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カテゴリー「6. Lotus123 と Solver」の111件の記事

2021年4月12日 (月)

(918) 複利の簡便計算「72の法則」のこと.

(918) 複利の簡便計算「72の法則」のこと.

「『72の法則』ってどれくらい正確なの?」とふと思い立ちました。

この「72の法則」っていうのは、複利の簡便計算法です。
利率が何%ならば、何年で資金が2倍になるかを簡単に計算できるという「法則」です。

たとえば、利率が7%なら何年で2倍になるかというのは、72÷7≒10年と計算できます。
5%なら、72÷5≒14年ということになります。
逆に6年で2倍になるには、72÷6≒12年です。

Graph72
簡単に暗算で計算できるので便利な「法則」なんですが、どれくらい正確なのか、200LXのTVMで計算して、Lotus123でグラフを作ってみました。

上の図でみると、9~10年のところは正確で、年数が短くなるとだんだん不正確になることがわかります。

Tvm74
この計算は、TVMでの計算です。Present value にマイナス100万円を入力して、 Fture value にプラス200万円を入力しておきます。

年数を9と入力して、Annual interest を見ると、8.006%と計算されます。
9×8=72ですね。

Calc73
年数を1~20まで入力して、年数に相応する利率を計算して、Lotus123の表に数字を入力しました。
(マクロを使って処理するので数分で計算できます)

「たいして正確じゃないんじゃないの?」と思っていましたが、冒頭のグラフをみると簡便法なのにけっこう正確なんですね。

2021年3月31日 (水)

(912) エクセルについてのいい入門書.週刊東洋経済『Excelデータ分析術』

(912) エクセルについてのいい入門書.週刊東洋経済『Excelデータ分析術』

私の場合、いつも手元にHP200LXがあるため、表集計計算はLotus123ばかり使っています。

200LXにはシステムマクロ機能があるので、表集計計算で繰り返し動作をする場合はとくに便利です。
Lotus123自体のマクロは、作成も使用も簡単で重宝してます。

でも、イチバンの利点は、パソコンの前まで行かないで、手元で計算できることかな。

Img_20210329_164131
それでも、エクセルを避けて通ることができませんから、しかたなくエクセルも使います。
今回お話する週刊東洋経済のExcel特集号は、全ページを読みましたが、うまくまとまっていてよい入門書だと思いました。

Img_20210329_164159
内容的には、初心者に対しての「Excelでできること一覧」のような感じです。タイトルが「データ分析」となっていますので、グラフのことやピボットテーブルのことなども載っています。

しかし、この本を読んで、「だいたいどんなことができるか」ということがわかるにしても、それらの機能について、もう一歩使えるようになりたいと思えば、別に単行本を参照する必要があるんじゃないかと感じました。

あとは、マクロについてはほとんど触れてないですね。おもに「データ分析」についてなので、省いてしまったのでしょうか。

頻用する関数について「便利な関数」ということで紹介されていたり、「統計のイロハとツボ」ということで、Excelで統計を扱うのに最低限必要な統計の考え方なども載っているのは好感が持てました。

私はLotus123を頻用していますので、私が読んむExcel本はやさしいものばかりです。

そのために、「(909) 易しいけど本質的『入社1年目のエクセル仕事術』」とか、「(721) エクセル本だけれど200LXのlotus1-2-3でも参考になる。『経理をエクセルで楽にする本』」のようなお話をしています。

Img_20210329_164308
Lotus123では計算できず、Excelでなければ計算できないSolver計算などが必要になると、詳しいExcel本を読むことがたまにあります。

この週刊東洋経済は、「また見直すかも知れない」と思うので、捨てずに保存しておこうと思います。

2021年3月18日 (木)

(909) 易しいけど本質的『入社1年目のエクセル仕事術』。

(909) 易しいけど本質的『入社1年目のエクセル仕事術』。

私がエクセルをあんまり使わないで、HP200LX上のLotus123ばかり使っているのは、皆様ご存知のとおりです。

最近ではLotus123についての本はほとんど出版されなくなりました。表集計の本はエクセル本ばかりになりました。
私自身、もうちょっとエクセルに慣れておく必要があるので、ときどきエクセル本を読むようにしています。

