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カテゴリー「6. Lotus123 と Solver」の108件の記事

2020年9月22日 (火)

(885)発刊されなかったPTPの52号

(885)発刊されなかったPTPの52号

Thaddeus Computing からの The HP Palmtop Paper は 2000年の May/Aug [51]号まで発行されました。
Ptp51

この号のPublisher's Message には、「この号が印刷の最後の号です。今後は、www.PalmtopPaper.comのWebサイトで同じ精神でPalmtopユーザーをサポートします」「Ultimate Palmtop Storeがスポンサーとなっているため、無料です!」「Webでオンラインでお会いしましょう!」と書いてあります。しかし、次の号のPTP(52号)は、Webで発刊されたはずなのですが、当時、目にした記憶はありません。

ところが、最近になって52号の記事の一部をWebで読むことができたので、そのことをお話します。

新聞で「ソフトバンクグループがオプションの大きな仕組みを仕掛けたのが株価変動の原因」というような記事を見かけました。
20200905_180543240_20200921235401
それで、オプションのことをもう少し学んでおきたいと思いつきました。

「200LXのsolverようのブラック・ショールズの計算式がPTPに載っていたことがあったなぁ、、」と思いだして、PTPとブラック・ショールズでgoogle検索してみました。

Ptp5201
そしたら、発刊されなかったはずのPTPの52号の記事がヒットしたんです。

google検索で見つけることができたこれらのWeb版のPTP52号の記事は実際に読むことができます。
Bs99
それらの記事の中には、solver版のブラックショールズ式が掲載されていて、実際に200LXの上で稼働します。
上の図がBS式を200LXのsolverに登録した図です。

ただ、それが投資に役に立つか?というと、それは別の問題です。
Bs96
上の図は、BS式でオプション価格を計算する画面です。

でも、ブラック・ショールズ式でオプションの価格を算出できただけでは、現実世界の投資には役立たないですね。
とくに個人でオプションを使って有利な投資をするには、投資環境と道具立てだけでもかなりハードルが高そうです。

次の項で、そのことをお話します。

2020年9月 3日 (木)

(879)HP200LXのSolverの中間関数:G(x)とL(x,alg)

(879)HP200LXのSolverの中間関数:G(x)とL(x,alg)

前項「(878)solverで株価の計算をしていました」では、Solverで株価の計算をすることをお話しました。
この計算ではsolverの「中間関数」を使っているので、その計算式の中身のことをお話します。

Gl99
(878)では、2つのことを計算したかったのです。
1. 日経平均株価のETFが、現在の値から○○%変化した場合、ETFの価格はどう変わるか?
2. そのETFを100万円分買うとしたら、何ユニット買えばいいかいいか?
 という計算です。
 これを式にすると、
 上の画像にあるように、
 
1. 現在株価*(1+変動幅/100)=修正株価
2. 1000000/修正株価=株数(あるいは、1000000/株数=修正株価)
 という2つの式になります。

ところが、200LXのSolver式では、1つの式しか使えません。
2つの式を合体させて1つの式にするためには中間関数を使います。

Manual
solverの中間関数 G(x)とL(x,alg)の機能については、200LXのマニュアルにはちょっと掲載されているだけです。
G(x)関数はgetの意味で、L(x,alg)関数はletの意味だということはわかりますが、それ以上のことがわかりません。
また、詳しい使い方もわかりません。使用例も掲載されていません。
(PalmTopPaperには、詳しく説明すると1冊の本になるくらいだ、と書いてあります)
(HPからパンフレットのような薄い説明書がでていた、とも書いてあります)
(私としては、入手したいのですが、20年以上ムカシのことなので、いまさら手に入らないと思います)

今回の計算は、上の1.の計算式がメインの計算式なので、その中に2.の式をL(x,alg)関数を使って紛れ込ませました。

なんとか紛れ込ませて、
-------------------
現在株価*(1+変動幅/100)=修正株価+0*L('株数',1000000/修正株価)+0*'株数'
-------------------
という形にしました。

この式を実際に使ってみます。

1346week
今回の安倍総理大臣の辞任ショックで、一時的に日経平均株価が下がりました。

Gl98
株式番号1346の「MAXIS日経225上場投信」では23220円まで下がったんですね。
前日の終値の23920円と比べると、2.93%安かったわけです。
(23220と入力して[F2]を押し、23920と入力してから[F4]を押してから、[F3]を押したのがこの画面です)

1346month
安値で拾うために、今から買い注文を出しておくとしたら、23000円くらいでしょうか。
Gl97
現在よりも3.76%安い株価です。
1346を100万円ぶん買うとしたら、43株の注文を出します。

前項でお話したように、首相が決まるとポンと株価が上がると思います。
3ヶ月のチャートを見ると、上がっても24500円くらいまでですかね。
Gl95
もし、23500円で買えていて、24500円で売却できれば、利益の幅は4.25円ということになります。

実は、こういう方法で株価の変動をねらっていくなら、日本の株価指数ETFよりも米国の株価指数ETFを売買するほうが、ずっと安定していますし、利益も稼げると思います。

でも、今回は、首相が変わるということなので、「MAXIS日経225上場投信」の買い注文を出しておこうと思います。

(後日談)
今回は、首相が決まる前に、菅さんが有力となった時点で、日経平均がボンと上がりました。
結局、今回の作戦は空振りでした。残念っ。

2020年9月 1日 (火)

