースファイルが破損してしまっていると、破損したままバックアップしてしまうことです。

では、データベース、アポイントメントブック、NoteTaker、またはPhoneBookファイルが破損しているかどうかはどのようにして調べたら良いでしょう?

確かに、アプリケーションでファイルを開いて、ファイル内のすべてのアイテムを表示してみればわかります。エラーメッセージが表示されれば、何かが間違っていることがわかります。 ただし、このような手順は時間がかかりますし、自動化ができません。

この問題を解決するために、Curtis Cameronは、ほとんどすべてのSystem Managerファイルを処理してエラーの可能性を探す特別なプログラムを作成しました。

エラーが見つからなければ、安全なバックアップを続行できます。
DBCHECKプログラムは著作権のあるフリーウェアで、以下からダウンロードできます。
http://cameron.hplx.net
----- 改変してあります。ごめんなさい。-----

------------------
DBCHECKプログラムはバッチファイルで使用することも、DOSプロンプトで単独で実行することもできます。

プログラムは、ADB(予定)、PDB(電話)、GDB(データベース)、NDB(メモを取る)、およびWDB(ワールドタイム)ファイルを含む、Palmtopのほとんどのデータファイルをチェックしますが、Lotus 1-2-3ファイルとPocket Quickenファイルはチェックしません。

DBCHECKを含む多くのプログラムは、DOSバッチファイルのERRORLEVEL変数を使用してアクセスできる結果コードを返します。

必要なチェックをすべて実行し、安全にバックアップできるサンプルバッチファイルを次に示します。 独自のPalmtopセットアップに合わせて変更する必要があります。

?DBファイルのいずれかにエラーがある場合は、メッセージがDBCHECK.LOGテキストファイルに記録されます。
----- 改変してあります。ごめんなさい。-----


さて、そういうことで、私の200LXの例をお話します。

Db99
図のように、dbcheck.comをc:\binディレクトリに入れておきました。
   
以下は、私のバッチプログラムの一部です。   
Db98
この項の最後にPTPに掲載されていたバッチプログラムを載せておきますが、それを自分用に改変してあります。
   
Db97
バッチプログラムは、毎晩、11時50分に起動するように、Appointmentに登録してあります。
このバッチプログラムが実行されると、c:\にdbcheck.logというファイルが生成されます。

通常は、logにNoProblemと記入されています。
問題(error)があれば、バックアップそのものが実行されないはずです。
  
ファイルにerrorがあるようなら、errorを修復する必要があります。
このことは、以前にも何回もお話していますが、またお話ししようと思っています。

以下は雑誌に掲載されていたバッチプログラムです。
私はこれを改変して使っています。

----- バッチプログラム例 -----
@echo off
rem SafeBkup.bat
dbcheck *.?db >dbcheck.log
if errorlevel 2 goto error
rem All is OK, so back them up
copy *.?db a:\
goto end
:error
echo Warning! A possibly corrupted file was detected!
echo Files were not backed up.
:end
----- 改変なし 雑誌掲載のまま -----

(870)nopscr.comで[PRT SC]を阻止できる.

(870)nopscr.comで[PRT SC]を阻止できる.

私は日々の予定をHP200LXのAppointmentで管理し、日誌をNoteTakerで記録しています。Todo(しなければならないことリスト)はDataBaseに記入しています。

上記の3種類の記録を一ヶ月ごとにテキストファイルに書き出して、合体したうえで、テキストファイルとして保存しています。
このようにすることで過去の記録を一元管理できますし、grepを使うことで過去の記録を検索することができます。
30年間のこのような記録が私の200LXに入っていますので、自分の過去の行動をいつでも振り返ることができます。

そのように、Appointment、NoteTaker、DataBaseから、毎月テキストファイルに書き出すのですが、間違ってプリンターにプリントアウトしようとすることがしょっちゅうあります。

Npo97
上の画面のように、Printerのほうで黒く反転したラジオボタンを、Fileのほうに変えてから、[F10]を押すべきなのです。
でも、ついうっかり、Printerののほうを指定したまま、[F10]あるいは[enter]を押してしまって失敗します。

そのたびごとに、「あっ、しまった!」と思って、20~30秒くらい待たなければなりません。

コメントを下さった「うめたろう」さんにお返事じしたように、このところPalmTopPaperの過去記事を読みかえしています。読み返してしていて、表記のnopscr.comのことが書いてあることに気づきました。ダウンロード - nopscr.lzh

nopscr.comのことは、ムカシ読んだことがあるのです。でも、使わないままですっかり忘れていました。

今回、「そうだ!」「nopscr.comを入れれば、20~30秒待たなくていいんだ!」と思い出しました。

Nop98
それでさっそくa:\binのフォルダに入れて、200LXの起動ファイルに、c:\bin\nopscr.comの一行を加えました。

Nop99
今ではもう、200LXからプリンターに直接プリントアウトすることはないんです。
ですから、むしろ、[Fn]+[0]の「PRT SC]は使えないほうがいいんです。
  