以前に、『経理をエクセルで楽にする本』のことを、「(721) エクセル本だけれど200LXのlotus1-2-3でも参考になる」とお話したことがあります。
この本では、「覚える機能は2割で充分!」と主張していて、Lotus123を使う私にも参考になる内容でした。

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今回ご紹介する、『入社1年目のエクセル仕事術』は、「まだ、機能なんか知らなくていいい。だいじなことは、ほかにある」という主張のエクセル入門書です。

この本のことをAmazonで見てみると「帯」が表示されていません。でも、実は「帯」というのは本の内容を端的に表示するだいじな部分です。

本の帯のオモテ表紙には、「まだ、機能なんか知らなくていいい。だいじなことは、ほかにある」とあります。

ウラ表紙には「もくじ」が表示されています。

第1章 なぜ、仕事でエクセルを使うのか
第2章 何のためにデータをつくるのか
第3章 効率のいいデータ入力術を身につける
第4章 関数なんて、全然、むずかしくない
第5章 メリハリのある表のつくり方を知る
第6章 仕事がはかどるファイル術を知る
第7章 「説得力のあるグラフ」術を知る
第8章 「エクセル方眼紙」文書術
第9章 「エクセル」コミュニケーション術
第10章 1日1個 エクセルがもっと「効率化」するワザ

本屋さんで、この本を手にとった人がこの本の内容をすぐにわかるように帯に表示しているのです。このことだけを見ても、よくできた本だと思います。

001
「もくじ」を見てみると、「はじめに」では、エクセルを使えば仕事力がアップするとあります。
うん、上手な書き方です。

第一章の「なぜ、仕事でエクセルを使うのか」ということでは、
「自分にとっても組織にとっても」という意味でしょう、「全ての仕事の出発点」とあります。
「他人(上司でしょうか)にとって」という意味でしょう、「説得力が高まる」とあります。
「自分にも他人にも」でしょうか、「グラフ~データを『見える化できる』」とあります。

そうですよ。これらのことが、Lotus123にしてもエクセルにしても、いちばん本質的なことだと思います。

 Img_20210317_223559
本の内容の方もちょっと見ていきます。

「エクセルファイルで残すことに価値がある」
そうです。
200LXのLotus123にしても、ファイルで残してあれば、時間が経ってからでも、いろいろ見方を変えて検討できます。

Img_20210317_223731
「数表のデータを、あっという間にグラフ化できる」
そうそう、この「グラフ化できる」というのは非常に強力です。数字の羅列だけでは理解できないことがグラフ化することで見えてきます。
グラフに表示してみるというクセはとてもだいじだと思います。

 Img_20210317_223857
おおテンキーのことも書いている。

そもそも、記録という意味でのドキュメントは、文字と数字から成り立っています。
(それに加えて写真などの画像ですね)」

とくに200LXの場合は、金融電卓機能にしてもLotus123にしても、テンキーがついていることで非常に強力なPDAになっています。

この本の最初のほうをちょっと読んだだけでも、『入社1年目のエクセル仕事術』の本は、なかなか本質的なことが書いてある本だとわかります。

2020年9月22日 (火)

(885)発刊されなかったPTPの52号

(885)発刊されなかったPTPの52号

Thaddeus Computing からの The HP Palmtop Paper は 2000年の May/Aug [51]号まで発行されました。
Ptp51

この号のPublisher's Message には、「この号が印刷の最後の号です。今後は、www.PalmtopPaper.comのWebサイトで同じ精神でPalmtopユーザーをサポートします」「Ultimate Palmtop Storeがスポンサーとなっているため、無料です!」「Webでオンラインでお会いしましょう!」と書いてあります。しかし、次の号のPTP(52号)は、Webで発刊されたはずなのですが、当時、目にした記憶はありません。

ところが、最近になって52号の記事の一部をWebで読むことができたので、そのことをお話します。

新聞で「ソフトバンクグループがオプションの大きな仕組みを仕掛けたのが株価変動の原因」というような記事を見かけました。
20200905_180543240_20200921235401
それで、オプションのことをもう少し学んでおきたいと思いつきました。

「200LXのsolverようのブラック・ショールズの計算式がPTPに載っていたことがあったなぁ、、」と思いだして、PTPとブラック・ショールズでgoogle検索してみました。

