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カテゴリー「4. 辞書・辞典・事典」の39件の記事

2016年12月13日 (火)

(699)新聞記事にも取り上げられている『熟語本位英和中辞典』

(699)新聞記事にも取り上げられている『熟語本位英和中辞典』

(695)で『熟語本位 英和中辞典』( 斎藤 秀三郎 著)のことをお話しました。http://we-love-200lx.cocolog-nifty.com/blog/2016/11/695-3231-1.html

P1070211 私は、この辞書があんまり実用にはならないと考えていますが、12月3日の日経新聞(夕刊)に記事として取り上げられていました。

「10月下旬に発売され」て「好評を博している」とのことです。記事の中で斎藤 秀三郎の紹介があり、新版では漢字仮名遣いが改められて古い漢字に振り仮名を付けてある、と書いてあります。全文検索用のCD-ROMが付属していることも書いてあります。

最初の2500部は完売して、千部を増刷したとのことです。大きな図書館では購入するでしょうから、それで初版は売り切れたのだろうと思います。

しかし、個人としては、かなりの好事家じゃないと購入しないだろうと思います。

もしできれば、どこかの図書館でCD-ROMがどんな具合かを見てみたいです。

P1070207 岩波書店のPR雑誌である「図書」でも取り上げられています。「図書」はPR用ですから取りあげられてまぁ、当然だとは思います。
      
      
      

P1070196 書き出しはこんな風です。

「百年前に初版が出た斎藤秀三郎の『熟語本位英和中辞典』が漢字かな遣いを現代風にして注やルビをつけ新版になって出ると聞いて、どうしてまたと不思議に思った」

ちょっと違和感を感じる書き出しです。シロウトである私でも出版されるのをだいぶ前から楽しみにしていたくらいなのに、英語を専門にしているらしい著者が「出ると聞いて」なんですかね。

「どうしてまたと不思議に思った」というのは、旧版を読んだことがないんですかね。

文章の中ごろには、「とにかく、こんな時代になぜ百年前の英語辞典をあらためて出すのだろう」という文章もあります。

そういう英語研究者(翻訳家のようです)が書評を書く資格があるんでしょうか?

この記事の中では、(696)でお話した斎藤秀三郎先生の『斎藤和英大辞典』と、(697)でお話した勝俣銓吉郎先生の『新英和活用大辞典』にも触れています。

でも、なんとなく、「頼まれたから『熟語本位英和中辞典』のことを書きました」っていうふんいきの文章です。文章表現も下手だし、あんまり面白くない紹介記事です。

そのうちに、いろんな英語の専門家がブログなどで書評とか紹介記事を書くでしょうから、ときどきネット検索してみようと思っています。

Amazonのレビューにも、すぐれたレビューが投稿されることがありますから、楽しみに探してみようと思っています。

2016年11月29日 (火)

(698)斎藤秀三郎先生は齋藤和英大辞典も出している。

(698)斎藤秀三郎先生は齋藤和英大辞典も出している。。

(695)で『熟語本位 英和中辞典』(斎藤 秀三郎 著)のことをお話しました。http://we-love-200lx.cocolog-nifty.com/blog/2016/11/695-3231-1.html

今回は、その齋藤先生の「和英大辞典」の話です。

P1070133こちらの写真を見ていただくほうが話が早いです。新聞記事のスクラップですが、何月何日の記事だか記憶も記録もありません。名著普及会から再版されたのが1983年ということはわかっていますので、そのころの記事だと思います。

記事の中で、『熟語本位 英和中辞典』にふれていて、この和英大辞典のほうは51年ぶりに復刻された、と書いてあります。

(695)では、easyの語とbestの語について見てみましたので、今回もなるべくそれに沿って、「易しい」と「易い」の項を見てみます。英和中辞典と同じ用例が載っているんだろうか?(bestに相当する和英辞典の索引語は割愛)

P1070116「易しい」のほうでは共通の用例はないようです。

 

 

 

 

 

P1070122「易い」のほうでは、
English is easy to learn.
This book is easy to understand.
などが同じ用例です。

同じように easy の語を使っていても、英和辞典と和英辞典では用例を変えていますから、膨大な用例を収集していたのだろうと想像できます。

P1070139新聞スクラップには「頼山陽」の有名な詩の「鞭声粛々夜河を渡る」の全文が訳されている、と書いてあります。

「粛々」の項には、なるほど英文訳が載っていますが、漢文も英文も私にはちょっと難しい(苦笑)