(878)solverで株価の計算をしていました。

(878)solverで株価の計算をしていました。

(前項のsolver内容の説明です)

安倍さんが総理大臣を辞任するんだそうですね。
歴代の総理大臣の最長の記録になっているようですが、体調不良には勝てないです。
毀誉褒貶がありますが、私は石を投げるつもりはありません。
激務の総理大臣の職をよく頑張ってくれたと思います。

さて、「安倍さんが総理大臣を辞める」と聞いてしばらくして、「あれ、新しい総理大臣が決まると、株価がボーンって上がるんじゃなかったけ?」と思い出しました。

「過去の総理大臣のときはどうだったっけ?」「だれかが調べてブログか何かで書いているんじゃないか?」と思って検索してみたのですが、調べることができませんでした。あとで詳しく調べてみようと思っています。

1346
それで、日経平均株価のETFが、現在の値から○○%下がったらETFの価格はいくらになるか?
そのETFを100万円分買うとしたら、何ユニット買えばいいかいいか?
をsolverで簡単に計算しようと思いました。

こういうETFの買い方は、「投資」じゃなくて「投機」です。
「投機」っていうのは言葉の響きがよくないので、普通の人はあんまりしませんね。
私は、今回の新型コロナ騒ぎの乱高下を経験して、資金を「投資」と「投機」に振り分けることで金融資産を増やそうと考えるようになりました。(新型コロナ乱高下で結構な利益を得ましたが、その手法の詳細は別の機会にでもお話します)

今回の総裁選でも、一定の幅で株価が下がったら買っておいて、株価が上がったら売却するというやり方で、ソレナリの利益をゲットできるだろうと考えました。

投資信託の場合は、金額指定と株数指定の両方で購入・売却することができますが、ETFの場合は株数指定でしか売買できません。その計算をいちいちするのはちょっと面倒です。
solverの計算式を作っておけば簡単に計算できますから、そういう計算式を作っておこうと考えて、前項のsolver計算式を作ったんです。

Slv93 前項の画面で説明すると、「現在の株価」が1万円だとすると、株価が2%下がったときの株価(修正株価)は9800円です。
100万円ぶんの買い注文を出すには、102株の注文を出すことになります。(もちろん計算式の中の数字を100ではなくて10にすれば10万円で何株買えるかという計算になります)

1万円の株価なら暗算でも計算できますが、私が買おうとしている日経225のETFでは計算機を使わないと計算ができません。

Kabu098
上の図の計算は、現在の株価が2万4000円のとき、2%下落した価格で買い注文を出そうと考えました。
24000と入力して[F2]を押します。2を入力して[L]を押してから[F3]を押して、-2(%の下落)と入力します。
[F4]を押すことで、求める株価が2万3520円と計算されます。同時に42.5株で100万円になると表示されます。

もちろん、売却処分するときに、何%の上昇を想定して売り注文を出すかも、このsolver式で計算します。
Kabu99
たとえば、2万3550円で購入したとして、4.5%上昇したときの株価を計算するには、23550と入力して[F2]を押します。4.5と入力して[F3]を押します。求める修正株価は[F4]を押すことで2万4609円と計算されます。
だったらちょっと控えめにして2万5980円くらいで売り注文をしておこうと思います。

こういう計算をするときには、lotus123を使うこともありますし、solverを使うこともあります。
逆方向の計算もする場合は、solverのほうがだんぜん便利です。それと、いろんな計算式をまとめて倉庫のようなところに置いておくということでも、solverのほうが使い勝手が良いこともあります。

そういうことで、「この価格で買い注文を入れておいて、株価が上昇したらけっこうな利益になるぞ」「ウッシッシ」と皮算用して買い注文を入れておきました。

でも、翌日は、株価がポーンと上昇して、とてもじゃないですが注文しておいた株価では買うことができませんでした(笑)。

別に損したわけじゃないから、作戦を練り直して再チャレンジします。

(877)HP200LXでsolver起動が遅い!裏技はないか?

(877)HP200LXでsolver起動が遅い!裏技はないか?

200LXのsolverはとても便利です。でも、登録してある計算式の数が多くなると起動に時間がかかります。
起動するたびに5~6秒待たされるとイライラします。
スパッと起動させたくて、たくさんの計算式を分類整理していくつかのファイルに分割したのですが、それでも起動にモタつきます。

新型コロナウィルス騒動で書斎にこもっている間、PalmTop Paper(PTP) の全巻を読み直していたところ、1993年の11月・12月号に"Speeding Up Solver"という記事があることに気づきました。
Slv_88
昔、読んだことがあると思うのですが、まったく覚えていませんでした。

今回、この記事内容に沿って工夫してみたところ、なかなか具合がよいので、その裏技のことをお話します。

PTPの記事の内容はあとで読んでいただくとして、実際の手順をお話しします。

Slv99
図のような2つのファイル(0000.eqnと00macro.ndb)を、c:\_dat に置いておきます。2つのファイルはこちらのファイルをダウンロードして解凍してください。ダウンロード - speedup.lzh

0000.eqn のファイルはslover計算式のファイルですが、内容が空(ゼロ)のファイルです。read only 属性にしてあります。

Slv95
00macro.ndb のファイルは、NoteTakerのファイルです。こちらのファイルにマクロ計算式を入れておきます。つまりマクロ計算式の貯蔵庫です。