これで、20~30秒のイライラ待ち時間が解消しました。



2020年8月 8日 (土)

(869)カテゴリーの入れ替え整理をしました。

(869)カテゴリーの入れ替え整理をしました。

このブログではカテゴリーを9種類に分類しています。
カテゴリーは、表示される画面の左側の袖部分(青色)に表示されています。
New_category 
検索を容易にするためにカテゴリーに分類しているのですが、カテゴリーによっては、項目数が多くなりすぎて必要な項目を探すのが困難になってきていました。

一方で、せっかくカテゴリーに分けているのに、項目数が少なく、あまり追加されずに不活発になっているカテゴリーもあります。

96old2
前者は「7.200LXの操作」で、後者は、「4. 辞書・辞典・事典」と「5.岩波英和辞典新板」です。

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私自身が項目を調べようとするときに、「7.200LXの操作」の項目が多すぎて不自由するようになっていました。98new

そこで、冒頭の図のようにカテゴリーの整理をしました。

  
「4. 辞書・辞典・事典」と「5.岩波英和辞典新板」を合体して、「4. 辞書全般(岩波英和辞典も)」としました。

 
99new2一方で、「7.200LXの操作」を「5. 200LXの操作(シスマネ内)」と「7. 200LXの操作(シスマネ外)」に分割しました。

ほかのカテゴリーは以前のままです。

これで、「200LXの操作」について、項目を探すのが楽になります。


----- 以前のカテゴリー分類 -----

(700)いままでの記事をカテゴリー分類しました。2016年12月13日 (火)
http://we-love-200lx.cocolog-nifty.com/blog/2016/12/700-958a.html

すでにお気づきの方もいらっしゃると思いますが、このブログのぜんぶの記事に、カテゴリー分類の属性をつけました。

分類したカテゴリーは、ブログの左ソデにあるように、

1. 個人の情報管理(Appoint, Phone, Todo, Notetaker, Database )
2. 読書と知的生産
3. 人生設計と投資
4. 辞書・辞典・事典
5. 岩波英和辞典新板
6. Lotus123 と Solver
7. 200LXの操作
8. 200LXの修理・改造
9. その他・雑

の9種類です。

以前から、ブログ内容の変遷を見てみようと思っていたので、この分類をもとにして、いつごろどんなことを話題にしているのかの変遷を見ていようと思っています。

2020年8月 2日 (日)

(868)とても面白い本『戦国大名の経済学』川戸貴史著.講談社新書.

(868)とても面白い本『戦国大名の経済学』川戸貴史著.講談社新書.

今回は書評です。久しぶりにマトモに読みました。

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私はほとんど毎日、神奈川県で何番目かに大きな藤沢ジュンク堂書店に立ち読みに生きます。毎日の散歩のようなものです。

書店では、マンガと学習参考書の棚以外はほとんど見て回ります。中でも新刊の新書のコーナーはかならずチェックしています。

数週間前にこの『戦国大名の経済学 (講談社現代新書) (日本語) 新書 2020/6/17 』が目にとまりました。
いつのもように、「はしがき」と目次に目を通してから、本文のめぼしいところをざっと読みました。
「こんなことをテーマにした本は見かけたことはないぞ」「面白そうだな」と思って、購入してきました。

本の内容は、Amazonの紹介文には、
「戦国大名は平時から、自領内での経済力の増大に、つねに意を注がなければなりませんでした」「お金がなければ戦争など、できうるべくもなかったのです。」「専門家が書いたものとして1冊の新書全体でこの問題を扱ったものは、現在、ほぼ皆無に近い状態です」
とあります。(詳しくはAmazonのサイトを読んでください
https://www.amazon.co.jp/%E6%88%A6%E5%9B%BD%E5%A4%A7%E5%90%8D%E3%81%AE%E7%B5%8C%E6%B8%88%E5%AD%A6-%E8%AC%9B%E8%AB%87%E7%A4%BE%E7%8F%BE%E4%BB%A3%E6%96%B0%E6%9B%B8-%E5%B7%9D%E6%88%B8%E8%B2%B4%E5%8F%B2-ebook/dp/B089SV33CX/ref=sr_1_1?dchild=1&qid=1596341110&s=books&sr=1-1&text=%E5%B7%9D%E6%88%B8+%E8%B2%B4%E5%8F%B2

そうなんですよね。私は戦国時代の武将たちの話を、現代の視点で読みます。
現代と同じようにお金(経済力)がなければ、統治も戦争もできなかったはずです。
その経済的な基盤はどうなっていたのか?そのことに触れた書籍ははじめて目にしました。
エポックメイキングな本だと思います。

私は、本を読んで面白いところは、書き出して200LXに保存しています。
----- その一部 -----
044 人間一人あたりは身請け10万~70万円. 身請けがなかった人々は、下人(奴隷) として売買に供されたか、あるいは拉致してきた者が自ら使役(しえき)したのだろう

058 大内氏は平安時代後期に周防国(すおう)に土着(どちゃく)し、在庁官人となった.その後、鎌倉時代にかけて、この国衛を代表する存在にのし上がった.1360年代に周防・長門の守護(しゅご). 両国に地頭( じとう).