Ptp5201
そしたら、発刊されなかったはずのPTPの52号の記事がヒットしたんです。

google検索で見つけることができたこれらのWeb版のPTP52号の記事は実際に読むことができます。
Bs99
それらの記事の中には、solver版のブラックショールズ式が掲載されていて、実際に200LXの上で稼働します。
上の図がBS式を200LXのsolverに登録した図です。

ただ、それが投資に役に立つか?というと、それは別の問題です。
Bs96
上の図は、BS式でオプション価格を計算する画面です。

でも、ブラック・ショールズ式でオプションの価格を算出できただけでは、現実世界の投資には役立たないですね。
とくに個人でオプションを使って有利な投資をするには、投資環境と道具立てだけでもかなりハードルが高そうです。

次の項で、そのことをお話します。

2020年9月 3日 (木)

(879)HP200LXのSolverの中間関数:G(x)とL(x,alg)

(879)HP200LXのSolverの中間関数:G(x)とL(x,alg)

前項「(878)solverで株価の計算をしていました」では、Solverで株価の計算をすることをお話しました。
この計算ではsolverの「中間関数」を使っているので、その計算式の中身のことをお話します。

Gl99
(878)では、2つのことを計算したかったのです。
1. 日経平均株価のETFが、現在の値から○○%変化した場合、ETFの価格はどう変わるか?
2. そのETFを100万円分買うとしたら、何ユニット買えばいいかいいか?
 という計算です。
 これを式にすると、
 上の画像にあるように、
 
1. 現在株価*(1+変動幅/100)=修正株価
2. 1000000/修正株価=株数(あるいは、1000000/株数=修正株価)
 という2つの式になります。

ところが、200LXのSolver式では、1つの式しか使えません。
2つの式を合体させて1つの式にするためには中間関数を使います。

Manual
solverの中間関数 G(x)とL(x,alg)の機能については、200LXのマニュアルにはちょっと掲載されているだけです。
G(x)関数はgetの意味で、L(x,alg)関数はletの意味だということはわかりますが、それ以上のことがわかりません。
また、詳しい使い方もわかりません。使用例も掲載されていません。
(PalmTopPaperには、詳しく説明すると1冊の本になるくらいだ、と書いてあります)
(HPからパンフレットのような薄い説明書がでていた、とも書いてあります)
(私としては、入手したいのですが、20年以上ムカシのことなので、いまさら手に入らないと思います)

今回の計算は、上の1.の計算式がメインの計算式なので、その中に2.の式をL(x,alg)関数を使って紛れ込ませました。

なんとか紛れ込ませて、
-------------------
現在株価*(1+変動幅/100)=修正株価+0*L('株数',1000000/修正株価)+0*'株数'
-------------------
という形にしました。

この式を実際に使ってみます。

1346week
今回の安倍総理大臣の辞任ショックで、一時的に日経平均株価が下がりました。

Gl98
株式番号1346の「MAXIS日経225上場投信」では23220円まで下がったんですね。
前日の終値の23920円と比べると、2.93%安かったわけです。
(23220と入力して[F2]を押し、23920と入力してから[F4]を押してから、[F3]を押したのがこの画面です)

1346month
安値で拾うために、今から買い注文を出しておくとしたら、23000円くらいでしょうか。
Gl97
現在よりも3.76%安い株価です。
1346を100万円ぶん買うとしたら、43株の注文を出します。

前項でお話したように、首相が決まるとポンと株価が上がると思います。
3ヶ月のチャートを見ると、上がっても24500円くらいまでですかね。
Gl95
もし、23500円で買えていて、24500円で売却できれば、利益の幅は4.25円ということになります。

実は、こういう方法で株価の変動をねらっていくなら、日本の株価指数ETFよりも米国の株価指数ETFを売買するほうが、ずっと安定していますし、利益も稼げると思います。

でも、今回は、首相が変わるということなので、「MAXIS日経225上場投信」の買い注文を出しておこうと思います。

(後日談)
今回は、首相が決まる前に、菅さんが有力となった時点で、日経平均がボンと上がりました。
結局、今回の作戦は空振りでした。残念っ。

2020年9月 1日 (火)

(878)solverで株価の計算をしていました。

(878)solverで株価の計算をしていました。

(前項のsolver内容の説明です)