ここでお話するのは、ちょっとトリックのような裏技です。そのトリック機構のことを説明しておきます。

A. 200LXのsolverでは、計算式ファイルを読み込むときに、ファイルに含まれるすべての計算式に異常がないかチェックしているようです。すべての計算式に異常がない場合に、それらの計算式をワーキングメモリに読み込む動作をするようです。そのチェックと読み込みに時間がかかるようなんです。

今回説明する方式は、計算式の保存はNoteTakerに任せてしまいます。そして、使うべきsolver式だけをcopy して、solverにpasteして、その式を使います。

B. つまり、「式の保存」と「式の読み込み」と「式の利用」というsolverの3つの機能のうちの、式の整理と保存はNoteTakerで行うことにして、

C. 使用する式だけを、手動でsolverにcopy&pasteして、計算を実行する、という方式です。

Slv97
1. 計算式の倉庫である00macro.ndbという計算式倉庫のファイルから使うべき計算式をコピーします。
  今回は、一番目の計算式をcopyします。

  この一番の「株価%」の内容はこのようになっています。noteの中の上の2行が計算式です。[!][!]で囲った部分はコメントです。
  (式をつくるのに試行錯誤したので、そのままコメントとして残してあります)

Slv96
2. [+-;/]のキーを押してsolver起動させます。(金融電卓の別の機能が立ち上がったら、solverを選ぶ必要があります)
  solverが起動してから空のファイル(eqn)を読み込むと上の画面になります。

  前回のsolver起動時に0000.eqnが読み込まれていれば、solverキーを押すことで一瞬でこの画面になります。
  イライラ待つことがありません。

Slv94_20200901204601
3. Pasteしたところです。

Slv93
4. そのまま[enter]を押すと、計算の画面になります。
  株価の計算をしているところです。

計算が終了したら solverを閉じますが、利用した計算式はsolverに保存されません。
保存できないように、わざとファイル属性を読み取り専用にしてありますので、「計算式を保存できない」という警告がでます。
かまわずそのまま閉じます。eqnファイルは要領が空(ゼロ)のままです。

一方、貯蔵庫であるNoteTakerにある計算式は、ファイルが壊れない限り安泰に保たれます。

最後に、ご参考のために、この「裏技」が掲載されているPTPのことをお話しておきます。 
上にある画像の「1993年の11月/12月号」に掲載されています。

Slv_87
掲載されているのは、このページです。

google翻訳で日本語に変換すると、

Slv_89
このように書いてあります。(下線は筆者)

私はコロナ籠もりの間にPTPを読んでいましたが、ほとんどgoogle翻訳の日本語で読みました。
google翻訳はどんどん進歩してきて、違和感のほとんどない日本語になってきています。

2020年8月31日 (月)

(876)ファイナンスを学ぶのに必要な金融電卓。

(876)ファイナンスを学ぶのに必要な金融電卓。

前項で、「ファイナンスの『べき乗計算』は、『金融電卓』じゃないと計算できない」とお話しました。

前項とほぼ同じ内容のことを「(760) ファイナンスを学ぶにはツールが必要」でもお話しています。
ここでは、「ファイナンスを学ぶにはツールがないと難しいでしょう」ということと、「ツールとしてはHP200LXが最適」ということをお話しています。

今回は、普通の金融電卓と200LXとで、形態と機能が違うというお話をします。

ヒューレットパッカード(HP)は、いままで多くの金融電卓を製造・販売してきています。私は、HP12C、 HP17Bii、 HP19Biiという3種類の金融電卓を持っています。(「(91)金融電卓としての200LX」でお話しました)

Three
左上がHP12Cで、左下がHP19Bii、右がHP17Biiです。

また、とくにHP12Cについては、(309)HP12Cの本「ときめきひらめき」でお話したことがあります。

まずは、その「金融電卓」のことからお話します。

下の写真はHP12Cという横型の金融電卓電卓です。以前にHP15Cのことをお話したことがありますが、HP12Cと共通の横型電卓のデザインで、かっこいいです。

Img_20200822_210127
このHP12Cの盤面をみてください。キー全体の右半分は、200LXの数字キーとよく似ています。200LXそのものが金融電卓から派生しましたから、とても似ているんです。

左上のいちばん操作しやすい場所にある[n][i][PV][PMT[FV](赤線で囲いました)の5つのキーが金融電卓の特徴です。
それぞれ、[n]頻度、[i]利率、[PV]現在価値、[PMT]支払い、[FV]将来価値のキーです。

Img_20200822_210153
こちらは、HP17Biiです。私は金融電卓としてはこの機種が使いやすいです。同じような形で廉価版のHP10という融電卓は、さらに使いやすかったです。それで「使いやすいよ」と知人にあげてしまって、すでに手元にありません。

Img_20200822_210854 
17Biiはいろんな機能を切り替えて使うことができます。そのために表示部のすぐ下にある汎用ボタンで操作するようになっています。この図はTVM機能に切り替えて、[n][i][PV][PMT[FV]を表示させたところです。

さて、200LXの金融電卓のことです。[+-*/]のキーを押して、[A][T]を押すことで、TVM計算画面になります。

Tvm99
HP200LXの前身のHP95LXは、ヒューレット・パッカードとロータス社の合作であったことはご存知ですよね。金融電卓部分と筐体やキーレイアウトはHP社が受け持って、PIMとLotus123はロータス社のほうが受け持って作られました。

