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2021年2月21日 (日)

(902)ほったらかし投資はそんなによい投資法ですか? その2

(902)ほったらかし投資はそんなによい投資法ですか? その2

「ほったらかし投資」とういう言葉は、朝日新書の『ほったらかし投資術』(2010年)ではじめて使われるようになったと思います。

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この本は山崎元と水瀬ケンイチの共著です。山崎元の主張は現代投資理論を踏まえてのことなので、内容的にはじゅうぶん信用できます。

「ほったらかし投資術」はどういうものなのか?は、「簡単・少手間・合理的!「ほったらかし投資術」2019年最新版」を読むのがイチバン早いです。

いちおうまとめておくと、、、
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「ほったらかし投資」の定義だが、
(1)誰でもできるくらい簡単で、
(2)かけるべき手間がごく少なく、同時に
(3)合理的でもある投資方法
もっと短くまとめると、「簡単・少手間・合理的」な投資。
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具体的な手順
【手順1】生活に必要な資金を別途確保する
【手順2】上記以外の運用資金の中で、リスクを取ってもいいと思う金額を内外のインデックス・ファンドに投資する
【手順3】リスク資産について、企業型確定拠出年金、iDeCo、一般NISA、つみたてNISAなど税制上有利に運用できる制度を極力大きく利用し、こうした口座に、自分の投資全体の中からリスク資産部分を集中する
【手順4】リスク資産内の配分は追加投資・部分解約の際に緩く調節する
【補足1】自分の買値・現在の値段に拘らずに追加投資・部分解約を行う
【補足2】金融マンや商品を売るお金の専門家のように人に、「自分をほったらかして貰えるようにする」ことこそが「ほったらかし投資術」の「奥義!」だ
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『ほったらかし投資術』よりも、もう少し詳しく書いてある本は『超簡単お金の運用術』(山崎元)です。

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こちらの内容もネットで読むほうが早いです。

「超簡単お金の運用法を改訂する(上)」

いちおう転載しておきます。
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・当座の生活に必要なお金(たとえば生活費三カ月分程度)を銀行の普通預金に置く。
・ 残ったお金を、リスクを取ってもいいと思う「リスク運用マネー」と、元本割れを想定せずに済む「無リスク運用マネー」に分割する。この場合、「リスク運用マネー」は「無リスク運用マネーよりも平均すると5%利回りが高いが、最悪の場合、一年で3分の1が失われる可能性がある」と考えて、好きな金額を割り当てる。
・「リスク運用マネー」は、「TOPIX連動型上場投資信託」(コード番号1306、野村アセットマネジメントが設定・運用)と「SMTグローバル株式インデックス・オープン」(三井住友トラスト・アセット・マネジメントが設定・運用)に、半々に投資する。(注1)
・「無リスク運用マネー」は、「個人向け国債」(一〇年満期タイプ)又は「MRF」(マネー・リザーブ・ファンド)で持つ。あるいは一人一行一千万円未満なら銀行預金で運用してもいい。(但し、外貨預金はダメ)
・大きな支出の必要が生じたら、「リスク運用マネー」あるいは「無リスク運用マネー」の何れかを「躊躇なく」部分解約してこれに充てる。
・NISA及び確定拠出年金を最大限に利用する。(注2)
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私が「ほったらかし投資」を批判したい点を挙げておきます。

(A)「最悪の場合、一年で3分の1が失われる可能性がある」と考えておく。
(B)だいたい半々で日本株と外国株のETFに投資する。
(C)NISA及び確定拠出年金を最大限に利用する。
 というような点です。

まず(A)のことをお話すると、「最悪で3分の1が失われる」って、すごく大きいですよ。
たとえば、老後資金として30歳から60歳まで30年間コツコツ貯金した3000万円があるとします。
それが、「ほったらかし投資」をしていたら、1年で1000万円が失われるかも知れないというのです。
これはすごく恐いです。
だって、10年間貯金したぶんが吹っ飛んでしまうんですよ。
それを「覚悟しなさい」っていわれても、覚悟できる人っているんでしょうか?

次に(B)のことです。
日経平均株価は、前項の新聞記事のように、先日30年ぶりに3万円台を回復しました。
でも、その間は株価がほとんど上昇しなかったようなものです。
他方、米国株も欧州株も株価が大幅に上昇しているんです。

こういうことを考えると、将来の株価の上昇でも、外国の株価の上昇のほうが日本株の上昇が低いことが予想されます。
だとしたら、むしろ日本株へは投資しないほうが良いでしょう。

さて(C)のことですが、NISAでは利益に税金がかからないものの、損失と利益を相殺できません。
また、IDECOは60歳以上は使えません。
そのうえNISAもIDECOも枠が小さすぎて、すぐにいっぱいになってしまって使い勝手が悪いです。

次の項で、この(A)(B)(C)の各項目をもう少し詳しく検討します。

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