私にとっては、古い辞典たちは記念碑みたいなもので、実用にはなりません。
実用になるのは、200LXに入れてある「岩波英和辞典新版」「研究者英和和英中辞典」「ジーニアス英和和英辞典」「リーダーズ英和辞典」などです。

とうめん、これで用が足りていますので、紙の辞書を引くことがほとんどなくなりました。

200LXには、光の辞典(講談社パックス英和辞典、和英辞典、清水国語辞典)も非常に便利に使っています。

これらの辞書・辞典のことは、以下の項からたどってお読みになってください。

http://we-love-200lx.cocolog-nifty.com/blog/2007/04/77_4797.html
(77)「光の辞典」のこと

(145)リーダース英和辞典を200LXで引いてみると
http://we-love-200lx.cocolog-nifty.com/blog/2007/12/155200lx_ddb2.html

(147)研究社英和中辞典を200LXに導入しました。
http://we-love-200lx.cocolog-nifty.com/blog/2007/12/147200lx_a2ea.html

(299)ジーニアス英和・和英辞典(電子ブック)を入手しました
http://we-love-200lx.cocolog-nifty.com/blog/2008/11/299-d2ff.html

(576)岩波英和辞典新版の用例「W」「X」「Y」「Z」
http://we-love-200lx.cocolog-nifty.com/blog/2011/10/576wxyz-86be.html

(697)ほかにも偉大な英語熟語辞典がある。『新英和活用大辞典』(勝俣銓吉郎著)

(697)ほかにも偉大な英語熟語辞典がある。勝俣銓吉郎著の『新英和活用大辞典』(研究社)

前項で最近の『新クラウン英語熟語辞典熟語辞典』のことをお話しました。http://we-love-200lx.cocolog-nifty.com/blog/2016/11/696-60f5.html

P1070087「最近の」でなければ、もっとすごい熟語辞典があります。『新英和活用大辞典』勝俣銓吉郎著(研究社)です。勝俣先生の辞典のほうは斎藤先生よりもずっと後世で、昭和に入ってからの辞典です。

こちらは、単なる「熟語辞典」ではないです。もっと広い概念の「連語」(コロケーション)の辞典です。

「単語が他の単語と結合することで、ひとつの表現単位になる」ということに着目して、勝俣先生が30年かけて膨大な用例(12万例)を収集して作ったそうです。
そういう考え方で英語辞典を編纂したのは勝俣先生が世界初です。すごい発明だなあ。

初版は1958年です。一度、原稿を戦火に焼かれて、その後、また採集しなおしたように記憶しています。

この辞書を引くたびに「スゴイ!人間ワザじゃないなぁ」と思います。一人の人間がこんな偉業を達することができるんだろうか。

P1070092その後、研究社が編纂し直して、『新編 英和活用大辞典』として出版しています。新編のほうが大型になっちゃったので、辞書を引くには勝俣先生の辞書のほうが引きやすいです。でも、レイアウトも含めて新編のほうが読みやすいです。

前項・前々項と同じように、easyの項とbestの項を「新編」の辞書のほうで見てみることにします。

P1070113コロケーション(連語)の辞書なので、「語の結びつきかた」ごとに用例をまとめてあります。このeasyの語では、「副詞」「+前置詞」「+to do」「雑」の四つの部に分けてあります。

斉藤先生の辞書と勝俣先生の辞典で同じ用例は、Take it easy. easy to learn, easy to understand (easy to ~)くらいかな。たったひとつの語を見てみるだけでも、語に対してのかなり姿勢(辞書の性格)が違うことがわかります。

P1070109bestの語では、「動詞+」「「形容詞・名詞+」「前置詞+」、、などの部分に分かれています。

この語でも、語義も用例もまったく違います。共通なのは at best, make the best くらいかな。

「語の結びつき方」に着目して記載がわかれているので、引くのも読むのも、勝俣先生の辞典のほうが見つけやすくて理解しやすい。

ま、いずれにしても、私のような門外漢には宝の持ち腐れか(自嘲)。

2016年11月25日 (金)

(696)最近の英語熟語辞典はどうなっている?

(696)最近の英語熟語辞典はどうなっている?新クラウン英語熟語辞典

前項で、1915年刊行の『英和中辞典』 斎藤 秀三郎 (著)のことをお話しました。http://we-love-200lx.cocolog-nifty.com/blog/2016/11/695-3231-1.html

100年前の辞書なので、けっこう読みにくかったです。じゃ、最近の英語熟語辞典は引きやすくて読みやすいんでしょうか?