ですから200LXの金融電卓部分は、HP12C、 HP17Bii、 HP19Biiを受け継いでいます。そのために、この金融電卓画面でも上から重要度順に、TVM、Cash Flows、 Business%、 Solver、 List Stat と並んでいるんだろうと思います。

金融電卓でいちばん重要な機能のTVMを選ぶと、

Tvm98
この画面のように、上から[N][I%YR][PV][PMT][FV]と表示されています。下方に[P/YR][B/E]があります。
これは、上の方の写真の「HP12C」の[n][i][PV][PMT[FV]とまったく同じです。
金融電卓のいちばん重要な機能が、この Time Value of Money (TVM)であるために、この機能が最初に置かれています。

Tvm97
この画面で、金利が10%の世界では、現在の100万円が5年後の161.0510万円と等価であることを計算しています。
200LXでは、[N][I%YR][PV][PMT][FV]と[P/YR][B/E]の7つの要素をひとつの画面で表示できます。ひと目で確認できますから、とても見やすく使いやすいです。

17bii
まったく同じ計算をしている上のほうの画面のHP17Biiでは、一つの要素しか表示できません。
あとの6つの要素は記憶しておくか、紙にメモしておく必要があります。いちいちメモしておくということでは、かなり使い勝手が悪い機械です。
そういうことでは200LXでの金融計算に慣れると、もうほかの金融電卓を使う気になりません。
私は、200LXの金融電卓ばかりを使っていますので、ほかの専用金融電卓は、電池を抜いて戸棚の隅に眠らるだけになってしまっています。

HP12Cのことを「(309)『HP12Cによる ときめきひらめき金融数学』」でお話ししたことがありますが、HP12Cはすでにかなり旧式の金融電卓です。時代遅れの機種の本を出している著者は、金融電卓の進歩をしらないんだと思います。そういう先生から指導される学生さんたちはすごくかわいそうです。戦前とか江戸時代のレベルの教育を受けているようなものです。

200LXの金融電卓が便利であることをさらにお話しします。

Tvm96
上の200LXの画面では、利率が10%のときに5年後には161.0510万円と計算されていました。
じゃ、もし、利率が6.21%だったらいくらになりますか?

計算するには、[6.21]と入力して、[F7][F10]を押せばいいだけです。135.1534万円と計算されます。

もっと面倒な計算だって楽勝です。

Tvm95
たとえば、現在の100万円が、3.5年後に、将来価値が145万円になるような利率はいくらか?
[100]を入力して[F8]を押す。[3.5]を入力して[F6]を押す。[145]を入力して[L][F10]を押してから[F7]を押せばいいんです。11.2001%の利率です。

TVM計算の場合は、5つの要素のうち4つを入力してから、もとめるべき一つの要素のキーを押せば、それが計算されます。

ところで、普通の電卓での計算では、1+5→6と計算されますよね。TVMの場合で言えば、1に何を足したら6になりますか?っていう逆方向の計算も瞬時にできます。

この「逆方向の計算ができる」というのが、金融電卓の最大の利点です。
(200LXの金融電卓のsolver機能は、この逆方向の計算を汎用化したものです)
(solverは自分で自由な計算式を作って計算できますから、きわめて便利です)
  
このsolver機能のことは、今まで何回もお話してきています。
左袖の「カテゴリー」の中の「6. Lotus123 と Solver」をクリックすることで、solverについてどんな項目があるかご覧になれます。

2020年7月19日 (日)

(863)ふるさと納税限度額の計算前に、所得を計算する(終章).

(863)ふるさと納税限度額の計算前に、所得を計算する(終章).

(858)ふるさと納税の限度額の概算.lotus123の計算シート.でお話した計算シートを使うことで、ふるさと納税の限度額が計算できるわけですが、そのためには「課税される所得金額」を計算しておく必要があります。

Furu99_20200719172301
サラリーマンで収入源が給与所得だけの人は、面倒な計算を自分でする必要はありません。インターネットのふるさと納税サイトで簡単に計算できます。

ところが私のように複数の収入源がある場合には計算がかなり面倒です。とくに老齢年金が支給されている人では複雑です。ちょっとその複雑さのことをお話しておきます。

1. 老齢年金では、65歳未満と65歳以上で、年金所得控除の率と控除額が分かれます。
2. この数字は、その年度によっても増減があります。
3. さらに70歳以降は厚生年金の納入がなくなります。そのため給与の支給金額が増えます。
4. 年度によって、老齢年金支給の金額自体も変ってきます。

そういうことで、老齢年金の計算そのものが、けっこう複雑です。

さらに、
5. 給与所得の方は年齢による違いはないのですが、控除額が変わったりします。

そういうことが重なってきますので、「課税される所得金額」の計算だけでも、ひとすじ縄ではいきません。
ましては、不動産収入が加わったりすると、もっと複雑になります。

私は税理士ではないので精密な計算はできないのですが、それでも納税額のめやすだけでもつけておきたいと思っています。

今回、「課税される所得金額」を計算する自分用の計算シートを作りましたので、そのことをお話します。
私の計算シートは(自分がそうなので)65歳以上の所得控除率と控除額で計算します。
(でも、ついでに作った65歳未満用の計算シートも合体してあります)ダウンロード - full65.lzh

Kazei96o
上の図は、65歳以上で厚生年金の支払いがなくなった状態の金額です。
表の中の金額は参考のために入力した金額です。
直接、私自身の収入金額を入力してあるわけではありません。
単位は万円単位で、すべて1年間の金額です。

