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2020年9月13日 (日)

(884)稚拙な新聞書評。

(884)稚拙な新聞書評。

ここまで稚拙な書評にはなかなかお目にかかりません。天然記念物なみの稚拙さです。

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対象となっている本は、『東條英機』一ノ瀬俊也著 文春新書1200円です。

この書評は、「東條英機とその時代を知る上で、きわめて興味深い。ぜひ一読をお勧めしたい」というフレーズから始まります。

この本は新書で1200円の価格ですから、新書としてはかなり充実した内容の本だろうと想像します。副題が「『独裁者』を演じた男」となっています。本の題名と副題とからでは、本の内容を推察する手がかりはほとんどありません。そういうことからすると、本の内容はかなり専門的で、東條英機に限定してずいぶん詳しい考察をした、充実した本だろうと思います。たぶん、著者としてはかなりの力作だろうと思います。

しかし、この書評は書き出しがきわめて悪い。評者としての能力はかなり低いとみなさざるをえないです。

なぜ、そのように考えるのか?をお話します。

それは、「ぜひ一読をお勧めしたい」の一文のためです。

だれにこの本を「お勧め」したいんでしょうか? 幼稚園のこどもでしょうか? 小学生でしょうか? 中学生・高校生でしょうか? ビジネスマンでしょうか? 家庭の主婦でしょうか? シニア(中高年)でしょうか?

掲載されているのは日本経済新聞ですから、新聞のおもな読者はビジネスマンだと思います。ビジネスマンのお父さんが日経新聞を購読していてて、お母さんも子どもたちも読むと思います。それが一般的でしょう。

もし、ビジネスマンにこの本をお勧めすると仮定したら、書評の中ではどのようにビジネスに役立つかを書くべきでしょう。
「一般社会常識として知っておくのが良い」「教養として読んでおくのが良い」ということならそれはそれでよいです。しかし、書評はそういう観点から書くべきです。
(お勧めする対象に「お母さん」あるいは「子どもたち」も入っているなら、さらにそういう配慮も必要です)

あまりにくだらない書き出しなので、私としてはマトモに読む気にはなりませんので、書評の全体をざっと流し読みすると、どうも「お勧めする」対象は、東條英機の研究者とか、太平洋戦争についての研究者、あるいは天皇制研究者、日本軍に対しての研究者、当時の政治の状況についての研究者などのようです。

でも、それならそれで、「太平洋戦争勃発に興味を持っている人には」「とくに一読をお勧めしたい」というように、すすめる対象を限定する必要があるでしょう。小中学生や家庭の主婦が対象ではない、と書くべきです。

そういう意味で、この書評はターゲットを想定していないですね。

大学の名誉教授とかになると、一般人がどんなことを考えて、どういうふうに生活しているのか?ということがわからなくなっちゃうんでしょうか?

こういう書評を掲載してしまう日経新聞の編集部(担当者)も、読む対象者を絞れていないということで、同じようにレベルが低いということが見透かされます。

こういう、「私はボケ老人でございます」っていうようなみっともない文章は、おおやけの場で書きたくないです。
ここのような個人ブログでのつぶやきなら許されるとは思いますけどね、、、、、、

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