安倍さんが総理大臣を辞任するんだそうですね。
歴代の総理大臣の最長の記録になっているようですが、体調不良には勝てないです。
毀誉褒貶がありますが、私は石を投げるつもりはありません。
激務の総理大臣の職をよく頑張ってくれたと思います。

さて、「安倍さんが総理大臣を辞める」と聞いてしばらくして、「あれ、新しい総理大臣が決まると、株価がボーンって上がるんじゃなかったけ?」と思い出しました。

「過去の総理大臣のときはどうだったっけ?」「だれかが調べてブログか何かで書いているんじゃないか?」と思って検索してみたのですが、調べることができませんでした。あとで詳しく調べてみようと思っています。

1346
それで、日経平均株価のETFが、現在の値から○○%下がったらETFの価格はいくらになるか?
そのETFを100万円分買うとしたら、何ユニット買えばいいかいいか?
をsolverで簡単に計算しようと思いました。

こういうETFの買い方は、「投資」じゃなくて「投機」です。
「投機」っていうのは言葉の響きがよくないので、普通の人はあんまりしませんね。
私は、今回の新型コロナ騒ぎの乱高下を経験して、資金を「投資」と「投機」に振り分けることで金融資産を増やそうと考えるようになりました。(新型コロナ乱高下で結構な利益を得ましたが、その手法の詳細は別の機会にでもお話します)

今回の総裁選でも、一定の幅で株価が下がったら買っておいて、株価が上がったら売却するというやり方で、ソレナリの利益をゲットできるだろうと考えました。

投資信託の場合は、金額指定と株数指定の両方で購入・売却することができますが、ETFの場合は株数指定でしか売買できません。その計算をいちいちするのはちょっと面倒です。
solverの計算式を作っておけば簡単に計算できますから、そういう計算式を作っておこうと考えて、前項のsolver計算式を作ったんです。

Slv93 前項の画面で説明すると、「現在の株価」が1万円だとすると、株価が2%下がったときの株価(修正株価)は9800円です。
100万円ぶんの買い注文を出すには、102株の注文を出すことになります。(もちろん計算式の中の数字を100ではなくて10にすれば10万円で何株買えるかという計算になります)

1万円の株価なら暗算でも計算できますが、私が買おうとしている日経225のETFでは計算機を使わないと計算ができません。

Kabu098
上の図の計算は、現在の株価が2万4000円のとき、2%下落した価格で買い注文を出そうと考えました。
24000と入力して[F2]を押します。2を入力して[L]を押してから[F3]を押して、-2(%の下落)と入力します。
[F4]を押すことで、求める株価が2万3520円と計算されます。同時に42.5株で100万円になると表示されます。

もちろん、売却処分するときに、何%の上昇を想定して売り注文を出すかも、このsolver式で計算します。
Kabu99
たとえば、2万3550円で購入したとして、4.5%上昇したときの株価を計算するには、23550と入力して[F2]を押します。4.5と入力して[F3]を押します。求める修正株価は[F4]を押すことで2万4609円と計算されます。
だったらちょっと控えめにして2万5980円くらいで売り注文をしておこうと思います。

こういう計算をするときには、lotus123を使うこともありますし、solverを使うこともあります。
逆方向の計算もする場合は、solverのほうがだんぜん便利です。それと、いろんな計算式をまとめて倉庫のようなところに置いておくということでも、solverのほうが使い勝手が良いこともあります。

そういうことで、「この価格で買い注文を入れておいて、株価が上昇したらけっこうな利益になるぞ」「ウッシッシ」と皮算用して買い注文を入れておきました。

でも、翌日は、株価がポーンと上昇して、とてもじゃないですが注文しておいた株価では買うことができませんでした(笑)。

別に損したわけじゃないから、作戦を練り直して再チャレンジします。

(877)HP200LXでsolver起動が遅い!裏技はないか?

(877)HP200LXでsolver起動が遅い!裏技はないか?