給与支給の金額は341万円、(公的)年金支給額は266万円としてあります。ほかに不動産収入を356万円と入力しました。
給与所得控除や年金所得控除を計算して、税金計算の元になる給与所得と年金所得は、それぞれ220.7万円と156万円となります。
不動産所得とは家賃収入のことで、356万円としてあります。不動産の必要経費は管理費などのことで26.5万円としてあります。
この表の外(右側)に株式配当金8.1万円を入力してあります。
社会保険は、健康保険料と厚生年金保険料(70歳以上ゼロ円)の合計です。

これらを合計して、課税所得417.76万円が計算されます。この数字が「ふるさと納税」の限度額の計算に使われます。

所得税41.66万円、住民税41.78万円、最終的な手取り金額の742.46万円も計算しました。

ついでなので、(下の図のように)ほとんど同じ条件の65歳未満の計算シートを作りました。

Kazei98d
こちらでは、課税所得が378.73万円と少ないです。厚生年金保険料の支払いがあることと、老齢年金の控除額が少ないことが原因です。
その結果、所得税33.69万円、住民税37.87万円と、納税額も少ないです。
そうして、最終的な手取り金額も(70歳以上と比べると)644.26万円と少ないです。

2枚の計算シートで最終的な手取り額を比べてみると、70歳未満だと644.26万円なのに、70歳以上では742.46万円となって、約100万円も増えています。これは、約70万円の厚生年金保険料がゼロになって、年金控除額が20万円増えているためです。

それにもかかわらず、ふるさと納税の限度額は、((858)の計算シートで計算して)10万3700円から11万7000円と1万3000円も増えます。

70歳以降も仕事をして収入があると、年齢が1歳違うだけで手取り金額が100万円も増えて、ふるさと納税の限度額も1万円以上大きくなるのですね。
だったら、健康が許すかぎり仕事を続ければいいのにと思いますが、70歳以降も仕事をしている人は20%くらいだそうです。
もったいないと思います。

この項で、「ふるさと納税」の限度額の計算についての話は終わりです。

2020年7月17日 (金)

(859)ふるさと納税の限度額の概算.solverで計算できない.

(859)ふるさと納税の限度額の概算.solverで計算できない.

前項(858)で、ふるさと納税の限度額をlotus123で計算する方法をお話しました。

「今回、紆余曲折いろいろ苦労してこの計算シートを作りました」とお話しましたが、その紆余曲折のことを「言い訳がましく」お話します。
ほんとうはHP200LXのsolverで計算したかったんです。
Chrt99
というのは、solverでよい式を作ることができれば、いくつかの前提の数字を入力することで、限度額を計算することができるはずです。
つまり、「給与収入」「年金収入」「不動産収支」「控除される金額」を入力すれば、限度額を計算することができるはずです。

[難所1] ただ、solverの場合は、lookup関数のような便利なものがありませんから、「入れ子のif式」を作る必要があります。この「入れ子のif式」を作るのがけっこう面倒なんです。

それで、本格的なsolver式を作るのをあきらめてしまいました。

[難所2] ネットで検索していて、(858)で表示した限度額の一覧表(上に示した図)を入手できました。便利な一覧表なので、所得金額をxとして、限度額をyとして、y=f(x)の作れないかと考えました。

もし単純な式になるようなら、半端な所得金額からでも限度額を計算することができます。
ところが単純な式にはならないんです。

Chrt96
200LXのlotus123でxとyの線グラフを表示させると、上の図のようになります。
絵としてはけっこうきれいなグラフなのでy=f(x)の式を作れそうな感じがします。

xyグラフで表示してみると
Chrt97
この図のようになりますから、y=x^2のようなグラフになりそうな感じもします。

Chrt92
それで、これらの数列を金融電卓の統計計算にコピーして、グラフ式を探してみました。

Chrt95
y=Ax+Bの直線グラフでなんとかなりそうな気がしますが、統計計算で求めた係数を使った式でうまく計算できません。

Chrt94
y=Bx^Aのべき乗グラフでもなんとかなりそうな気がしたのですが、やっぱりうまくできません。

そういうことで、一覧表をsolverに式を登録して限度額を計算するのもあきらめました。

[完成] しょうがないので、最初に戻ってlotus123の上で計算することにしたんです。

Chrt96
グラフでのポイントとポイントの間が直線で結ばれているということにして、その直線上で求める(x,y)点の数字を計算することにしちゃいました。

これなら比例計算ですからlookup関数を使って、表から数字を見つけだして簡単に計算することができます。

ただ、先に、「給与収入」「年金収入」「不動産収支」「控除される金額」を計算しておく必要があります。

Chrt99  
「給与収入」も「年金収入」も、この画面の下に隠れている一覧表から、lookup関数で数字を読み込んで、計算するようにしました。

ふるさと納税の限度額の計算なんて、わりと簡単に計算できるんじゃないかとタカをくくっていたのですが、けっこう苦労しました。
この計算シートがどなたかのお役にたつといいなぁ、、と思っています。

2020年6月15日 (月)

(844)項目の出現頻度をHP200LXのLotus123上でカウントする。

(844)項目の出現頻度をHP200LXのLotus123上でカウントする。
 
今回お話する「出現頻度をカウントする」という機能は、SORDのPIPSという表集計アプリケーションにあったように記憶しています。
それで、20年も30年も前から「ほかの表集計でもなんとか計算できないものかなぁ、、」と考えていたことなんです。(いままでは、いったんソートしてから手作業でカウントしていました)たまたま思いついて、200LXのマクロを使うことでカウントできたのでお話します。
 