P1070060060 といっても、手元にあるのは、「最新の」ではなく「最近の」『新クラウン英語熟語辞典熟語辞典』です(笑)。これ以降も本格的な「最新の」英語熟語辞典があるだろうとは覆います。
   
   
   

 

 

P1070083083 この辞典の帯には、「本書の出現は英語熟語辞典編纂史上に一時期を画するものであった。これほど多くの熟語を収録し、そのほとんどすべてに用例を示しているような辞典はどの外国にもなかった」と自賛しています。

確かになぁ、初版が出版されたときにはもの珍しかったなぁ、、、お金がなくて買えなかったけど、、、(遠い目)。

P1070072072 さて、前項と同じように「easy」の項を見てみます。レイアウトがぜんぜん違う。ずっと見やすいです。熟語の選択もかなり違うし、同じような熟語だとしても用例がぜんぜん違う。

じっさいに英語を読んでいるときに引く辞書としては、こちらのほうが引きやすそうです。

 

 

P1070061061 ついでに「best」の項の最初の方も載せておきます。最近の辞書らしく、辞書の段組が読みやすいです。
   
   
   
   

こうやって、最近の熟語辞典と100年前の熟語辞典とを比べてみると、熟語を引くという目的の普段使いとしてはこちらの辞書のほうが引きやすいですね。

使い方としては、一般的な学習辞典を引いてみて、自分にピンとくる語義・句義・用例がない場合に、100年前の斎藤秀三郎の辞書を引いてみるという使い方になるかと思います。

もっとも、私の場合、あんまり英文を読まなくなったから、宝の持ち腐れです(苦笑)。

(695)やっと新版登場:熟語本位 英和中辞典

(695)やっと新版登場:熟語本位 英和中辞典 斎藤 秀三郎 (著)

田中菊雄先生の『岩波英和辞典新板』のことをいろいろ書いたのですが、そのついでのような感じで、斎藤 秀三郎 (著)の『熟語本位 英和中辞典』のこともお話したことがあります。((492)熟語本位 英和中辞典)http://we-love-200lx.cocolog-nifty.com/blog/2010/10/post-6491.html

(492)では、「もう読むことはないだろうけど、歴史的な辞書だから一冊買っておこうか」と考えて、Amazonで買ったことをお話しました。

英語学史、英語辞書史の上では、名著なのかもしれませんが、「個人的には、いまさら、使いものになるような辞書ではないと思います」とも書きました。

P1070018 英語の専門家からすると貴重な辞書なのかもしれませんが、私は専門家ではなくて、たんに学生のときに使っていた程度なんです。
出版元の岩波書店には再版の要望がかなりあったようで、PR雑誌の『図書』には、再版の告知がなされていました。
最初は今年の7月くらいに出版されるということだったので楽しみにしていましたが、11月になってやっと本屋さんに出回りました。
写真のようなパンフレットも本屋さんに置かれています。

旧版と新版は内容的には同じということです。読みやすいように現代仮名遣いに変えたりしてあるということです。

そこで、パンフレットに掲載されているページを旧版のページと比べて見てみます。

P1070022この写真は、パンフレットにある「easy」項です。旧版の方は印刷用の活字がすり減っているのかもしれませんが、下にある旧版のよりも読みやすいです。

 見出し字のレイアウトを変更してありますし、行間・字間も調整されていて、かなり読みやすくなっています。旧字体から新字体になっていることも、新仮名遣いになっていることも、あいまって読みやすいです。

P1070041それでも、じっと見ているうちに、また、読んでいるうちに、だんだん旧版の字体に目が慣れてきて、読みにくいというほどでもないか、としだいに思えてきました(笑)。

 

P1070045でも、やっぱりレイアウトは新板のほうが見やすいですね。
  
  
  

 

   
  

P1070027次に、パンフレットにある「best」の項も見てみます。
   

 

 

   
   

P1070049新板と旧版の日本を表示を読み比べていると、新字・新仮名遣いは、なんとなく間が抜けているような感じになってくるなぁ、、、旧版でも良かったような気がしてきました。

ところで、新板には大きなメリットがあります。パンフレットには「全文検索おできるCD-ROM付」と書いてあります。本屋さんで現物の辞書を見てみると、旧版と新版がのPDFがCD-ROMに入っているようです。

CD-ROMが付属しているのは大きなメリットですが、パソコンで辞書引きができるわけではなく、文字列を検索して「読む」ことができるということなんですね。

いずれにしても、私はこの辞書の新版は買わないと思います。ちょっと物欲はあるんですが(笑)、家族からは断捨離を言われているし、書架に空きがあんまりないし、実用に使える辞書でもないですので、、、