200LXのsolverはとても便利です。でも、登録してある計算式の数が多くなると起動に時間がかかります。
起動するたびに5~6秒待たされるとイライラします。
スパッと起動させたくて、たくさんの計算式を分類整理していくつかのファイルに分割したのですが、それでも起動にモタつきます。

新型コロナウィルス騒動で書斎にこもっている間、PalmTop Paper(PTP) の全巻を読み直していたところ、1993年の11月・12月号に"Speeding Up Solver"という記事があることに気づきました。
Slv_88
昔、読んだことがあると思うのですが、まったく覚えていませんでした。

今回、この記事内容に沿って工夫してみたところ、なかなか具合がよいので、その裏技のことをお話します。

PTPの記事の内容はあとで読んでいただくとして、実際の手順をお話しします。

Slv99
図のような2つのファイル(0000.eqnと00macro.ndb)を、c:\_dat に置いておきます。2つのファイルはこちらのファイルをダウンロードして解凍してください。ダウンロード - speedup.lzh

0000.eqn のファイルはslover計算式のファイルですが、内容が空(ゼロ)のファイルです。read only 属性にしてあります。

Slv95
00macro.ndb のファイルは、NoteTakerのファイルです。こちらのファイルにマクロ計算式を入れておきます。つまりマクロ計算式の貯蔵庫です。

ここでお話するのは、ちょっとトリックのような裏技です。そのトリック機構のことを説明しておきます。

A. 200LXのsolverでは、計算式ファイルを読み込むときに、ファイルに含まれるすべての計算式に異常がないかチェックしているようです。すべての計算式に異常がない場合に、それらの計算式をワーキングメモリに読み込む動作をするようです。そのチェックと読み込みに時間がかかるようなんです。

今回説明する方式は、計算式の保存はNoteTakerに任せてしまいます。そして、使うべきsolver式だけをcopy して、solverにpasteして、その式を使います。

B. つまり、「式の保存」と「式の読み込み」と「式の利用」というsolverの3つの機能のうちの、式の整理と保存はNoteTakerで行うことにして、

C. 使用する式だけを、手動でsolverにcopy&pasteして、計算を実行する、という方式です。

Slv97
1. 計算式の倉庫である00macro.ndbという計算式倉庫のファイルから使うべき計算式をコピーします。
  今回は、一番目の計算式をcopyします。

  この一番の「株価%」の内容はこのようになっています。noteの中の上の2行が計算式です。[!][!]で囲った部分はコメントです。
  (式をつくるのに試行錯誤したので、そのままコメントとして残してあります)

Slv96
2. [+-;/]のキーを押してsolver起動させます。(金融電卓の別の機能が立ち上がったら、solverを選ぶ必要があります)
  solverが起動してから空のファイル(eqn)を読み込むと上の画面になります。

  前回のsolver起動時に0000.eqnが読み込まれていれば、solverキーを押すことで一瞬でこの画面になります。
  イライラ待つことがありません。

Slv94_20200901204601
3. Pasteしたところです。

Slv93
4. そのまま[enter]を押すと、計算の画面になります。
  株価の計算をしているところです。

計算が終了したら solverを閉じますが、利用した計算式はsolverに保存されません。
保存できないように、わざとファイル属性を読み取り専用にしてありますので、「計算式を保存できない」という警告がでます。
かまわずそのまま閉じます。eqnファイルは要領が空(ゼロ)のままです。

一方、貯蔵庫であるNoteTakerにある計算式は、ファイルが壊れない限り安泰に保たれます。

最後に、ご参考のために、この「裏技」が掲載されているPTPのことをお話しておきます。 
上にある画像の「1993年の11月/12月号」に掲載されています。

Slv_87
掲載されているのは、このページです。

google翻訳で日本語に変換すると、

Slv_89
このように書いてあります。(下線は筆者)

私はコロナ籠もりの間にPTPを読んでいましたが、ほとんどgoogle翻訳の日本語で読みました。
google翻訳はどんどん進歩してきて、違和感のほとんどない日本語になってきています。

2020年8月31日 (月)

(876)ファイナンスを学ぶのに必要な金融電卓。

(876)ファイナンスを学ぶのに必要な金融電卓。

前項で、「ファイナンスの『べき乗計算』は、『金融電卓』じゃないと計算できない」とお話しました。

前項とほぼ同じ内容のことを「(760) ファイナンスを学ぶにはツールが必要」でもお話しています。
ここでは、「ファイナンスを学ぶにはツールがないと難しいでしょう」ということと、「ツールとしてはHP200LXが最適」ということをお話しています。