「項目の出現頻度」といってもわかりにくですよね。例をあげて説明します。
たとえば、、、
  
===============================================
[追記] 通常は追記を文末(項の最後)に置くのですが、今回はこの位置に挿入します。

あとから思いついた例なんですけど、、、

[例0] 20回連続の講演会を主催するとします。
 参加者は限定しないので、だれでも参加可能です。
 ただ、新型コロナウィルスの流行期なので、参加者には、毎回、名前と連絡先を書いてもらっています。
 今回、その名簿を集計することになりました。
 20回連続なので、結果的には参加者が1000人にも及びます。
 参加者の中で、どんな人が何回参加したかを、頻度順とともに調べたいとします。
 
 、、、というようなツールがあればいいなぁ、、と思ってマクロを作りました。
 (いや、実は表題のように、このブログでアクセスされる項目の頻度を調べたかったんですけどね)(笑)
 
 200LXがマクロを実行するのに、参加者が多いと何分もかかって計算します。
 ちょっと時間がかかり過ぎとも思いますが(笑)、手作業で処理するには膨大な時間がかかってしまいます。
===============================================
 
[例1] 学級の在籍人数が25人いて、年間の講義日数が20日あるとします。
毎回の講義の出席者の名簿が手元にあるのですが、だれが何回出席して、何回休んだかをカウントしたい、というような場合です。
このカウント方法で、佐藤さんは20回出席、田中さんは18日出席というように出席日数をカウントできます。
(家族が講師をしているので、この例を話してみたら、「それは便利だね」とオアイソを言ってくれました)(笑)
 
[例2] このまえ永井荷風の小説を読んだのですが、小説にでてくる単語を一個ずつばらばらにしして、単語の出現頻度をカウントすることができます。
「夕食」という語が25回、「電車」という語が22回、とか調べることができます。
 
そういうことで、今回は、このブログのアクセス頻度というカウントするという例を提示しながらお話します。
  
じつは、このブログにアクセスしてくださる方はあまり多くありません。
ブログ内容が一般的ではなく、私の嗜好に偏っているためです(笑)
 
それでもときどき、「ブログ内容のどの項目にアクセスが多いのだろうか?」、「項目のアクセス頻度はどれくらいなのか?」と思うことがあります。
そこで、このブログの「アクセス頻度をカウント」してみることにします。
Suiii  
上の図は、6月に入ってからのアクセス数の推移です。多い日には150くらいのアクセスがあり、少ない日には50くらいです。平均すると一日あたり100弱のアクセス頻度です。

どの項目にアクセスされているかという「足あと」も見ることができます。

Asiato  
上の図は、きのうのアクセスの「足あと」です。この画面の文字列をコピーしてエクセルに表示させたものが下の図です。
Photo_20200615121701  
エクセルなどの表集計を経由して、データを200LXのLotus123にインポートできれば、200lx上で分析することができます。
Asiato99  
上の図は、200LXのLotus123に読み込んだ上で、カウントしたい項目をソートしてあります。
今回のシステムマクロ
は、まずこの画面の形にしてから、出現頻度をカウントするようにプログラムしました。ダウンロード - class.lzh

の画面の「ソート済みの形式」というのは、A1のセルからA列の下の方まで項目が入力されている形ということです。B列、C列などに別の種類のデータが入っていてもかまいません。A列のデータはソートされていなくても構わないのですが、空欄が入っていると正常にカウントできないので、ソートして不要なセルを取り除いてあります。
  
この形にしておいて、[class.mac]というマクロを使って処理します。
7898_20200615121701
[F10]→[F9]→、、、→[F3]という順序でマクロを実行させます。あるいは、[F10]から[F3]までのマクロを合成してある[F1]のマクロを実行すれば一気に処理されます。
7897_20200615121801  
マクロを実行した結果は上の図のようになります。今回、このマクロを実行させたところ、倍速の200LXで3分程度かかりました。けっこう時間がかかります。

終了すると、あらたにA列を作成してB列の項目の出現頻度が頻度順に表示されます。
この図では、よぶんな項目までカウントされていますので、その行は削除して整形しました。
 
上の図で、昨日は「(769)人生最悪の買い物。奇形の自転車トランスモバイリー」が76回アクセスされ、「(725)huawei p9 lite」が20回アクセスされていることがわかります。
  
ついでなので、下の図のように棒グラフでも表示してみました。
7895_20200615121801  
このブログのメインの話題である200LX関連項目よりも、その他の項目のアクセスのほうが多いです。
 
もちろん、どの項目にアクセスしてくださるにしても、ブログを訪問してくださる方がたに感謝しています。

(同日の追記)

エクセルを使えば簡単にできるんだろうなぁ、、と思って検索してみたらやっぱりありました。
  
「エクセルに登場する単語を頻出回数順に並べ、回数を表示することはできますか?」
の方法で同じことが簡単にできるようです。
https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1480107609

2020年4月25日 (土)

(826)HP200LXのLotus123で血圧のグラフを計算・表示する。

(826)HP200LXのLotus123で血圧のグラフを計算・表示する。
ときどき体重を測定して、200LXのlotus123に記録しているとをお話したことがあります。
「(489) Lotus1-2-3でのX-Yグラフ表示」http://we-love-200lx.cocolog-nifty.com/blog/2010/10/489lotus1-2-3x-.html
7893
自分の血圧も、体重の記録と同じように不定期に測定して、lotus123に記録していました。年に一回の健康診断のときに、「あれっ、血圧がちょっと高いかなぁ」と思うことがありました。
(グラフのX軸は年齢です)
   