2010年10月15日 (金)

(492)熟語本位 英和中辞典

(492)熟語本位 英和中辞典 斎藤 秀三郎 (著)

2項前の「(490)ヤクオフに岩波英和辞典新版 出品」を書くときにAmazonで「岩波英和辞典」の語で検索してみました。

そしたら、ヒットした中に「熟語本位 英和中辞典 斎藤 秀三郎 (著)」の古本が出品されているのを見かけました。2万円以上の高値です。http://www.amazon.co.jp/%E7%86%9F%E8%AA%9E%E6%9C%AC%E4%BD%8D-%E8%8B%B1%E5%92%8C%E4%B8%AD%E8%BE%9E%E5%85%B8-%E6%96%B0%E5%A2%97%E8%A3%9C%E7%89%88-%E6%96%8E%E8%97%A4-%E7%A7%80%E4%B8%89%E9%83%8E/dp/400080006X/ref=sr_1_fkmr0_1?ie=UTF8&qid=1287068178&sr=8-1-fkmr0

しかし、この辞書はつい最近まで新本で売っていたんです。

P1040435このブログに、田中菊雄先生の岩波英和辞典新版のことを書いていたときには、まだ、 斎藤 秀三郎先生の「熟語本位 英和中辞典」が販売されてました。

P1040436それで、「もう読むことはないだろうけど、歴史的な辞書だから一冊買っておこうか」と考えて、Amazonで買っておいたのです。私が以前持っていたのは、いつのまにかなくなってしまいました。2007年6月に購入したときの価格は4700円くらいでした。

それから約3年しかたっていないのに、古本で2万円もの価格になっています。だったら、たくさん買っておけば良かった(笑)。

著者の斎藤秀三郎先生が偉い先生であることは、インターネットで検索すればすぐにわかります。調べてみて下さい。

Amazonの書評では、すごくいい辞書であるようなことが書いてありますけれど、個人的には、いまさら、使いものになるような辞書ではないと思います。

P1040441私が高校生の時(すでに40年以上前)に、いい辞書といわれていたので、一時期、無理して使ってみたことがあります。しかし、当時の私としても、読めたもんじゃなかったです。版組が読みにくいし、文字も仮名遣いも古いままです。

この豊田実先生の「新増補版について」にあるように、増補してからも、50年以上たっています。

P1040447ためしに、この写真を読んでみて下さい。ここでは、[eye]という語の1ページの写真を撮りました。下から5行目に聖書からの引用が載っています。この部分を示したくて、このページの写真を撮ったんです。

マタイ福音書からの、「人の小欠点を見て己が大欠点を見ず」という訳の元文が書いてあります。  Why beholdest thou the mote in thy brother's eye, but considerest not the beam in thine own eye?

この辞書のことは、「引く辞書ではなく読む辞書だ」といわれていますが、本当に辞書を読む人なんかいるんでしょうかね?それに辞書を通読したとしても、普通は、内容は頭に入りませんよ。

私は、田中先生の「岩波英和辞典新版」を通読中ですが、抜き書きした部分以外は頭に入りません。抜き書きしたものは200LXに入れて、ときどき読み返すので、ちょっとは頭に入りますけど、普通に通読しても辞書一冊が頭に入るはずがないです。

この辞書は、「英語の慣用語法の解明に情熱を傾けた日本英学史上の巨人斎藤秀三郎氏」が,「その研究成果の要を尽し,不要を省いて,抱懐する理想の英語辞典の姿を簡明なかたちでここに具現」した、という記念碑的な意味しかないと思います。

それにしても、2万円以上するのは、高いなぁ、、、

2010年4月27日 (火)

(456)HP200LXで使うマイペディア

(456)HP200LXで使うマイペディア

以前に「マイペディア」のことを簡単にお話ししたことがあります。

「平凡社のマイペディア」
http://we-love-200lx.cocolog-nifty.com/blog/2006/04/post_e911.html

今回は、「マイペディア」について、もう少し詳しくお話したいと思います。

P1040116平凡社のマイペディアは、1973年に「小百科事典」という名前で発刊されました。一巻本の百科事典が便利だということで、「アポロ百科事典」(全三巻)を下敷きにして、カラー写真などを抜いて作られたようです。私が持っているのは、その初版のころのものですので、何回もの引っ越しのたびに移動させてきました。 

  