今回は、普通の金融電卓と200LXとで、形態と機能が違うというお話をします。

ヒューレットパッカード(HP)は、いままで多くの金融電卓を製造・販売してきています。私は、HP12C、 HP17Bii、 HP19Biiという3種類の金融電卓を持っています。(「(91)金融電卓としての200LX」でお話しました)

Three
左上がHP12Cで、左下がHP19Bii、右がHP17Biiです。

また、とくにHP12Cについては、(309)HP12Cの本「ときめきひらめき」でお話したことがあります。

まずは、その「金融電卓」のことからお話します。

下の写真はHP12Cという横型の金融電卓電卓です。以前にHP15Cのことをお話したことがありますが、HP12Cと共通の横型電卓のデザインで、かっこいいです。

Img_20200822_210127
このHP12Cの盤面をみてください。キー全体の右半分は、200LXの数字キーとよく似ています。200LXそのものが金融電卓から派生しましたから、とても似ているんです。

左上のいちばん操作しやすい場所にある[n][i][PV][PMT[FV](赤線で囲いました)の5つのキーが金融電卓の特徴です。
それぞれ、[n]頻度、[i]利率、[PV]現在価値、[PMT]支払い、[FV]将来価値のキーです。

Img_20200822_210153
こちらは、HP17Biiです。私は金融電卓としてはこの機種が使いやすいです。同じような形で廉価版のHP10という融電卓は、さらに使いやすかったです。それで「使いやすいよ」と知人にあげてしまって、すでに手元にありません。

Img_20200822_210854 
17Biiはいろんな機能を切り替えて使うことができます。そのために表示部のすぐ下にある汎用ボタンで操作するようになっています。この図はTVM機能に切り替えて、[n][i][PV][PMT[FV]を表示させたところです。

さて、200LXの金融電卓のことです。[+-*/]のキーを押して、[A][T]を押すことで、TVM計算画面になります。

Tvm99
HP200LXの前身のHP95LXは、ヒューレット・パッカードとロータス社の合作であったことはご存知ですよね。金融電卓部分と筐体やキーレイアウトはHP社が受け持って、PIMとLotus123はロータス社のほうが受け持って作られました。

ですから200LXの金融電卓部分は、HP12C、 HP17Bii、 HP19Biiを受け継いでいます。そのために、この金融電卓画面でも上から重要度順に、TVM、Cash Flows、 Business%、 Solver、 List Stat と並んでいるんだろうと思います。

金融電卓でいちばん重要な機能のTVMを選ぶと、

Tvm98
この画面のように、上から[N][I%YR][PV][PMT][FV]と表示されています。下方に[P/YR][B/E]があります。
これは、上の方の写真の「HP12C」の[n][i][PV][PMT[FV]とまったく同じです。
金融電卓のいちばん重要な機能が、この Time Value of Money (TVM)であるために、この機能が最初に置かれています。

Tvm97
この画面で、金利が10%の世界では、現在の100万円が5年後の161.0510万円と等価であることを計算しています。
200LXでは、[N][I%YR][PV][PMT][FV]と[P/YR][B/E]の7つの要素をひとつの画面で表示できます。ひと目で確認できますから、とても見やすく使いやすいです。

17bii
まったく同じ計算をしている上のほうの画面のHP17Biiでは、一つの要素しか表示できません。
あとの6つの要素は記憶しておくか、紙にメモしておく必要があります。いちいちメモしておくということでは、かなり使い勝手が悪い機械です。
そういうことでは200LXでの金融計算に慣れると、もうほかの金融電卓を使う気になりません。
私は、200LXの金融電卓ばかりを使っていますので、ほかの専用金融電卓は、電池を抜いて戸棚の隅に眠らるだけになってしまっています。

HP12Cのことを「(309)『HP12Cによる ときめきひらめき金融数学』」でお話ししたことがありますが、HP12Cはすでにかなり旧式の金融電卓です。時代遅れの機種の本を出している著者は、金融電卓の進歩をしらないんだと思います。そういう先生から指導される学生さんたちはすごくかわいそうです。戦前とか江戸時代のレベルの教育を受けているようなものです。

200LXの金融電卓が便利であることをさらにお話しします。

Tvm96
上の200LXの画面では、利率が10%のときに5年後には161.0510万円と計算されていました。
じゃ、もし、利率が6.21%だったらいくらになりますか?