Img_20200425_162557
一週間くらい前に、別の症状でお医者さんを受診したときに、血圧が高いことも指摘されて、「血圧手帳」に記録するように言われました。
30年くらい前からの主治医なので、私が200LXを使っていることを知っているドクターです。「200LXですか、なつかしいなぁ、、」「200LXに記録するのもいいですけど、手帳に記入して次回(Drに)見せてくださいね」と言われました。
     
数字を200LXに記録してグラフ化するなら手間がかからないのですが、朝晩の測定結果を手作業で紙の手帳に記入するのは面倒です。でも、信頼しているお医者さんの指示なので、そのようにするしかありません。
   
そういうことで、今回は、朝晩2回ずつ血圧を測定して、それを200LXに記入して、2回の測定結果の平均を計算して、「血圧手帳」に記入する、という手順のことをお話します。
(A)200LXのシステムマクロを使う方法と、(B)lotus123の関数を使う方法を比較しました。
  
[システムマクロを使う」
  
7799
朝と晩と、2回ずつ測定して、それらの平均を計算することになっていますので、図の上側2行のように、NoteTakerに2回測定した血圧の結果を記入します。
  
そして、システムマクロを使って、図の下側の2行のように平均を計算できるようにしました。
この下側の2行をlotus123にコピーすれば平均が計算されます。
  
7898
マクロを使えば、一瞬で下側の2行を得られますから、確かに手間はいりません。
しかし、10個しかないマクロの一つをこの計算に占領されるのはもったいないです。
  
そこで、lotus123のマクロを使うか、あるいはlotus123の関数を使うかを検討して、「文字列関数」を使うことにしました。
  
[lotus123の文字列関数を使う]
   
NoteTakerに記入した上側の2行をlotus123の一定のセルにコピーします。
7894
(このコピーには、システムマクロの一行コピーを使います)
   
7895_20200425190101
コピーすれば、文字列関数によって最高血圧と最低血圧と脈拍の平均が計算表示されます。
   
7897
この3つの計算された数字を[/][r][v](値コピー)で所定の場所にコピーします。
   
毎日の数字は、[/][w][i][c](行挿入)で挿入した行にコピーしています。
(「行挿入」すれば、グラフで表示する領域を指定し直さないで済みます)
   
Img_20200425_162616
最後に、lotus123で計算した数字を血圧手帳に転記してフリーハンドでグラフを作っています。
   
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無治療で10日くらい経過を見ていますが、生活に注意することで血圧が次第に下がってきています。
たぶん、血圧下降の薬を飲まなくて済むことを
期待しています。

2020年1月29日 (水)

(816)週刊ダイヤモンド「会計&ファイナンス」特集はツマラナイ.

(816)週刊ダイヤモンド「会計&ファイナンス」特集はツマラナイ.
週刊ダイヤモンドではときどき「会計」と「ファイナンス」の特集号を出します。
最新号(2020年2月1日号)で『物語とランキングで超楽チン理解.会計とファイナンス』の特集をしていますが、過去の特集と同じようにわかりにくい内容です。読んでもつまらないですし、真面目に読んだからといって会計とファイナンスが理解できるとは思いません。
「会計とファイナンス」を特集は別のチームに担当を切り替えるほうがいいと思います。
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1. 表紙には、「難しい数式暗記や簿記の知識は一切必要なし!」と書いてあります。
 数式なしいう制約では、会計もファイナンスもじゅうぶんな理解はできないと思います。理解できるとしても「ああ、そういうことなのね」という概念だけでしょう。でも、概念がわかったところで実務にはほとんど役に立たないです。
 
2. 表紙に、「ハラハラな物語を読み進めるだけで財務3表を理解!」と書いてあります。でも、物語仕立てっていうのはかえって本質を理解しにくいです。読者の意識は「物語のスジ」と「会計」の2つに分散してしまいます。そういうことでストーリーという夾雑物を入れないほうが理解しやすいに決まっています。
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このページに「物語で楽チン理解」と書いてありますが、物語のストーリーを作るという能力と、会計をひとに説明するという能力はまったく別の能力です。そういう2種類の才能を持っている人はめったにいません。どうしてもどっちらも中途半端なものになってしまいます。この物語も最後まで読むに耐えないつまらない話です。
そのために、会計学のほうもわけのわからないものになってしまっています。物語っていうのはだれの興味も同じように引き出すものではないのです。編集者はそこらへんのことをぜんぜんわかってないですね。