063 北条氏は16世紀、五代およそ100年にわたって、南関東と伊豆国 .

075 段銭・棟別銭は大名独自の財源
077 年貢以外の課税は、田には段銭、畠には懸銭、用地には棟別銭.

088 戦国大名とは、領国の「経営」を行う組織でもあった.

096 安土城.石垣の人件費だけで2000万円天主の柱だけで2500万円.建築技術者の人件費23憶4000万円.築城の労働者6~7億円.総経費は100億円.当時の日本の経済規模は、現代の1%にも満たない.

171 15世紀から、西欧各国が地球規模のネットワー ク構築を希求し始めて, 16世紀に入って、世界は人的ネットワークが地球を一周する時代に入った.史上初めて「グローバル化」の時代を迎えた.

212 12世紀後半(平安末期) に中国から持ち込まれた銭が普及したことで、中世に貨弊が定着した.その秩序は15世紀半ばまでおおむね安定していた.

249 信長の撰銭令のあとで、市場動向におされて、米が貨弊として使用されるようになった.

253 検地と石高制年貢を安定的に徴収するシステムを構築し、運営することが、政権維持には何よりも重要だった.
システムを安定させるために最も重要なことは、納入する側からみて適切な負担かどうかが可視化されていること、つまり公平であることだった.

257 すでに1570年代後半には織田氏の領国で石高制が採用されていた.
この政策は、確実に後の豊臣政権に引き継がれた. 豊臣政権下では、年貢徴収のみならず、軍役などのさまざまな役負担の基準がすべて石高に統一された.これが江戸幕府にも承継されることになった.
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戦国の武将は、「人間狩りをするな」という命令をしょっちゅう出していますよね。
逆にいうと、戦争のときに捕まって奴隷にされたり、売り飛ばされた人たちが多くいたということですね。ある面では悲惨な時代でした。

江戸時代は何百年も安定が続いた時代でした。しかし、江戸時代以前に地方で何百年も安定が続いた時代もあったことがわかります。

戦国時代の日本の経済規模は、現代の1%にも満たないのに、よくもあちこちに巨大な城を建てたものだと思います。それだけの経済的な背景があったのですね。民衆が過酷に搾取されていたのでしょうか。

江戸時代の石高制は、貨幣(銭)が欠乏した戦国時代に始まったととのことです。どうしてしっかり貨幣経済を構築しなかったのか、そういう考えがなかったのか興味深いことです。

私は200LXを持ち歩いていて、(個人的な)経済状態を計算・把握に努めています。
そういう私の性質からみて、非常に面白い本でした。

2020年8月 1日 (土)

(867) 200LXを床に落としてしまって底蓋破損.

(867) 200LXを床に落としてしまって底蓋破損.

3ヶ月前に底蓋ポストの修理をしたばかりだというのに((836)HP200LX の底蓋ポストの再補修。)、また、修理することになってしまいました。http://we-love-200lx.cocolog-nifty.com/blog/2020/05/post-2d7cfb.html

きのう、イキナリ!ステーキに昼食を食べに行ったのですが、うっかり、椅子の上に200LXを置いてしまいました。
タイルの床に滑り落ちて「ガチャン」という音で「しまったぁ!」とびっくりしました。落としてから気づいたのですが、椅子の座面が凸形をしていました。

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昼休みが終わって事務所に戻ってみると、たぶん底蓋の一カ所のポストの破損です。パックリと口が開いていました。

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事務所には交換用の底蓋を用意していないので(修理の時間もないし)、とりあえずテープで止めておきました。

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底蓋ポストの一カ所だけの破損なので、きつくテープを貼っておけば、少なくとも帰宅するまでは普通に使えます。

自宅マンションに戻ってから、分解して内部を見てみると、やはり一カ所のポストの破損でした。
破損した底蓋の内側四隅に接着してある小金属片が、少し変形して取れてしまっていました。

底蓋の交換は、しょっちゅうしている作業ですので、要する時間は30分程度です。

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破損している底蓋は、金属片を整形して、エポキシ接着剤で接着補修しておきました。
補修しておいて、次回の交換に備えます。

ところで、今回のように200LXはときどき壊れます。
しかし、うまく壊れてくれるものです。

これは、マザーボードと液晶表示部がクラムシェル形のプラスティック外装に包まれている形状のためだと考えています。

200LXでいちばん大事なのはデータが入っているSDカードです。
つぎに大事なのが液晶表示部、そしてマザーボードです。

SDカードはもともと丈夫にできています。かなりの衝撃に耐えられるようになっています。
それが、SDカードホルダーに入っていて、さらに200LXに内蔵されているのですから、めったなことでは物理的に壊れません。

こわいのはファイルの破損ですが、それも、定期的にバックアップしておけば、ファイルの破損もさほどこわくありません。

200LXはうまくできているものだと感心してしまいます。

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