計算するには、[6.21]と入力して、[F7][F10]を押せばいいだけです。135.1534万円と計算されます。

もっと面倒な計算だって楽勝です。

Tvm95
たとえば、現在の100万円が、3.5年後に、将来価値が145万円になるような利率はいくらか?
[100]を入力して[F8]を押す。[3.5]を入力して[F6]を押す。[145]を入力して[L][F10]を押してから[F7]を押せばいいんです。11.2001%の利率です。

TVM計算の場合は、5つの要素のうち4つを入力してから、もとめるべき一つの要素のキーを押せば、それが計算されます。

ところで、普通の電卓での計算では、1+5→6と計算されますよね。TVMの場合で言えば、1に何を足したら6になりますか?っていう逆方向の計算も瞬時にできます。

この「逆方向の計算ができる」というのが、金融電卓の最大の利点です。
(200LXの金融電卓のsolver機能は、この逆方向の計算を汎用化したものです)
(solverは自分で自由な計算式を作って計算できますから、きわめて便利です)
  
このsolver機能のことは、今まで何回もお話してきています。
左袖の「カテゴリー」の中の「6. Lotus123 と Solver」をクリックすることで、solverについてどんな項目があるかご覧になれます。

2020年7月19日 (日)

(863)ふるさと納税限度額の計算前に、所得を計算する(終章).

(863)ふるさと納税限度額の計算前に、所得を計算する(終章).

(858)ふるさと納税の限度額の概算.lotus123の計算シート.でお話した計算シートを使うことで、ふるさと納税の限度額が計算できるわけですが、そのためには「課税される所得金額」を計算しておく必要があります。

Furu99_20200719172301
サラリーマンで収入源が給与所得だけの人は、面倒な計算を自分でする必要はありません。インターネットのふるさと納税サイトで簡単に計算できます。

ところが私のように複数の収入源がある場合には計算がかなり面倒です。とくに老齢年金が支給されている人では複雑です。ちょっとその複雑さのことをお話しておきます。

1. 老齢年金では、65歳未満と65歳以上で、年金所得控除の率と控除額が分かれます。
2. この数字は、その年度によっても増減があります。
3. さらに70歳以降は厚生年金の納入がなくなります。そのため給与の支給金額が増えます。
4. 年度によって、老齢年金支給の金額自体も変ってきます。

そういうことで、老齢年金の計算そのものが、けっこう複雑です。

さらに、
5. 給与所得の方は年齢による違いはないのですが、控除額が変わったりします。

そういうことが重なってきますので、「課税される所得金額」の計算だけでも、ひとすじ縄ではいきません。
ましては、不動産収入が加わったりすると、もっと複雑になります。

私は税理士ではないので精密な計算はできないのですが、それでも納税額のめやすだけでもつけておきたいと思っています。

今回、「課税される所得金額」を計算する自分用の計算シートを作りましたので、そのことをお話します。
私の計算シートは(自分がそうなので)65歳以上の所得控除率と控除額で計算します。
(でも、ついでに作った65歳未満用の計算シートも合体してあります)ダウンロード - full65.lzh

Kazei96o
上の図は、65歳以上で厚生年金の支払いがなくなった状態の金額です。
表の中の金額は参考のために入力した金額です。
直接、私自身の収入金額を入力してあるわけではありません。
単位は万円単位で、すべて1年間の金額です。

給与支給の金額は341万円、(公的)年金支給額は266万円としてあります。ほかに不動産収入を356万円と入力しました。
給与所得控除や年金所得控除を計算して、税金計算の元になる給与所得と年金所得は、それぞれ220.7万円と156万円となります。
不動産所得とは家賃収入のことで、356万円としてあります。不動産の必要経費は管理費などのことで26.5万円としてあります。
この表の外(右側)に株式配当金8.1万円を入力してあります。
社会保険は、健康保険料と厚生年金保険料(70歳以上ゼロ円)の合計です。