3. 表紙には、「出世に必須の『ファイナンス』基礎を徹底指南!」と書いてありました。
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でも、ファイナンスの基礎や概念や考え方がわかったところで、実務に使えなければ意味がないのです。
このページには、ファイナンスのことを「把握可能な優れたツール」と書いてあります。しかし、ファイナンスの概念がわかっても、金融電卓とか表集計アプリなど「計算機」がないと把握も計算もできないです。計算ができなければ実用に役立ちません。
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この特集の参考図書一覧が掲載されています。最初の3冊が会計関連で、あとの10冊がファイナンスですかね。全体的にはファイナンス関連に偏っていると思います。
上に書いたように、ファイナンスの計算は計算ツールがなければ、理解も難しいですし実用にも役立に立たないのです。
そのことは、
「(760) ファイナンスを学ぶにはツールが必要」でお話したことがあります。
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計算ツールについては、私はHP200LXがもっとも使いやすいと考えていますが、概念の理解のためにはスマホに導入できる金融電卓でもよいと思います。このTouch RPN というのが、HP12C に相当する金融電卓です。(図にありますが)スマホに導入できる金融電卓は何種類もあります。使い勝手もそれぞれ違います。
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今回は、この特集にある「現在価値と将来価値」の計算を200LXとスマホの両方で比較してみます。
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まず、200LXでの計算ですが、10年後の将来価値が100万円で、年利5%のときに、現在価値がいくらになるかを計算してみたのがこの図です。「-61.39」と計算されます。(年複利の計算です)
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こちらは5年後の100万円の現在価値です。「-78.35」と計算されます。どちらの図も、ひと目で把握できます。
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スマホのHP12C金融電卓で計算すると、200LXと同じように「-61.39」と計算されます。でも、金融電卓の場合は、「10年後」の「将来価値が100万円」で、「年利5%」等の数字が、画面に残っていません。そういうことで、画面に表示されている200LXのほうがずっと楽に計算できます。私が「金融電卓では200LXが最強」といういうゆえんです。
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200LXと同じように、スマホの金融電卓で5年前の現在価値の計算も「-78.35」と計算されています。

金融電卓としての200LXの優位性がわかったところで、ExcelとかLotus123での計算はどうなんでしょう?
Excelはちょっとした計算のためにパソコンを立ち上げるのが面倒です。だけど、金融電卓で計算しにくいような複雑な計算をするにはExcelを使わざるをえません。とくにコーポレートファイナンスではExcelが必須になると思います。

ところで、この特集で解説していませんが、「ファイナンス]には、企業価値の増大をめざすコーポレート・ファイナンスと、もっと単純なパーソナル・ファイナンスとに分けて考えるのがよいようです。

複雑ではないパーソナルファイナンスなら、200LXのLotus123と金入電卓の組み合わせに優位性があると思います。
上に、今回の特集の参考図書一覧のページを引用しましたが、ファイナンスについて学ぶには『道具としてのファイナンス』(石野雄一著)がイチバンのお勧めとお話したことがあります。というのは、ファイナンスは計算機を使わなければ理解も実用でも十分にできないからです。『道具としてのファイナンス』は、Excelを使うことを前提に書かれている本なのでとくにおすすめなのです。
最後に、私がどんな本に目を通しているかという、ファイナンス関連の図書の一覧表を下にリストアップしておきます。
面白い分野ですし、ビジネスの実用としても重要な分野ですが、わかりやすい図書は少ないです。
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10/04/07 BOOK \!道具としてのファイナンス(3/14/2010)
10/04/14 BOOK \ファイナンス.プロが猿に勝てない(4/06/2010)
10/04/21 BOOK \これでわかった!ファイナンス-お金に関する基礎知識から、最新の金融理論まで
10/04/21 BOOK \ビジネスマンのためのファイナンス入門2310(4/21/2010)
12/01/18 BOOK \20代からのファイナンス入門.ちくま新書740円(1/11/2012)
12/03/24 週刊ダイヤモンド.「超」整理.AIJ事件の根本は高過ぎる利回り追求.
 ファイナンス理論は、「期待利回りが高くなれば、リスクは高くなる」と教えている.
12/05/14 マネー経済.30分で話す投資理論の歴史.
 (1)モダンポートフォリオ理論(MPT)以前.
 (2)MPTの時代、
 (3)効率的市場仮説をめぐる論争、
 (4)金融工学の流行、
 (5)行動ファイナンスの登場、
 (6)神経ファイナンス.
13/10/02 1 BOOK (未読)★会計&ファイナンスのための数学入門.高田直芳2310円.日本実業出版社(6/28/2009)
13/10/02 1 BOOK (未読)\ファイナンス数学の基礎.小林道正.3045円朝倉書店(11/11/2007)
14/03/05 1 BOOK \パーソナル・ファイナンス.(2/05/2014)
15/01/12 1 BOOK \→ファイナンスで学ぶ数式トレーニング.問題集として面白い.(9/17/2014)
15/02/11 1 BOOK \-Excelで学ぶファイナンス.(2)証券投資分析3024円(1/23/2015)
17/10/10 3 古/図 \ファイナンスのためのRプログラミングファイナンスで学ぶ数式トレーニングP38(5/27/2015)
17/11/08 12:36 pm IDEA) TVMの理解が先です.ファイナンスの理解.個人の.
18/01/08 1 BOOK \ファイナンス理論全史.田淵直也ファーマが市場の効率性をweek,semi-strong,strongの3段階に分けて定義した.・バフェット:消費市場で超優良銘柄.経済不況でも売上が下がらない.一時的に安値になっている.・通常は2/20%.5/44控除後でも年率50%(1/06/2018)
18/05/23 1 BOOK (再読)\道具としてのファイナンス.石野雄一.2592円(5/15/2018)
18/06/26 1 BOOK \一生もののファイナンス入門(6/24/2018)
18/07/17 1 BOOK \ざっくりわかるファイナンス(7/17/2018)
18/08/03 1 BOOK \ファイナンス思考.朝倉祐介.ダイヤモンド社1800円(7/31/2018)
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