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2021年2月23日 (火)

(903)ほったらかし投資はそんなによい投資法ですか? その3

(903)ほったらかし投資はそんなによい投資法ですか? その3

前項で、「最悪で3分の1が失われるって、すごく大きい」とお話しました。

「30歳から60歳まで30年間コツコツ貯金した3000万円があるとします」「ほったらかし投資をしていたら、1年で1000万円が失われるかも知れない」「10年間貯金したぶんが一年で吹っ飛んでしまうことになる」とお話しました。

「ほったらかし投資」の批判を考えていたら、「長期投資のワナ ほったらかし投資では儲かりっこない」っていう本が出版されていることを知りました。
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さっそく近くの大型書店で内容をチェックしようとしましたが、欠本になってました。残念っ。
(本の内容が気になる方は、Amazonのレビューを読んでみてください)(図はAmazonから拝借しました)

気を取り直して、前項でお話したことをさらに具体的に検討してみようと思います。

一年間の現金手取り収入が600万円(税込年収では750~800万円くらい)の人がいるとします。
老後のために収入の2割~3割を貯蓄する必要があるといわれていますので、年間で120万円の貯蓄をすると仮定します。
一ケ月10万円貯金するということになりますね。
25歳から65歳まで40年間貯蓄したとして65歳時に4800万円の老後資金を貯めることができています。
でも、若いときは収入も少ないですし、子育ての時期でお金がかかるとかいうこともありますから、3000万円くらいの貯蓄があれば上出来なんじゃないかしら。

その3000万円の全額が「ほったらかし投資」だったとして、65歳前後のころに3分の1が消えてしまったらどのように感じるかということです。
「ああ株式投資なんかするんじゃなかった!」「資産を増やそうなんて夢を見るんじゃなかった!」「今後は投資に手を出さないで残った資産を大事にしていこう」と思うんじゃないでしょうか。

山崎元が、「ほったらかし投資」では「年率5%くらいで資産が増えていく」「最悪で3分の1が失われる可能性がある」というのは、じゅうぶんな根拠があって言っています。
そのことは信頼して良いて思います。

そうだとすると、「最悪で3分の1が失われる」ことを想定した場合、この人は、いくらまでなら「ほったらかし投資」にしておけばよかったんでしょうか?

ここらへんはその人の性格による部分が大きいと思います。
私のようなギャンブル的な性格なら損失を500万円くらいまで許容できると思います。
私の家族のように「少しでも損失がでるようなら、定期預金のほうがマシ」という人もいると思います。

でも、手取り収入が600万円だとしたら、損失の上限は最大で年収くらいまでが一般的な感覚じゃないかと思います。
最大の損失を600万円まで許容できるとしたら、「ほったらかし投資」はその3倍の1800万円までということですね。
年収の半分までだとしたら、900万円までということになります。

そういうことを考えると、「ほったらかし投資」できるのは、一般的には手取り年収の2~3倍くらいが限度じゃないかと思うんです。
この年収の2~3倍というのは、積立投資の積立額の場合でも、一括投資の場合でもおなじように考えて良いと思います。

収入がほとんどなくなった年金生活者の場合は、どういうふうに考えたら良いでしょうか?
年間の生活費の総額を手取り年収金額として考えれば良いと思います。
つまり、年間400万円で生活しているなら「ほったらかし投資」は2~3倍の1000万円程度までにしておくのがよいと思います。

手取り年収が600万円の人が積立投資をしていて、上限の1800万円とか2000万円に達したら、それ以上は別の運用方法にしたほうがいいだろうと私は考えます。

確かに「ほったらかし投資」のことは、私も良い方法だと思います。

しかし、どれくらいの年収の人が、どれくらいに金額を「ほったらかし投資」に任せてよいのか? ということを考えるヒントが提示されていないのがマズいと思っています。

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