P1040111「マイペディア」は、いまは各社の電子辞書に搭載されていますが、最初は「小百科事典」を発展させた電子辞書として再編集して、名前も「マイペディア」と変更して、SONYの「電子ブック」に採用されました。私も、いち早く電子ブック版を購入しました。

パソコンで引けるCD-ROM版の「マイペディア」も発売されていましたが、電子ブックよりもだいぶ価格が高かったように記憶しています。

電子ブック版のときも、DICDOSを使うことで、200LXで検索することができました。

Img_21852000年1月に「PC Success」というMOOKが発刊されて、その第一号の付録として、写真のCD-ROMがついていました。

「PC Success」の通巻第一号のはたったの500円でした。これは、通常のCD-ROM版から図表などを抜いた簡易版です。しかし、200LXでは、もともと図表が表示できませんから、200LXにはうってつけでした。

Niftyserveの会議室では、このCD-ROM版のマイペディアを200LXで使うのは、著作権法違反だと騒がれたことがありましたが、どなたかが、自分用にコピーするのは問題ないということを確かめてくれて、広く、200LXユーザーに使われるようになりました。

   

Img_2181さて、「小百科事典」と「マイペディア」を比べてみると、本のボリュームとしてはほとんど同じです。しかし、項目はかなり書き改められています。

私の200LXには、電子ブック版のマイペディアと、PC Success 版のマイペディアの両方を入れてあります。両者を比べると、各項目が新しくなっていることがわかります。

新旧2つのマイペディアの項目を比べると、必ずしも新しいほう(PC Success 版)の解説が良いとは限りません。そのため、私は、検索のたびに新旧2種類のマイペディアの両方の解説内容を読み比べます。

さらに、新旧2種類のマイペディアでは、項目の記述が違うだけではありません。

古いほう(電子ブック版)のマイペディアには、項目間リンクがほとんどありません、一方、CD-ROM版のほうは、たくさんのリンクがついています。

そのため、EBRでCD-ROM版のマイペディアを引くことで、次から次へとリンクをたどって、「百科事典サーフィン」をすることが可能です。

マイペディアの項目解説は、各項目が短くまとまっています。各項目の記述の量は、広辞苑や大辞林などの国語辞典よりも少し多い程度です。あまり時間をかけずに読み進んで行くにはよい分量です。

また、リンクをつぎつぎにたどっていくことで、ひとつの概念について、まとまった知識を得ることができます。そういう点で、とても便利な小型百科事典だと思います。
 

2010年4月18日 (日)

(455)200LXで引くデジタル辞書と紙の辞書。

(455)200LXで引くデジタル辞書と紙の辞書。

「延年」の語を200LXに入っているデジタル辞書で串刺し検索しましたが、「-4HYAKKA.TXT」をダウンロード
紙の辞書には「延年」(延年舞)の図が掲載されていますので、それを見てみましょう。

200LXで使っている「電子ブック」は、図を削除して、文字の説明だけになっています。大きな辞書を検索できるということだけでも非常に便利ですが、辞書に掲載されている図を見ると理解が進みます。

P1040076_2 この図は、前項でお話しした「新潮国語辞典 現代語・古語」「新装改訂」版です。なにやら板の間で演じられていて、観客は全員僧形です。語の説明にある「山寺で行われた」という様子でしょうか。

P1040079_2 こちらは、「新潮国語辞典」の「第二版」の図です。観客は僧形の人たちよりも貴族がメインになっています。「大法会の後の遊宴の席」でしょうか。

P1040082 次が「大辞林」の図です。本文に「能楽の形式に影響を与えたといわれる」という説明が入っています。本文の説明が詳しいですね。私が大辞林を好むゆえんです。

P1040085 「国語大辞典」です。この図はずいぶん大がかりな宴席のようです。貴族の館の庭でしょうか。にぎやかな様子から、多くの人が楽しんでいる様子がわかります。本文でも「能楽中にも摂取されている」と説明があります。

これらの辞書にある図が、「風姿花伝」の総序の「申楽延年のことわざ、その源をたずぬるに、あるひは仏在所より起こり、あるひは神代から傳はるといへども」に相当するのでしょうか。

(454)私が好きな辞書。古語・現代語

(454)私が好きな辞書。古語・現代語

以前、私の好きな辞書として、田中菊雄先生の「岩波英和辞典新版」のことをお話ししました。
(69)私の好きな辞書:岩波英和辞典(田中菊雄)
http://we-love-200lx.cocolog-nifty.com/blog/2007/04/69_632d.html