これらを合計して、課税所得417.76万円が計算されます。この数字が「ふるさと納税」の限度額の計算に使われます。

所得税41.66万円、住民税41.78万円、最終的な手取り金額の742.46万円も計算しました。

ついでなので、(下の図のように)ほとんど同じ条件の65歳未満の計算シートを作りました。

Kazei98d
こちらでは、課税所得が378.73万円と少ないです。厚生年金保険料の支払いがあることと、老齢年金の控除額が少ないことが原因です。
その結果、所得税33.69万円、住民税37.87万円と、納税額も少ないです。
そうして、最終的な手取り金額も(70歳以上と比べると)644.26万円と少ないです。

2枚の計算シートで最終的な手取り額を比べてみると、70歳未満だと644.26万円なのに、70歳以上では742.46万円となって、約100万円も増えています。これは、約70万円の厚生年金保険料がゼロになって、年金控除額が20万円増えているためです。

それにもかかわらず、ふるさと納税の限度額は、((858)の計算シートで計算して)10万3700円から11万7000円と1万3000円も増えます。

70歳以降も仕事をして収入があると、年齢が1歳違うだけで手取り金額が100万円も増えて、ふるさと納税の限度額も1万円以上大きくなるのですね。
だったら、健康が許すかぎり仕事を続ければいいのにと思いますが、70歳以降も仕事をしている人は20%くらいだそうです。
もったいないと思います。

この項で、「ふるさと納税」の限度額の計算についての話は終わりです。

2020年7月17日 (金)

(859)ふるさと納税の限度額の概算.solverで計算できない.

(859)ふるさと納税の限度額の概算.solverで計算できない.

前項(858)で、ふるさと納税の限度額をlotus123で計算する方法をお話しました。

「今回、紆余曲折いろいろ苦労してこの計算シートを作りました」とお話しましたが、その紆余曲折のことを「言い訳がましく」お話します。
ほんとうはHP200LXのsolverで計算したかったんです。
Chrt99
というのは、solverでよい式を作ることができれば、いくつかの前提の数字を入力することで、限度額を計算することができるはずです。
つまり、「給与収入」「年金収入」「不動産収支」「控除される金額」を入力すれば、限度額を計算することができるはずです。

[難所1] ただ、solverの場合は、lookup関数のような便利なものがありませんから、「入れ子のif式」を作る必要があります。この「入れ子のif式」を作るのがけっこう面倒なんです。

それで、本格的なsolver式を作るのをあきらめてしまいました。

[難所2] ネットで検索していて、(858)で表示した限度額の一覧表(上に示した図)を入手できました。便利な一覧表なので、所得金額をxとして、限度額をyとして、y=f(x)の作れないかと考えました。

もし単純な式になるようなら、半端な所得金額からでも限度額を計算することができます。
ところが単純な式にはならないんです。

Chrt96
200LXのlotus123でxとyの線グラフを表示させると、上の図のようになります。
絵としてはけっこうきれいなグラフなのでy=f(x)の式を作れそうな感じがします。

xyグラフで表示してみると
Chrt97
この図のようになりますから、y=x^2のようなグラフになりそうな感じもします。

Chrt92
それで、これらの数列を金融電卓の統計計算にコピーして、グラフ式を探してみました。

Chrt95
y=Ax+Bの直線グラフでなんとかなりそうな気がしますが、統計計算で求めた係数を使った式でうまく計算できません。

Chrt94
y=Bx^Aのべき乗グラフでもなんとかなりそうな気がしたのですが、やっぱりうまくできません。

そういうことで、一覧表をsolverに式を登録して限度額を計算するのもあきらめました。

[完成] しょうがないので、最初に戻ってlotus123の上で計算することにしたんです。

Chrt96
グラフでのポイントとポイントの間が直線で結ばれているということにして、その直線上で求める(x,y)点の数字を計算することにしちゃいました。

これなら比例計算ですからlookup関数を使って、表から数字を見つけだして簡単に計算することができます。

ただ、先に、「給与収入」「年金収入」「不動産収支」「控除される金額」を計算しておく必要があります。

Chrt99  
「給与収入」も「年金収入」も、この画面の下に隠れている一覧表から、lookup関数で数字を読み込んで、計算するようにしました。

ふるさと納税の限度額の計算なんて、わりと簡単に計算できるんじゃないかとタカをくくっていたのですが、けっこう苦労しました。
この計算シートがどなたかのお役にたつといいなぁ、、と思っています。

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