今回は、「風姿花伝」にことよせて、日本語の辞典で私の好きな辞書のことをお話しします。

P1040090 私が好きな国語辞典は、三省堂の「大辞林」と、小学館「国語大辞典」です。(図は「大辞林」です)

前者のことは、(22)三省堂の大辞林」でお話ししました。
http://we-love-200lx.cocolog-nifty.com/blog/2006/04/post_3d33.html
後者のことは、(63)小学館「国語大辞典」でお話ししました。
http://we-love-200lx.cocolog-nifty.com/blog/2007/03/post_b2ac.html

後者は、以前から「デジタル化されるといいなぁ、、、」と思っていたのですが、うれしいことに、デジタル化されているものを入手できたので、
(71)小学館「国語大辞典」を200LXで
http://we-love-200lx.cocolog-nifty.com/blog/2007/04/71200lx_1ae5.html
に詳しいことを書きました。

P1040094 今回、お話しする辞書も、「デジタル化されるといいなぁ、、」と思っている辞書です。「新潮国語辞典 現代語・古語」(新潮社)という辞書です。現在、入手できるのは、「第二版」のほうですが、私は久松潜一先生の「新装改訂」版のほうが好きです。

この辞書は、一冊に現代語と古語を合わせて掲載した辞書なんです。私は、中学・高校の国語の学習では、現代語の「国語辞典」と古語の「古語辞典」を分けて使っていました。でも、考えてみれば、同じ日本語ですから、一つの辞書になっていてもいいですよね。

久松先生は、辞書の「監修者のことば」で、
「すでに世間では、明治時代の文学作品に関しても注釈を付した叢書が行われる状況になってきている」
「近代文学について見てもすでにこのような状況である」
「まして古典的な文学に親しもうとする人々の列に、」(中略)
「この時代に即応した新しい構想に基づく精確な(ママ)国語辞典の編修刊行が必要となってくる」
「ここに新しく現代語、古語をあわせ、それらを有機的にかつ正確に(ママ)解説した国語辞典を世に送るのは、」(後略)
と書いてあります。

久松先生がめざしたのは、「現代語と古語を合わせた辞書」でした。

さらに、「編者のことば」で編修を引き継いだ山田俊雄先生が書いています。
「大体『現代語』『古語』といっても所詮同じ日本語であり、古語が次第に変容して現代語になったのであるから、この二つをまったく切り離して扱うのは、学理的にも問題の多いことであり、、、」
「この辞典は、第一に、この点を考慮しつつ、本格的に現代語と古語とを総合的に解説することを目的として編纂した」
「一語一語の由来・語源を、出来るだけ克明に説明するよう努力した」

この、古語も現代語も、由来・語源まで説明したという点では、小学館の「国語大辞典」と同じです。

P1040092 でも、「国語大辞典」よりもずっとハンディですので、机上でちょくちょく引くには、ちょうどよい大きさのすばらしい辞書だと思います。
(図は第二版です)

2010年2月28日 (日)

(446)ネットで日本大百科全書

(446)ネットで日本大百科全書

Img_2136 NetWalkerのパンフレットを読んでいて、ネットで日本大百科全書(ニッポニカ)を無料で検索できることを知りました。

私は、もちろん、毎日、200LXを使っていますが、個人情報ツールとして「もっと使える道具はないかないかぁ」とも思っています。

それで、新しい機器が出るたびに、目移りしています。「ほしいなぁ」と思っても、しばらくすると(熱が冷めて)200LXのほうが使いやすいことに気づくんですけどね(笑)。

Img_2135『日本大百科全書(ニッポニカ)』を便利に検索できるのは、200LXがイチバンっ!って思っていましたが、実際にYahoo!百科事典を引いてみると、これもいいですね。

なによりも(パソコンで引けるので)画面が大きくて読みやすいのがいいです。

それと、絵が載っていますので、理解しやすいです。

時代は進んでいますねぇ。

   

   

2010年3月9日の追加:

インターネット経由の辞書は、確かに高機能で良いのですが、「ちょっと検索しよう」と思ったときに時間がかかりすぎます。ま、10秒単位ですので、時間がかなりかかるというわけでもないですが。

いっぽう、200LXですと、思ったときに、数秒で辞書を引くことができますから、気軽に辞書を引くという点では、やはり200LXが便利です。

この記事を書いてから、オンラインの辞書(百科事典)と、200LXでの辞書を意識して比べてみたのですが、200LXで辞書を引く利点はそういうところだと思います。

より以前の記事一覧